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○大木は倒れても地に付かずたいぼくはたおれてもちにつかず🔗🔉

○大木は倒れても地に付かずたいぼくはたおれてもちにつかず (枝葉の豊かな大木は、倒れた時も幹は直接地に付かず傷つくことはないことから)力のある者は失敗しても致命的な状態にはならないということ。 ⇒たい‐ぼく【大木】 タイポグラフィーtypography】 (印刷術の意)活字の大きさ・書体・配置など、印刷上の紙面構成や表現。 だい‐ぼこ台槊】 鷹のとまり木で、狩の時に携行するもの。〈日葡辞書〉 たいほ‐ざい逮捕罪】 不法に他人を逮捕する罪。 ⇒たい‐ほ【逮捕】 だい‐ぼさつ大菩薩】 ①偉大な菩薩。菩薩の尊称。 ②749年(天平21)行基に賜った号。 ③八幡大菩薩のこと。 だいぼさつ‐とうげ大菩薩峠‥タウゲ ①山梨県北東部、甲州市・北都留きたつる郡の境界にある峠。標高1897メートル。北に大菩薩嶺(2057メートル)がある。 大菩薩峠 提供:オフィス史朗 ②中里介山の長編小説。1913年(大正2)都みやこ新聞に発表、以降断続10年、のち東京日日新聞・国民新聞などに連載。44年作者死亡のため未完。時代を幕末にとり、盲目の剣客机竜之助を主人公にし、仏教思想の上に立つ。大衆文学の先駆。 たいほ‐じょう逮捕状‥ジヤウ 被疑者を逮捕するために、検察官・司法警察員の請求により裁判官が発する令状。 ⇒たい‐ほ【逮捕】 だい‐ほっさ大発作】 癲癇てんかんの代表的な発作。全身の痙攣けいれんと意識消失を主徴とする。痙攣は強直期と間代期に分けられ、発作後、朦朧もうろう状態あるいは睡眠に陥る。→小発作 タイポロジーtypology】 〔宗〕(→)予型論に同じ。 たい‐ほん大本】 基本になる根本的なもの。おおもと。「政治の―」 だい‐ほん台本】 台詞せりふの書いてある本。脚本。シナリオ。「―通りに事が運ぶ」 だい‐ぼん大犯】 (タイボンとも)大きな犯罪。大罪。平家物語11「重衡卿は―の悪人たるうへ」 ⇒だいぼん‐さんかじょう【大犯三箇条】 だい‐ほんえい大本営】 戦時または事変の際に設置された、天皇に直属する最高の統帥機関。1893年(明治26)に制定。第二次大戦後廃止。島崎藤村、春「その月の十三日には最早もう―は広島にあつた」 ⇒だいほんえい‐はっぴょう【大本営発表】 だいほんえい‐はっぴょう大本営発表‥ペウ ①大本営が発表する戦争に関する情報。 ②権力を持つ側が一方的に流す、自らに都合の良い情報。 ⇒だい‐ほんえい【大本営】 だい‐ほんがん大本願‥グワン 〔仏〕 ①衆生しゅじょうを済度しようという仏の大いなる願い。 ②大勧進とともに長野の善光寺を管する浄土宗の寺。代々高貴の尼僧を上人しょうにんとする。 だい‐ぼんげ大凡下】 身分の低い者をののしっていう語。太平記5「汝等ほどの―の奴ばらが」 たいぼん‐げじょう退凡下乗】 [大唐西域記摩掲陀国下]中インド、マガダ国王頻婆娑羅びんばしゃらが、釈尊の説法を聞くために霊鷲山りょうじゅせんに登る途中に建てた二基の卒塔婆。一つは「下乗」と記して王がここから徒歩し、一つは「退凡」と記して、従者の凡人を内に入らせなかった。また、この故事に因んで寺院の門前に立てるこの四字の制札。退凡下乗卒都婆。 だい‐ほんざん大本山】 総本山の下にあって所属の末寺を統括する寺。大本寺。 だいぼん‐さんかじょう大犯三箇条‥デウ 鎌倉幕府が守護に与えた基本的権限。謀叛人・殺人犯の逮捕と国内御家人の大番役指揮権の三つを指す。後には放火・殺人・盗みなどの重要な犯罪をいうようになる。 ⇒だい‐ぼん【大犯】 だい‐ぼんてん大梵天】 〔仏〕色界十七天の一つ。