そう【
箏】
サウ
中国・日本などの撥弦楽器。中国では12・16・21弦など各種あるが、日本では、細長い桐の胴の上に13弦を張り、柱
じで調弦し、右手の親指・人差指・中指に義甲をはめて弦を弾く。弦は向うから順に、一・二・三・四・五・六・七・八・九・十・斗
と・為
い・巾
きんという。奈良時代に中国から伝来。用いられる音楽の種類によって楽箏・筑紫箏・俗箏の別があり、奏法・音色などが違う。古くは「箏のこと」と称したが、近世以降は単に「こと」というようになり、「琴」の字をあてることも多い。
→琴こと
箏