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○飲む、打つ、買うのむうつかう🔗⭐🔉
○飲む、打つ、買うのむうつかう
大酒を飲む、ばくちを打つ、女を買う。男の代表的な放蕩ほうとうとされるもの。「―の極道者」
⇒の・む【飲む・呑む】
の‐むぎ【野麦】
篶すず、一名都笹みやこざさの果実。果皮は薄赤く、中に白い種子があり、食用にする。
のむぎ‐とうげ【野麦峠】‥タウゲ
長野県松本市と岐阜県高山市との境、乗鞍岳の南東方にある峠。標高1672メートル。近世から明治にかけて、飛騨・越中と松本盆地との交通に利用された。製糸女工の出稼ぎ路として有名。
の‐むし【蠧】
①キクイムシの古名。〈倭名類聚鈔19〉
②シミの異称。
のむ‐ど【喉・咽】
(ノミド(飲門)の転)のど。〈倭名類聚鈔3〉
ノ‐ムヒョン【盧武鉉】
(No Mu-hyŏn)韓国の政治家。慶尚南道生れ。弁護士出身。1988年国会議員当選。2003年第16代大統領。(1946〜)
のむら【野村】
姓氏の一つ。
⇒のむら‐きちさぶろう【野村吉三郎】
⇒のむら‐こどう【野村胡堂】
⇒のむら‐ぼうとうに【野村望東尼】
⇒のむら‐またさぶろう【野村又三郎】
⇒のむら‐まんぞう【野村万蔵】
のむら‐きちさぶろう【野村吉三郎】‥ラウ
軍人・外交官。和歌山県生れ。海軍大将。阿部信行内閣の外相。1940年駐米大使に起用され、太平洋戦争の開戦までハル国務長官との日米交渉にあたる。(1877〜1964)
⇒のむら【野村】
のむら‐こどう【野村胡堂】‥ダウ
小説家・音楽評論家。本名、長一おさかず。岩手県生れ。東大中退。「銭形平次捕物控」で大衆文学の新生面をひらき、また「あらえびす」の筆名で「ロマン派の音楽」なども執筆。(1882〜1963)
野村胡堂
撮影:石井幸之助
⇒のむら【野村】
のむら‐ぼうとうに【野村望東尼】‥バウ‥
幕末の歌人・勤王家。本名、もと。福岡藩士野村貞貫の後妻。夫に死別後、剃髪。和歌を大隈言道おおくまことみちに学び、家集「向陵集」がある。高杉晋作・平野国臣くにおみ・西郷隆盛と交友、庇護し、藩により姫島に流罪。(1806〜1867)
⇒のむら【野村】
のむら‐またさぶろう【野村又三郎】‥ラウ
狂言役者。和泉流の家の当主の通り名。11世は本名、信英のぶひで。京都生れ。大阪で活動した後、東京に在住。(1865〜1945)
⇒のむら【野村】
のむら‐まんぞう【野村万蔵】‥ザウ
狂言役者。和泉流の家の当主の通り名。6世は前名、万作・万造。東京生れ。5世万造(のち萬斎)の長男。人間国宝。(1898〜1978)
⇒のむら【野村】
のめ【
・袽・船筎・衣袽】
⇒のみ
のめ【飲め】
飲んだ時の感じ。口あたり。飲み口。松翁道話「此の煙草は―がよいの、わるくさいのと」
のめく・る【滑くる】
〔自四〕
すべる。また、他にはばかることなく自由に歩くさまをののしっていう。誹風柳多留32「針金を―・つて出る心太ところてん」
のめし‐まげ【のめし髷】
(→)蔵前風くらまえふう2に同じ。
のめ・す
〔他五〕
①前へ倒す。
②(他の動詞の連用形に付いて)徹底的に…する。「たたき―・す」「しゃれ―・す」
のめずり‐こ・む【のめ摺り込む】
〔自四〕
①のめってすべりいる。
②いつとなくずるずると入りこむ。
のめ‐のめ
はずかしげなく平気でいるさま。あつかましいさま。おめおめ。浄瑠璃、平家女護島「島のうきめを人にかけ―舟に乗られうか」。「よくも―とやってこれたな」
のめり‐げた【のめり下駄】
前部の裏面を斜めに切って、のめるように造った男子用の駒下駄。ぬめり下駄。
