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○清風故人来るせいふうこじんきたる🔗⭐🔉
○清風故人来るせいふうこじんきたる
[杜牧、早秋詩]涼しい風が吹くのは、旧友が訪ねてくるかのように清々しい。
⇒せい‐ふう【清風】
せいふう‐よへい【清風与平】
江戸時代後期に始まる京焼の陶工。特に3代与平(1851〜1914)は京都の近代陶芸界を主導、1893年(明治26)陶工初の帝室技芸員。
せい‐フェロモン【性フェロモン】
(sex pheromone)性行動において雌雄間のコミュニケーションに使われるフェロモンの総称。昆虫のものが著名だが、哺乳類でも雌の膣分泌物中に含まれる。
せいふ‐かいはつ‐えんじょ【政府開発援助】‥ヱン‥
(→)ODAに同じ。
⇒せい‐ふ【政府】
せいふ‐かんけい‐きかん【政府関係機関】‥クワン‥クワン
政府が全額出資する特殊法人。その予算・決算について国会の議決を要する公庫・銀行のほか、総務省の審査対象となっている特殊法人がある。→政府金融機関。
⇒せい‐ふ【政府】
せいふ‐かんしょう‐ほけん【政府管掌保険】‥クワンシヤウ‥
国(社会保険庁)が事務を扱う保険。組合管掌以外の健康保険・厚生年金保険など。
⇒せい‐ふ【政府】
せいふ‐きんゆう‐きかん【政府金融機関】‥クワン
政府が全額出資している公法人の金融機関。日本政策投資銀行・国際協力銀行・国民生活金融公庫・住宅金融公庫・農林漁業金融公庫・中小企業金融公庫・公営企業金融公庫・沖縄振興開発金融公庫・中小企業総合事業団信用保険部門がこれに当たる。予算および決算について、国会の審議を受ける。
⇒せい‐ふ【政府】
せい‐ふく【正服】
儀式などに着る正式の服。
せい‐ふく【正副】
正と副。「―各1通の書類」
せい‐ふく【制服】
(生徒・警察官など)ある集団に属する人が着るように定められた服装。ユニホーム。「―制帽」
せい‐ふく【征服】
①征伐して服従させること。
②転じて、困難なことをなしとげること。「冬山を―する」
⇒せいふく‐おうちょう【征服王朝】
せい‐ふく【清福】
①きよらかな幸福。精神的な幸福。
②手紙などで、相手の幸福を祝っていう語。
せい‐ふく【盛服】
盛装の服。立派なよそおいの服。
せい‐ふく【整復】
骨折やはずれた関節などを、もとの正常な状態に直すこと。「柔道―術」
せいふく‐おうちょう【征服王朝】‥ワウテウ
他民族を征服して樹立した王朝。特に、北方民族が中国に侵入して建てた王朝、遼・金・元・清の4朝を指す。ウィットフォーゲルが提示した概念。
⇒せい‐ふく【征服】
せいぶ‐げき【西部劇】
アメリカの西部開拓時代に題材をとった映画・演劇。ウェスタン。
⇒せい‐ぶ【西部】
せいふ‐こうほう【政府広報】‥クワウ‥
国の役所が入手・作成した情報を広く国民に伝える活動。官報、各種の白書、各府省のホームページなどを通して行う。
⇒せい‐ふ【政府】
せいふ‐しへい【政府紙幣】
銀行券とは別に、政府が直接発行する紙幣。財政難の時の資金調達や補助貨幣の素材が不足している時にその代用を目的として発行される。
⇒せい‐ふ【政府】
せいふ‐すじ【政府筋】‥スヂ
報道で、情報源が政府部内であることを示す語。特定の部署・個人を明らかにできない時などに用いる。
⇒せい‐ふ【政府】
せいぶ‐せん【西武線】
東京都と埼玉県で営業する大手私鉄の一つ。池袋・吾野あがの間の池袋線、西武新宿・本川越間の新宿線その他がある。
せいぶ‐せんせん【西部戦線】
第一次大戦中、ドイツ軍と連合軍が終戦まで塹壕戦で対峙した、フランス北東国境の戦場。
⇒せい‐ぶ【西部】
せいふ‐せんようき【政府専用機】
政府所有の飛行機。政府要人の移動や在外邦人の救出などに利用。日本では航空自衛隊が管理・運用。
⇒せい‐ふ【政府】
せいふ‐たんき‐しょうけん【政府短期証券】
(financial bill)財政の一時的な資金不足を補うために発行される、償還期限60日程度の割引債券。1999年大蔵省証券・食糧証券・外国為替資金証券の3種を統合。FB
⇒せい‐ふ【政府】
せい‐ぶつ【生物】
[礼記楽記]生きもの。生活しているもの。一般に栄養代謝・運動・成長・増殖など、いわゆる生活現象をあらわすものとされるが、今日では増殖を最も基本的・普遍的属性とみなしている。分類学上は生物界のこと。↔無生物。
