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アーベル【Abel】🔗🔉

アーベル【Abel】 (Niels Henrik 〜)[一八〇二〜一八二九]ノルウエーの数学者。五次以上の一般の方程式が解けないことを証明。楕円関数を研究。代数方程式に可換群(アーベル群)を導入した。(Othenio 〜)[一八七五〜一九四六]オーストリアの古生物学者。動物の器官の退行的な特殊化を研究し、また、生痕(せいこん)から古生態復元をめざした。著「脊椎動物古生物学綱要」など。

アーベント【ドイツAbend】🔗🔉

アーベント【ドイツAbend】 《夕方・晩の意》夕方から始まる音楽会・映画会・講演会などの催し物。…の夕べ、の意で用いる。「ワグナー―」

あ‐うん【×阿×吽・×阿×🔗🔉

あ‐うん【××吽・×× 《梵語のaとhの音写。「阿」は口を開いて出す音声、「吽」は口を閉じて出す音声》梵字の一二字母の、初めにある阿と終わりにある吽。密教では、この二字を万物の初めと終わりを象徴するものとし、菩提心と涅槃(ねはん)などに当てる。仁王(におう)や狛犬(こまいぬ)などにみられる、口を開いた阿形(あぎよう)と、口を閉じた吽形(うんぎよう)の一対の姿。吐く息と吸う息。呼吸。相対・対比など相対する二つのものにいう語。

アカシア【acacia】🔗🔉

アカシア【acacia】 《「アカシヤ」とも》マメ科アカシア属の常緑樹の総称。葉は羽状複葉。花は黄色、まれに白色で、多数集まって穂状に咲く。オーストラリアを中心に約六五〇種が分布。ギンヨウアカシア・アラビアゴムノキなどが含まれる。ハリエンジュの俗称。花は白い。にせアカシア。《季 花=夏》

アカデミー【academy;フランスacadmie】🔗🔉

アカデミー【academy;フランスacadmie】 《プラトンが前三八七年ころアテネの郊外に設立したアカデメイアAkadmeiaという学園に由来する》西洋近代諸国で、学問・芸術に関する指導者・権威者の団体。学士院。翰林院(かんりんいん)学芸に関する教育・研究機関の称。

アカデミー‐フランセーズ【フランスAcadmie franaise】🔗🔉

アカデミー‐フランセーズ【フランスAcadmie franaise】 フランス学士院を構成するアカデミーの一。一六三五年リシュリューが創設。フランス語の保存と純化を目的とし、一六九四年より「アカデミー‐フランセーズ国語辞典」の編集・改訂を主な仕事としている。

アカデミシャン【academician】🔗🔉

アカデミシャン【academician】 学士院・芸術院などの会員。学者タイプの人。学究肌の人。

アカデミズム【academism】🔗🔉

アカデミズム【academism】 大学などでの、理論を重視し、学問・芸術の純粋性・正統性を守ろうとする立場。ジャーナリズムに対比して用いられることがある。学問・芸術の、保守的、形式主義的傾向。官学風。

アカデミック【academic】🔗🔉

アカデミック【academic】 [形動]学問の分野で正統的で堅実なさま。学究的。「―な研究書」伝統的、格式的で、新しさや生気に乏しいさま。「―な芸術」

あしゃ【阿遮】🔗🔉

あしゃ【阿遮】 《梵Acalaの音写「阿遮羅」の略》不動明王(ふどうみようおう)

アッバース‐ちょう【アッバース朝】‐テウ🔗🔉

アッバース‐ちょう【アッバース朝】‐テウ(アラビア)‘Abbs》ウマイヤ朝に続くスンニー派イスラム王朝。七五〇年、ムハンマドの伯父アッバースの子孫アブー=アッバースがウマイヤ朝を倒し、クーファで即位。のちに第二代カリフ、マンスールがバグダードを首都として建設。全盛期は初期の一〇〇年間で、アラビア語とイスラム教による独自の文化が開花。一二五八年、モンゴル軍の侵入により滅亡。アッバス朝。

