○何かと言えばなにかといえば
何か事あるごとに、同じようなことを言ったりしたりするさま。「―小言を言う」
⇒なに‐か【何か】
なに‐がな【
何がな】
(ガナは副助詞)
①なにか。何物をか。宇治拾遺物語
9「―取らせむと思へども」
②なんであろうか。本朝桜陰比事「―と聞耳立つる折りふし」
なにか‐なし【
何彼無し】
なんの分別もないさま。浄瑠璃、冥途飛脚「―に懐に押し込んで」
⇒なに‐か【何彼】
なにが‐なし【
何が無し】
(ナニカナシの転)
①何はともあれ。ともかく。ただちに。浄瑠璃、聖徳太子絵伝記「はつとして―に突き戻す」
②なんとなく。「―わびしい」