のめり下駄
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
のめり‐こ・む【のめり込む】
〔自五〕
①低い姿勢で前方に倒れ込む。
②抜け出せないほどに中に深く入り込む。熱中する。「悪の道に―・む」「仕事に―・む」
のめり‐のめり
のめのめ。浄瑠璃、雪女五枚羽子板「鶴と亀が何うちくらつて、すつ百万年―と」
のめ・る
〔自五〕
前へ倒れる。前方へ傾く。浄瑠璃、大経師昔暦「お侍の五人や七人は…きやつと言はせて―・らせやうと知つたれども」。「けつまずいて―・る」
ノメンクラトゥーラ【nomenklatura ロシア】
①社会主義国、特にソ連において、党機関がもつ任命職名表。これにより、党が国家機関の人事権を掌握した。
②(1から派生して)社会主義国における特権層・支配層。
の‐めんぴ【野面皮】
ずうずうしいこと。厚かましいこと。狂言、墨塗「山の神めが前へ―にぬかすな」
ノモグラフ【nomograph】
(→)計算図表。ノモグラム。
ノモス【nomos ギリシア】
掟・慣習・法律の意で、社会制度・道徳・宗教上の規定を指す古代ギリシアの観念。前5世紀に出現したソフィストはこれを自然(ピュシス)と対立させ、その権威を相対的なものとした。この考え方はキニク学派やストア学派にも見られる。
の‐も‐せ【野面】
(「野も狭せ」から意味が転じて)野のおもて。野一面。のづら。新古今和歌集夏「よられつる―の草のかげろひて」
の‐もの【野物】
見えないところに使う建築用材。曲がったままでもよく、また鉋かんな仕上げにしない。
の‐もや【野母屋】
隠れた位置にある母屋桁もやげた。垂木たるきをうける。
の‐もり【野守】
野を守る人。特に、禁猟の野を守る番人。万葉集1「―は見ずや君が袖振る」
⇒のもり‐ぐさ【野守草】
⇒のもり‐の‐かがみ【野守の鏡】
のもり【野守】
能。世阿弥作の鬼物。野守の鏡とは、野守の老人などが姿を映す池の名というが、実は鬼の持つ宝で、天地の真相を映す鏡の名だという説話を脚色。
のもり‐ぐさ【野守草】
ハギの異称。
⇒の‐もり【野守】
のもり‐の‐かがみ【野守の鏡】
(「袖中抄」に、雄略天皇が鷹狩の時、逃げた鷹を野守が水鏡で見て発見したとある故事に基づく)
①野中の水に物影のうつるのを鏡にたとえていう語。水鏡。
②特に、普通には見えないものを見ることができる鏡として歌によまれる。新古今和歌集恋「はし鷹の―見てしがな思ひ思はずよそながらみん」
⇒の‐もり【野守】
ノモンハン【Nomonhan】
中国東北部の北西辺、モンゴル国との国境に近いハルハ河畔の地。1939年5月から9月中頃まで、日本の関東軍とソ連・モンゴル軍とが国境紛争で交戦、日本軍が大敗を喫した。
の‐や【野矢】
狩猟用の矢。射棄てと称して粗末にこしらえるのを例とした。
の‐や【野屋】
①野中の家。
②(長崎県の一部などで)霊屋たまや。
の‐やき【野焼き】
新草をよく生えさせるため、早春のうちに野を焼くこと。〈[季]春〉。蜻蛉日記下「―などする頃の」
のや‐づくり【野屋作り】
野中に家作りすること。また、その家。
の‐やぶ【野藪】
野にあるやぶ。また、野と藪。のらやぶ。宇津保物語俊蔭「―のごと、おそろしげなるものから」
の‐やま【野山】
①野と山。また、丘陵。さんや。竹取物語「―にまじりて竹を取りつつ」
②野や山でする耕作などの仕事。のら仕事と山仕事。浄瑠璃、十二段「此の御馬は信夫の土民が耕作のため、―を致させ候ひしが」
⇒のやま‐そだち【野山育ち】
⇒のやま‐つかさ【野山阜】
