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○付きも無いつきもない🔗🔉

○付きも無いつきもない (「つきなし」を強めていう語) ①不似合である。不都合である。「つきともない」とも。醒睡笑「―ことを言はるなと、散々悪口して出けり」 ②ぶっきらぼうである。そっけない態度である。浄瑠璃、東山殿子日遊「つかつかと入りつきもなくぞ言ひたりける」 ⇒つき【付き・附き】 つき‐も‐ない付きも無い⇒つき(付)(成句) つき‐もの付き物】 ①ある物に当然付属してあるべき物。硯すずりに墨の類。また、ある事にいつも付随して生じるもの。島崎藤村、夜明け前「物を極端に持つて行くことは維新の―であるのか」 ②(「憑物」と書く)人にのりうつったものの霊。もののけ。風姿花伝「仮令けりょう―の品々、神・仏・生霊・死霊の咎めなどは」。「―が落ちる」 つき‐もの付き者】 つきそう人。つきそい。また、つきまとう人。色道大鏡「―に言ひつけて封じさすれば」 つぎ‐もの継ぎ物】 ①つぎ合わせるもの。また、つぎ合わせたもの。 ②特に、衣服のやぶれにつぎをあてること。また、つぎをあてるべきもの。 つき‐や突矢】 手で投射する矢。〈日葡辞書〉 つき‐や舂屋・搗屋】 ①米つきを業とする家・人。精米屋。 ②穀物を精製する場所または小舎。 つき‐やく月役】 ①つきのさわり。月経。 ②(月経時に別居する他家たやで女の手仕事で作ったからいう)板葺屋根に用いる長さ1間、幅1寸4、5分の割木。 つき‐やど月宿】 月待つきまちの宿。人情本、春色辰巳園「今日は私も志呂喜しろきの―でまことに忙しいけれど」 つき‐やとい月雇い‥ヤトヒ ①1カ月限りの契約で雇うこと。また、その雇われた人。 ②月々の給金を定めて雇うこと。また、その雇われた人。 つき‐やぶ・る突き破る】 〔他五〕 ①突いて破る。「障子を―・る」 ②突進して打ち破る。突破する。「敵の守りを―・る」 つき‐やま築山】 庭園などに、山に見立てて土砂または石などを用いてきずいたもの。 つきやま‐どの築山殿】 徳川家康の正室。駿河御前と称。今川氏の一族関口氏の出身。家康が今川氏の人質の時嫁いで信康を生む。武田勝頼に内通した疑いで家康の命を受けた家臣に殺された。(1542〜1579) つき‐やり突槍】 ①槍で突くこと。 ②突くための槍。 つき‐や・る突き遣る】 〔他五〕 突いてあちらへ押しやる。つきのける。 つき‐ゆき‐はな月雪花⇒せつげつか(雪月花) つき‐ゆび突き指】 外力によって指先を突かれたために起こる症状。指先と付近の関節の腫脹しゅちょう・疼痛とうつう・運動障害を伴う。 つき‐ゆみ槻弓】 槻つきの木で作った丸木の弓。伊勢物語「梓弓まゆみ―年を経て」 つき‐よ月夜】 (古くはツクヨ)月の照らす夜。月の明らかな夜。また、月あるいは月の光。「つくよ」とも。〈[季]秋〉。古今和歌集「―よし夜よしと人につげやらば」 ⇒つきよ‐がらす【月夜烏】 ⇒つきよ‐たけ【月夜茸】 ⇒月夜に釜を抜かれる ⇒月夜に提灯 つきよ‐がらす月夜烏】 月のよい夜に、うかれて鳴くからす。うかれがらす。新撰六帖6「―の声も寒けし」 ⇒つき‐よ【月夜】 つき‐よ・せる突き寄せる】 〔他下一〕[文]つきよ・す(下二) 突き立てて近くまで迫る。また、突いて近くにひき寄せる。 つきよ‐たけ月夜茸】 担子菌類のきのこ。猛毒。半月状扁平、厚い肉質で短茎をもち、ヒラタケによく似る。上面は平滑で暗紫色。ひだは白色で一種の臭気があり、暗所では青白く発光する。秋、ブナなどの枯木に生ずる。 ⇒つき‐よ【月夜】 つき‐よどみ月澱】 おろしぐすり。堕胎薬だたいやく

広辞苑 ページ 13103 での○付きも無い単語。