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たましい【魂】タマシヒ🔗🔉

たましいタマシヒ ①動物の肉体に宿って心のはたらきをつかさどると考えられるもの。古来多く肉体を離れても存在するとした。霊魂。精霊。たま。万葉集15「―はあしたゆふべに賜ふれど吾が胸痛し恋の繁きに」。宇津保物語嵯峨院「―や草むらごとに通ふらん野辺のまにまに鳴く声ぞする」。「―が抜けたような姿」 ②精神。気力。思慮分別。才略。大鏡師輔「御舅達の―深く、非道に御弟をばひきこしまうさせ奉らせ給へるぞかし」。「―をこめる」 ③素質。天分。源氏物語絵合「筆取る道と碁打つことぞ、あやしう―のほど見ゆるを」。「三つ子の―百まで」 ④(→)精進髷しょうじんまげに同じ。 ⇒魂を入れ替える ⇒魂を冷やす ○魂を入れ替えるたましいをいれかえる 心を改める。性根しょうねを入れかえる。誹風柳多留24「無理な意見は魂を入れ替へろ」 ⇒たましい【魂】 ○魂を冷やすたましいをひやす 非常に驚きおそれる。肝きもを冷やす。 ⇒たましい【魂】

広辞苑 ページ 12344 での単語。