⇒のやま‐の‐にしき【野山の錦】
のやま‐そだち【野山育ち】
①野山で成育すること。また、その人。
②野山で育って性質が荒々しいこと。また、その人。浄瑠璃、曾我五人兄弟「―の荒百姓、数十人用意して」
⇒の‐やま【野山】
のやま‐つかさ【野山阜】
野山の一段と高い所。のづかさ。万葉集10「高松の―の色づく見れば」
⇒の‐やま【野山】
のやま‐の‐にしき【野山の錦】
野山を美しく彩る紅葉を錦にたとえていう語。〈[季]秋〉
⇒の‐やま【野山】
ノヤン【noyan モンゴル・那顔】
モンゴル遊牧社会で部族長など上層部に属する者の呼称。「官人」「首領」などの意にも用いられたが、モンゴル帝国の成立後は貴族階級を指した。
の‐ゆさん【野遊山】
野に出て遊ぶこと。野遊び。狂言、靱猿「今日は―に出うと存ずる」
のら
①なまけること。なまけ者。のらくら。浄瑠璃、長町女腹切「やあこの半七の大―めは、帳面もらち明けずに」
②放蕩ほうとうすること。また、その人。放埒ほうらつ。どら。浄瑠璃、心中天の網島「のんこに髪結うて―らしい」
⇒のらをかわく
の‐ら【野良】
(ラは接尾語)
①野。野原。万葉集6「―に里はあれども」
②田または畑。「―仕事」
③藪やぶ。〈類聚名義抄〉
ノラ【Nora】
イプセンの戯曲「人形の家」の女主人公。人形のような妻であることをやめ、一個の独立した人間として生きようとする女性で、女性解放運動の象徴的存在となった。ノーラ。
の‐ら
〔接尾〕
親愛の意を表す。万葉集14「いも―に物言はず来にて思ひかねつも」→ら(等)
のら‐いぬ【野良犬】
飼主がなくてさまよい歩く犬。野に捨てられた犬。やどなし犬。やけん。
のら‐え【野良荏】
シソの古名。〈本草和名〉
のら‐かぜ【野良風】
野らを吹く風。のかぜ。曾丹集「―よりも寒くもあるかな」
のら‐がらす【のら烏】
のらくらと遊び歩く者を烏になぞらえていう語。絶えずそこに出入りしてごろごろしている無頼漢。ごろつき。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「九軒阿波座の―、月夜はなほか闇の夜も」
のら‐かわ・く
〔自四〕
「のらをかわく」に同じ。→のら(成句)
のら‐ぎ【野良着】
農民が野らで働く時に着る着物。
のらく【宣らく・告らく】
(ノルのク語法)おっしゃること。
のら‐くら
①なまけ遊んで日を送るさま。また、その人。浄瑠璃、傾城反魂香「日がな一日立ずくみ何をするやら―と」。「毎日―すごす」
②ぬらりくらりととらえどころのないさま。のらりくらり。
⇒のらくら‐もの【のらくら者】
のらくら‐もの【のらくら者】
なまけ者。
⇒のら‐くら
のらくろ
田河水泡たがわすいほう作の漫画。野良犬の黒吉が猛犬連隊に入隊し活躍する物語。雑誌「少年倶楽部」に1931年(昭和6)から連載。
のら‐ごえ【野良声】‥ゴヱ
農夫が田畑で話し合うような、あたりかまわぬ大声。二葉亭四迷、平凡「太い煤けたやうな―で」
のら‐ごころ【のら心】
のらくらした心。なまけごころ。
のら‐ざる【のら猿】
のらくら者をののしっていう語。
のら‐しごと【野良仕事】
田畑に出てする耕作の仕事。「―に出る」
のらぞう【のら造】‥ザウ
のらくら者を人名化していう語。
のら‐ぞんざい
なまけて本気でしないさま。だらしなくなげやりなさま。いいかげん。なまはんか。浄瑠璃、傾城反魂香「思ひやり手となつたるも―でなられうか」
のら‐つ・く
〔自四〕
のらくらする。仕事をなまけて遊びまわる。
のらっ‐ぽ
なまけ者。のらもの。
のら‐ともだち【のら友達】
