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せん‐じ【宣旨】🔗🔉

せん‐じ宣旨】 ①古代〜中世、上級者の口頭による命令を受命者が書き記したもの。 ②(1が文書化したもの)平安末期以降、天皇の命を伝える公文書。その本来の形である詔勅は発布にきわめて複雑な手続を要したのに対し、宣旨は内侍から蔵人くろうどに、蔵人から太政官の上卿しょうけいに伝え、上卿は少納言または弁官をして外記げきまたは大史に命じて文書に作らせ発行した。 ③天皇の口勅を蔵人に伝えた女房。転じて、宮中の女房。後に女官の称。源氏物語槿「―を迎へつつ語らひ給ふ」 ⇒せんじ‐がき【宣旨書】 ⇒せんじ‐がみ【宣旨紙】 ⇒せんじ‐の‐つかい【宣旨の使】 ⇒せんじ‐ます【宣旨升】

広辞苑 ページ 11230 での宣旨単語。