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ものか🔗⭐🔉
ものか
〔助詞〕
(終助詞。形式名詞モノに終助詞カの付いたもの。活用語の連体形に付く)
①強い反語を表す。もんか。源氏物語帚木「かくけしからぬ心ばへはつかふ―」。「負けてたまる―」
②強い感動を表す。源氏物語花宴「うち誦ずじてこなたざまには来る―」。「母性はこれほど強い―」
もの‐かい【物飼い】‥カヒ🔗⭐🔉
もの‐かい【物飼い】‥カヒ
生きものを飼うこと。また、その飼う人。古今著聞集20「ゆゆしき―なるによりて…飼はせ侍りしを」
もの‐かき【物書き】🔗⭐🔉
もの‐かき【物書き】
①文書を書くこと。また、その人。文書を巧みに書くこと。また、その人。特に作家・評論家など。
②文書・記録を書く役。かきやく。書記。→右筆ゆうひつ。
③他人の代筆をすること。また、その人。代書。
もの‐かげ【物陰】🔗⭐🔉
もの‐かげ【物陰】
物のかげ。物にかくれて見えない所。「―にかくれる」
もの‐かげ【物影】🔗⭐🔉
もの‐かげ【物影】
物の形。何かの姿。
もの‐かず【物数】🔗⭐🔉
もの‐かず【物数】
①品物の数。また、合計。好色五人女2「取りあつめて―二十三」
②多くの数。たくさん。〈日葡辞書〉
③言葉かず。好色一代女1「―いはぬこそよけれ」
⇒物数ならぬ
もの‐かずえ【物数え】‥カズヘ🔗⭐🔉
もの‐かずえ【物数え】‥カズヘ
①物をかぞえること。ものかぞえ。
②白拍子をうたうこと。中務内侍日記「遊女が船ども、歌うたひ―などするもをかし」
○物数ならぬものかずならぬ
数えるに足りない。劣っている。
⇒もの‐かず【物数】
○物数ならぬものかずならぬ🔗⭐🔉
○物数ならぬものかずならぬ
数えるに足りない。劣っている。
⇒もの‐かず【物数】
もの‐かぞえ【物数え】‥カゾヘ
物をかぞえること。また、そのさま。計算。宇津保物語国譲上「あやしの―や」
もの‐がた・い【物堅い】
〔形〕[文]ものがた・し(ク)
物事につつしみ深く律儀である。謹直である。好色五人女3「都の―・き住ひを嫌ひ」。「―・い人」
もの‐がたら・う【物語らふ】‥ガタラフ
〔他四〕
互いに物語る。転じて、男女が情を交わす。伊勢物語「かのまめ男うち―・ひて」
もの‐がたり【物語】
①話し語ること。また、その内容。よもやまばなし。談話。万葉集7「淡海県おうみあがたの―せむ」
②作者の見聞または想像を基礎とし、人物・事件について叙述した散文の文学作品。狭義には平安時代から室町時代までのものをいう。大別して伝奇物語・写実物語または歌物語・歴史物語・説話物語・軍記物語・擬古物語などの種類があり、「日記」と称するものの中にはこれと区別しにくいものもある。ものがたりぶみ。
③人形浄瑠璃・歌舞伎の時代物で、主役が思い出・心情などを語る場面、またその演出。
⇒ものがたり‐あわせ【物語合】
⇒ものがたり‐え【物語絵】
⇒ものがたり‐どころ【物語所】
⇒ものがたり‐ぶみ【物語書】
⇒ものがたり‐ぼん【物語本】
ものがたり‐あわせ【物語合】‥アハセ
左右に分かれ、めずらしい短編物語や新作の物語に歌などを添えて出し、優劣を競う遊戯。1055年(天喜3)の禖子ばいし内親王家の物語合は有名。
⇒もの‐がたり【物語】
ものがたり‐え【物語絵】‥ヱ
物語中の出来事を描いた絵。多くは巻子・冊子・扇面・障屏などに描いた。源氏物語絵合「―こそ心ばえ見えて見所あるものなれ」
⇒もの‐がたり【物語】
ものがたり‐どころ【物語所】
物語をする場所。談話をする所。栄華物語見果てぬ夢「心やすき―には」
⇒もの‐がたり【物語】
ものがたり‐ぶみ【物語書】
(→)物語2に同じ。
⇒もの‐がたり【物語】
ものがたり‐ぼん【物語本】
物語を書いた本。
⇒もの‐がたり【物語】
もの‐がた・る【物語る】
〔他五〕
①何か物事を語る。あるまとまった事を話す。根無草後編「…と、譬たとへに違はぬ鬼の目に涙ぐんで―・れば」。「ひとごとのように―・る」
②ある事実が、ある意味をひとりでに表し示す。「労苦を―・る顔の深い皺」
もの‐かな
(形式名詞モノに感動の助詞カナの付いたもの)活用語の連体形に付いて、感動の意を表す。…ものだなあ。竹取物語「うれしくものたまふ―」
もの‐かぞえ【物数え】‥カゾヘ🔗⭐🔉
もの‐かぞえ【物数え】‥カゾヘ
物をかぞえること。また、そのさま。計算。宇津保物語国譲上「あやしの―や」
もの‐かな🔗⭐🔉
もの‐かな
(形式名詞モノに感動の助詞カナの付いたもの)活用語の連体形に付いて、感動の意を表す。…ものだなあ。竹取物語「うれしくものたまふ―」
○物が無いものがない
①身も蓋もない。つまらない。浮世草子、好色敗毒散「人のそしりをうけてからは―」
②命がない。浄瑠璃、博多小女郎波枕「この中のこと一言いうても―ぞ」
⇒もの【物】
もの‐か‐は🔗⭐🔉
もの‐か‐は
(名詞モノに助詞カ・ハの付いたもの)
[一]大したことではない。ものの数ではない。後撰和歌集恋「憂きは―恋ひしきよりは」。「豪雨も―、出発した」
[二]〔助詞〕
(終助詞)
①強い感動の意を表す。大鏡道長「おなじものを中心なからにはあたる―」
②強い反語の意を表す。徒然草「花はさかりに月はくまなきをのみ見る―」
ものから🔗⭐🔉
ものから
〔助詞〕
(接続助詞。形式名詞モノに格助詞カラの付いたもの)
①対立・矛盾する状況を示す。…ではあるが。…ものの。万葉集6「見渡せば近き―石いわ隠りかがよふ珠を」
②理由を示す。(中世に始まり、近世で一般化した)…だから。…ので。奥の細道「さすがに辺土の遺風忘れざる―殊勝に覚えらる」
モノカルチャー【monoculture】🔗⭐🔉
モノカルチャー【monoculture】
①特定の一種類の農作物を栽培すること。単作。
②植民地時代の影響による、単一または少数の一次産品に依存する、発展途上国に多く見られる経済構造。キューバの砂糖、スリランカの茶など。
○物がわかるものがわかる
物事の道理や人情がよくわかっている。「物のわかる人」
⇒もの【物】
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