アップザイレン【ドイツabseilen】🔗🔉

アップザイレン【ドイツabseilen】 アプザイレン

アバウト【about】🔗🔉

アバウト【about】 [形動]いいかげんなさま。おおまかなさま。「あいつは―なやつだ」

アバダン【Abadan】🔗🔉

アバダン【Abadan】 イラン南西部の港湾都市。ペルシア湾に注ぐシャッタル‐アラブ川の東岸に位置し、大製油所がある。石油の積み出し港として有名。アバダーン。

アバディーン【Aberdeen】🔗🔉

アバディーン【Aberdeen】 英国スコットランド北東部の港湾都市。漁業・造船が盛ん。また、北海油田の補給基地。

アビシニア【Abyssinia】🔗🔉

アビシニア【Abyssinia】 エチオピアの旧称。

アビシニアン【Abyssinian】🔗🔉

アビシニアン【Abyssinian】 家猫の一品種。エチオピア高原の原産とされる。短毛で、一本の毛が色違いになっていて、毛先ほど色が濃い。

アビジャン【Abidjan】🔗🔉

アビジャン【Abidjan】 アフリカ西部、コートジボアール共和国の首都。ギニア湾に面する港湾都市。人口、行政区一九三万(一九八八)

あびだつま【×阿×毘達磨】🔗🔉

あびだつま【××毘達磨】 《梵abhidharmaの音写。対法・大法・無比法と訳す》仏の教えを整理・注釈・研究した聖典。論書。原始仏教で、三蔵の一つである論蔵のこと。小乗仏教で、論部のこと。

アビリティー【ability】🔗🔉

アビリティー【ability】 能力。技量。

アビリンピック【和Abilympic】🔗🔉

アビリンピック【和Abilympic】 《ability+Olympicから》身体障害者が製図・旋盤・ラジオの修理などの技能を競い、職業能力を人々に示そうとする大会。昭和四七年(一九七二)に第一回大会が行われた。全国障害者技能競技大会。

アブー‐バクル【Ab Bakr】🔗🔉

アブー‐バクル【Ab Bakr】五七三ころ〜六三四]イスラム教の初代正統カリフ。在位六三二〜三四。預言者ムハンマド没後の教団分裂の危機を乗り切り、のちの発展の基礎をつくった。

アプザイレン【ドイツabseilen】🔗🔉

アプザイレン【ドイツabseilen】 [名]スル《「アップザイレン」とも》登山用語。懸垂下降のこと。

アブサン【フランスabsinthe】🔗🔉

アブサン【フランスabsinthe】 ニガヨモギで味つけした、アルコール分七〇パーセント前後の緑色のリキュール。毒性があるため、現在はアニスなどで味つけした低アルコール度のものをいう。アプサーント。

アブシジン‐さん【アブシジン酸】🔗🔉

アブシジン‐さん【アブシジン酸】 《abscisic acid》植物ホルモンの一。葉や果実の老化・離脱に関与するとともに、種子や芽の休眠を誘導する。ABA。

アブジャ【Abuja】🔗🔉

アブジャ【Abuja】 ナイジェリア連邦共和国の首都。同国中部、サバンナ地帯にある。一九九一年、それまでのラゴスに替わり新首都となる。人口二五万。

アブシンベル‐しんでん【アブシンベル神殿】🔗🔉

アブシンベル‐しんでん【アブシンベル神殿】 《Abu Simbel》ナイル川上流、ヌビアのアブシンベル村にある古代エジプトの岩窟(がんくつ)神殿の遺跡。創建者ラムセス二世と諸神の座像が並ぶ大神殿と、ハトール女神の小神殿とがある。アスワン‐ハイ‐ダムの建設のため遺跡全体が西寄りの丘に移転された。

アブストラクト【abstract】🔗🔉

アブストラクト【abstract】 [名]「アブストラクトアート」の略。抜粋。摘要。[形動]抽象的な。観念的な。「―な彫刻」

アブストラクト‐アート【abstract art】🔗🔉

アブストラクト‐アート【abstract art】 抽象芸術。

アブソリューティズム【absolutism】🔗🔉

アブソリューティズム【absolutism】 絶対主義。

アブソルバン【フランスabsorbant】🔗🔉

アブソルバン【フランスabsorbant】 《吸収性の、の意》絵の具の油を吸収、絵の光沢を消す白亜質のカンバス。

アブダビ【Ab Dhabi】🔗🔉

アブダビ【Ab Dhabi】 アラブ首長国連邦を構成する七首長国の一。連邦中最大の面積をもつ。首都はアブダビで、連邦の首都も兼ね、ペルシア湾南岸の島にある。石油を産出。