色界初禅天の第3の天。大梵。→梵天1 たい‐ま大麻】 ①伊勢神宮および諸社から授与するお札。 ②幣ぬさの尊敬語。おおぬさ。 ③(→)あさ1㋑の別称。 ④アサから製した麻薬。栽培種の花序からとったものをガンジャ、野生の花序や葉からとったものをマリファナ、雌株の花序と上部の葉から分泌される樹脂を粉にしたものをハシシュといい、総称して大麻という。喫煙すると多幸感・開放感があり幻覚・妄想・興奮を来す。 ⇒たいま‐し【大麻糸】 ⇒たいま‐そう【大麻草】 ⇒たいま‐ゆ【大麻油】 ⇒たいま‐れき【大麻暦】 たいま当麻】 ①奈良県葛城市の地名。 ②能。→たえま⇒たいま‐でら【当麻寺】 ⇒たいま‐まんだら【当麻曼荼羅】 ⇒たいま‐もの【当麻物】 たい‐ま対馬】 (将棋用語) ①どちらも対等に駒を並べて指すこと。平手。 ②将棋の技量が互角であること。 だい‐ま大魔】 おおきな悪魔。恐ろしい悪魔。源平盛衰記8「日本国の―となりて」 タイマーtimer】 ①ストップ‐ウォッチの別称。 ②タイム‐スイッチの別称。 ③セルフ‐タイマーの略。 ④時間記録係。競技などの計時員。 たい‐まい大枚】 多くの金額。たくさんのお金。また、高たかの多いこと。だいまい。「―をはたく」 たい‐まい玳瑁・瑇瑁】 ウミガメ科のカメ。中形で、甲長約70センチメートル。背甲は鱗板が屋根瓦状に重なり、黄色と黒色の不規則な細斑がある。腹面は暗黄色。四肢は扁平、遊泳に適する。熱帯・亜熱帯地方の海に分布、海浜の砂の中に産卵。背甲は鼈甲べっこうといい珍重、各種の装飾品に製作。〈倭名類聚鈔12〉 たいまい タイマイ 提供:東京動物園協会 だい‐まいり代参り‥マヰリ ①本人に代わって社寺に参詣すること。また、その人。だいさん。 ②(→)「だいまち(代待)」に同じ。 たい‐まく胎膜】 〔生〕(→)胚膜に同じ。 たいま‐し大麻糸】 アサの繊維を原料とした糸。 ⇒たい‐ま【大麻】 だい‐ましょ大魔所】 恐ろしい悪魔の住む所。 たいま‐そう大麻草‥サウ アサの別称。日本薬局方・麻薬取締法での呼称。 ⇒たい‐ま【大麻】 だい‐まち代待】 願人坊主がんにんぼうずの類で、日待・月待・庚申こうしん待などに人に代わって行ぎょうを勤める者。笠に筆、腰に矢立を挿して、依頼者があればその氏名・年齢などを書きとめる。多くは悪筆であったところから、後に無筆者の異名となる。代参り。好色五人女3「十七夜―の通りしに十二灯を包みて」 ⇒だいまち‐で【代待手】 だいまち‐で代待手】 代待のような悪筆。 ⇒だい‐まち【代待】 たい‐まつ松明・炬】 (タキマツ(焚松)の音便)松のやにの多い部分または竹・葦などを束ね、これに火を点じて屋外の照明用としたもの。うちまつ。しょうめい。ついまつ。「―をともす」 松明 撮影:関戸 勇 ⇒たいまつ‐うら【松明占】 ⇒たいまつ‐ぎょうれつ【松明行列】 たいまつ‐うら松明占】 占いの一つ。松明を投げて消えれば凶とする。 ⇒たい‐まつ【松明・炬】 たいまつ‐ぎょうれつ松明行列‥ギヤウ‥ 大勢の人が、各自、松明に火をつけたのを持って練り歩くこと。 ⇒たい‐まつ【松明・炬】 たいまつ・る奉る】 〔他四〕 タテマツルの音便。土佐日記「酒よきもの―・れり」 たいま‐でら当麻寺】 奈良県葛城市当麻にある真言・浄土兼宗の寺。禅林寺と号する。白鳳時代当麻氏の創立で、もと興福寺の末寺。奈良時代建造の東塔・西塔や当麻曼荼羅など多くの国宝を所蔵。→曼荼羅堂⇒たいま【当麻】 だい‐まなこ大眼】 (東日本で)旧暦2月8日・12月8日をいう。目の粗い籠を竿の先につけて庭先に立てる。→事八日ことようか→一つ目小僧 たいま‐の‐けはや当麻蹶速・当麻蹴速】 伝承では垂仁天皇時代の人。