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○卒爾ながらそつじながら🔗🔉

○卒爾ながらそつじながら にわかなことではあるが。突然で失礼ですが。西鶴織留4「―傾城町の人ではござらぬか」 ⇒そつ‐じ【卒爾・率爾】 そつ‐じゅ卒寿】 (「卒」の通用異体字「卆」が「九十」と読まれるところから)九十歳のこと。また、九十歳の賀の祝い。 そっ・す卒す】 〔自サ変〕 (正しくはシュッス)死ぬ。特に、四位・五位の人が死ぬ。 そっ・す率す】 〔他サ変〕 ひきいる。引率する。今昔物語集25「多くのつはものを―・して攻めきたる」 そっ‐せん率先・帥先】 衆に先立って行うこと。「―して練習を始める」 ⇒そっせん‐きゅうこう【率先躬行】 ⇒そっせん‐すいはん【率先垂範】 そつ‐ぜん卒然・率然】 ①にわかなさま。だしぬけなさま。突然。「―と現れる」 ②かるはずみなさま。 そっせん‐きゅうこう率先躬行‥カウ 人に先立って自ら行うこと。 ⇒そっ‐せん【率先・帥先】 そっせん‐すいはん率先垂範】 人に先立って模範を示すこと。 ⇒そっ‐せん【率先・帥先】 そつ‐ぞく卒族】 明治初年の族称の一つ。中間ちゅうげん・足軽など下級の武士を旧来の慣用に従い「卒」として士族から区分して設けた。1872年(明治5)これを廃止して、禄高を世襲する者を士族、他を平民に編入した。卒。 そっ‐たく啐啄】 (「啐」は鶏の卵がかえる時、殻の中で雛がつつく音、「啄」は母鶏が殻を外からつつき破ること) ①〔仏〕(→)啐啄同時に同じ。 ②逃のがしたらまたと得がたい好機。 ⇒そったく‐どうじ【啐啄同時】 そったく‐どうじ啐啄同時】 〔仏〕禅宗で、師家しけと弟子とのはたらきが合致すること。 ⇒そっ‐たく【啐啄】 そっ‐ち其方】 〔代〕 (ソチの促音化)「そちら」のややくだけた言い方。狂言、貰聟「―に居れ」。「―が欲しい」 ⇒そっち‐のけ【其方退け】 そっち‐のけ其方退け】 ソチノケの促音化。滑稽本、妙竹林話七偏人「書画も開きも―、すぐに乱盃の大騒ぎ」。「本職―の腕前」 ⇒そっ‐ち【其方】 そっ‐ちゅう卒中】 卒中風そっちゅうふうの略。脳溢血(脳出血)または脳血栓・脳塞栓発作など脳の循環障害により、突然意識を失って倒れ、深い昏睡状態に陥る症状。脳卒中。 そっ‐ちょく率直】 (「卒直」とも書く)かざりけがなく、ありのままなこと。「―に言う」「―な感想」 そっ‐と率土】 (ソツドとも)地の続く限り。国のはて。辺土。御伽草子、酒呑童子「わが国なれば―の中うち、いづくに鬼神のすむべきぞ」 ⇒そっと‐の‐ひん【率土の浜】 そっ‐と 〔副〕 (ソトの促音化) ①大きな音を立てたり手荒になったりするのを避けて、静かに行動するさま。「―触れる」 ②他人に知られないように隠れて行動するさま。ひそかに。好色一代男4「―御目にかかりて」。「答えを―教える」 ③触れずにそのままにしておくさま。「起こさず―しておく」 ④ちょっと。すこし。わずかばかり。狂言、鎌腹「―なりとも痛うない様にせう」 ⇒そっと‐も そつ‐ど卒度】 わずか。少しばかり。 そつ‐ど率土⇒そっと ぞっ‐と 〔副〕 寒気・畏怖・恐怖などで瞬間的に心身が縮むような冷気を感ずるさま。「―立ちすくむ」 ⇒ぞっとしない そっ‐とう卒倒‥タウ 急に気を失って倒れること。脳疾患・心臓発作・ショックなど種々の場合がある。 ソット‐ヴォーチェsotto voce イタリア】 〔音〕「小声で」「ささやくように」の意。 そつ‐どく卒読】 本などをざっと読み終えること。

広辞苑 ページ 11600 での○卒爾ながら単語。