アブド‐アッラフマーン【‘Abd al-Ramn】🔗🔉

アブド‐アッラフマーン【‘Abd al-Ramn】 (一世)[七三一〜七八八]後ウマイヤ朝の始祖。在位七五六〜八八。スペインのコルドバを中心にウマイヤ王朝を再建、フランク王国カール大帝の遠征軍を破って王国の基礎を固めた。(三世)[八八九〜九六一]後ウマイヤ朝第八代の君主。在位九一二〜六一。国内の諸勢力を制圧し、九二九年、カリフを称した。産業を振興し、学芸を奨励、王朝の最盛期を現出し、コルドバは西欧随一の都となって繁栄。

アブノーマル【abnormal】🔗🔉

アブノーマル【abnormal】 [形動]異常なさま。病的。「―な性格」ノーマル。

アブラカダブラ【abracadabra】🔗🔉

アブラカダブラ【abracadabra】 《ラテン語から》病気や災いを払う呪文(じゆもん)や護符に用いる語。

アブラハム【Abraham】🔗🔉

アブラハム【Abraham】 《多くの人々の父の意》旧約聖書に記されるイスラエルの民の祖。コーランでは、アラブ族の祖。初めアブラムと称した。

アベベ【Abebe Bikila】🔗🔉

アベベ【Abebe Bikila】一九三二〜一九七三]エチオピアの軍人・長距離走者。一九六〇年のローマ、六四年の東京での両オリンピックで、マラソン史上初めて連続優勝した。はだしのマラソンランナーとして有名。

アベリア【ラテンabelia】🔗🔉

アベリア【ラテンabelia】 スイカズラ科の常緑低木。中国でつくられた園芸種。枝は多数に分かれ、鮮紅色でつやがあり、葉は卵形で対生する。花は釣鐘形で赤みのある白色。六月から一一月ごろまで連続して咲く。はなつくばねうつぎ。

アボリジニー【aborigine】🔗🔉

アボリジニー【aborigine】 《先住民の意》オーストラリア大陸の先住民。狩猟・採集生活を営み、父系的氏族社会を構成する。一九六七年に市民権が与えられた。言語系統は未詳。アボリジン。

アリー【‘Al🔗🔉

アリー【‘Al六〇〇ころ〜六六一]イスラムの第四代正統カリフ。在位六五六〜六一。その就任をめぐる紛争の中で殺害された。ムハンマドのいとこで、娘婿。シーア派では初代イマームとされる。

アルファ【Α・α;alpha】🔗🔉

アルファ【Α・α;alpha】 〈Α・α〉ギリシア語アルファベットの第一字。物事の最初。「―からオメガまで」α〉ある未知数。また、ある数量に付け加えられるわずかな量。「プラス―」Α野球で、後攻チームが最終回の攻撃をしないで、または終えないで勝ちが決まったとき、その得点につける記号。現在ではXを用いる。スコアブックに記されたαと読み違えたところからという。走り高跳び・棒高跳びで、次の高さに挑戦しないで試技を終えたとき、それまでの記録につける符号。「二メートル―」α〉金属・合金などで相を示す記号の一。α〉有機化合物の炭素原子の位置を示す記号の一。

アロン【Aaron】🔗🔉

アロン【Aaron】 旧約聖書中の人物。最初の大司祭。出エジプト以来、兄モーゼを助けて活躍。

イプシロン【E・ε;epsilon】🔗🔉

イプシロン【E・ε;epsilon】 〈E・ε〉ギリシア語アルファベットの第五字。エプシロン。ε〉数学で、零に近い任意の微少量。

ウスマーン【‘Uthmn】🔗🔉

ウスマーン【‘Uthmn】?〜六五六]イスラム教第三代正統カリフ。在位六四四〜五六。軍の反乱によって殺害されたが、ウスマーン本として今日に残るコーランを編纂したことで知られる。