相撲の祖とされる。大和国当麻に住み、強力を誇ったが、天皇の命により出雲の野見宿祢のみのすくねと力を比べ、腰を蹴折られたという。たぎまのくはや。 たいま‐まんだら当麻曼荼羅】 当麻寺に伝わる浄土曼荼羅で、観無量寿経に基づいた阿弥陀浄土変相図。763年(天平宝字7)藤原豊成の女むすめ中将姫法如が当麻寺で出家し、蓮糸で織ったという伝説が鎌倉時代からある。ひどく破損した原図(8世紀の製作)は縦横とも約4メートルの綴つづれ織。鎌倉時代からその模本が多数作られた。 ⇒たいま【当麻】 たいま‐もの当麻物】 鎌倉時代、当麻寺付近に住んだ刀工の作った刀。国行・友清などはその代表。 ⇒たいま【当麻】 たいま‐ゆ大麻油】 麻の種子をしぼって採る乾性油。ワニスの原料、ペンキの溶剤など。麻油。 ⇒たい‐ま【大麻】 たいま‐れき大麻暦】 毎年神宮司庁から頒布する暦。 ⇒たい‐ま【大麻】 たい‐まん怠慢】 なまけおこたること。おろそかにすること。なおざり。「―のそしり」「職務―」 だい‐まんだら大曼荼羅】 ①密教でいう四種曼荼羅の一種。諸尊の形像を描いて構成する曼荼羅。普通に見られる両界曼荼羅や別尊曼荼羅。 ②日蓮宗で、題目を中心に文字で十界と法華経本門の諸尊の会座を書き表したもの。十界大曼荼羅。 たい‐みそ鯛味噌タヒ‥ 火を通したタイの身を味噌に擂りまぜ、砂糖や水飴などで調味したもの。 たい‐みつ台密】 〔仏〕日本の天台宗で伝える密教。最澄・円仁・円珍らが中国から伝え、延暦寺・園城寺などで発展。主要な流派が13あり、台密十三流と呼ばれる。↔東密 だい‐みゃく代脈】 医師に代わって患者を診察すること。また、その人。代診。誹風柳多留14「―答へて死生は天に有り」。尾崎紅葉、恋の病「この―ぢや、ちと怪しいものだ」 だい‐みょう大名‥ミヤウ ①平安末・鎌倉時代、大きな名田みょうでんを所領としていた者。↔小名。 ②南北朝・室町時代、管国を自分の私領化した守護。守護大名。 ③戦国時代、広域にわたる支配領域をもつ領主。戦国大名。 ④江戸時代、将軍直参で知行1万石以上の者。諸侯。 大名(近世大名の分類) 親藩 譜代大名 外様大名 ⇒だいみょう‐あずけ【大名預け】 ⇒だいみょう‐おろし【大名下ろし・大名卸し】 ⇒だいみょう‐がい【大名買い】 ⇒だいみょう‐がし【大名貸】 ⇒だいみょう‐かぞく【大名華族】 ⇒だいみょう‐ぎ【大名気】 ⇒だいみょう‐ぎょうぎ【大名行儀】 ⇒だいみょう‐ぎょうれつ【大名行列】 ⇒だいみょう‐げい【大名芸】 ⇒だいみょう‐けんどん【大名倹飩】 ⇒だいみょう‐ご【大名子】 ⇒だいみょう‐じま【大名縞・大明縞】 ⇒だいみょう‐ちく【大名竹・大明竹・台明竹】 ⇒だいみょう‐ひきゃく【大名飛脚】 ⇒だいみょう‐ひけし【大名火消】 ⇒だいみょう‐ふう【大名風】 ⇒だいみょう‐ぶしん【大名普請】 ⇒だいみょう‐もどり【大名戻り】 ⇒だいみょう‐やしき【大名屋敷】 ⇒だいみょう‐りょうごくせい【大名領国制】 ⇒だいみょう‐りょこう【大名旅行】 だいみょう‐あずけ大名預け‥ミヤウアヅケ 江戸時代、幕府が罪人を大名に預けて禁錮すること。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐おろし大名下ろし・大名卸し‥ミヤウ‥ 三枚下ろしの一種。中骨にそって一気に下ろすこと。また、下ろしたもの。身くずれしやすい魚や小魚などに用いる。中骨に多く身が残るぜいたくな下ろし方なのでこの名がある。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐がい大名買い‥ミヤウガヒ 商人のいうままにおおように金銭を出し、品物を買い取ること。