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し‐かけ【仕掛(け)・仕懸(け)】🔗🔉

し‐かけ【仕掛(け)・仕懸(け)】 相手にしかけること。先に攻撃などをすること。「敵の―を待つ」目的のために巧みに工夫されたもの。装置。からくり。「自動的に閉まる―」「種も―もない」策略。たくらみ。「まんまと―にはまる」「色―」釣りで、ねらう魚に応じて、糸・針・おもり・浮きなどを仕組んだもの。物事をし始めて中途であること。やりかけ。「―の仕事を済ます」「仕掛け花火」の略。もののやり方。手段。「今の商売の―、世の偽りの問屋なり」〈浮・胸算用・一〉食事などの用意。「流元(ながしもと)に明日の―してゐると」〈滑・膝栗毛・発端〉江戸時代、金貨・銀貨・銅貨の換算相場をごまかすこと。

しかけ‐はなび【仕掛(け)花火】🔗🔉

しかけ‐はなび【仕掛(け)花火】 地上に仕掛けを作って、種々の形や文字が現れるようにした花火。《季 夏》

しかけ‐ひん【仕掛(け)品】🔗🔉

しかけ‐ひん【仕掛(け)品】仕掛かり品」に同じ。

しかけ‐もの【仕掛(け)物】🔗🔉

しかけ‐もの【仕掛(け)物】 特殊な仕掛けのしてあるもの。特に、芝居の大道具・小道具・衣装・鬘(かつら)など。

しかけ‐もの【仕掛け者】🔗🔉

しかけ‐もの【仕掛け者】 はかりごとをめぐらして、人をだます者。「借銭の宿にも様々の―あり、油断する事なかれ」〈浮・永代蔵・五〉色仕掛けで男をだまし、金を巻き上げる女。「同じ牢人の娘を―にして大分我をねだらせ、金子百五十両取り申し候」〈浮・文反古・四〉

しかけ‐やまぶし【仕掛け山伏】🔗🔉

しかけ‐やまぶし【仕掛け山伏】 詐欺をはたらく山伏。「今時は―とて、さまざまごまの壇にからくりいたし」〈浮・胸算用・一〉

し‐か・ける【仕掛ける】🔗🔉

し‐か・ける【仕掛ける】 [動カ下一]しか・く[カ下二]相手に対して、こちらから働きかける。相手が乗ってくるように扱う。仕向ける。「技を―・ける」「けんかを―・けられる」作用するように、装置・工夫などを設ける。「わなを―・ける」「ダイナマイトを―・ける」煮炊きするために、火の上にかける。「御飯を―・ける」「なべを―・ける」動作・作用をしはじめる。また、何かをしはじめて、その中途である。「話を―・けてやめる」「仕事を―・けている」取引市場で、株価の騰落を予想して、新たに売買の注文をする。物を作って、それを他の物の上にかける。「御衣掛(みそかけ)の御装束など、例のやうに―・けられたるに」〈源・葵〉浴びせかける。ひっかける。「父君に尿(しと)(ふさ)に―・けつ」〈宇津保・蔵開上〉

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