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わ‐か【和歌・×倭歌】🔗🔉

わ‐か【和歌・×倭歌】 漢詩に対して、上代から行われた日本固有の詩歌。五音と七音を基調とする長歌・短歌・旋頭歌(せどうか)・片歌(かたうた)などの総称。平安時代以降は主に短歌をさすようになった。やまとうた。《万葉集の題詞にみえる「和(こた)ふる歌」から》答えの歌。返し歌。(ふつう「ワカ」と書く)能で、舞の直後または直前にある謡い物。詞章は短歌形式を基本とする。

わかくほん【和歌九品】🔗🔉

わかくほん【和歌九品】 平安中期の歌論書。一巻。藤原公任著。寛弘六年(一〇〇九)以後の成立とされる。和歌を九つの品等に分け、それぞれ二首の例歌をあげて優劣を論じたもの。余情を最高としている。

わか‐さんじん【和歌三神】🔗🔉

わか‐さんじん【和歌三神】 和歌を守護する三柱の神。普通には、住吉明神・玉津島明神・柿本人麻呂。その他、衣通姫(そとおりひめ)・柿本人麻呂・山部赤人とするなど諸説がある。

わか‐ししき【和歌四式】🔗🔉

わか‐ししき【和歌四式】 四つの歌学書。奈良時代の「歌経(かきよう)標式」と平安時代の「喜撰式」「孫姫(ひこひめ)式」「石見女(いわみのじよ)式」の総称。四家式。

わか‐してんのう【和歌四天王】‐シテンワウ🔗🔉

わか‐してんのう【和歌四天王】‐シテンワウ 和歌にすぐれた四人の称。鎌倉末期から南北朝時代に活躍した二条派の頓阿・慶運・浄弁・兼好。また、江戸時代に京都に住んだ澄月・慈延・小沢蘆庵・伴蒿蹊(ばんこうけい)

わかどうもうしょう【和歌童蒙抄】ワカドウモウセウ🔗🔉

わかどうもうしょう【和歌童蒙抄】ワカドウモウセウ 平安後期の歌学書。一〇巻。藤原範兼著。久安元年(一一四五)ごろの成立か。万葉集以下の諸歌集の歌を、日・月など二二項の部類に分けて語釈・出典を記し、さらに雑体・歌病(かへい)・歌合判について述べたもの。

わか‐どころ【和歌所】🔗🔉

わか‐どころ【和歌所】 勅撰和歌集の編纂(へんさん)のために宮中に設けられた臨時の役所。天暦五年(九五一)村上天皇が梨壺(なしつぼ)に設置したのに始まる。別当・開闔(かいこう)・寄人(よりゆうど)などが置かれた。→御歌所(おうたどころ)

わか‐の‐うら【和歌浦】🔗🔉

わか‐の‐うら【和歌浦】 和歌山市南部の海岸。和歌川の河口の、片男波(かたおなみ)と称する砂嘴(さし)に囲まれる入り江。玉津島神社・不老橋・観海閣などがあり、西に新和歌浦が連なる。《歌枕》「―に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴(たづ)鳴き渡る」〈万・九一九〉

わか‐ばやし【若×囃子・和歌×囃子】🔗🔉

わか‐ばやし【若×囃子・和歌×囃子】 祭り囃子の一。享保(一七一六〜一七三六)ごろに武蔵国葛西金町(東京都葛飾区金町)の香取明神の神主能勢環(のせたまき)が村の若者を集めて創始したという。馬鹿囃子。葛西囃子。

わかやえがき【和歌八重垣】ワカやへがき🔗🔉

わかやえがき【和歌八重垣】ワカやへがき 江戸中期の歌学書。七巻。有賀長伯著。元禄一三年(一七〇〇)刊。和歌の心得・作法・用語などを解説した入門書。

わかやま【和歌山】🔗🔉

わかやま【和歌山】 近畿地方南部の県。紀伊半島の南西部を占め、奈良・三重県境の間に飛び地をもつ。もとの紀伊国の大部分にあたる。和歌山県北西部の市。県庁所在地。紀川河口部にある。もと徳川氏の城下町。古くから吉野杉の集散地で、製材・木工業や化学工業が盛ん。紀三井寺(きみいでら)・和歌浦などがある。人口四〇・〇万。

わかやまけんりつ‐いかだいがく【和歌山県立医科大学】‐イクワダイガク🔗🔉

わかやまけんりつ‐いかだいがく【和歌山県立医科大学】‐イクワダイガク 和歌山市にある公立大学。昭和二〇年(一九四五)設立の和歌山県立医学専門学校が前身。同二七年、新制大学となる。

わかやま‐だいがく【和歌山大学】🔗🔉

わかやま‐だいがく【和歌山大学】 和歌山市にある国立大学。和歌山師範学校・和歌山青年師範学校・和歌山経済専門学校を統合し、昭和二四年(一九四九)新制大学として発足。

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