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○其御覧それごらん🔗🔉

○其御覧それごらん 「それ見たことか」の親しみをこめた言い方。 ⇒それ【其・夫】 それ‐さま其様】 〔代〕 そなたさま。そちらさま。浄瑠璃、雪女五枚羽子板「長老様寝酒の御伽に、―を三年限つて置きたいとの事」 それ‐しき其式】 それくらい。それほど。軽くみる気持を表す。「―のことで泣くな」 それ‐しゃ其者】 ①その道に通じた人。くろうと。好色二代男「世の中の巾着切も腹の中からの―にもあらず」 ②(その方面の女性の意)くろうと女。芸妓・娼妓・茶屋女など。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「内裏女房に場うてせぬ、いづれ―と見えにけり」 ⇒それしゃ‐あがり【其者上り】 それ‐じゃ‥ヂヤ 〔接続・感〕 ソレデハの転。それじゃあ。「―君が行ってくれるね」「―失敬」 それしゃ‐あがり其者上り】 以前に「それしゃ」であったこと。また、その人。芸者あがり。 ⇒それ‐しゃ【其者】 それ‐そうおう其相応‥サウ‥ それにつりあうこと。それにふさわしいこと。「―の謝礼」 それ‐それ其其】 [一]〔代〕 (「それ」を重ねた語)その人とかの人。それかれ。枕草子106「誰々かと問へば―といふ」 [二]〔感〕 それであると人に注意を促す時にいう語。また、それであると思いついた時にいう語。それよそれよ。それだそれだ。「―、そこにあるでしょう」 それ‐ぞれ其其・夫夫】 おのおの。めいめい。「―が意見を言う」「―値段が違う」 それ‐だか逸れ鷹】 目標からそれて他方に飛んでゆく鷹。また、にげてゆく鷹。 それ‐だから 〔接続〕 それであるから。だから。 それ‐だけ其丈】 ①それきり。そのことだけ。「―でいい」 ②そのくらい。その程度。浮世床「田舎へ出て銭もうけをする奴は―の力だの」。「―言えば十分だろう」 ③それだからこそ。それに相応して。「時が時だから―心配だ」 それ‐だ‐のに 〔接続〕 それなのに。 それ‐だま逸れ玉】 狙いがはずれて他に飛んでゆく銃丸。ながれだま。 それっ‐きり其れっ限】 ソレキリの促音化。「―彼はこない」「―になる」 それ‐で 〔接続〕 ①それだから。そういうわけで。 ②そのようにして。そして。「『彼は僕を侮辱した』『―黙っていたのか』」 ⇒それで‐こそ それ‐てい其体】 そのくらいのこと。それほどのこと。沙石集3「児ちご共は―に怖めぬがよきぞ」

広辞苑 ページ 11686 での○其御覧単語。