⇒せいぶつ‐かい【生物界】
⇒せいぶつ‐かがく【生物化学】
⇒せいぶつかがくてき‐さんそようきゅうりょう【生物化学的酸素要求量】
⇒せいぶつ‐がく【生物学】
⇒せいぶつがく‐しゅぎ【生物学主義】
⇒せいぶつ‐がん【生物岩】
⇒せいぶつ‐きせつ【生物季節】
⇒せいぶつ‐きせつせん【生物季節線】
⇒せいぶつ‐けん【生物圏】
⇒せいぶつ‐けんてい【生物検定】
⇒せいぶつ‐こうがく【生物工学】
⇒せいぶつ‐しげん【生物資源】
⇒せいぶつ‐しひょう【生物指標】
⇒せいぶつ‐せいざい【生物製剤】
⇒せいぶつ‐そう【生物相】
⇒せいぶつ‐たようせい【生物多様性】
⇒せいぶつ‐ちりがく【生物地理学】
⇒せいぶつてき‐ぼうじょ【生物的防除】
⇒せいぶつ‐でんき【生物電気】
⇒せいぶつ‐とうけいがく【生物統計学】
⇒せいぶつ‐どけい【生物時計】
⇒せいぶつ‐のうしゅく【生物濃縮】
⇒せいぶつ‐のうやく【生物農薬】
⇒せいぶつ‐はっこう【生物発光】
⇒せいぶつ‐ぶつりがく【生物物理学】
⇒せいぶつ‐へいき【生物兵器】
せい‐ぶつ【静物】
静止して動かないもの。自ら動く力のないもの。また、静物画の対象となるもの。
⇒せいぶつ‐が【静物画】
ぜい‐ぶつ【贅物】
①無用のもの。無益のもの。むだなもの。
②贅沢な品物。
せいぶつ‐が【静物画】‥グワ
(nature morte フランス)人物画・風景画などに対し、花・果実・器物などを題材とした絵画。
⇒せい‐ぶつ【静物】
せいぶつ‐かい【生物界】
①生物の世界、また生物社会。
②生物分類上の最高階級。→界。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐かがく【生物化学】‥クワ‥
(→)生化学に同じ。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつかがくてき‐さんそようきゅうりょう【生物化学的酸素要求量】‥クワ‥エウキウリヤウ
(→)BODに同じ。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐がく【生物学】
(biology)生物を対象として研究する学問。生物の種類により動物学・植物学・微生物学などに、また現象や研究手段により分類学・解剖学・発生学・生理学・生化学・分子生物学・生態学・遺伝学・古生物学・進化生物学などに分ける。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつがく‐しゅぎ【生物学主義】
①認識作用を生命の維持・増進のための働きと見、生存闘争のための一手段と考える認識論の一立場。代表者はニーチェ・マッハ・アヴェナリウス(R. Avenarius1843〜1896)。
②生物学的現象との類比によって社会現象を説明しようとする社会学上の傾向。社会有機体説・社会ダーウィニズム。代表者はスペンサー。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐がん【生物岩】
堆積岩の一種。生物の生理的作用と生物遺体の沈積などの結果形成された岩石。石灰岩・チャート・珪藻土・石炭の類。有機岩。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐きせつ【生物季節】
動植物界に見られる季節現象。開花、落葉、鳥の渡り、虫の声など。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐きせつせん【生物季節線】
開花日や生物の初見日などが等しい地点をつないで地図上に描いた線。気象学の前線になぞらえて桜前線などという。
4月20日の生物季節線(平年)
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐けん【生物圏】
地球上で生物がすんでいる場所の総和。海水・陸水・土壌中や大気圏の一部を含む。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐けんてい【生物検定】
