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そ・う【添う・△副う】そふ🔗🔉

そ・う【添う・副う】そふ 《「沿う」と同語源》[動ワ五(ハ四)]そばを離れずにいる。ぴったりつく。「影の形に―・うようにいつも一緒にいる」「病人に―・って歩く」夫婦になる。連れそう。「二人を―・わせてやりたい」親しく交際する。「人には―・うてみよ、馬には乗ってみよ」目的どおりになる。かなうようにする。「御希望には―・いかねます」すでにあるものの上に、他のものが加わる。付け加わる。「さらに趣が―・う」 [可能]そえる[動ハ下二]「そえる」の文語形。

そえ【添え・△副え】そへ🔗🔉

そえ【添え・副え】そへ そえること。また、そのもの。付き従うこと。補佐。「―になって力を仮(か)してはくれまいか」〈露伴・五重塔〉おかず。副食物。(副え)生け花の役枝(やくえだ)の一。真の枝にそえて、それを引き立たせる枝。主たるものにそう部分。かたわら。わき。「かたやまの―に埋(うづ)み給ひぬ」〈宇治拾遺・一五〉「添え髪」の略。「髪はわづかなるを、いくつか―入れて」〈浮・一代女・六〉

そえ‐うま【△副え馬】そへ‐🔗🔉

そえ‐うま【副え馬】そへ‐ 馬車などで、主になって引く馬に付き従わせる馬。また、乗り換え用の馬。

そえ‐ぎ【添(え)木・△副え木】そへ‐🔗🔉

そえ‐ぎ【添(え)木・副え木】そへ‐ 草木などが倒れないように、支えとして木を添えること。また、その木。骨折した部分などを固定するために当てる板。副木(ふくぼく)建材の継ぎ手や組み手を補強するために当てる木。

そえ‐こ【△副え子】そへ‐🔗🔉

そえ‐こ【副え子】そへ‐ 腰刀の差し裏に差し込む小刀。裏差(うらざ)し。→表差(おもてざ)

そえじま‐たねおみ【副島種臣】そへじま‐🔗🔉

そえじま‐たねおみ【副島種臣】そへじま‐一八二八〜一九〇五]政治家。佐賀の生まれ。尊王攘夷(そんのうじようい)運動に奔走。明治政府の参与となって政体書の起草や版籍奉還に尽力。征韓論を主張して下野。のち、枢密顧問官・内務大臣を歴任。

そえ‐づかい【△副へ使ひ】そへづかひ🔗🔉

そえ‐づかい【副へ使ひ】そへづかひ 正使に付き添っていく使者。副使(ふくし)。「院宣の―に西国へ下りたりければ」〈盛衰記・三八〉

そ・える【添える・△副える】そへる🔗🔉

そ・える【添える・副える】そへる [動ア下一]そ・ふ[ハ下二]主となるもののそばにつける。補助として付け加える。「贈り物に手紙を―・える」「薬味を―・える」「介護の手を―・える」引き立たせるために付け加える。「興を―・える」「錦上花を―・える」付き添わせる。付き従わせる。「旅行に案内役を―・える」なぞらえる。「たな霧(ぎ)らひ雪も降らぬか梅の花咲かぬが代(しろ)に―・へてだに見む」〈万・一六四二〉→加える[用法]