のらくらと遊び暮らすともだち。不良仲間。
のら‐なか【野良中】
野らの中。田畑の中。
のら‐ねこ【野良猫】
飼主のない猫。野原などに捨てられた猫。どらねこ。
のら‐ねずみ【野良鼠】
①ヒミズモグラの異称。
②ヤマネ・ジネズミの類の称。
のら‐のら
のらくらするさま。なまけるさま。ぬらくら。
のら‐まいり【のら参り】‥マヰリ
なまけ者の参詣。信心からではなく遊び半分に神仏に参詣すること。浄瑠璃、女殺油地獄「それが信心の観音参りか、喧嘩師の―」
のらまつ【のら松】
のらくら者を人名化していう語。
のら‐まめ【野良豆】
エンドウ、また、ツルマメ・ソラマメの別称。(物類称呼)
のら‐むすこ【のら息子】
道楽息子。どらむすこ。
のら‐め・く
〔自四〕
のらくらする。のらつく。
のら‐もの【のら者】
のらくら者。なまけ者。道楽者。
のら‐やぶ【野良藪】
①野らにある藪。のやぶ。拾遺和歌集哀傷「亡き人を―などに置きて」
②庭などが荒れて、草木が野のように伸びほうだいなさま。源氏物語蓬生「かくいみじき―なれども」
のらり‐くらり
①あれこれと言い抜けて核心に触れないさま。「―と質問をかわす」
②何もしないで怠惰な生活を送っているさま。「―と遊び暮らす」
のら‐ろ【告らろ】
(上代東国方言)ノレルの訛。示し告げている。万葉集14「夕占ゆうけにも今宵と―」
⇒のむら【野村】
のむら‐ぼうとうに【野村望東尼】‥バウ‥
幕末の歌人・勤王家。本名、もと。福岡藩士野村貞貫の後妻。夫に死別後、剃髪。和歌を大隈言道おおくまことみちに学び、家集「向陵集」がある。高杉晋作・平野国臣くにおみ・西郷隆盛と交友、庇護し、藩により姫島に流罪。(1806〜1867)
⇒のむら【野村】
のむら‐またさぶろう【野村又三郎】‥ラウ
狂言役者。和泉流の家の当主の通り名。11世は本名、信英のぶひで。京都生れ。大阪で活動した後、東京に在住。(1865〜1945)
⇒のむら【野村】
のむら‐まんぞう【野村万蔵】‥ザウ
狂言役者。和泉流の家の当主の通り名。6世は前名、万作・万造。東京生れ。5世万造(のち萬斎)の長男。人間国宝。(1898〜1978)
⇒のむら【野村】
のめ【
・袽・船筎・衣袽】
⇒のみ
のめ【飲め】
飲んだ時の感じ。口あたり。飲み口。松翁道話「此の煙草は―がよいの、わるくさいのと」
のめく・る【滑くる】
〔自四〕
すべる。また、他にはばかることなく自由に歩くさまをののしっていう。誹風柳多留32「針金を―・つて出る心太ところてん」
のめし‐まげ【のめし髷】
(→)蔵前風くらまえふう2に同じ。
のめ・す
〔他五〕
①前へ倒す。
②(他の動詞の連用形に付いて)徹底的に…する。「たたき―・す」「しゃれ―・す」
のめずり‐こ・む【のめ摺り込む】
〔自四〕
①のめってすべりいる。
②いつとなくずるずると入りこむ。
のめ‐のめ
はずかしげなく平気でいるさま。あつかましいさま。おめおめ。浄瑠璃、平家女護島「島のうきめを人にかけ―舟に乗られうか」。「よくも―とやってこれたな」
のめり‐げた【のめり下駄】
前部の裏面を斜めに切って、のめるように造った男子用の駒下駄。ぬめり下駄。
のめり下駄
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
のめり‐こ・む【のめり込む】
〔自五〕
①低い姿勢で前方に倒れ込む。
②抜け出せないほどに中に深く入り込む。熱中する。「悪の道に―・む」「仕事に―・む」
のめり‐のめり
のめのめ。浄瑠璃、雪女五枚羽子板「鶴と亀が何うちくらつて、すつ百万年―と」
のめ・る
〔自五〕