(bioassay)生物体を利用して物質の有無やその量・活性などを知る操作。ビタミン・ホルモンなどの定量や抗生物質の効力測定、環境状態の判定などに用いる。生物学的定量。バイオ‐アッセー。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐こうがく【生物工学】
①生物の種々の機能の工学的側面を研究、また開発する学問分野。医用工学・人間工学などを含む。生体工学。バイオ‐エンジニアリング。
②バイオ‐テクノロジーのこと。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐しげん【生物資源】
資源の見地から見た生物。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐しひょう【生物指標】‥ヘウ
水質汚染の度合の判定法の一つ。そこにすむサワガニ・カワニナ・イトミミズなどの生物の種類やその変化などを指標として判定すること。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐せいざい【生物製剤】
生物に由来する原料で製造した薬品。ワクチンや抗血清、また広義にはヒト血液を材料とする血液製剤など。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐そう【生物相】‥サウ
(biota)一定の場所・地域に生息する生物の全種、あるいはそれらを記録したリストや記載した生物誌をいう。動物相と植物相だけを合わせていうこともあるが、基本的には菌類相や微生物相なども含む。ビオータ。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐たようせい【生物多様性】‥ヤウ‥
生物が分化・分岐してさまざまに異なること。種だけでなく遺伝子・生態系の多様性も包括する概念。1992年その国際的な保全のために生物多様性条約を締結。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐ちりがく【生物地理学】
生物の種・群集・生物相などの地理的分布とその動態について研究する学問。対象によって植物地理学・生態地理学・系統生物地理学などに細分される。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつてき‐ぼうじょ【生物的防除】‥バウヂヨ
生物間の食物連鎖や生存競争など、生物の活動を利用して有害動植物・微生物を防除すること。例えば、天敵微生物・昆虫卵の散布、ガンマ線照射や化学不妊剤による不妊化虫の放し飼い。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐でんき【生物電気】
生物体内に発生する電気の総称。いずれも筋肉や神経の活動電位に起因する。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐とうけいがく【生物統計学】
生物現象の分析に数理統計的手法を応用する学問。遺伝・変異・個体群の動向がよく対象とされる。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐どけい【生物時計】
生物が生れつき具えていると想定される時間測定機構。概日リズムや光周期性など。体内時計。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐のうしゅく【生物濃縮】
環境中の特定の物質が生体内に濃縮・蓄積されること。食物連鎖を経て濃縮率が数千倍から数十万倍に達することもある。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐のうやく【生物農薬】
生物的防除に用いる生物を、農薬として利用しやすい形に調製した製品。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐はっこう【生物発光】‥クワウ
