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いず‐こ【何処】イヅコ🔗🔉

いず‐こ何処イヅコ 〔代〕 不定の場所を表す語。どこ。古くは「いづく」とも。古今和歌集「春霞たてるや―」。「―も同じ」 ⇒何処ともなく ⇒何処はあれど ⇒何処をおもてに ⇒何処をはかと ⇒何処をはかりと ○何処ともなくいずこともなく どこというあてもなく。源氏物語夕顔「―まどふここちし給ふ」 ⇒いず‐こ【何処】 ○何処はあれどいずこはあれど どこがよいかはともかくとして、その中でも特別に。拾遺和歌集愚草「春のかげ―汐がまの浦」 ⇒いず‐こ【何処】 ○何処をおもてにいずこをおもてに 何の面目あって。源氏物語賢木「―かは又も見え奉らむ」 ⇒いず‐こ【何処】 ○何処をはかといずこをはかと どこを目あてにして。後撰和歌集「―君が問はまし」→はか(計) ⇒いず‐こ【何処】 ○何処をはかりといずこをはかりと (→)「いずこをはかと」に同じ。伊勢物語「―も覚えざりければ」 ⇒いず‐こ【何処】

広辞苑 ページ 1059 での何処単語。