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ほど【程】🔗🔉

ほど【程】 物事・動作・状態の程度や段階。「年の―は二十(はたち)前後」「実力の―はわからない」「身の―をわきまえる」許される範囲内の程度。ちょうどよい程度。「ふざけるにも―がある」「何事も―を過ごさないようにしろ」ある広がりをもった時間。ある程度の時間。間(ま)。「―もなく帰ってきた」「―を経て返事が届いた」おおよその時間・時刻。ころ。おり。「夕暮れの―に家を出る」「手のあいた―をみて連絡します」(「…のほど」の形で)断定を避け、表現をやわらげるのに用いる。「御自愛の―を祈ります」「詳細の―は、お問い合わせください」ある広がりを持った空間。おおよその距離・道のり。「明石(あかし)の浦は、ただはひ渡る―なれば」〈源・須磨〉おおよその広さ・面積。「―なくものはかなき住まひを」〈源・夕顔〉おおよその場所。あたり。「中御門京極(なかのみかどきやうごく)の―より、大きなる辻風(つじかぜ)起こりて」〈方丈記〉

ほど【△塊・塊=芋】🔗🔉

ほど【塊・塊芋】 ホドイモの別名。

ほ‐ど【火△床】🔗🔉

ほ‐ど【火床】 いろりの中央にある火をたくくぼんだ所。鍛造用の簡単な炉。

ほ‐ど【歩度】🔗🔉

ほ‐ど【歩度】 歩く速度や歩幅(ほはば)の程度。「―を速める」

ほど【程】🔗🔉

ほど【程】 [副助](名詞、名詞的な語、活用語の連体形などに付く)多く、数量を表す語や、「いか(如何)」「どれ」などの語に付いて、おおよその分量・程度を表す。…くらい。「一週間―旅行する」「どれ―眠ったろうか」「五丁―も往(い)たら」〈滑・浮世床・初〉ある事柄をあげることによって、動作や状態の程度を表す。…くらい。「二人は驚く―似ている」「ワガ母―ノ慳貪(けんどん)第一ナ者ワ世ニアルマジイ」〈天草本伊曾保・母と子〉打消しの意を表す語と呼応して、程度を比較する基準を表す。…くらい。「きのう―暑くはない」「彼―正直な人はいない」「東国の武士―恐ろしかりけるものはなし」〈平家・九〉(多く「…ば…ほど」の形で)一方の程度が高まるのに比例して、他方の事柄・状態が一層高まる意を表す。…につれて一層。「読めば読む―面白くなる」限度を表す。…だけ。「ほしい―飲みて」〈四河入海・二五〉◆名詞「ほど(程)」から転じたもので、中世以降になって助詞として用いられるようになった。は多く、動作や状態の程度がはなはだしいことを表す。→ほどに〔連語〕

ほど‐あい【程合(い)】‐あひ🔗🔉

ほど‐あい【程合(い)】‐あひ ちょうどよい程度。ころあい。「―をみて話を切り出す」「―の湯加減」

ホトアラ【赫図阿拉】🔗🔉

ホトアラ【赫図阿拉】 中国、遼寧省瀋陽東方の興京老城の旧名。清朝発祥の地。

ほど‐いも【△塊芋】🔗🔉

ほど‐いも【塊芋】 マメ科の蔓性(つるせい)の多年草。山野に自生し、葉は三〜五枚の小葉からなる羽状複葉。夏、黄緑色の小花を総状につけ、広線形の豆果ができる。塊根を食用にする。ほど。ふど。