(bioluminescence)生物体による発光現象。→発光生物。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐ぶつりがく【生物物理学】
生命現象や生物の生理機能などを、物理学的な考え方や方法を用いて研究する学問。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいぶつ‐へいき【生物兵器】
病原菌または有毒な細菌・ウイルスなどを、爆弾等を用いて散布する兵器。細菌兵器。
⇒せい‐ぶつ【生物】
せいふ‐ほしょう‐さい【政府保証債】
元金の償還と利息支払を政府が保証している債券。公団・公庫および特殊法人など法定の政府関係機関が発行する。政保債と略称。
⇒せい‐ふ【政府】
せいふ‐まい【政府米】
政府によって売買される米。
⇒せい‐ふ【政府】
せいふ‐よきん【政府預金】
日本銀行に当座預金としてある国庫金。国庫金の収納はすべて日本銀行への預金となり、国庫金の支払は日本銀行を支払人とする小切手の振出しにより預金から引き落とされる。
⇒せい‐ふ【政府】
せい‐ふん【製粉】
穀物をひいて粉をつくること。特に小麦から小麦粉を製造すること。
せい‐ぶん【正文】
①文書の本文。注釈・理由書などに対していう。
②国際条約で条文解釈上の拠りどころとなる特定語の文。国連憲章では中国語・フランス語・ロシア語・英語・スペイン語の本文。
③漢文。
せい‐ぶん【成分】
(component)
①一つのものを構成する部分となる要素。
②〔化〕化合物や混合物を構成している元素・物質。「食品―表」
③〔数〕一つのベクトルを空間の各座標軸方向のベクトルの和として表すとき、その各ベクトルの大きさ。
⇒せいぶん‐ゆけつ【成分輸血】
せい‐ぶん【成文】
文章に書き表すこと。また、その文章。「―化」
⇒せいぶん‐けんぽう【成文憲法】
⇒せいぶん‐ほう【成文法】
⇒せいぶん‐りつ【成文律】
せい‐ぶん【声聞】
世間の評判。きこえ。→しょうもん
せい‐ぶん【省文】
①文章の字句をはぶくこと。また、その字句。
②(→)省字に同じ。
せい‐ぶん【聖文】
すぐれた文徳。天子の文徳。太平記14「神武鋒端ほうたんをうごかし、―宇宙を定しずむる也」
⇒せいぶん‐しんぶ【聖文神武】
せい‐ぶん【精分】
①精神・気力のもと。滋養分。
②純粋でまじりけのない成分。
せい‐ぶん【誓文】
⇒せいもん
ぜい‐ぶん【贅文】
むだな文句。
せい‐ぶんかい‐せい【生分解性】
物質が微生物によって分解される性質。
⇒せいぶんかいせい‐プラスチック【生分解性プラスチック】
せいぶんかいせい‐プラスチック【生分解性プラスチック】
環境中に放置した際、微生物によって分解され得るプラスチック。ポリ乳酸の類。
⇒せい‐ぶんかい‐せい【生分解性】
せいぶん‐けんぽう【成文憲法】‥パフ
成文法として存在している憲法。↔不文憲法。
⇒せい‐ぶん【成文】
せいぶん‐しんぶ【聖文神武】
文徳も武徳もすぐれていること。天子の神聖な文武の徳をいう語。
⇒せい‐ぶん【聖文】
せいぶん‐ほう【成文法】‥ハフ
文書の形式で示されている法。制定法はこの形式をとる。↔不文法。
⇒せい‐ぶん【成文】
せいふんぼ‐きょうかい【聖墳墓教会】‥ケウクワイ
エルサレムのキリストの墓と伝える地に建てられた教会堂。4世紀前半コンスタンティヌス帝と母后ヘレナが建立。キリスト教各宗派が共有。
せいぶん‐ゆけつ【成分輸血】
血液成分のうち患者に必要なものだけを分別して行う輸血。貧血には赤血球を、重症感染時には白血球を輸血する。全血輸血に比べて副作用が少なく、また血液の有効利用の利点がある。
⇒せい‐ぶん【成分】
せいぶん‐りつ【成文律】
(→)成文法に同じ。↔不文律
⇒せい‐ぶん【成文】
せい‐へい【正平】
心が正しく公平であること。
せい‐へい【正兵】
奇策・奇計によらず、正々堂々と陣を張って戦う軍隊。↔奇兵
せい‐へい【生平】
つねひごろ。ふだん。平生。平常。
せい‐へい【生兵】
①まだ戦に臨まない兵士。あらての兵。
②まだ訓練をうけていない未熟な兵士。
せい‐へい【政柄】
政治の権柄。政権。
せい‐へい【清平】
世の中が静かに治まること。また、清くおだやかなこと。
せい‐へい【精兵】
えりぬきの兵士。すぐれて強い兵士。→せいびょう