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐がし大名貸‥ミヤウ‥ 町人が大名を相手に高利で金を貸し付けること。また、その町人。西鶴織留2「―の銀親へ頼みて」 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐かぞく大名華族‥ミヤウクワ‥ 江戸時代の大名で、明治維新後、華族に列せられたもの。森鴎外、ヰタ‐セクスアリス「或る―の末家の令嬢を貰へと勧めた」→公家華族⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐ぎ大名気‥ミヤウ‥ 大名のような、おおような気質。世間胸算用5「ここを以て―とはいへり」 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐ぎょうぎ大名行儀‥ミヤウギヤウ‥ 大名のように態度のおおようなこと。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐ぎょうれつ大名行列‥ミヤウギヤウ‥ ①江戸時代、大名が参勤交代など公式の外出の際、規定の供揃ともぞろえを従えて往来した行列。家格・石高または時代によって異なるが、鎗・長刀・挟箱・長柄傘・牽馬・供侍・騎馬供・徒士・足軽などで構成した。 ②高官・議員・重役・医師などが多数の従者を従えて出向くことをたとえていう。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐げい大名芸‥ミヤウ‥ 本人がうぬぼれているだけで、実際に役に立たない芸。旦那芸。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐けんどん大名倹飩‥ミヤウ‥ 漆絵のある重箱に盛って供するそば・うどん。絵は多く大名の紋のついた帆かけ船の絵を用いた。浄瑠璃、神霊矢口渡「―よしにして、やつぱり食べつけたぶつかけの渡し守がよござりまする」 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐ご大名子‥ミヤウ‥ 大名の子のように、おおような人。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐じま大名縞・大明縞‥ミヤウ‥ 細かいたて縞。大名筋。→縞織物(図)⇒だい‐みょう【大名】 だい‐みょうじん大明神‥ミヤウ‥ ①神号の一つ。明神をさらに尊んでいう称。また、神名の下につけて称える。春日大明神・稲荷大明神など。 ②人名・事物名などの下につけて尊んでいう称。 だいみょう‐そう題名僧‥ミヤウ‥ 経供養の時、経の題目を読み上げる僧。大鏡道長「御堂の北の庇にこそは―の座おわせられたりしか」 だいみょう‐ちく大名竹・大明竹・台明竹‥ミヤウ‥ 寒山竹・業平竹なりひらだけ・唐竹とうちくなどの異称。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐にち大明日‥ミヤウ‥ 暦注で、すべての事に大吉であるという日。大明だいみょうだいみょう‐ひきゃく大名飛脚‥ミヤウ‥ 江戸時代、大名が、その居城と江戸藩邸との通信のために私設した飛脚。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐ひけし大名火消‥ミヤウ‥ 江戸時代、大名が課役として江戸の藩邸から出した火消。町火消に対する。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐ふう大名風‥ミヤウ‥ 大名らしい風采。