ほ‐どう【歩道】‐ダウ🔗🔉

ほ‐どう【歩道】‐ダウ 人が歩くように車道と区別して設けた道。人道。「横断―」→車道

ほ‐どう【補導・×輔導】‐ダウ🔗🔉

ほ‐どう【補導・×輔導】‐ダウ [名]スル正しい方向へ教え導くこと。特に、非行を防ぐために青少年を正しい方向に助け導くこと。「非行少年を―する」

ほ‐どう【舗道・×鋪道】‐ダウ🔗🔉

ほ‐どう【舗道・×鋪道】‐ダウ 舗装した道路。舗装道路。ペーブメント。

ほどう‐きょう【歩道橋】ホダウケウ🔗🔉

ほどう‐きょう【歩道橋】ホダウケウ 歩行者の道路横断用に設けた橋。

ほどう‐しょぶん【補導処分】ホダウ‐🔗🔉

ほどう‐しょぶん【補導処分】ホダウ‐ 売春防止法に基づき、売春勧誘などの罪を犯した満二〇歳以上の女子で、懲役・禁錮の刑の執行を猶予される者を婦人補導院に収容し、生活指導・職業補導・医療を行う処分。

ほとおり【△熱り】ほとほり🔗🔉

ほとおり【熱り】ほとほり 熱気を発すること。また、その熱気。「―を避りて居たるときに」〈神代紀・下〉ほとぼり」に同じ。「早玉の緒も切れ果てて…、―ばかりにて」〈浄・堀川夜討〉ほとぼり」に同じ。「泰衡退治の奥州御陣、―冷めぬ武士ども」〈浄・扇八景〉

ほとお・る【△熱る】ほとほる🔗🔉

ほとお・る【熱る】ほとほる [動ラ四]熱を発する。熱くなる。また、ほてる。ほとぼる。「胸―・りて、堪へ忍びがたし」〈沙石集・五本〉腹を立てる。怒る。「さるべきこともなきを―・りいで給ふ」〈枕・一六二〉

ほどがや【保土ヶ谷】🔗🔉

ほどがや【保土ヶ谷】 横浜市の区名。もと東海道の宿場町。

ほどき‐もの【△解き物】🔗🔉

ほどき‐もの【解き物】 着物などの縫い糸をほどくこと。また、その着物など。ときもの。

ほど・く【△解く】🔗🔉

ほど・く【解く】 [動カ五(四)]結んだり、縫ったり、もつれたりしたものをときはなす。とく。「荷物を―・く」「着物を―・いて洗い張りする」「からんだ糸を―・く」迷いや疑いをはらす。正しく判断する。「日頃は道理を聞き―・き給はざりける」〈沙石集・三〉神仏にかけた願(がん)がかなったとき、お礼参りをしてかけた願をとく。「王子王子の御前にて宿願を―・き候ふべし」〈義経記・三〉→解(と)[用法] [可能]ほどける[動カ下二]「ほどける」の文語形。

ほとけ‐いし【仏石】🔗🔉

ほとけ‐いし【仏石】 中国・九州地方の一部で、墓碑または埋葬地の上に置いておく石。

ほとけ‐おろし【仏降ろし】🔗🔉

ほとけ‐おろし【仏降ろし】 東北地方北部で、葬式ののち、巫女(みこ)を頼んで死者の口寄せをすること。仏のみちあけ。

ほとけ‐くさ・い【仏臭い】🔗🔉

ほとけ‐くさ・い【仏臭い】 [形]ほとけくさ・し[ク]仏教的な感じである。坊主くさい。抹香くさい。「―・い名前」「―・いことばかり言う」

ほとけ‐まつり【仏祭(り)】🔗🔉

ほとけ‐まつり【仏祭(り)】 仏を供養すること。仏事。法会。

ほど・ける【△解ける】🔗🔉

ほど・ける【解ける】 [動カ下一]ほど・く[カ下二]結んだり、縫ったり、もつれたりしたものがとけて離れる。とける。「帯が―・ける」気持ちが和らぐ。うちとける。「緊張が―・ける」