ふう‐す【△副△寺・△副△司】🔗🔉

ふう‐す【寺・司】 《唐音》禅宗寺院で会計を担当する役職。六知事の一。庫頭(くじゆう)。ふくじ。

ふく【副】🔗🔉

ふく【副】 主なものに伴って補佐となること。また、そのものや人。副知事・副委員長など。書物・書類の原本を写した控え。写し。「正―二通の申請書」正。

ふく‐いん【副因】🔗🔉

ふく‐いん【副因】 主因ではないが、そのことについて重要な原因。二次的な原因。

ふく‐が【副芽】🔗🔉

ふく‐が【副芽】 葉の付け根に二つ以上の腋芽(えきが)があるとき、未発達のまま残る芽。他方の腋芽が損傷すれば枝に発達する。

ふく‐かかん【副花冠】‐クワクワン🔗🔉

ふく‐かかん【副花冠】‐クワクワン 花びらの内側にある弁状の付属物。スイセンなどにみられる。副冠。

ふく‐がく【副×萼】🔗🔉

ふく‐がく【副×萼】 萼の外側にある萼状の付属物。ヘビイチゴ・オシロイバナ・バラなどにみられる。

ふく‐かん【副官】‐クワン🔗🔉

ふく‐かん【副官】‐クワン 軍隊で、司令官・隊長などに直属し、主として事務を担当する武官。

ふく‐ぎちょう【副議長】‐ギチヤウ🔗🔉

ふく‐ぎちょう【副議長】‐ギチヤウ 議長を補佐し、議長に事故があったとき、その職務を代行する役。

ふく‐ぎょう【副業】‐ゲフ🔗🔉

ふく‐ぎょう【副業】‐ゲフ 本業のかたわらにする仕事。本業。

ふく‐けい【副啓】🔗🔉

ふく‐けい【副啓】 添えて申し上げること。手紙で、書き落としたことなどを追加して書くとき、その初めに書く語。追伸。二伸。追啓。

ふく‐けんじ【副検事】🔗🔉

ふく‐けんじ【副検事】 検察官の官名の一。区検察庁に所属する検察官のみが職務を行う。

ふく‐こう【副港】‐カウ🔗🔉

ふく‐こう【副港】‐カウ 主港の機能を補助する港。

ふく‐こうがん【副×睾丸】‐カウグワン🔗🔉

ふく‐こうがん【副×睾丸】‐カウグワン 精巣上体の別名。

ふく‐こうかんしんけい【副交感神経】‐カウカンシンケイ🔗🔉

ふく‐こうかんしんけい【副交感神経】‐カウカンシンケイ 自律神経の一。脳部および仙骨部から発し、大部分は迷走神経で、伝達物質としてアセチルコリンを分泌する。交感神経系と拮抗(きつこう)的に働き、心臓に対しては抑制、胃腸に対しては促進の作用をする。

ふく‐こうじょうせん【副甲状×腺】‐カフジヤウセン🔗🔉

ふく‐こうじょうせん【副甲状×腺】‐カフジヤウセン 甲状腺の後ろ側にふつう二対四個ある米粒状の内分泌腺。副甲状腺ホルモンを分泌する。上皮小体。

ふくこうじょうせん‐ホルモン【副甲状×腺ホルモン】フクカフジヤウセン‐🔗🔉

ふくこうじょうせん‐ホルモン【副甲状×腺ホルモン】フクカフジヤウセン‐ 副甲状腺から分泌されるホルモン。血液中のカルシウムの濃度を維持する作用があり、骨に働いてカルシウムを放出させ、腎臓に働いてその再吸収を亢進(こうしん)させる。パラソルモン。上皮小体ホルモン。

ふく‐さ【副査】🔗🔉

ふく‐さ【副査】 主査を助けて調査・審査などをする役。また、その人。

ふく‐さい【副菜】🔗🔉

ふく‐さい【副菜】 主菜に添えて出す総菜。

ふく‐さよう【副作用】🔗🔉

ふく‐さよう【副作用】 薬物の、病気を治す作用とは別の作用。有害なことが多い。「―を伴う特効薬」

ふく‐さんぶつ【副産物】🔗🔉

ふく‐さんぶつ【副産物】 ある製品を生産する過程で、それに付随して得られる他の産物。ある物事に付随して起こる物事。「戦争の―としての特需」

ふく‐し【副使】🔗🔉

ふく‐し【副使】 正使に付き添ってこれを補佐し、必要なときには代理を務める使者。そえづかい。

ふく‐し【副詞】🔗🔉

ふく‐し【副詞】 品詞の一。自立語で活用がなく、主語にならない語のうちで、主として、それだけで下に来る用言を修飾するもの。事物の状態を表す状態副詞(「はるばる」「しばらく」「ゆっくり」など)、性質・状態の程度を表す程度副詞(「いささか」「いと」「たいそう」など)、叙述のしかたを修飾し、受ける語に一定の言い方を要求する陳述副詞(「あたかも」「決して」「もし」など)の三種に分類される。なお、程度副詞は、「もっと東」「すこしゆっくり」のように体言や他の副詞を修飾することもある。