せい‐べい【清平】
淡水魚オヤニラミの異称。
せい‐へき【性癖】
性質のかたより。くせ。「変な―の持ち主」
せい‐へき【青碧】
①青い色のこと。
②青色の玉。
せい‐べつ【生別】
生きわかれ。「5年前に―した姉」↔死別
せい‐べつ【性別】
男性と女性との別。雄と雌との別。
⇒せいべつ‐とうさく【性別倒錯】
⇒せいべつ‐ぶんぎょう【性別分業】
せい‐べつ【聖別】
(consecration)キリスト教で、神に献げるために、ある人や物・場所などを世俗的使用から区別すること。祝聖。聖化。祝別。
せいべつ‐とうさく【性別倒錯】‥タウ‥
男性であって女性のように、または女性であって男性のようにふるまう性的倒錯。→性同一性障害。
⇒せい‐べつ【性別】
せいべつ‐ぶんぎょう【性別分業】‥ゲフ
性別に基づいた社会的役割・労働の分業。
⇒せい‐べつ【性別】
せい‐べつり【生別離】
生きわかれ。生別。
せい‐ペトロ‐だいせいどう【聖ペトロ大聖堂】‥ダウ
(→)サン‐ピエトロ大聖堂に同じ。
せい‐へん【世辺】
世間に関する事。また、生計を立てる方法。〈日葡辞書〉
せい‐へん【世変】
①世の中の変遷。
②世の中の変乱。
せい‐へん【正編】
書籍の主要な部分として編述されたもの。本編。また、続編に対して、最初に編まれた書籍。
せい‐へん【政変】
政権の急激な変動。また、内閣が変わること。
ぜい‐べん【贅弁】
無用な言葉。むだぐち。
せい‐ほ【生保】
生命保険の略。
せい‐ぼ【世母】
父の兄の妻。伯母の称。
せい‐ぼ【生母】
生みのはは。実母。
せい‐ぼ【声母】
中国音韻学の用語。音節のはじめにある子音をいう。「馬」〔ma〕における〔m〕、「官」〔kwan〕における〔k〕の類。→韻母
せい‐ぼ【歳暮】
①[顔延之、秋胡詩]年のくれ。歳末。
②歳末にする贈物。お歳暮。〈[季]冬〉
せい‐ぼ【聖母】
①聖人の生母。
②イエスの母マリアの称。「―像」
⇒せいぼ‐じゅたい【聖母受胎】
⇒せいぼ‐ひしょうてん【聖母被昇天】
せい‐ぼ【聖謨】
[書経伊訓]天子のはかりごと。天子の統治する方策。「―洋々」
せい‐ほう【正方】‥ハウ
①方向を正すこと。
②ましかく。正方形。
③正しいこと。方正。
⇒せいほう‐ぎょうれつ【正方行列】
⇒せいほう‐けい【正方形】
⇒せいほう‐しょうけい【正方晶系】
せい‐ほう【正法】‥ハフ
①正しい法則。
②法の理念に照らして客観的正当性を有すると認められる法。シュタムラーが提示した概念。
せい‐ほう【西方】‥ハウ
にしのかた。西の方角。さいほう。
⇒せいほう‐きょうかい【西方教会】
⇒せいほう‐く【西方矩】
せい‐ほう【制法】‥ハフ
制定された法規。おきて。
せい‐ほう【青峰】
青々としたみね。青山。
せいほう【青幇】
⇒チンパン
せい‐ほう【政法】‥ハフ
政治の方法。世を治める方法。政道。
せい‐ほう【精包】‥ハウ
ヒル、昆虫の一部、頭足類において、動物の雄が作る精子の一団を入れている莢さや。雌がこれを体内に入れて受精する。精莢せいきょう。精球。
せい‐ほう【製法】‥ハフ
製造の方法。こしらえかた。
せい‐ぼう【声望】‥バウ
名声と人望。名望。「―が高い」
せい‐ぼう【声貌】‥バウ
音声と容貌。
せい‐ぼう【制帽】
(生徒・警察官など)ある集団に属する人が着用するように定められた帽子。「制服―」
せい‐ぼう【青蜂】
セイボウ科のハチの総称。小形で体は金属光沢をもち、幼虫は寄生性。イワタセイボウ・イラガセイボウなど。その一種オオセイボウを、単にセイボウともいう。体長約1・5センチメートルで太く、長楕円形に近い。体は美しい青緑色の金属光沢がある。
おおせいぼう
せい‐ぼう【星芒】‥バウ
星の光芒。星のひかり。
⇒せいぼう‐けい【星芒形】
せい‐ぼう【星旄】
(「旄」は旄牛からうしの尾のかざりをつけた旗)星のようにきらめく旗。保元物語(金刀比羅本)「―電戟の威をふるつて」
せい‐ぼう【勢望】‥バウ
勢力と人望。
せい‐ぼう【睛眸】
ひとみ。くろめ。
せい‐ぼう【精紡】‥バウ
(spinning)紡績の最後の工程。粗糸を所要の太さの、強力で弾力ある糸にするため、引きのばしながら撚よりをかけること。
⇒せいぼう‐き【精紡機】
ぜい‐ほう【税法】‥ハフ
租税に関する法規。租税法。