ほどこし【施し】🔗🔉

ほどこし【施し】 恵み与えること。また、そのもの。布施(ふせ)。施与。「―を受ける」「―を乞う」

ほどこし‐ぐすり【施し薬】🔗🔉

ほどこし‐ぐすり【施し薬】 恵み与える薬。せやく。

ほどこし‐まい【施し米】🔗🔉

ほどこし‐まい【施し米】 恵み与える米。せまい。

ほどこし‐もの【施し物】🔗🔉

ほどこし‐もの【施し物】 恵み与えるもの。せもつ。

ほどこ・す【施す】🔗🔉

ほどこ・す【施す】 [動サ五(四)]恵まれない人に物質的な援助を与える。あわれみの気持ちで、人が困っている状態を助けるような行為をする。恵み与える。「難民に食糧を―・す」「医療を―・す」「恩恵を―・す」飾りや補いのために何かを付け加える。「細工を―・す」「花木に油かすを―・す」「撥水加工を―・したスーツ」効果・影響を期待して、事を行う。「策を―・す」事態を改善するようなことを行う。「―・すすべもない」(「面目をほどこす」の形で)あることを立派になしとげて高い評価を保つ。「仕事を成功させて面目を―・す」広く行きわたらせる。「いよいよ頼朝、権を―・して」〈増鏡・新島守〉種などを蒔(ま)く。「八十木種(やそこだね)に、皆能く―・し生(う)うとのたまふ」〈神代紀・上〉 [可能]ほどこせる

ほどこ・る【△延る・×播る】🔗🔉

ほどこ・る【延る・×播る】 [動ラ四]行き渡る。延び広がる。「たとへば小火(いささかなるひ)の山野を焼きて、村邑(むらさと)に―・るがごとし」〈欽明紀〉

ほど‐ちか・い【程近い】🔗🔉

ほど‐ちか・い【程近い】 [形]ほどちか・し[ク]距離・時間などの隔たりが少ない。「駅に―・い所」「理想に―・いものになる」程遠い。

ほど‐つら【百=部】🔗🔉

ほど‐つら【百部】 《「ほどづら」とも》ビャクブの別名。

ほど‐とお・い【程遠い】‐とほい🔗🔉

ほど‐とお・い【程遠い】‐とほい [形]ほどとほ・し[ク]距離・時間などの隔たりが大きい。「家から―・からぬ所」「現実には―・いプラン」程近い。

ほど‐なく【程無く】🔗🔉

ほど‐なく【程無く】 [副]時があまりたたないうちに。まもなく。「建物は―完成する」

ほど‐な・し【程無し】🔗🔉

ほど‐な・し【程無し】 [形ク]距離が小さい。また、高くない。「海も浅し山も―・しわが恋を何によそへて君に言はまし」〈拾遺・恋一〉広さがない。狭い。「―・き所なれば、君もやがて聞き給ふ」〈源・若紫〉時をへだてない。すぐである。「一生―・しといへども、一日暮らしがたし」〈平家・三〉年がゆかない。若い。「―・き御身に、さる恐ろしきことをし給へれば」〈源・若菜上〉身分が取るに足りない。いやしい。「わが恋はみくらの山にうつしてむ―・き身には置き所なし」〈古今六帖・二〉

ほどに【程に】🔗🔉

ほどに【程に】 [接助]《連語「ほどに」から》理由・原因を表す。…ので。…だから。「今日は天気もよい―遊山に行かうと思ふが」〈虎明狂・若菜〉◆中世末、順接確定条件を表す「ば」に代わり、一語の接続助詞として発達した。

ほど‐に【程に】🔗🔉

ほど‐に【程に】 〔連語〕《名詞「ほど」+格助詞「に」》時間的経過を表す。…するうちに。…すると。「さて、年ごろ経る―、女、親なくたよりなくなるままに」〈伊勢・二三〉《副助詞「ほど」+格助詞「に」》…するにつれて、ますます。「飲む―、元気になる」→ほど〔副助〕

ほど‐ほど【程程】🔗🔉

ほど‐ほど【程程】 度が過ぎないで、ちょうどよい加減であること。適度。適当。「酒も―にしろ」身分の程度。分際。「―につけて、装束、人のありさまいみじくととのへたり」〈源・葵〉