おおような様子。世間胸算用4「我等が旦那は万事―にして」 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐ぶしん大名普請‥ミヤウ‥ 費用を惜しまないぜいたくな普請。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐もどり大名戻り‥ミヤウ‥ 大名に妾奉公に上がって後、暇を貰って出て来た女。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐やしき大名屋敷‥ミヤウ‥ 江戸時代、江戸参勤の大名に与えられた宅地。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐りょうごくせい大名領国制‥ミヤウリヤウ‥ 守護の大名化を発端とし、戦国大名に至って完成した大名の領域支配の体制。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみょう‐りょこう大名旅行‥ミヤウ‥カウ 大名の遊山のように、豪勢な旅行。 ⇒だい‐みょう【大名】 だいみんいっとうし大明一統志】 明代の中国全土および周辺地域の総合的な地理書。90巻。明の英宗の勅を奉じて李賢らが撰。1461年成る。 だいみんかいてん大明会典‥クワイ‥ (会典はエテンとも)明代の制度・礼制などを記した書。徐溥じょふらが孝宗の勅を奉じて編、1510年(正徳5)楊廷和らが修訂。180巻。「正徳会典」と称。87年(万暦15)申時行らがこれを増修。228巻。「万暦会典」と称。 タイミングtiming】 適当な時を見はからうこと。時宜を得ること。また、ちょうどよいころあい。「―がずれる」 ⇒タイミング‐ギア【timing gear】 タイミング‐ギアtiming gear】 ガソリン機関などで、クランク角に合わせて弁が開閉動作するように軸を回転させる歯車。調時歯車。 ⇒タイミング【timing】 だいみん‐ずきん大明頭巾‥ヅ‥ 頭巾の名。宝暦(1751〜1764)の頃、大坂の女形俳優中村富十郎が江戸に来て、寒風を防ぐために紫縮緬ちりめんの頭巾をかぶったことから、若い女性の間に流行、のちには男もかぶったという。 たい‐む大霧】 深く立ちこめた霧。濃霧。 タイムthyme】 ハーブの一種。南ヨーロッパ原産のシソ科の小低木で、葉などに独特の芳香があり、香味料として料理に用いる。タチジャコウソウ。 タイムtime】 ①時。時間。 ②㋐競走・競泳などで、所要時間。「ラップ‐―」「いい―が出る」 ㋑運動競技で、試合の一時休止。「―をかける」 ⇒タイム‐アウト【time out】 ⇒タイム‐アップ ⇒タイム‐オーバー【time over】 ⇒タイム‐カード【time card】 ⇒タイム‐カプセル【time capsule】 ⇒タイム‐キーパー【timekeeper】 ⇒タイム‐コード【time code】 ⇒タイム‐サービス ⇒タイム‐シフト ⇒タイム‐スイッチ【time-switch】 ⇒タイム‐スケジュール【time schedule】 ⇒タイム‐スリップ ⇒タイム‐セール ⇒タイム‐テーブル【timetable】 ⇒タイム‐トライアル【time trial】 ⇒タイム‐トラベル【time travel】 ⇒タイム‐トンネル【time tunnel】 ⇒タイム‐マシン【time machine】 ⇒タイム‐ラグ【time lag】 ⇒タイム‐リミット【time limit】 ⇒タイム‐レース【time race】 ⇒タイム‐レコーダー【time recorder】 タイムTime】 アメリカ最大の著名な週刊ニュース雑誌。