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ものか🔗🔉

ものか [終助]《連語「ものか」から》連体形に付く。きっぱりと否定する意を表す。「君などに負ける―」「二度と来る―」◆くだけた話しことばでは「もんか」ともなるが、ともに改まった場や、目上の人に対しては用いない。ていねいに言うときは「ものですか」となる。

もの‐か🔗🔉

もの‐か 〔連語〕《形式名詞「もの」+係助詞「か」》意外なことに感動したり、驚いたりする意を表す。「なるほどそういう―」「世の中は数なき―」〈万・三九六三〉反語の意を表す。「かくけしからぬ心ばへはつかふ―」〈源・帚木〉

もの‐かき【物書(き)】🔗🔉

もの‐かき【物書(き)】 文章を書くこと。また、それを職業とする人。文書・記録を書く役。書き役。書記。「南部に便宜の―して居たりける程に」〈盛衰記・二九〉

もの‐かげ【物陰】🔗🔉

もの‐かげ【物陰】 物に隠れて見えない所。物の陰になっている部分。「―に身をひそめる」

もの‐かげ【物影】🔗🔉

もの‐かげ【物影】 物の姿。物の形。また、何かの姿。「視界の隅で―が動いた」

もの‐かず【物数】🔗🔉

もの‐かず【物数】 品物の数。品数。また、数の多いこと。特に数えたてるに値すること。物の数。「―にも入らない」言葉数。口数。「―にしていふにはあらねど」〈読・八犬伝・四〉

もの‐かな🔗🔉

もの‐かな 〔連語〕《形式名詞「もの」+終助詞「かな」》活用語の連体形に付く。感動・詠嘆を表す。…ものだなあ。…ことよ。「あはれ、人の子をば持つまじかりける―」〈平家・二〉

もの‐かは🔗🔉

もの‐かは 〔連語〕《形式名詞「もの」+連語「かは」》活用語の連体形、一部の助詞に付く。(多く「…もものかは」「…はものかは」の形で)ものともしない。物の数ではない。なんでもない。そっちのけにする。「世間の非難も―政策を断行する」「待つ宵のふけゆく鐘の声聞けばかへるあしたの鳥は―」〈平家・五〉終助詞的に用いる。強い反語の意を表す。…だろうか、いやそうではない。…ことはない。「すべて、月、花をば、さのみ目にて見る―」〈徒然・一三七〉強く驚き感動する意を表す。…ものではないか。…ことよ。「この矢あたれと仰せらるるに、同じものを中心(なから)にはあたる―」〈大鏡・道長上〉

ものから🔗🔉

ものから [接助]《形式名詞「もの」+格助詞「から」から》活用語の連体形に付く。逆接の確定条件を表す。…けれども。…のに。…ものの。「月は有明にて光をさまれる―、影さやかに見えて、なかなかをかしきあけぼのなり」〈源・帚木〉理由・原因を表す。…ものだから。…ので。「莵道(うぢ)の王(きみ)…みづから宝算(よはひ)を断たせ給ふ―、やんごとなくて兄の皇子御位につかせ給ふ」〈読・雨月・白峰〉◆は「から」からの類推により中世末に生じ近世擬古文に多く用いられる用法。

モノカルチャー【monoculture】🔗🔉

モノカルチャー【monoculture】 一種類の作物だけを栽培すること。単作。特定の生産品にだけ依存する経済構造。転じて、単一的な文化にもいう。

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