ぜい‐ほう【筮法】‥ハフ
筮竹を数えて易の卦けを得る方式。
せいぼう‐き【精紡機】‥バウ‥
精紡を行う機械。連続式と断続式とがある。
⇒せい‐ぼう【精紡】
せいほう‐きょうかい【西方教会】‥ハウケウクワイ
キリスト教会のうち、ローマ帝国の東西分割後に西欧に成立したキリスト教の総称。ローマ‐カトリック教会とプロテスタント教会に大別する。→東方正教会。
⇒せい‐ほう【西方】
せいほう‐ぎょうれつ【正方行列】‥ハウギヤウ‥
〔数〕行および列をなす要素の個数が等しい行列。
⇒せい‐ほう【正方】
せいほう‐く【西方矩】‥ハウ‥
〔天〕「矩く3」参照。
⇒せい‐ほう【西方】
せいほう‐けい【正方形】‥ハウ‥
四つの辺の長さと四つの内角の大きさがすべて相等しい四角形。
⇒せい‐ほう【正方】
せいぼう‐けい【星芒形】‥バウ‥
(→)アステロイドに同じ。
⇒せい‐ぼう【星芒】
せいほう‐しょうけい【正方晶系】‥ハウシヤウ‥
結晶系の一種。互いに直交する3個の結晶軸のうち、2個は等長で、これらと直交する他の1個は長さを異にするもの。
⇒せい‐ほう【正方】
せい‐ぼうりょく【性暴力】
主に女性や幼児に対する、強姦や性的ないたずら、セクシャル‐ハラスメントなどの暴力的行為。
せいほう‐ろう【栖鳳楼】
平安京大内裏の朝堂院四楼の一つ。応天門外の東の楼。西の翔鸞楼しょうらんろうに相対する。方4間。瓦葺で屋背に鴟尾しびがある。
せい‐ほく【西北】
西と北との間に当たる方角。にしきた。北西。乾いぬい。
せい‐ぼく【成木】
十分に成長した樹木。↔幼木
せい‐ぼく【清穆】
清らかでやわらいでいること。手紙などで相手の無事・健康を祝っていう語。
ぜい‐ぼく【筮卜】
筮竹を用いてうらなうこと。
せい‐ほくせい【西北西】
西と北西との中間の方位。
せい‐ぼし【聖母子】
幼児イエスと聖母マリア。
せいぼ‐じゅたい【聖母受胎】
「無原罪の宿り」参照。
⇒せい‐ぼ【聖母】
せい‐ぼつ【生没・生歿】
出生と死没。生年と没年。「―未詳」
⇒せいぼつ‐ねん【生没年・生歿年】
せい‐ぼつ【西没】
日や月が西に沈むこと。日葡辞書「トウシュッ(東出)セイボッ」
せいぼつ‐ねん【生没年・生歿年】
生年と没年。
⇒せい‐ぼつ【生没・生歿】
せいぼ‐ひしょうてん【聖母被昇天】
(→)被昇天に同じ。
⇒せい‐ぼ【聖母】
せい‐ホルモン【性ホルモン】
生殖腺から分泌されるホルモンおよびそれと同一の作用をもつ合成物質。第一次性徴および第二次性徴や性的衝動の発現にあずかる。男性ホルモン・女性ホルモンがあり、後者には卵巣の卵胞ホルモンと黄体ホルモンとがある。
せい‐ほん【正本】
①判決の原本に基づいて裁判所書記官が作成した文書で、訴訟法上、原本と同一の効力を有するもの。
②転写または副本の原本。
→しょうほん
せい‐ほん【製本】
原稿・画稿・印刷物・白紙などを糸・針金・接着剤などで綴じて表紙をつけ、小冊子・書籍などに形づくること。和装本(和綴じ)・洋装本(洋綴じ)に大別。→装丁(図)
せい‐ま【製麻】
①大麻・亜麻あまなどの靱皮じんぴ繊維を木質部から分離し、紡績原料として使用しうるように精製すること。
②麻糸から麻布を製すること。
せい‐まい【精米】
玄米をついて種皮・外胚乳・膠質層・胚などを取り除くこと。また、ついて精白した米。しらげ米。「―機」
せい‐マグマ‐こうしょう【正マグマ鉱床】‥クワウシヤウ
マグマの固化に伴い、有用鉱物が分離沈殿し層状・塊状になった鉱床。クロム・鉄・ニッケル・白金などの鉱床がある。
せい‐み【正味】
本当の味。まことの味。→しょうみ
セイミ【chemie オランダ・舎密】
江戸後期から明治初期にかけての「化学」の呼称。舎密学。西周、復某氏書「かの一技一術を講ずる輩の、洋兵とか、…舎密とか、医術とかいひ喧さやぐは」
⇒セイミ‐きょく【舎密局】
セイミかいそう【舎密開宗】
日本で最初の化学書。宇田川榕庵著訳。7編21巻。1837〜47年(天保8〜弘化4)刊。イギリス人ウィリアム=ヘンリー著「Epitome of Experimental Chemistry」のオランダ語訳による。
セイミ‐きょく【舎密局】
明治政府が1869年(明治2)大坂に開講した理化学研究教育機関。89年京都へ移転。94年の高等学校令により第三高等学校と改称、京都帝国大学に至る。