ウマル【‘Umar】🔗🔉

ウマル【‘Umar】?〜六四四]イスラム教第二代正統カリフ。在位六三四〜四四。シリア・エジプトを征服して版図を拡大。また、イスラム暦の採用や軍事・行政上の諸制度を定め、イスラム帝国の基礎を確立した。ウマル一世。オマル。

ウマル‐ハイヤーム【‘Umar Khayym🔗🔉

ウマル‐ハイヤーム【‘Umar Khayym一〇四八〜一一三一]イラン系の天文学者・数学者・詩人。四行詩集「ルバイヤート」の作者。二次方程式の解法を研究、ペルシア暦改良に従事。オマル=ハイヤーム。

エー【A・a】🔗🔉

エー【A・a】 英語のアルファベットの最初の字。順序・段階・等級などの一番目。最上位。第一位。「成績はオール―」〈A〉物の表裏をABで表す場合の表(おもて)。「テープの―面」音楽で、音名の一。イ音。〈A〉ABO式血液型の一つ、A型。〈A〉紙の規格寸法のA判。「―4判」→B〈A〉《ampere》電流の強さの単位、アンペアの記号。〈a〉《are》面積の単位、アールの記号。〈A・Å〉《(スウエーデン)ngstrm》長さの単位、オングストロームの記号。〈a〉《atto》数の単位、アトの記号。〈A〉《answer》答え・解答の意を表す略号。「Qアンド―」〈A〉《argon》もとアルゴンの元素記号。現在はArで示す。

エー‐エー‐エム【AAM】🔗🔉

エー‐エー‐エム【AAM】 《air-to-air missile》空対空ミサイル。

エーエー‐かいぎ【AA会議】‐クワイギ🔗🔉

エーエー‐かいぎ【AA会議】‐クワイギ 《Afro-Asian Conferences》アジア‐アフリカ会議。

エー‐エム【A.M.; a.m.】🔗🔉

エー‐エム【A.M.; a.m.】(ラテン)ante meridiem》午前。時刻を表す数字または数詞のあとに置く。P.M.

エーご‐はん【A5判】🔗🔉

エーご‐はん【A5判】 紙の仕上げ寸法の一。一四八ミリ×二一〇ミリの大きさ。A列5番。→A判

エー‐シー【AC】🔗🔉

エー‐シー【AC】 《alternating current》交流電流。DC。

エー‐ディー【A.D.】🔗🔉

エー‐ディー【A.D.】(ラテン)anno Domini主の年に、の意》西暦紀元。紀元。B.C.

エービーエス‐じゅし【ABS樹脂】🔗🔉

エービーエス‐じゅし【ABS樹脂】 アクリロニトリル(A)・ブタジエン(B)・スチレン(S)の三成分からなる熱可塑性樹脂。耐衝撃性にすぐれ、化学薬品や油にもおかされず、硬い。テレビのキャビネットや冷暖房器・自動車部品などに使用。

エー‐ビー‐エム【ABM】🔗🔉

エー‐ビー‐エム【ABM】 《antiballistic missile》飛んでくる大陸間弾道弾を迎撃して破壊するミサイル。弾道弾迎撃ミサイル。

エービーオーしき‐けつえきがた【ABO式血液型】🔗🔉

エービーオーしき‐けつえきがた【ABO式血液型】 人間の血液型分類方式の一。AおよびBの凝集原と抗Aおよび抗Bの凝集素の有無により、A・B・O・ABの四型に分ける。血液型のうちで最初に発見され、臨床的にも最も重要。

エー‐ビー‐シー【ABC】🔗🔉

エー‐ビー‐シー【ABC】 英語のアルファベットの最初の三文字。また、英語のアルファベット。初歩。基本。いろは。「登山の―」

エー‐ビー‐シー【ABC】🔗🔉

エー‐ビー‐シー【ABC】 《American Broadcasting Company》米国の放送会社。NBC、CBSとともに、米国の三大放送ネットワークの一。一九四三年に、NBCから独立したブルー‐ネットワーク‐カンパニーが改称したもの。五三年、ユナイテッド‐パラマウント映画劇場と合併。

