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○無きになすなきになす🔗⭐🔉
○無きになすなきになす
ないものとする。捨ててかえりみない。源氏物語須磨「惜しげなき身はなきになしても」
⇒な・い【無い・亡い】
なき‐ぬ・れる【泣き濡れる】
〔自下一〕[文]なきぬ・る(下二)
泣いて涙にぬれる。
なき‐ね【泣き寝】
泣きながら眠ること。なきねいり。源氏物語若紫「―にふしくらし給ひつ」
なき‐ねいり【泣き寝入り】
①泣きながら寝入ること。なきね。
②不本意ながらそのままにしてあきらめること。「被害者が―する」
なき‐のう【泣能】
(→)泣猿楽なきさるがくに同じ。
なき‐の‐なみだ【泣きの涙】
涙を流して泣くこと。ひどく悲しむさまにいう。「―で日を暮らす」
なぎのはな‐の‐みこし【葱花の御輦】
(→)葱花輦そうかれんに同じ。枕草子287「みゆきなどに―に奉る、いとめでたし」
なき‐ばば【泣き婆】
(→)「泣き女」に同じ。
なぎ‐はら・う【薙ぎ払う】‥ハラフ
〔他五〕
横ざまに打ち払う。
なき‐はら・す【泣き腫らす】
〔他五〕
ひどく、また長く泣いて、まぶたをはらす。「目をまっ赤に―・す」
なき‐ひと【亡き人】
死んでこの世にいない人。亡き身。故人。万葉集3「見れどもさぶし―思へば」
ナギブ【Muḥammad Najīb】
エジプトの軍人・政治家。1952年クーデターを断行、ファルーク国王を追放。同年首相、翌年初代大統領。54年失脚。(1901〜1984)
なぎ‐ぶし【梛節】
投節なげぶしの古名。
なき‐ふ・す【泣き伏す】
〔自五〕
うつぶして泣く。泣きしずむ。竹取物語「―・せる所に寄りて」。「声をあげて―・す」
なぎ‐ふ・せる【薙ぎ伏せる】
〔他下一〕[文]なぎふ・す(下二)
薙ぎたおす。
なき‐ふ・る【鳴き旧る】
〔自上二〕
鳴き声が耳に慣れて、めずらしく感じなくなる。新千載和歌集夏「―・りて後に語らへほととぎす」
なき‐ふる・す【鳴き旧す】
〔他四〕
しばしば鳴いて、その鳴き声を人の耳に慣れさせる。古今和歌集夏「こぞの夏―・してしほととぎす」
なき‐べそ【泣きべそ】
いまにも泣き出しそうな顔つき。べそ。「―をかく」
なき‐べんけい【泣き弁慶】
泣いて意地を張りとおすこと。人に負けることがきらいで、泣いて相手を弱らせて勝つ者。
なき‐ぼくろ【泣き黒子】
目の下、特に目尻にあり、泣いているように見えるほくろ。このほくろがあると涙もろいともいう。
なき‐ほん【泣本】
初期人情本の別称。男女の悲恋や生活苦などを描いて読者を泣かせようとする作風が多かったのでいう。
なき‐まさ・る【泣き勝る】
〔自四〕
ますますはげしく泣く。源氏物語柏木「いとど―・り給ひて」
なき‐まど・う【泣き惑ふ】‥マドフ
〔自四〕
前後もわきまえぬほどひどく泣く。源氏物語桐壺「さぶらふ人々の―・ひ」
なき‐まね【泣き真似】
泣くまねをすること。そらなき。
なき‐まね【鳴き真似】
動物の鳴き声をまねること。「鶏の―」
なき‐み【亡き身】
死んだ人。亡きひと。金葉和歌集雑「ふたおやながら―とを知れ」
なき‐みそ【泣き味噌】
ちょっとしたことにもよく泣くこと。また、その人。泣き虫。
なき‐み・つ【泣き満つ】
〔自四〕
一座みな泣く。源氏物語賢木「宮のうちゆすりてゆゆしう―・ちたり」
なき‐み・つ【鳴き満つ】
〔自四〕
鳴き声がその場に満ちる。
なき‐むし【泣き虫】
ちょっとしたことですぐ泣く人、特に子供。また、その性質。なきみそ。「小さい頃は―だった」
なき‐め【泣女】
①上代、葬式の時に泣く役目の女。古事記上「雉きぎしを―とし」→なきおんな。
②雉きじの異称。
広辞苑 ページ 14600 での【○無きになす】単語。