ふくじ‐てき【副次的】🔗🔉

ふくじ‐てき【副次的】 [形動]ある事柄・状態が、他のものに付随した存在であったり、従属した関係にあったりするさま。二次的。「―な現象」

ふく‐しゃく【副尺】🔗🔉

ふく‐しゃく【副尺】 長さや角度を測る主尺の一目盛り以下の値をさらに細かく読むための補助目盛り尺。→バーニヤ

ふく‐しゅ【副手】🔗🔉

ふく‐しゅ【副手】 仕事の補助をする人。助手。旧制大学で、助手の下にいて研究室の仕事や研究の補助の役をする人。現在の正称は教務補佐員。

ふく‐しゅうにゅう【副収入】‐シウニフ🔗🔉

ふく‐しゅうにゅう【副収入】‐シウニフ 副業などによって得る収入。

ふく‐しょ【副書】🔗🔉

ふく‐しょ【副書】 原本を写したもの。控え。副本。

ふく‐しょ【副署】🔗🔉

ふく‐しょ【副署】 [名]スル明治憲法下で、詔勅などの天皇の文書的行為について、輔弼(ほひつ)の任にある国務大臣が天皇の署名に添えて署名すること。また、その署名。

ふく‐しょう【副将】‐シヤウ🔗🔉

ふく‐しょう【副将】‐シヤウ 主将の次の地位にいて、その補佐・代理をする役。また、その人。副帥(ふくすい)

ふく‐しょう【副章】‐シヤウ🔗🔉

ふく‐しょう【副章】‐シヤウ 勲章の正章に添えて与えられる勲章。

ふく‐しょう【副賞】‐シヤウ🔗🔉

ふく‐しょう【副賞】‐シヤウ 正式の賞に添えて贈られる賞金や賞品。正賞。

ふく‐しょうぐん【副将軍】‐シヤウグン🔗🔉

ふく‐しょうぐん【副将軍】‐シヤウグン 大将軍または将軍の副官として軍を統率する武官。水戸藩主、特に二代藩主水戸光圀(みとみつくに)の称。

ふく‐しょく【副食】🔗🔉

ふく‐しょく【副食】 主食に添えて食べるもの。おかず。菜(さい)。副食物。主食。

ふく‐じょし【副助詞】🔗🔉

ふく‐じょし【副助詞】 助詞の一。種々の語に付き、それらの語にある意味を添えて、副詞のように下の用言や活用連語を修飾・限定する類の助詞。現代語では「さえ」「まで」「ばかり」「だけ」「ほど」「くらい(ぐらい)」「など」「やら」など、古語では「だに」「すら」「さへ」「のみ」「ばかり」「など」「まで」など。

ふく‐しん【副審】🔗🔉

ふく‐しん【副審】 競技やゲームで、主審を補佐する審判員。主審。

ふく‐じん【副×腎】🔗🔉

ふく‐じん【副×腎】 左右の腎臓の上に接して一個ずつある内分泌器官。内側の髄質と外側の皮質とからなり、髄質からアドレナリンを、皮質から副腎皮質ホルモンを分泌する。腎上体。

ふく‐しんけい【副神経】🔗🔉

ふく‐しんけい【副神経】 脳神経の一。首を動かす筋肉の一部に分布する運動性神経。一部は迷走神経に混入し、名は、迷走神経に付属すると考えられたことによる。第一一脳神経。

ふくじん‐ずいしつ【副×腎髄質】🔗🔉

ふくじん‐ずいしつ【副×腎髄質】 副腎の内部にある赤褐色の軟らかい組織。アドレナリン・ノルアドレナリンを生成、分泌する。

ふくじんずいしつ‐ホルモン【副×腎髄質ホルモン】🔗🔉

ふくじんずいしつ‐ホルモン【副×腎髄質ホルモン】 副腎髄質から分泌されるホルモン。アドレナリン(エピネフリン)・ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)の二種があり、その前駆物質であるドーパやドーパミンなどのカテコールアミンを含めていうこともある。

ふくじん‐ひしつ【副×腎皮質】🔗🔉

ふくじん‐ひしつ【副×腎皮質】 副腎の表層を形成する組織。球状・束状・網状の三層からなり、ステロイドホルモンを生成、分泌する。

ふくじんひしつ‐しげきホルモン【副×腎皮質刺激ホルモン】🔗🔉

ふくじんひしつ‐しげきホルモン【副×腎皮質刺激ホルモン】 脳下垂体前葉から分泌され、副腎皮質の分泌機能を促進するホルモン。ACTH。

ふくじんひしつ‐ホルモン【副×腎皮質ホルモン】🔗🔉

ふくじんひしつ‐ホルモン【副×腎皮質ホルモン】 副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンの総称。グルココルチコイドのコルチゾール、ミネラルコルチコイドのアルドステロンなど。