エービーシーディー‐ほういじん【ABCD包囲陣】‐ハウヰヂン🔗🔉

エービーシーディー‐ほういじん【ABCD包囲陣】‐ハウヰヂン 太平洋戦争直前、アメリカ・イギリス・中国・オランダの四か国が、南進する日本に対抗して形成した対日経済制裁を主とした封鎖網。日本政府が対外危機感をあおるため宣伝した語。ABCDはAmerica, Britain, China, Dutchの頭文字。

エービーシー‐ぶんせき【ABC分析】🔗🔉

エービーシー‐ぶんせき【ABC分析】 企業の管理する対象を重要度によってABCのグループに分け、それぞれの特性に応じた管理方式を実施するために行われる分析。多品種を扱う企業で、在庫管理・品質管理・得意先管理などに用いる。パレート分析。

エービーシー‐へいき【ABC兵器】🔗🔉

エービーシー‐へいき【ABC兵器】 《atomic, biological and chemical weapons》Aは原子爆弾・水素爆弾などの原子兵器、Bは細菌などの生物兵器、Cは毒ガス・焼夷弾(しよういだん)などの化学兵器のこと。また、Aに代わりradioactive(放射能の)の頭文字をとってCBR兵器ともいう。

エーろく‐ばん【A6判】🔗🔉

エーろく‐ばん【A6判】 紙の仕上げ寸法で、A5判を半截(はんさい)したもの。一〇五ミリ×一四八ミリの大きさ。文庫本に用いられる判型。→A判

エー‐ワン【A1】🔗🔉

エー‐ワン【A1】 《英国船級協会の船名録による船級「Aの第一級」から》第一流のもの。最上級品。

オマル‐ハイヤーム【‘Umar Khayym】🔗🔉

オマル‐ハイヤーム【‘Umar Khayym】 ウマル=ハイヤーム

オルテリウス【Abraham Ortelius】🔗🔉

オルテリウス【Abraham Ortelius】一五二七〜一五九八]ベルギーの地図学者。一五七〇年に出版した「世界の舞台」は、世界最初の近代的地図帳。

ガザーリー【Ab Hmid al-Ghazl🔗🔉

ガザーリー【Ab Hmid al-Ghazl一〇五八〜一一一一]イスラム聖法学者・神学者・神秘思想家。ラテン語名アルガゼル。哲学を批判して正統神学を擁護し、他方ではそれを神秘主義と結合してイスラム教の再興を図った。ガッザーリー。

かん‐じょう【×灌頂】クワンヂヤウ🔗🔉

かん‐じょう【×灌頂】クワンヂヤウ 《梵abhiecana, abhiekaの訳。昔インドで、国王の即位や立太子の儀に、四大海の水をその頭頂に注いだ儀式から》仏語。菩薩が仏位に登るとき、法王の職を受ける証として諸仏が智水を頭に注ぐ儀式。密教で、香水(こうずい)を頭に注ぐ儀式。灑水杖(しやすいじよう)という棒の先に水をつけて頭に軽くあてる。受戒するときや修行者が一定の地位に上るときに行う。結縁(けちえん)灌頂・伝法(でんぼう)灌頂などがある。墓石に水を注ぎかけること。雅楽・平曲・音楽や和歌などで奥義や秘伝などを授けること。

ガンス【Abel Gance】🔗🔉

ガンス【Abel Gance】一八八九〜一九八一]フランスの映画監督。特にサイレント時代にすぐれた作品を発表し、グリフィスと並ぶ映画芸術の開拓者とされる。作「鉄路の白薔薇(しろばら)」「ナポレオン」など。

ガンマ【Γ・γ; gamma】🔗🔉

ガンマ【Γ・γ; gamma】 〈Γ・γ〉ギリシア語アルファベットの第三字。γ〉質量の単位。一ガンマは一〇〇万分の一グラムで、一マイクログラムに等しい。γ〉磁束密度の単位。一ガンマは一〇億分の一テスラ。γ〉金属・合金などの相を示す記号の一。γ〉有機化合物の炭素原子の位置を示す記号の一。γ〉感光材料の階調の度合いを示す数値。一より大きければ硬調、小さければ軟調。γ〉光子の記号。

