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い‐しき【意識】🔗🔉

い‐しき意識】 ①〔仏〕(梵語mano-vijñāna)認識し、思考する心の働き。感覚的知覚に対して、純粋に内面的な精神活動。第六識。→識。 ②(consciousness)今していることが自分で分かっている状態。知識・感情・意志などあらゆる働きを含み、それらの根底にあるもの。デカルト・カント・フッサールなどの超越論的哲学においては、「考えるわれ」「超越論的統覚」「超越論的主観性」などと呼ばれる意識の働きが、われわれの認識のみならず、世界の構成原理の根底をもなす、と考える。これに対し、唯物論哲学では、意識の生理的基礎は脳髄の活動で、個人の意識は環境の主観的反映として時間的・空間的に限定されている、と考える。「―を失う」「美的―」 ③特に、社会意識または自己意識(自覚)。「―の高い労働者」 ④対象をそれとして気にかけること。感知すること。「周囲の目を―する」 →無意識→下意識→前意識⇒いしき‐いっぱん【意識一般】 ⇒いしき‐しょうがい【意識障害】 ⇒いしき‐てき【意識的】 ⇒いしき‐の‐ながれ【意識の流れ】 ⇒いしき‐ふめい【意識不明】 ⇒意識に上る

広辞苑 ページ 1018 での意識単語。