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かい【界】🔗🔉

かい【界】 区切り。境(さかい)。仕切り。「―を接する」限られた社会や範囲。多く接尾語的に用いる。「社交―」「文学―」《梵dhtuの訳。部類・要素・基礎などの意》仏語。人間存在の構成要素として類別の範疇(はんちゆう)となるもの。六根と六境と六識のそれぞれを界として、十八界をたてる。宇宙の構成要素。地・水・火・風・空・識の六大(ろくだい)のこと。六界。領域または世界。欲界・色界・無色界の三界。生物分類学上の基本階級の最高位。動物界と植物界の二つに分けるが、菌類界を独立させたり、原核生物界と真核生物界とに大別したりする傾向にある。地質年代による地層区分の最大の単位。年代区分の「代」に対応し、「系」をいくつか集合したもの。古生代・中生代・新生代の地層を、古生界・中生界・新生界とよぶ。

ごほう【護法】ゴホフ🔗🔉

ごほう【護法】ゴホフ 《梵Dharmapla》六世紀中ごろの南インドの僧。仏教を広めて多くの門下を教育。唯識(ゆいしき)十大論師(ろんじ)の一人。著「成(じよう)唯識論」など。

じこく‐てん【持国天】ヂコク‐🔗🔉

じこく‐てん【持国天】ヂコク‐ 《梵Dhtarra》仏法の守護神、四天王の一。東方を守る。天衣を着て、右手に宝珠、左手に刀を持つ。持国天王。

ジンミー【アラビアdhimm🔗🔉

ジンミー【アラビアdhimm イスラム法に従ってジンマ(安全保障)を与えられた人々のこと。イスラム国家内の非イスラムのことで、主としてユダヤ教徒やキリスト教徒をさす。

ずだ【頭×陀・×杜多】ヅダ🔗🔉

ずだ【頭×陀・×杜多】ヅダ 《梵dhtaの音写》仏語。衣食住に対する欲望を払いのけること。転じて、あらゆる煩悩(ぼんのう)を払い去って仏道を求めること。また、そのための修行。僧が修行のために托鉢(たくはつ)して歩くこと。また、その僧。「頭陀袋」の略。

ぜん【禅】🔗🔉

ぜん【禅】 《梵dhaynaの音写「禅那」の略。定・静慮と訳す》仏語。精神を集中して無我の境地に入ること。「禅宗」の略。

ぜん‐じょう【禅定】‐ヂヤウ🔗🔉

ぜん‐じょう【禅定】‐ヂヤウ 《「禅」は、梵dhynaの音写「禅那」の略。「定」はその訳》仏語。思いを静め、心を明らかにして真正の理を悟るための修行法。精神を集中し、三昧(さんまい)に入り、寂静の心境に達すること。六波羅密の一。「―に入る」修験道で、白山・立山などの高い山に登って行う修行。

ぜんな【禅×那】🔗🔉

ぜんな【禅×那】 《梵dhynaの音写。定(じよう)・静慮(じようりよ)などと訳す》禅。禅定(ぜんじよう)

そう‐じ【総持】‐ヂ🔗🔉

そう‐じ【総持】‐ヂ 《梵dhraniの訳。音写は陀羅尼》悪法を捨てて善法を持する意で、仏の説くところをよく記憶して忘れないこと。

ダウ【dhow】🔗🔉

ダウ【dhow】 アラビア半島沿岸からインド洋にかけ、アラビア人が古くから使っている木造帆船。大三角帆を装備し、船脚が速い。

ダウラギリ【Dhaulagiri】🔗🔉

ダウラギリ【Dhaulagiri】 ネパール中部、ヒマラヤ山脈中の高峰群。第一峰は標高八一六七メートルで、一九六〇年にスイス隊が初登頂に成功。サンスクリット語で白い山の意。

だらに【×陀羅尼】🔗🔉

だらに【×陀羅尼】 《梵dhraの音写。総持・能持と訳す》梵文(ぼんぶん)を翻訳しないままで唱えるもので、不思議な力をもつものと信じられる比較的長文の呪文。陀羅尼呪。呪。→真言(しんごん)

ディー‐エッチ【DH】🔗🔉

ディー‐エッチ【DH】 《designated hitter》指名打者。

ドール【dhole】🔗🔉

ドール【dhole】 イヌ科の哺乳類。体長約一メートル、尾長約四〇センチ。外見はオオカミに似るが、歯の数が異なる。数頭の群れをつくり、ネズミ・シカなどを捕食。東アジア・東南アジアに分布。あかおおかみ。

と‐そう【×抖×・斗×藪】🔗🔉

と‐そう【××・斗×藪】 [名]スル《梵dhtaの訳。音字は頭陀》仏語。衣食住に対する欲望をはらいのけ、身心を清浄にすること。また、その修行。とすう。雑念をはらって心を一つに集めること。「いよいよ精神を―して」〈露件・連環記〉

ほう【法】🔗🔉

ほう【法】 (ハフ)現象や事象などがそれに従って生起し、進展するきまり。法則。「自然には自然の―がある」社会秩序を維持するために、その社会の構成員の行為の基準として存立している規範の体系。裁判において適用され、国家の強制力を伴う。法律。「―のもとの平等」「民事訴訟―」集団生活において、その秩序を維持するために必要とされる規範。おきて。しきたり。道徳や慣習など。「―にはずれたやり方」物事をする定まったやり方。正しいしかた・方法。「―にかなった筆使い」「そんなばかな―はない」珠算で、乗数。または、除数。→実インド‐ヨーロッパ語で、文の内容に対する話し手の心的態度の相違が、動詞の語形変化の上に現れたもの。直説法・接続法・希求法・命令法・条件法など。叙法。(ホフ)《梵dharmaの訳。達磨・曇摩と音写。保持するものの意》仏語。永遠普遍の真理。法則。規準。有形・無形の一切の存在。また、その本体。仏の教え。仏法。また、それを記した経典。祈祷(きとう)。また、その儀式。「―を修する」

ほう‐りん【法輪】ホフ‐🔗🔉

ほう‐りん【法輪】ホフ‐ 《梵dharma-cakraの訳》仏語。仏の教え。仏法が人間の迷いや悪を打ち破り追い払うのを、古代インドの戦車のような武器(輪)にたとえていったもの。→転法輪

ほっくぎょう【法句経】ホックギヤウ🔗🔉

ほっくぎょう【法句経】ホックギヤウ(パーリ)Dhamma-pada真理の言葉の意》原始仏教の経典の一。原典は四二三編よりなる韻文形式の詩集。成立は古く、漢訳に維祇難等訳二巻などがある。

ほっ‐しん【法身】🔗🔉

ほっ‐しん【法身】 《梵dharma-kyaの訳》仏語。仏の三身の一。永遠不滅の真理そのもの。理法としての仏。法性身(ほつしようしん)法体となった身。僧侶の身。

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