こうおん‐てん【光音天】クワウオン‐🔗🔉

こうおん‐てん【光音天】クワウオン‐ 《梵bhsvara-devaの訳》色界第二禅天に属する天の一。ここにすむ天衆は音声を用いず、話すときは口から浄光を発して意を通じるという。密教では右手に蓮華を持ち、左手を腰におく姿に描かれる。極光浄天。光曜天。

コープランド【Aaron Copland】🔗🔉

コープランド【Aaron Copland】一九〇〇〜一九九〇]米国の作曲家。ジャズやアメリカ民謡などの要素を取り入れた明快な作風が特徴。作品に「ビリー・ザ・キッド」「アパラチアの春」など。

ゴム‐サック🔗🔉

ゴム‐サック 《和gom(オランダ)+sack》ゴム製の指サック。コンドーム。

ゴム‐バンド🔗🔉

ゴム‐バンド 《和gom(オランダ)+band》「ゴム輪」に同じ。◆英語ではrubber band

ゴム‐ホース🔗🔉

ゴム‐ホース 《和gom(オランダ)+hose》ゴム製、またはゴムを主材料にしてできているホース。

さんディー‐えいが【3D映画】‐エイグワ🔗🔉

さんディー‐えいが【3D映画】‐エイグワ 《three-dimensional picture》立体映画。三次元映画。

ジオ‐フロント🔗🔉

ジオ‐フロント 《和ge(ギリシア)+front》有効利用、開発の対象としての地下空間。弾丸高速道路・都市などが考えられる。→ウォーターフロント

シックス‐ナイン🔗🔉

シックス‐ナイン 《和six+nine》九九・九九九九パーセント。ほとんど完全に近いこと。《69の形から》男女が互いに相手の性器に対して口で行う性行為。シックスティナイン。

しめ【締め・×〆】🔗🔉

しめ【締め・×〆】 [名]締めること。「―が甘い」金銭などの合計を出すこと。また、その数量。「帳簿の―をする」封書の封じ目に書く「〆」のしるし。〔接尾〕助数詞。半紙・ちり紙など紙の一〇束、すなわち一〇〇帖、二〇〇〇枚を単位として数えるのに用いる。木綿・木材など束ねたものを数えるのに用いる。

しめ‐いた【×〆板】🔗🔉

しめ‐いた【×〆板】 縁側のかもいの上と軒桁(のきげた)との間に張る横羽目板。

しめ‐かす【△搾め×滓・×〆×粕】🔗🔉

しめ‐かす【搾め×滓・××粕】 豆やゴマ、また魚類などから、油をしぼったあとのかす。肥料にする。

しめ‐だか【締(め)高・×〆高】🔗🔉

しめ‐だか【締(め)高・×〆高】 全体の数量の合計。合計した額。総計。締め。「売り上げの―を出す」

しめ‐て【締めて・×〆て】🔗🔉

しめ‐て【締めて・×〆て】 [副]全部合わせて。合計すると。都合。「―七万円の売り上げ」

スリー‐エー【AAA・3A】🔗🔉

スリー‐エー【AAA・3A】 米国で、野球のマイナーリーグの最上位。トリプルエー。

ぜったい‐ち【絶対知】🔗🔉

ぜったい‐ち【絶対知】(ドイツ)absolutes Wissen》シェリングやヘーゲルにおいて、知識の最高段階としての哲学的知識をさす用語。

ぜったいてき‐かんねんろん【絶対的観念論】‐クワンネンロン🔗🔉

ぜったいてき‐かんねんろん【絶対的観念論】‐クワンネンロン(ドイツ)absoluter Idealismus》カントの批判哲学を主観的観念論と評したヘーゲルが、自己の哲学的立場に与えた名称。絶対的理念の弁証法的発展の過程のうちにとりこまれる。