1923年創刊。最初のニュース雑誌。 だい‐む代務】 本人に代わって事務を処置すること。代弁。 ⇒だいむ‐にん【代務人】 タイム‐アウトtime out】 スポーツの試合で、作戦や休息などのためにとる、中断時間。 ⇒タイム【time】 タイム‐アップ (time is upから)規定の時間が切れること。 ⇒タイム【time】 タイム‐オーバーtime over】 予定していた試合時間や制限時間を超えること。 ⇒タイム【time】 タイム‐カードtime card】 各人の出退勤時刻を記録するカード。タイム‐レコーダーに用いる。 ⇒タイム【time】 タイム‐カプセルtime capsule】 現今の文書・物品などを収納し、将来の発掘を期待して埋める容器。 ⇒タイム【time】 タイム‐キーパーtimekeeper】 時間を記録する人。運動競技や放送番組制作の計時係。 ⇒タイム【time】 タイム‐コードtime code】 ①ビデオテープなど、映像の各こま(フレーム)の時間を示す位置情報信号。編集作業での位置決めを容易にする。 ②電波時計の標準電波に用いられる時刻情報。 ⇒タイム【time】 タイム‐サービス (和製語time service)スーパー‐マーケットなどで、時間を区切ってする特別割引販売。タイムセール。 ⇒タイム【time】 タイム‐シフト (time shifting)(→)追っかけ再生⇒タイム【time】 タイムズthe Times】 ①イギリスの高級日刊新聞。1785年ウォールター(J. Walter1739〜1812)の創刊。傾向は保守的。俗にロンドン‐タイムズと呼ばれる。ザ‐タイムズ。 ②ジャパン‐タイムズ・ニューヨーク‐タイムズなどの略称。 タイム‐スイッチtime-switch】 一定の時間がたつと、自動的にスイッチが働いて、電流を流したり切ったりする装置。タイマー。 ⇒タイム【time】 タイム‐スケジュールtime schedule】 時間割。予定時刻表。 ⇒タイム【time】 タイムズ‐スクエアTimes Square】 ニューヨーク市マンハッタン区のブロードウェーと七番街との交差点およびその周辺。かつてタイムズ‐ビルがあったことに由来。劇場・レストラン等が多く、世界演劇界の一大中心。→ニューヨーク(図) タイム‐スリップ (和製語time slip)SFなどで、現実の時間からはずれて瞬時に過去や未来に移動すること。 ⇒タイム【time】 タイム‐セール (和製語time sale)(→)タイム‐サービスに同じ。 ⇒タイム【time】 タイム‐テーブルtimetable】 時刻表。予定表。 ⇒タイム【time】 タイム‐トライアルtime trial】 自転車競技の一つ。一定距離を独走して、その走行時間を競うもの。 ⇒タイム【time】 タイム‐トラベルtime travel】 SFなどで、過去や未来へ行き来すること。時間旅行。タイム‐トリップ。 ⇒タイム【time】 タイム‐トンネルtime tunnel】 過去や未来の異なる時空に通ずるという空想上のトンネル。 ⇒タイム【time】 だいむ‐にん代務人】 代務する人。 ⇒だい‐む【代務】 タイム‐マシンtime machine】 (H.G.ウェルズのSFに由来する語)時間の流れを越えて過去や未来に旅行するための架空の機械。 ⇒タイム【time】 ダイムラーGottlieb Daimler】 ドイツの技術者。性能のすぐれた内燃機関を開発し、自動車製造会社を設立。