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いち‐ま【市松】🔗🔉

いち‐ま【市松】 《「いちまつ」の音変化》「市松(いちまつ)人形」の略。

市松でないが腹で泣け🔗🔉

市松でないが腹で泣け 《市松人形は腹に笛を仕掛けてあるところから》心で泣いて、他人に泣き顔を見せるな、の意。

いち‐まい【一枚】🔗🔉

いち‐まい【一枚】 紙・板・貨幣など、平たく薄いものひとつ。→枚田の一区画。《役者の看板は一人一枚に書くところから》ある役割を引き受ける一人。「若手を―加える」(多く「一枚上」の形で、副詞的に用いる)技術・能力などの一段階。一段。「相手のほうが―上手(うわて)だ」

一枚噛(か)・む🔗🔉

一枚噛(か)・む 一つの役をになって、ある事柄に参加する。参画する。一枚加わる。「その計画には当初から―・んでいる」

いちまい‐いわ【一枚岩】‐いは🔗🔉

いちまい‐いわ【一枚岩】‐いは 一枚の板のように平らで大きな岩。また、そのように、組織などがしっかりとまとまっていることのたとえ。「―の結束を誇る」

いちまい‐え【一枚絵】‐ヱ🔗🔉

いちまい‐え【一枚絵】‐ヱ 一枚の紙に刷られた浮世絵。版本の挿絵に対していう。

いちまい‐おち【一枚落ち】🔗🔉

いちまい‐おち【一枚落ち】 将棋で、上手(うわて)が、飛車・角行(かつこう)のいずれかをはずして対局すること。片駒(かたこま)→駒落ち

いちまい‐かわ【一枚かわ】‐かは🔗🔉

いちまい‐かわ【一枚かわ】‐かは 《「かわ」は姉女房の意》夫より一つ年上の女房。夫婦仲がよいとされる。

いちまい‐かんばん【一枚看板】🔗🔉

いちまい‐かんばん【一枚看板】が原義》その団体の大立て者。また、大ぜいのなかの中心人物。「劇団の―」人に誇ることができる、ただ一つのもの。「纔(わず)かに実直という点を―にして」〈里見・今年竹〉その着物のほかに着替えのないこと。一張羅(いつちようら)。「春夏秋冬―で押し通す」〈漱石・吾輩は猫である〉上方の歌舞伎劇場で、木戸のかたわらに立てた大きな飾り看板。外題(げだい)を大書きし、上部に主な役者の絵姿を示した。江戸では大名題(おおなだい)といった。→看板

大辞泉 ページ 924