前へ倒れる。前方へ傾く。浄瑠璃、大経師昔暦「お侍の五人や七人は…きやつと言はせて―・らせやうと知つたれども」。「けつまずいて―・る」
ノメンクラトゥーラ【nomenklatura ロシア】
①社会主義国、特にソ連において、党機関がもつ任命職名表。これにより、党が国家機関の人事権を掌握した。
②(1から派生して)社会主義国における特権層・支配層。
の‐めんぴ【野面皮】
ずうずうしいこと。厚かましいこと。狂言、墨塗「山の神めが前へ―にぬかすな」
ノモグラフ【nomograph】
(→)計算図表。ノモグラム。
ノモス【nomos ギリシア】
掟・慣習・法律の意で、社会制度・道徳・宗教上の規定を指す古代ギリシアの観念。前5世紀に出現したソフィストはこれを自然(ピュシス)と対立させ、その権威を相対的なものとした。この考え方はキニク学派やストア学派にも見られる。
の‐も‐せ【野面】
(「野も狭せ」から意味が転じて)野のおもて。野一面。のづら。新古今和歌集夏「よられつる―の草のかげろひて」
の‐もの【野物】
見えないところに使う建築用材。曲がったままでもよく、また鉋かんな仕上げにしない。
の‐もや【野母屋】
隠れた位置にある母屋桁もやげた。垂木たるきをうける。
の‐もり【野守】
野を守る人。特に、禁猟の野を守る番人。万葉集1「―は見ずや君が袖振る」
⇒のもり‐ぐさ【野守草】
⇒のもり‐の‐かがみ【野守の鏡】
のもり【野守】
能。世阿弥作の鬼物。野守の鏡とは、野守の老人などが姿を映す池の名というが、実は鬼の持つ宝で、天地の真相を映す鏡の名だという説話を脚色。
のもり‐ぐさ【野守草】
ハギの異称。
⇒の‐もり【野守】
のもり‐の‐かがみ【野守の鏡】
(「袖中抄」に、雄略天皇が鷹狩の時、逃げた鷹を野守が水鏡で見て発見したとある故事に基づく)
①野中の水に物影のうつるのを鏡にたとえていう語。水鏡。
②特に、普通には見えないものを見ることができる鏡として歌によまれる。新古今和歌集恋「はし鷹の―見てしがな思ひ思はずよそながらみん」
⇒の‐もり【野守】
ノモンハン【Nomonhan】
中国東北部の北西辺、モンゴル国との国境に近いハルハ河畔の地。1939年5月から9月中頃まで、日本の関東軍とソ連・モンゴル軍とが国境紛争で交戦、日本軍が大敗を喫した。
の‐や【野矢】
狩猟用の矢。射棄てと称して粗末にこしらえるのを例とした。
の‐や【野屋】
①野中の家。
②(長崎県の一部などで)霊屋たまや。
の‐やき【野焼き】
新草をよく生えさせるため、早春のうちに野を焼くこと。〈[季]春〉。蜻蛉日記下「―などする頃の」
のや‐づくり【野屋作り】
野中に家作りすること。また、その家。
の‐やぶ【野藪】
野にあるやぶ。また、野と藪。のらやぶ。宇津保物語俊蔭「―のごと、おそろしげなるものから」
の‐やま【野山】
①野と山。また、丘陵。さんや。竹取物語「―にまじりて竹を取りつつ」
②野や山でする耕作などの仕事。のら仕事と山仕事。浄瑠璃、十二段「此の御馬は信夫の土民が耕作のため、―を致させ候ひしが」
⇒のやま‐そだち【野山育ち】
⇒のやま‐つかさ【野山阜】
⇒のやま‐の‐にしき【野山の錦】
のやま‐そだち【野山育ち】
①野山で成育すること。また、その人。
②野山で育って性質が荒々しいこと。また、その人。浄瑠璃、曾我五人兄弟「―の荒百姓、数十人用意して」
⇒の‐やま【野山】
のやま‐つかさ【野山阜】
野山の一段と高い所。のづかさ。万葉集10「高松の―の色づく見れば」
⇒の‐やま【野山】
のやま‐の‐にしき【野山の錦】
野山を美しく彩る紅葉を錦にたとえていう語。〈[季]秋〉
