複数辞典一括検索+

ぼん‐てん【梵天】🔗🔉

ぼん‐てん梵天】 ①(梵語Brahmā)インド哲学における万有の原理ブラフマン(梵)を神格化したもの。ヒンドゥー教の三神の一つ。仏教では色界の初禅天の主として、帝釈天と並んで諸天の最高位を占め、仏法の守護神とされる。密教では十二天の一天として上方を守る。また、色界の初禅天。欲界を離れた天上界。大梵天。梵天王。梵王。日本霊異記「因りて自から―に生まる」 梵天 ②(梵土天竺の略)インドの称。 ③幣束へいそく。祭礼や修験道の祈祷に用い、また、劇場の正面屋上の矢倉の左右に立てた。竿の先につけた大きな幣束をかつぐ祭を梵天祭といい、1月17日の秋田のものなどが有名。〈[季]新年〉。→ほて2。 ④漁具の所在を示す標識。延縄はえなわ・刺網さしあみ漁業で用いる。 ⑤梵天瓜の略。 ⇒ぼんてん‐うり【梵天瓜】 ⇒ぼんてん‐こく【梵天国】 ⇒ぼんてん‐だけ【梵天竹】 ⇒ぼんてん‐まい【梵天米】

広辞苑 ページ 18320 での梵天単語。