(1834〜1900) タイム‐ラグtime lag】 関連し合う二つの現象の間に生ずる時間のずれ。 ⇒タイム【time】 タイムリーtimely】 時宜にかなったさま。好時機。適時。「―な企画」 ⇒タイムリー‐エラー ⇒タイムリー‐ディスクロージャー【timely disclosure】 ⇒タイムリー‐ヒット【timely hit】 タイムリー‐エラー (和製語timely error)野球で、相手の走者を生還させてしまう失策のこと。 ⇒タイムリー【timely】 タイムリー‐ディスクロージャーtimely disclosure】 適時開示。企業が株価に影響を与える重要な情報を遅滞なく開示すること。証券取引所の「適時開示規則」に定められる。 ⇒タイムリー【timely】 タイムリー‐ヒットtimely hit】 野球で、塁上の走者を生還させることができた安打。適時打。 ⇒タイムリー【timely】 タイム‐リミットtime limit】 期限。制限時間。 ⇒タイム【time】 タイム‐レースtime race】 水泳・陸上競技・自転車などで、着順ではなく、所要時間・走行距離の記録によって順位を決める競技方法。 ⇒タイム【time】 タイム‐レコーダーtime recorder】 出勤・退出の時刻を記録する器械。記録用カードを所定の挿入口に入れると時刻が押捺される。 ⇒タイム【time】 たい‐め対面】 タイメンのンが表記されない形。伊勢物語「いかで物越しに―して」 だい‐め台目・代目・大目】 ①(台目畳の略)茶室用の畳で、台子だいすを置くだけの畳目を除いたもの。普通には、畳の4分の1だけ切りとったものを使う。 ②田1町につきその収穫の4分の1を税として引き去ること。 ③薬種の目方の名。1斤きんの4分の1を減じたもの。 ④転じて、4分の3。大部分の意。狂言、右近左近おこさこ「牛を放いておこいて、某が田を―ほど撫で食ひにさせたによつて」 たい‐めい大名】 ①大きな功名。高名。太平記4「―の下には久しく居るべからず、功成り名遂げて身退くは天の道なり」 ②貴人。だいみょう。〈日葡辞書〉 たい‐めい大命】 ①君主または上帝の下命。 ②明治憲法下で、天皇の命令。勅命。 ⇒たいめい‐こうか【大命降下】 たい‐めい台命】 将軍または三公などの命令。転じて、貴人の命令。上意。 たい‐めい待命】 ①命令の下るのを待機していること。 ②官吏・軍人などが本官にありながら一定の職務に従事していないこと。「―大使」 ⇒たいめい‐きゅうしょく【待命休職】 だい‐めい代銘】 親や師匠が製作した刀に、子や弟子が代わって、親・師匠の刀銘を切ったもの。 だい‐めい題名】 書物・詩文などの標題の名。 たいめい‐がっき体鳴楽器‥ガク‥ (idiophone)楽器分類の一つ。楽器自体の振動によって音を発するもの。ガラガラ・拍子木・マリンバ・シンバル・カスタネットなど。 たいめい‐きゅうしょく待命休職‥キウ‥ 公務員の人員整理の一手段として、退職を前提とする待命期間を設け、その期間中は休職給を支給する制度。 ⇒たい‐めい【待命】 たいめい‐こうか大命降下‥カウ‥ 明治憲法下で、天皇が内閣総理大臣たるべき候補者を選定し、その者に内閣総理大臣となること、および他の国務大臣たるべき者を奏薦することを命じたこと。→組閣そかく ⇒たい‐めい【大命】 だい‐めいし代名詞】 ①(pronoun)品詞の一つ。名詞の代りに用いられる代用形の名詞。人称代名詞・再帰代名詞・指示代名詞など。日本語の文法では名詞に含ませることが多い。 ②比喩的に、同類のもの全体の代表名として使われる事物の名称。「銀座といえば繁華街の―だ」 たい‐めし鯛飯タヒ‥ ①鯛の刺身を胡麻醤油などに浸し、飯の温かいうちに添えて食べるもの。 ②鯛の身を炊きたての飯の上に置いてしばらく蒸らし、すまし汁をかけたもの。 ③鯛・鱈たらなど白身の魚のそぼろを味付けし、炊いた飯の上にかけたもの。 ④素焼きにした鯛を姿のまま米と共に炊き上げたもの。 たい‐めん鯛麺タヒ‥ 煮た鯛とゆでた素麺そうめんとを一つ器に盛り合わせた料理。花暦八笑人「兄弟の集りました所へ、趣向がくどう出ますればこれが即ち―でござります」 たい‐めん体面】 世間に対する体裁。面目。「―を保つ」「―を汚す」 たい‐めん対面】 ①顔を合わせること。面会すること。対顔。面会。面接。 ②向かい合うこと。 ⇒たいめん‐こうつう【対面交通】 ⇒たいめん‐じょ【対面所】 たいめん‐こうつう対面交通‥カウ‥ 歩道・車道の区別のない道路で、歩行者が反対方向から来る車に面して進行すること。 ⇒たい‐めん【対面】 たいめん‐じょ対面所】 大小名の屋敷などで、来客の応接に用いた表座敷。 ⇒たい‐めん【対面】 ダイメンションdimension⇒ディメンション たいめん‐てつどう泰緬鉄道‥ダウ (泰緬はタイとビルマ)太平洋戦争下に日本軍がタイのノンプラドックとビルマのタンビサヤとの間に強行敷設した鉄道。1942年着工、翌年完成。延長415キロメートル。酷使により連合国軍捕虜1万3000人、アジア人労働者数万人が死亡、国際的非難を招いた。ビルマ側は戦後撤去。 た‐いも田芋】 サトイモの異称。特に、水田でつくる品種をいう。沖縄地方で「たーんむ」。 たい‐も大喪⇒たいそう たい‐もう大望‥マウ 大きなのぞみ。また、身の程をすぎたのぞみ。野望。たいぼう。「―を抱く」 たい‐もう体毛】 ①からだに生えている毛。 ②陰毛。 だい‐もう大網‥マウ 胃からエプロンのように垂れ下がり、横行結腸と小腸の間を被う腹膜の一部。血管のほか大量の脂肪組織が含まれ、斑状にリンパ組織様構造が散在、マクロファージなどを産生する。大網膜。 だい‐もく題目】 ①書物の標題。題号。外題。 ②研究・施策などの主題。 ③箇条。問題。平治物語「叶ひ難き―なる由申されければ」 ④名目。唱え方。名号。 ⑤日蓮宗で唱える南無妙法蓮華経の7字。御題目。 ⇒だいもく‐おどり【題目踊】 ⇒だいもく‐こう【題目講】 ⇒だいもく‐しゅう【題目宗】 だいもく‐おどり題目踊‥ヲドリ 陰暦7月16日の夜、太鼓・大鼓・拍子木などに合わせて法華経の題目を唱えながら男女合同でする踊り。京都市左京区の涌泉寺で行う盆踊り(8月15・16日)が有名。 ⇒だい‐もく【題目】 だいもく‐こう題目講‥カウ 日蓮宗の信者の講。 ⇒だい‐もく【題目】 だいもく‐しゅう題目宗】 (題目を称えるからいう)日蓮宗。 ⇒だい‐もく【題目】 だい‐もち大物(→)「だいもつ」に同じ。申楽談儀「拍子大切の事、―の時見ゆ。ゑひといふ拍子にて、衆人の心一力にて押して行く」 たい‐もつ退没】 〔仏〕退きかくれること。上地から下地に、楽の世界から苦の世界へ落ちること。源平盛衰記19「上界の天人も―の雲には悲しむらめ」 だい‐もつ大物】 木材・石材など、おおきなもの。だいぶつ。だいもち。太平記27「そくばくの―ども落ち重なりけるあひだ」 だい‐もつ代物】 ①代金。代価。狂言、末広がり「さて―はいかほどでござる」 ②銭ぜにのこと。 ⇒だいもつ‐がえ【代物替え】 だいもつ‐がえ代物替え‥ガヘ 物を買うのに、金銭の代りに他の物で交換すること。 ⇒だい‐もつ【代物】 だいもつ‐の‐うら大物浦】 摂津国にあった港。今の尼崎市大物町。1185年(文治1)源義経が行家と共に西国に赴こうとしたが、大風のため果たさなかった。

広辞苑 ページ 11932 での○大木は倒れても地に付かず単語。