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ぜん‐しゅう【禅宗】🔗⭐🔉
ぜん‐しゅう【禅宗】
仏教の一派。その教旨は、仏教の真髄は坐禅によって直接に体得されるとし、教外きょうげ別伝・不立文字ふりゅうもんじ・直指人心じきしにんしん・見性成仏けんしょうじょうぶつを主張する。6世紀前半、達磨だるまが中国に伝え、のち5世弘忍に至り、その門下二派に分かれ、6世慧能は南宗を、神秀は北宗を開いたと伝える。慧能の門下南岳の門から臨済・潙仰いぎょうの二宗を出し、青原の門から曹洞・雲門・法眼ほうげんの三宗を出し、合して五家ごけと称する。また、臨済の門から楊岐・黄竜の二派を出し、合して七宗という。日本では、1187年(文治3)栄西が入宋して臨済宗を伝え、1223年(貞応2)道元が入宋して曹洞宗を伝え、1654年(承応3)明の黄檗山の隠元が渡来して黄檗宗を開いた。禅門。仏心宗。
⇒ぜんしゅう‐よう【禅宗様】
広辞苑 ページ 11240 での【禅宗】単語。