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すけろく【助六】🔗⭐🔉
すけろく【助六】
①江戸中期、京都の男達おとこだて万屋助六。宝永(一説に元禄)年間、島原の遊女揚巻あげまきと心中、浄瑠璃・歌舞伎で直ちに脚色上演された。
②歌舞伎十八番の一つ。助六物の代表作「助六所縁江戸桜すけろくゆかりのえどざくら」の通称。2代市川団十郎の当り狂言として上演、1716年(享保1)の「式例和曾我しきれいやわらぎそが」以来江戸風の助六となる。花川戸助六、実は曾我の五郎が名刀友切丸詮議のため吉原に出入、愛人三浦屋の揚巻に横恋慕する髯ひげの意休に喧嘩をしかけ、ついに意休から刀を奪いかえす。
助六
→文献資料[助六]
③河東の一つ。本名題「助六所縁江戸桜」。1761年(宝暦11)初演。「江戸桜」とも。
⇒すけろく‐ずし【助六鮨】

広辞苑 ページ 10541 での【助六】単語。