⇒セイミ【chemie オランダ・舎密】
せい‐みつ【精密】
くわしくこまかいこと。こまかい点にまで注意がおよんでいること。「―に測定する」「―な機器」「―検査」
⇒せいみつ‐かがく【精密科学】
⇒せいみつ‐きかい【精密機械】
せいみつ‐かがく【精密科学】‥クワ‥
(exact sciences)数学・物理学・化学などのように、量的関係を厳密に測定し、法則化することによって得られる認識から成り立つ科学の総称。精密工学などを含む考えもある。
⇒せい‐みつ【精密】
せいみつ‐きかい【精密機械】
公差の非常に少ない機械、また、高い精度を必要とする機械。科学機械・測定機器・特殊工作機械の類。
⇒せい‐みつ【精密】
せい‐みょう【精妙】‥メウ
精密でたくみなこと。すぐれてたくみなこと。「―な手芸品」
せい‐みん【生民】
たみ。人民。国民。
せい‐みん【斉民】
①平民。一般の人民。庶民。ただのひと。
②民を平等にすること。
せい‐みん【済民】
民の困苦を救うこと。さいみん。
せいみんようじゅつ【斉民要術】‥エウ‥
中国の農書。10巻。北魏の賈思勰かしきょう撰。古来の農業書の集大成。
せい‐む【世務】
世の中のつとめ。当世の事務。せむ。
せい‐む【政務】
政治上の事務。行政事務。「―に奔走する」
⇒せいむ‐かん【政務官】
⇒せいむ‐じかん【政務次官】
せい‐む【星霧】
(→)星雲せいうんに同じ。
ぜい‐む【税務】
租税、特に内国税の賦課・徴収に関する行政事務。
⇒ぜいむ‐しょ【税務署】
⇒ぜいむ‐だいり‐し【税務代理士】
せいむ‐かん【政務官】‥クワン
国務大臣を助けてもっぱら政策に関与し国会との連絡交渉に当たる職員。特別職で通例国会の両院議員の中から任ぜられる。副大臣・大臣政務官や、もとの参与官・政務次官の類。
⇒せい‐む【政務】
せいむ‐じかん【政務次官】‥クワン
各省および国務大臣を長とする各庁にあって、大臣を助け政策・企画に参加し、そのほか政務を処理する特別職の職員。1999年成立の国会審議活性化法により廃止。
⇒せい‐む【政務】
ぜいむ‐しょ【税務署】
国税庁の地方支分部局である国税局の所掌事務を分掌して内国税の賦課・徴収に当たる地方出先機関。
⇒ぜい‐む【税務】
ぜいむ‐だいり‐し【税務代理士】
税理士の旧称。
⇒ぜい‐む【税務】
せいむ‐てんのう【成務天皇】‥ワウ
記紀伝承上の天皇。景行天皇の第4皇子。名は稚足彦わかたらしひこ。→天皇(表)
セイムリア【Seymouria ラテン】
ペルム紀前期の北アメリカに生息した両生類の一つ。手足は爬虫類的だが、頭骨や歯はなお両生類的。全長約60センチメートル。
せい‐めい【生命】
①生物が生物として存在する本源。栄養摂取・物質代謝・感覚・運動・生長・増殖のような生活現象から抽象される一般概念。いのち。「―を尊重する」
②物事の存立にかかわるような大切な点・もの。また、活動の原動力。「信用が商人の―だ」「政治―」
⇒せいめい‐かがく【生命科学】
⇒せいめい‐けい【生命刑】
⇒せいめい‐せん【生命線】
⇒せいめい‐たい【生命体】
⇒せいめい‐ひょう【生命表】
⇒せいめい‐ほけん【生命保険】
⇒せいめい‐りょく【生命力】
⇒せいめい‐りんり【生命倫理】
せい‐めい【声名】
よい評判。きこえ。名声。四河入海「さて―なんども早く世に鳴れば必ず短命なぞ」
せい‐めい【声明】
意見・主張などを公に発表すること。「共同―を出す」「政府―」→しょうみょう。
⇒せいめい‐しょ【声明書】
せい‐めい【姓名】
(「かばね」と「な」との意)苗字みょうじと名前。氏名。
⇒せいめい‐はんだん【姓名判断】
せい‐めい【性命】
①万物が天から授かったそれぞれの性質と運命。
②いのち。生命。
せい‐めい【清明】
①清く明らかなこと。
②(清く明るい気が満ちる意)二十四節気の一つ。太陽の黄経が15度の時。春分後15日目、すなわち3月の節せつ。太陽暦の4月4日頃に当たる。
⇒せいめい‐さい【清明祭】
⇒せいめい‐じょうか【清明上河】
せい‐めい【盛名】
さかんな名声。立派な評判。「―を馳はせる」
せい‐めい【聖明】
[漢書鼂錯伝]天子のすぐれた知徳。天子の尊称。
せい‐めい【精明】
くわしく明らかなこと。
