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○斜めならずなのめならず🔗🔉

○斜めならずなのめならず ひととおりでない。ななめならず。源氏物語夕顔「げにこれぞ、なのめならぬかたはなべかりける」 ⇒なのめ【斜め】 な‐のり名告・名乗】 ①自分の名・素性などを告げること。また、その名。特に、武士が戦場でおこなうもの。「―を上げる」 ②売物の名を呼びあるくこと。源氏物語東屋「いかにとか聞きも知らぬ―をしてうち群れてゆくなどぞ」 ③公家および武家の男子が、元服後に通称以外に加えた実名。通称藤吉郎に対して秀吉と名乗る類。 ④漢字の、通常の読みとは別に、特に名前に用いる訓。 ⑤能や狂言の構成部分の一つ。登場人物が自己の身分や、そこに来た趣旨などを述べるせりふ。 ⇒なのり‐あそん【名告朝臣】 ⇒なのり‐じ【名乗字】 ⇒名告を上げる なのり‐あ・げる名乗り上げる】 〔自下一〕[文]なのりあ・ぐ(下二) (→)「名告なのりを上げる」に同じ。 なのり‐あそん名告朝臣】 姓かばねの上に実名をつけること。「業平朝臣」の類。 ⇒な‐のり【名告・名乗】 なのり‐い・ず名告り出づ‥イヅ 〔自下二〕 なのりでる。 なのり‐か・く名告り掛く】 〔自下二〕 相手に対して名のる。自分の名をいいかける。平治物語「左衛門佐重盛、生年廿三と―・けければ」 なのり‐じ名乗字】 名乗3に使う字。狂言、比丘貞「―の事で御座りまする」 ⇒な‐のり【名告・名乗】 な‐のり‐そ莫告藻・神馬藻】 ホンダワラの古称。和歌では「なのりその」を、「名」「名告る」にかかる序詞として用いる。〈[季]新年〉。万葉集3「みさごゐる磯廻いそみに生ふる―の名は告らしてよ親は知るとも」 ⇒なのりそ‐も【莫告藻】 なのりそ‐も莫告藻(→)「なのりそ」に同じ。允恭紀「浜藻を号なづけて―と謂へり」 ⇒な‐のり‐そ【莫告藻・神馬藻】 なのり・でる名乗り出る】 〔自下一〕 なのって出る。自分がその人だと申し出る。

広辞苑 ページ 14705 での○斜めならず単語。