ふく‐すい【副帥】🔗🔉

ふく‐すい【副帥】副将」に同じ。

ふく‐せいぶん【副成分】🔗🔉

ふく‐せいぶん【副成分】 主成分以外の成分。

ふく‐そう【副葬】‐サウ🔗🔉

ふく‐そう【副葬】‐サウ [名]スル死者が生前に愛用していた品物を遺体に添えて埋葬すること。

ふく‐そうさい【副総裁】🔗🔉

ふく‐そうさい【副総裁】 総裁を補佐し、また、総裁に事故があったときはその代理をする役。

ふくそう‐ひん【副葬品】フクサウ‐🔗🔉

ふくそう‐ひん【副葬品】フクサウ‐ 死者を埋葬するとき、遺体に添えて納める品物。邪悪を祓う品、来世での生活用品、生前の愛用品など。

ふく‐そうり【副総理】🔗🔉

ふく‐そうり【副総理】 内閣総理大臣に事故のあるとき、または欠けたとき、暫定的にその職務を代行する国務大臣の俗称。

ふく‐だい【副題】🔗🔉

ふく‐だい【副題】 書物・論文などの表題のわきに添え、内容をわかりやすく示した題。サブタイトル。

ふく‐たいし【副体詞】🔗🔉

ふく‐たいし【副体詞】 連体詞

ふく‐ちじ【副知事】🔗🔉

ふく‐ちじ【副知事】 都道府県知事を補佐する吏員。知事に事故のあるとき、または欠けたときに、その職務を代行する。知事が議会の同意を得て選任する。

ふく‐ちょう【副長】‐チヤウ🔗🔉

ふく‐ちょう【副長】‐チヤウ 長を補佐する役。軍艦の艦長を補佐する役。

ふく‐ていきあつ【副低気圧】🔗🔉

ふく‐ていきあつ【副低気圧】 低気圧の等圧線の一部が、地形の影響で膨れてできる小さな低気圧。

ふく‐てっきん【副鉄筋】🔗🔉

ふく‐てっきん【副鉄筋】 鉄筋コンクリートの中に埋め込む、鉄製の網。

ふく‐どくほん【副読本】🔗🔉

ふく‐どくほん【副読本】 《「ふくとくほん」とも》教科書の補助的教材として用いる図書。

ふく‐としん【副都心】🔗🔉

ふく‐としん【副都心】 大都市の在来の都心部に対し、周辺部に発展した中心地で都心の機能を分担する地域。東京における新宿・池袋・渋谷など。

ふく‐びこう【副鼻×腔】‐ビカウ🔗🔉

ふく‐びこう【副鼻×腔】‐ビカウ 鼻腔に通じている頭蓋(とうがい)内の中空の構造。内面が鼻腔に続く粘膜で覆われている。

ふくびこう‐えん【副鼻×腔炎】フクビカウ‐🔗🔉

ふくびこう‐えん【副鼻×腔炎】フクビカウ‐ 蓄膿症(ちくのうしよう)

ふく‐ぶん【副文】🔗🔉

ふく‐ぶん【副文】 条約・契約などで、正文に添えられる文章。

ふく‐ほう【副砲】‐ハウ🔗🔉

ふく‐ほう【副砲】‐ハウ 軍艦の備える大砲の一。主砲の補助として使用する中・小口径のもの。

ふく‐ぼく【副木】🔗🔉

ふく‐ぼく【副木】 骨折した手足などを固定するためにあてがって支えるもの。添え木。

ふく‐ほん【副本】🔗🔉

ふく‐ほん【副本】 原本の写し。特に、正本の控えとするため、正本と同一内容のものとして作成される文書。「戸籍の―」同一の図書が二部以上ある場合、最初に受け入れた正本以外の図書。

ふっ‐かん【副官】フククワン🔗🔉

ふっ‐かん【副官】フククワン ふくかん(副官)

ふっ‐けい【副啓】フク‐🔗🔉

ふっ‐けい【副啓】フク‐ ふくけい(副啓)

ふっ‐こう【副港】フクカウ🔗🔉

ふっ‐こう【副港】フクカウ ふくこう(副港)

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[音]フク    フ [訓]そ‐う [部首]刀 [総画数]11 [コード]区点    4191      JIS   497B      S‐JIS 959B [分類]常用漢字 [難読語] →すない‐すけ【少輔・少副】たい‐ふ【大輔・大副】ふう‐す【副寺・副司】

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