複数辞典一括検索+

○名は体を表すなはたいをあらわす🔗🔉

○名は体を表すなはたいをあらわす 名はその実体がどのような物かを示している。名と実体とはうまく合っている。 ⇒な【名】 なばたけ‐いせき菜畑遺跡‥ヰ‥ 佐賀県唐津市にある縄文時代から弥生時代の遺跡。縄文晩期後半の水田跡・炭化米・農耕具などが1980年代に発見され、水田稲作開始の論議をよんだ。 な‐ばな菜花】 食用にするアブラナの葉やつぼみ。かき菜。 なばり】 なばること。かくれること。万葉集1「暮よいにあひて朝あしたおも無み―(地名「名張」にかける)にか」 なばり名張】 ①伊賀国の旧郡名。伊勢・大和に接する。天武紀「夜半に及いたりて隠郡なばりのこおりに到りて」 ②三重県西部、上野盆地の南部にある市。上代より街道の宿駅として栄える。名勝赤目四十八滝がある。人口8万2千。 なはる 〔助動〕 (活用は四段型)「なさる」の転。「お上がりなはれ」 なば・る隠る】 〔自四〕 かくれる。 な‐はん名判】 ①氏名と印判。 ②かきはん。花押かおうなはん 〔助詞〕 (終助詞。岩手県で)ね。「かわいそうだ―」 な‐び儺火】 小正月の1月15日に、正月の飾り物を焼き、邪気を払った行事。左義長さぎちょうはこの名残りかという。蜻蛉日記「十五日―あり」 ナビ ナビゲーター・ナビゲーションの略。 なびか・う靡かふナビカフ 〔自四〕 (ナビクに接尾語フの付いた語)しきりになびく。なびき続ける。万葉集2「玉藻なすか寄りかく寄り―・ひし」 なびか・す靡かす】 〔他五〕 ①なびくようにする。万葉集15「玉藻―・し漕ぎ出なむ君がみ船を」 ②服従させる。討ち平らげる。源氏物語賢木「天の下を―・し給へるさま」。太平記5「逆徒の大軍をば―・しぬるぞ」 なびき靡き】 ①なびくこと。なびいたこと。万葉集2「捧げたる旗の―は」 ②風になびいて反ったような形の旗指物はたさしもの⇒なびき‐がお【靡き顔】 ⇒なびき‐ざま【靡き様】 ⇒なびき‐ば【靡き葉】 ⇒なびき‐も【靡き藻】 ⇒なびき‐やす【靡き易】 なびき‐がお靡き顔‥ガホ 他人の意に従うような様子。源氏物語行幸「人の御言に―にて許してむとおぼす」 ⇒なびき【靡き】 なびき‐ざま靡き様】 なびく様子。源氏物語総角「木草の―も殊に見なされて」 ⇒なびき【靡き】 なびき・ぬ靡き寝】 〔自下二〕 寄り添って寝る。共寝する。万葉集2「玉藻なす―・ねし児を」 なびき‐ば靡き葉】 風などになびいている葉。夫木和歌抄9「池の蓮の―に露ふきわたす風ぞ涼しき」 ⇒なびき【靡き】 なびき‐も靡き藻】 水のままに靡く藻。万葉集11「紫の名高の浦の―の」 ⇒なびき【靡き】 なびき‐やす靡き易】 従いやすい有様。源氏物語椎本「心軽うて―なるなど」 ⇒なびき【靡き】 なび・く靡く】 [一]〔自五〕 ①風・水などに押されて横に伏す。万葉集2「妹が門見む―・けこの山」。万葉集12「浪の共むた―・く珠藻の」。源氏物語明石「藻塩焼くけぶりは同じ方に―・かむ」。「旗が風に―・く」 ②他人の威力・意志などに従う。魅力にひかれて、心を移す。万葉集11「さ寝がには誰とも寝めど沖つ藻の―・きし君が言待つ我を」。源氏物語帚木「上は下に助けられ、下は上に―・きて」。「強い方に―・く」 [二]〔他下二〕 ①風・水などの勢いに従って横に伏すようにする。なびかせる。万葉集9「響矢なりやもち鹿取り―・けし坂の上にそある」 ②従わせる。服従させる。太平記6「和泉・河内の両国を―・けて」。好色一代女3「それよりしのびしのびに旦那を―・けて」 ナビゲーションnavigation】 ①航海。航空。また、航海術。航空術。 ②自動車ラリーなどで、運転者に速度や方向を指示すること。 ナビゲーターnavigator】 ①航海士。航空士。 ②(→)ラリー3などで、運転者に道筋や速度などの指示を出す同乗者。 ③案内役。進行役。 ④航空機やミサイルの進路を自動調整する装置。 な‐びと汝人】 〔代〕 (ナヒトとも)なんじ。お前。允恭紀「能くそのを作るや、―」→な(己・汝) ナビ‐はナビ派】 (les Nabis フランス 預言者の意のヘブライ語に由来)19世紀末、フランスの画派の一つ。セリュジエ(P. Sérusier1864〜1927)・ドニ・ボナールらがゴーガンの影響を受けて結成。神秘的・象徴的・装飾的画風を示す。ポスター・デザインなどにも活躍。 なび‐やか しなやか。なよやか。なびらか。散木奇歌集「草のはがひも末―に」。六条宰相家歌合「言葉使ひなど―ならず」 なびやか・し 〔形シク〕 なびやかである。しなやかである。 なび‐らか (→)「なびやか」に同じ。毎月抄「ふとみほそみもなく―に聞きにくからぬやうによみなすがきはめて重事にて侍るなり」 な‐びらき名開き】 赤子の命名の儀礼。普通は生まれて7日目に行う。名付け親をとり、名を紙に書いて床の間・神棚に掲げ、祝宴を張る。 