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たま【玉・珠・球】🔗⭐🔉
たま【玉・珠・球】
①美しい宝石類。多くは彫琢ちょうたくして装飾とするもの。万葉集3「夜光る―と言ふとも」。「掌中の―」
②真珠。しらたま。今昔物語集9「母のかざりの箱の中を見るに、大きなる―あり」
③美しいもの、大切なもの、またはほめていう意を表す語。源氏物語桐壺「世になく清らなる―のをのこ御子」。「―の声」「―垣」
④まるいもの。球形のもの。「飴―」「―の汗」「うどんの―」
㋐まり。ボール。「―ひろい」
㋑(「弾」とも書く)銃砲の弾丸。「―に当たる」
㋒電球。「―が切れる」
㋓卵。
㋔露・涙などの一しずく。
㋕そろばんの、動かす部分。
㋖レンズ。「眼鏡の―」
㋗きんたま。
⑤手段に使用するもの。「いい―にされた」
⑥木を丸太のまま幾つかに切ったその一切れのこと。最も根に近いものは元玉、次を二番玉という。
⑦美しい女。転じて、芸妓・娼妓など客商売の女の称。「上―」
⑧人品・器量の見地から人をあざけっていう語。「あいつもいい―だ」
◇一般には「玉」と書き、4㋐・㋒には、ふつう「球」を使う。1・2・4㋕では「珠」も用いる。
⇒玉散る
⇒玉とあざむく
⇒玉となって砕くとも瓦となって全からじ
⇒玉なす
⇒玉に瑕
⇒玉琢かざれば器を成さず
⇒玉磨かざれば光なし
⇒玉を懐いて罪あり
⇒玉を転がす
広辞苑 ページ 12330 での【玉】単語。