タスマン【Abel Jans- zoon Tasman】🔗🔉

タスマン【Abel Jans- zoon Tasman】一六〇三〜一六五九]オランダの探検家。東インド会社の船長で、タスマニア・ニュージーランド・フィジー島などを発見。

だっ‐かく【奪格】🔗🔉

だっ‐かく【奪格】 《ablative》インド‐ヨーロッパ語などにおける文法用語で、格の一。動作の出自(…から)・手段(…によって)・原因(…のために)などの関係を表す。ラテン文法に由来する用語。従格。

ちゅうしょう‐ひょうげんしゅぎ【抽象表現主義】チウシヤウヘウゲンシユギ🔗🔉

ちゅうしょう‐ひょうげんしゅぎ【抽象表現主義】チウシヤウヘウゲンシユギ 《abstract expressionism》第二次大戦後、米国で興ったアクションペインティングをはじめとする非幾何学的な抽象絵画の総称。広くは欧州で興った同傾向のアンフォルメルなどを含む。

に‐よん‐ディー【24D】🔗🔉

に‐よん‐ディー【24D】 《Dはdichlorophenoxyacetic acid2、4‐ジクロロフェノキシ酢酸の略称》植物ホルモンのオーキシンの作用を示し、生長調節剤の一。ナトリウム塩などとして広葉雑草の除草剤に使用。

パイ【ギリシアΠ・π;pi】🔗🔉

パイ【ギリシアΠ・π;pi】 〈Π・π〉ギリシア語のアルファベットの第一六字。ヒー。π〉円周率を表す記号。Π〉数列の第一項から第項までの積を表す記号。総乗記号。ππ中間子の記号。

ふどう‐みょうおう【不動明王】‐ミヤウワウ🔗🔉

ふどう‐みょうおう【不動明王】‐ミヤウワウ 《梵Acalanthaの訳》五大明王・八大明王の主尊。大日如来の命を受けて魔軍を撃退し、災害悪毒を除き、煩悩(ぼんのう)を断ち切り、行者を守り、諸願を満足させる。右手に利剣、左手に縄を持ち、岩上に座して火炎に包まれた姿で、怒りの形相に表す。両眼を開いたものと左眼を半眼にしたものとあり、牙(きば)を出す。制(せいたか)・矜羯羅(こんがら)の二童子を従えた三尊形式が多い。不動尊。無動尊。

ぼうぶら【南=瓜】🔗🔉

ぼうぶら【南瓜】(ポルトガル)abboraから》カボチャのこと。西日本でいう。

よんダブリュー‐エス【4WS】🔗🔉

よんダブリュー‐エス【4WS】 《four-wheel steering》自動車で、方向を変えるときに前後四輪とも操舵する構造。また、その自動車。四輪操舵。

よんダブリュー‐ディー【4WD】🔗🔉

よんダブリュー‐ディー【4WD】 《four-wheel drive》自動車で、前後四輪とも駆動する構造。また、その自動車。砂地やぬかるみなど悪路の走破性がよい。四駆。四輪駆動。

ラーズィ【Ab Bakr Muhammad ibn ZaKary al-Rz🔗🔉

ラーズィ【Ab Bakr Muhammad ibn ZaKary al-Rz八四一ころ〜九二六]イスラムの医者・化学者。イラン生まれ。宗教を学問研究の敵と公言。医学全書「集説」を著した。ラテン語名ラーゼスRhazes

リンカーン【Abraham Lincoln】🔗🔉

リンカーン【Abraham Lincoln】一八〇九〜一八六五]米国の第一六代大統領。在任一八六一〜六五。共和党選出。一八六〇年大統領に当選。南部が連邦からの分離を宣言し、南北戦争となったが北軍を指導して勝利を収め、連邦の維持に成功。六三年、奴隷解放宣言を発し、同年のゲティスバーグの演説で「人民の、人民による、人民のための政治」という民主主義の原理を示す言葉を残した。戦勝直後に暗殺された。

ろん‐ぞう【論蔵】‐ザウ🔗🔉

ろん‐ぞう【論蔵】‐ザウ 《梵abhidharmaの訳。阿毘達磨などと音写》仏語。三蔵の一。仏法の教義についての聖賢の議論や所説を集録した聖典類。

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