な‐びろう名披露(→)「なびろめ」に同じ。 な‐びろめ名広め・名披露目】 芸人が芸名を得た時、または商人が開店の時、その名を世間に披露すること。 な・ぶ並ぶ】 〔他下二〕 ならべる。つらねる。古事記「日々かが―・べて夜には九夜ここのよ日には十日を」 な・ぶ靡ぶ】 〔他下二〕 なびかせる。万葉集1「旗すすき小竹しのをおし―・べ」 ナフキン ナプキンの訛。 ナプキンnapkin】 ①食事時に胸や膝にかけたり口や手を拭ったりする布巾。紙製もある。 ②生理用品の一つ。 ナフサnaphtha】 原油を蒸留するとき、ガソリンの沸点範囲であるセ氏25〜200度で留出する部分。沸点100度以下の軽質ナフサと80〜200度の重質ナフサとに分ける。軽質ナフサは熱分解によりエチレン・プロピレンなどの石油化学原料が得られ、重質ナフサは接触改質によりガソリンが製造される。 なふさ‐なふさ 〔副〕 ⇒のうさのうさ ナプスNAPS】 (Numerical Analysis and Prediction System)数値解析予報システム。気象庁に設置するスーパー‐コンピューターを主軸として数値解析と数値予報を行うコンピューター‐システムで、気象予報以外に海洋に関する諸計算も行う。→コスメッツ→アデス ナフタNAFTA】 (North American Free Trade Agreement)北米自由貿易協定。アメリカ・カナダ・メキシコの3国間で相互に市場を開放するための協定。1992年調印、94年発効。 な‐ふだ名札】 名を記したふだ。また名刺。福地桜痴、もしや草紙「乗客は衣嚢ポッケットから名刺なふだを出し、御在宅なら御目に掛らうと申込む」。「胸に―をつける」 ナフダトゥル‐ウラマーNahdatul Ulama】 (「イスラム指導者の覚醒」の意)インドネシア最大のイスラム団体・政治組織。1926年結成。伝統的スンニ派イスラムを標榜。NU ナフタリンNaphthalin ドイツ(→)ナフタレンに同じ。 ナフタレンnaphthalene】 分子式C10H 芳香族炭化水素の一つ。コールタールから分離される白色板状の結晶。石油の分解混合物中に含まれるアルキル‐ナフタレンの脱アルキルによっても製造される。常温で昇華し、特異の臭気がある。合成化学工業上の重要な原料。また、樟脳しょうのうの代用品として防虫・防臭用。ナフタリン。 ナフテンnaphthene】 原油の成分として含まれる飽和環式炭化水素(シクロ‐パラフィン)の総称。一般式CH ナフトールNaphthol ドイツ】 分子式C10HOH フェノール類の一つ。無色の針状結晶。フェノールに類似し、防腐剤として用いるほか、染料製造などの原料。「―染め」 な‐ぶら (ナムラの訛)遊泳する魚の群れ。 なぶり嬲り】 なぶること。もてあそぶこと。万葉集15「人―のみ好みたるらむ」 ⇒なぶり‐ごろし【嬲り殺し】 ⇒なぶり‐だて【嬲り立て】 ⇒なぶり‐もの【嬲り者】 なぶり‐ごろし嬲り殺し】 なぶって殺すこと。すぐに殺さずに苦しめ、もてあそんで殺すこと。 ⇒なぶり【嬲り】 なぶり‐だて嬲り立て】 なぶるさまをすること。出しゃばってからかうこと。狂言、蟹山伏「―しおつてはさまれおつて、あのなりは」 ⇒なぶり【嬲り】 なぶり‐もの嬲り者】 なぶる対象になるもの。なぶられるもの。 ⇒なぶり【嬲り】 なぶ・る嬲る】 〔他五〕 ①責めさいなむ。いじめる。日本霊異記「壮おとこ強ひて入り―・る」 ②からかい、ひやかす。ばかにする。謡曲、橋弁慶「牛若彼を―・つてみんと」。「人前で―・られる」 ③手でもてあそぶ。いじる。好色五人女4「くらまぎれに前髪を―・りて」 な‐へ (ナはノの意の格助詞。ヘはウヘ(上)の約。活用語の連体形に付き、その状態と下に来る状態が並行することを表す)…と共に。…につれて。なへに。万葉集7「山河の瀬のなる―に弓月が岳に雲立ち渡る」。万葉集10「秋風の寒く吹く―吾が屋前やどの浅茅がもとに蟋蟀こおろぎ鳴くも」 なべ】 ①(ナは肴、ヘは瓮の意)食物を煮たりいためたりする器。金属製または石製・陶製で、底が比較的浅く口が開き、蓋・把手・つるなどを付ける。〈新撰字鏡6〉 ②鍋料理。鍋物。「寄せ―」「―をつつく」 ③下女の通名。おなべ。 なべ‐がえし鍋返し‥ガヘシ 煮物の途中で鍋をふって材料の上下を入れ替え、味が行き渡るようにすること。 なべ‐がね鍋鉄】 (鍋などを鋳るのに用いることから)銑鉄や鋳鉄の俗称。ずくてつ。 なべ‐かぶり鍋被り】 ①(→)筑摩祭つくままつりに同じ。〈[季]夏〉 ②江戸中期頃の悪性の流行病の一つ。鼻から上が黒くなるもの。 ③〔動〕ヒガラの異称。 なべ‐かま鍋釜】 鍋と釜。炊事道具の代表。しばしば、生活に必要な最低限の道具の意に用いる。「―売っても嚊かか売るな」 ⇒鍋釜が賑わう

広辞苑 ページ 14707 での○名は体を表す単語。