せい‐めい【誓盟】
誓い。約束。
ぜい‐めい【喘鳴】
ゼンメイの訛。
せいめい‐おう【聖明王】‥ワウ
百済第26代の王。538年(一説に552年)、欽明天皇の時、釈迦仏金銅像・経論などを送り、仏教を伝えたとされる。後に新羅と戦って敗死。聖王。(在位523〜554)( 〜554)
せいめい‐かがく【生命科学】‥クワ‥
生物の多様性よりも共通性に注目し、遺伝・発生・免疫など基本的生命現象を解明する科学。また、その成果の技術への応用、さらにそれらの社会的影響に対する倫理面からの検討をも含む総合科学。→ライフ‐サイエンス。
⇒せい‐めい【生命】
せいめい‐けい【生命刑】
生命を奪う刑罰。死刑。
⇒せい‐めい【生命】
せいめい‐さい【清明祭】
沖縄地方で、旧暦3月の清明節に一族そろって祖先の墓参りをする行事。士族の間で中国伝来の行事として始まったとされる。御清明ウシーミー。
⇒せい‐めい【清明】
せいめい‐しょ【声明書】
政治・外交などの責任者が自己の立場を明らかにする目的で公表する意見書。
⇒せい‐めい【声明】
せいめい‐じょうか【清明上河】‥ジヤウ‥
中国の風俗画の画題。清明節で賑わう北宋の首都
京べんけい(開封)の風物を描いたもの。北宋の張択端筆の画巻(北京の故宮博物院蔵)が有名。
⇒せい‐めい【清明】
せいめい‐せん【生命線】
①生きるか死ぬか、物事が成り立つか成り立たないかの分かれ目で、絶対に守らなければならない地点や限界。
②手相術で、寿命に関係があるとされる手のひらの筋。
⇒せい‐めい【生命】
せいめい‐たい【生命体】
生命を持つ個体。いきもの。生物。
⇒せい‐めい【生命】
せいめい‐はんだん【姓名判断】
姓名の音や画数の配合などによって、その人の運勢・適業などを判断しようとすること。
⇒せい‐めい【姓名】
せいめい‐ひょう【生命表】‥ヘウ
国民の生存・死亡の状態を表すために、年次別・年齢別・男女別などに類別して生存率・死亡率・平均余命などを一括して掲げた表。
⇒せい‐めい【生命】
せいめい‐ほけん【生命保険】
被保険者の死亡または一定の年齢に達するまで生存したことを条件として一定の金額を支払う保険。死亡保険・生存保険・混合保険の別がある。生保。
⇒せい‐めい【生命】
せいめい‐りょく【生命力】
生き続ける力。「―が強い」
⇒せい‐めい【生命】
せいめい‐りんり【生命倫理】
生命に関わる倫理。古来、患者の生命をゆだねる医師に求められてきた医の倫理に、人工授精・胎児診断など生殖への介入、臓器移植とそれに関わる脳死問題などが加わる。広義には、組換えDNA技術など生命に影響を与える技術に関わる倫理も含む。→バイオエシックス
⇒せい‐めい【生命】
せい‐めん【生面】
①新しい方面。新しい姿・有り様。新生面。→一生面いちせいめん。
②初めて面会すること。また、面識のないこと。森鴎外、舞姫「―の客にさへ交まじわりを結びて、旅の憂さを慰めあふ」↔熟面
せい‐めん【西面】
⇒さいめん
せい‐めん【精綿】
綿糸紡績の長綿紡績で、梳綿そめん機から得る一定の長さの平行した綿繊維束。
せい‐めん【製麺】
麺類を製造すること。
せいめん‐こんごう【青面金剛】‥ガウ
⇒しょうめんこんごう
せい‐もう【性毛】
陰部に生える毛。陰毛。恥毛。
せい‐もう【青盲】‥マウ
目はあいていながら、物の見えない眼病。底翳そこひの類。
せいもう‐たい【生毛体】
下等藻類・遊走子・配偶子・精子等のもつ毛状のものの基点にある細胞質の小体。
せい‐もく【井目・聖目・星目】
①碁盤の目の上に印した九つの黒点。星。
②囲碁で、技量に大差がある場合、下手したてが、あらかじめ1の9カ所に石を置いて始める対局(九子局)をいう。井目碁。
⇒せいもく‐ふうりんつき【井目風鈴付】
せい‐もく【静黙】
静かにしてだまっていること。沈黙。
ぜい‐もく【税目】
税金の種目。一般には、所得税・法人税・住民税など税制を構成する個別の租税の種類をいう。
せいもく‐ふうりんつき【井目風鈴付】
囲碁で、井目2以上に技量の差がある場合、さらに四すみの星から隅へ向けてぶら下がるように置石を加えることをいう。転じて、腕前が甚だしく相違するたとえ。
⇒せい‐もく【井目・聖目・星目】



広辞苑 ページ 10929 での【○清風故人来る】単語。