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ふ‐どう【不動】🔗🔉

ふ‐どう【不動】 動かないこと。「―の姿勢をとる」他の力によって動かされないこと。ゆるぎないこと。「―の信念」「不動明王(みようおう)」の略。歌舞伎の隈取(くまど)りの一。不動明王に扮(ふん)するとき、青または赤を用いるもの。また、その時に用いる鬘(かつら)。 [アクセントはフドー、はフドー。

ふどう【不動】🔗🔉

ふどう【不動】 歌舞伎十八番の一。元禄一〇年(一六九七)江戸中村座の「兵根元曾我(つわものこんげんそが)」で市川九蔵(二世団十郎)が演じたのが初めとされる。寛保二年(一七四二)の「雷神不動北山桜(なるかみふどうきたやまざくら)」に「鳴神」「毛抜」とともに取り入れられ、二世団十郎が演出を確立。

ふどう‐げさ【不動×袈×裟】🔗🔉

ふどう‐げさ【不動××裟】 山伏の掛ける輪袈裟。結い袈裟。

ふどう‐こく【不動穀】🔗🔉

ふどう‐こく【不動穀】 奈良・平安初期、非常の場合に備えて不動倉に貯蔵された穀類。

ふ‐どうさん【不動産】🔗🔉

ふ‐どうさん【不動産】 土地およびその定着物である建物・立木など。船舶・自動車なども法律上不動産に準じた取り扱いを受ける。→動産

ふどうさん‐かんていし【不動産鑑定士】🔗🔉

ふどうさん‐かんていし【不動産鑑定士】 不動産の鑑定評価を行う法律上の資格を持つ者。国家試験に合格し、国土庁に備える不動産鑑定士名簿に登録されなければならない。

ふどうさん‐ぎんこう【不動産銀行】‐ギンカウ🔗🔉

ふどうさん‐ぎんこう【不動産銀行】‐ギンカウ 債券を発行して資金を調達し、不動産担保の長期貸付を行う銀行。日本債券信用銀行や、昭和二五年(一九五〇)普通銀行に転換する以前の日本勧業銀行・北海道拓殖銀行など。

ふどうさん‐きんゆう【不動産金融】🔗🔉

ふどうさん‐きんゆう【不動産金融】 土地・建物など不動産を担保とする資金の貸し出し。

ふどうさん‐しゅとくぜい【不動産取得税】🔗🔉

ふどうさん‐しゅとくぜい【不動産取得税】 売買・贈与・建築などによる土地や家屋の取得に対し、都道府県が課する地方税。

ふどうさん‐しんだつざい【不動産侵奪罪】🔗🔉

ふどうさん‐しんだつざい【不動産侵奪罪】 他人の不動産に対し、その占有を排除して自己の占有を設定する罪。法定刑は窃盗と同じ。

ふどうさん‐とうき【不動産登記】🔗🔉

ふどうさん‐とうき【不動産登記】 登記の一種で、不動産に関する権利関係を登記簿に記載し公示するもの。

ふどうさん‐ほけん【不動産保険】🔗🔉

ふどうさん‐ほけん【不動産保険】 家屋など不動産に生ずる損害を填補(てんぽ)することを目的とする保険。

ふどう‐じ【不動地】‐ヂ🔗🔉

ふどう‐じ【不動地】‐ヂ 仏語。菩薩の十地(じゆうじ)の第八位。修行が完成し、自然に菩薩行が行われる状態。

ふどう‐じ【不動寺】🔗🔉

ふどう‐じ【不動寺】 群馬県甘楽(かんら)郡南牧(なんもく)村にある黄檗(おうばく)宗の寺。山号は、黒滝山。開創は嵯峨天皇の時代という。江戸時代に潮音道海が中興。

ふどう‐しん【不動心】🔗🔉

ふどう‐しん【不動心】 他によって動かされることのない心。動揺することのない精神。

ふどう‐そう【不動倉】‐サウ🔗🔉

ふどう‐そう【不動倉】‐サウ 奈良・平安初期、不動穀を貯蔵するために諸国に設けた倉。開倉には太政官の許可を必要とした。ふどうのくら。

ふどう‐そん【不動尊】🔗🔉

ふどう‐そん【不動尊】 不動明王の尊称。

ふどう‐たい【不動態】🔗🔉

ふどう‐たい【不動態】 金属がもっている化学反応性を失った状態。鉄を濃硝酸に入れると、表面に酸化被膜ができるため、酸に溶けなくなるなど。

ふどう‐ち【不動×智】🔗🔉

ふどう‐ち【不動×智】 仏語。何物にも動かされることのない智慧。

ふどう‐なわ【不動縄】‐なは🔗🔉

ふどう‐なわ【不動縄】‐なは 米俵にかける太い縄。

ふどう‐の‐かなしばり【不動の金縛り】🔗🔉

ふどう‐の‐かなしばり【不動の金縛り】 修験者の秘法の一つで、不動明王の持つ羂索(けんさく)によって悪魔を縛る術。転じて、人を自由に動けなくする術。金銭関係で人の自由を束縛すること。

ふどう‐ほう【不動法】‐ホフ🔗🔉

ふどう‐ほう【不動法】‐ホフ 不動明王を本尊として、除病・延命のために行う修法。

ふどう‐みょうおう【不動明王】‐ミヤウワウ🔗🔉

ふどう‐みょうおう【不動明王】‐ミヤウワウ 《梵Acalanthaの訳》五大明王・八大明王の主尊。大日如来の命を受けて魔軍を撃退し、災害悪毒を除き、煩悩(ぼんのう)を断ち切り、行者を守り、諸願を満足させる。右手に利剣、左手に縄を持ち、岩上に座して火炎に包まれた姿で、怒りの形相に表す。両眼を開いたものと左眼を半眼にしたものとあり、牙(きば)を出す。制(せいたか)・矜羯羅(こんがら)の二童子を従えた三尊形式が多い。不動尊。無動尊。

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