ほどほど・し【程程し】🔗🔉

ほどほど・し【程程し】 [形シク]時がたって久しい。「なげきこる人入る山の斧(をの)の柄の―・しくもなりにけるかな」〈拾遺・恋四〉

ほど‐むら【程村】🔗🔉

ほど‐むら【程村】 和紙の一種。コウゾの繊維で製し、西の内紙と同質で、厚いもの。もと、包み紙として用い、現在は書画写真版印刷・証書・手形などに使用する。下野国程村(栃木県烏山町下境)の原産。→西の内

ほと‐め・く🔗🔉

ほと‐め・く [動カ四]ほとほとと音を立てる。「障子などもごほめかしう―・くこそしるけれ」〈枕・二八〉

ほど‐よ・い【程△好い】🔗🔉

ほど‐よ・い【程好い】 [形]ほどよ・し[ク]ちょうどよい程度である。また、都合がよい。「―・い味つけ」「―・くその場に行きあわせる」

ホドラー【Ferdinand Hodler】🔗🔉

ホドラー【Ferdinand Hodler】一八五三〜一九一八]スイスの画家。輪郭線を強調した平面的構図で観念的、象徴的な世界を描き、表現主義の先駆者とされる。

ほどらい【程らひ】ほどらひ🔗🔉

ほどらい【程らひ】ほどらひ 《「ほどあい」の音変化か》程度。ぐあい。「引出物の―など定めて」〈著聞集・一六〉

ほどろ🔗🔉

ほどろ ワラビの穂が伸びすぎてほおけたもの。また、ワラビのこと。「なほざりに焼き捨てし野の早蕨(さわらび)は折る人なくて―とやなる」〈山家集・上〉

ほど‐ろ【程ろ】🔗🔉

ほど‐ろ【程ろ】 夜の明けるころ。「夜の―出でつつ来(く)らく度まねくなれば我(あ)が胸切り焼くごとし」〈万・七五五〉ほど。頃。「夜の―に参りて、ただにやは」〈宇津保・蔵開下〉

ほどろ🔗🔉

ほどろ [形動ナリ]雪などがはらはらと降るさま。また、うっすらと雪が積もるさま。はだら。「我が背子を今か今かと出で見れば沫雪(あわゆき)降れり庭も―に」〈万・二三二三〉

ほどろ‐ほどろ🔗🔉

ほどろ‐ほどろ [形動ナリ]「ほどろ」を重ねて強調した語。「沫雪(あわゆき)の―に降り敷けば奈良の都し思ほゆるかも」〈万・一六三九〉

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[音]カイ    ゲ [訓]と‐く    と‐ける    と‐かす    ほど‐く    ほぐ‐す    わか‐る    ほつ‐れ    おこた‐る    めぐりあ‐う [部首]角 [総画数]13 [コード]区点    1882      JIS   3272      S‐JIS 89F0 [分類]常用漢字 [難読語] →え‐げ【慧解】かい‐い【解頤】かい‐らん【解纜】か‐げゆ【勘解由】ぎ‐げ【義解】げ‐あき【夏解・夏明き】げ‐かん【解官】げじんみっきょう【解深密経】けん‐げ【見解】こう‐かい【叩解】こころのなぞとけたいろいと【心謎解色糸】しゅう‐げ【集解】ゆき‐げ【雪解・雪消】ろんごしっかい【論語集解】わくげ【和句解】わ‐げ【和解】

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[音]シ    セ    イ [訓]ほどこ‐す    し‐く    うつ‐る    およ‐ぶ    ななめ [部首]方 [総画数]9 [コード]区点    2760      JIS   3B5C      S‐JIS 8E7B [分類]常用漢字 [難読語] →ふせないきょう【無布施経・布施無経】やく‐いん【施薬院】

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[音]テイ [訓]ほど [部首]禾 [総画数]12 [コード]区点    3688      JIS   4478      S‐JIS 92F6 [分類]常用漢字 [難読語] →さ‐ほど【然程】みち‐のり【道程】

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[音]カイ    ゲ [訓]と‐く    と‐ける    と‐かす    ほど‐く    ほぐ‐す    わか‐る    ほつ‐れ    おこた‐る    めぐりあ‐う [部首]角 [総画数]13 [コード]区点    7527      JIS   6B3B      S‐JIS E65A

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