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すじ【筋】スヂ🔗🔉

すじスヂ ➊筋肉。 ①筋肉、また、その繊維。〈倭名類聚鈔3〉。「足の―がつる」 ②植物の繊維。「―の多い野菜」 ③「すじかまぼこ」の略。 ➋細長く一続きになっているもの。 ①細長いもの。線。枕草子149「黒き髪の―わろき」。「毛の―ほどのすきもない」「赤い―を織り出した布」「額の―」「―彫り」 ②細長く通ったもの。「鼻―」 ③皮膚に浮き出た血管の線。「手に―が浮く」「青―を立てて怒る」 ④兜かぶとの鉢を構成する矧はぎ合せの鉄板の端の折返し。 ⑤田のあぜ。また、うね。 ⑥道や川などに沿った所。「東海道―」「大川―」 ⑦細長いものを数えるのにいう語。竹取物語「もと光る竹なむ一―ありける」。「三―の煙」 ⑧将棋盤の升目の縦列。また、特に角かくが利く方向。角筋。 ➌一続きの関係。 ①血統。家系。源氏物語玉鬘「父大臣の―さへ加はればにや」。「公家の―を引く家柄」 ②素質。たち。源氏物語帚木「女もえをさめぬ―にて」。「芸の―がいい」 ③物事の条理。道理。筋あい。源氏物語帚木「まことの―をこまやかに書きえたるは」。「―を通す」 ④物語・小説・劇などの、話の骨組・しくみ・趣向。「芝居の―」 ⑤その物事につながりのある事柄・方面。源氏物語桐壺「やまと言の葉をも、もろこしの歌をも、ただその―をぞ枕ごとにせさせ給ふ」 ⑥具体的に名をあげず、ぼかして指示するのに使う語。つながりのある方面・関係の者。「その―のお達し」「確かな―からの情報」「親類―」「側近―」 ⑦(取引用語)内情をよく知って売買をする事情通。 ⑧囲碁・将棋で、理にかなった手の進め方。「―悪」→手筋 ⇒筋が立つ ⇒筋が違う ⇒筋が悪い ⇒筋を通す

広辞苑 ページ 10554 での単語。