⇒の‐やま【野山】
ノヤン【noyan モンゴル・那顔】
モンゴル遊牧社会で部族長など上層部に属する者の呼称。「官人」「首領」などの意にも用いられたが、モンゴル帝国の成立後は貴族階級を指した。
の‐ゆさん【野遊山】
野に出て遊ぶこと。野遊び。狂言、靱猿「今日は―に出うと存ずる」
のら
①なまけること。なまけ者。のらくら。浄瑠璃、長町女腹切「やあこの半七の大―めは、帳面もらち明けずに」
②放蕩ほうとうすること。また、その人。放埒ほうらつ。どら。浄瑠璃、心中天の網島「のんこに髪結うて―らしい」
⇒のらをかわく
の‐ら【野良】
(ラは接尾語)
①野。野原。万葉集6「―に里はあれども」
②田または畑。「―仕事」
③藪やぶ。〈類聚名義抄〉
ノラ【Nora】
イプセンの戯曲「人形の家」の女主人公。人形のような妻であることをやめ、一個の独立した人間として生きようとする女性で、女性解放運動の象徴的存在となった。ノーラ。
の‐ら
〔接尾〕
親愛の意を表す。万葉集14「いも―に物言はず来にて思ひかねつも」→ら(等)
のら‐いぬ【野良犬】
飼主がなくてさまよい歩く犬。野に捨てられた犬。やどなし犬。やけん。
のら‐え【野良荏】
シソの古名。〈本草和名〉
のら‐かぜ【野良風】
野らを吹く風。のかぜ。曾丹集「―よりも寒くもあるかな」
のら‐がらす【のら烏】
のらくらと遊び歩く者を烏になぞらえていう語。絶えずそこに出入りしてごろごろしている無頼漢。ごろつき。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「九軒阿波座の―、月夜はなほか闇の夜も」
のら‐かわ・く
〔自四〕
「のらをかわく」に同じ。→のら(成句)
のら‐ぎ【野良着】
農民が野らで働く時に着る着物。
のらく【宣らく・告らく】
(ノルのク語法)おっしゃること。
のら‐くら
①なまけ遊んで日を送るさま。また、その人。浄瑠璃、傾城反魂香「日がな一日立ずくみ何をするやら―と」。「毎日―すごす」
②ぬらりくらりととらえどころのないさま。のらりくらり。
⇒のらくら‐もの【のらくら者】
のらくら‐もの【のらくら者】
なまけ者。
⇒のら‐くら
のらくろ
田河水泡たがわすいほう作の漫画。野良犬の黒吉が猛犬連隊に入隊し活躍する物語。雑誌「少年倶楽部」に1931年(昭和6)から連載。
のら‐ごえ【野良声】‥ゴヱ
農夫が田畑で話し合うような、あたりかまわぬ大声。二葉亭四迷、平凡「太い煤けたやうな―で」
のら‐ごころ【のら心】
のらくらした心。なまけごころ。
のら‐ざる【のら猿】
のらくら者をののしっていう語。
のら‐しごと【野良仕事】
田畑に出てする耕作の仕事。「―に出る」
のらぞう【のら造】‥ザウ
のらくら者を人名化していう語。
のら‐ぞんざい
なまけて本気でしないさま。だらしなくなげやりなさま。いいかげん。なまはんか。浄瑠璃、傾城反魂香「思ひやり手となつたるも―でなられうか」
のら‐つ・く
〔自四〕
のらくらする。仕事をなまけて遊びまわる。
のらっ‐ぽ
なまけ者。のらもの。
のら‐ともだち【のら友達】
のらくらと遊び暮らすともだち。不良仲間。
のら‐なか【野良中】
野らの中。田畑の中。
のら‐ねこ【野良猫】
飼主のない猫。野原などに捨てられた猫。どらねこ。
のら‐ねずみ【野良鼠】
①ヒミズモグラの異称。
②ヤマネ・ジネズミの類の称。
のら‐のら
のらくらするさま。なまけるさま。ぬらくら。
のら‐まいり【のら参り】‥マヰリ
なまけ者の参詣。信心からではなく遊び半分に神仏に参詣すること。浄瑠璃、女殺油地獄「それが信心の観音参りか、喧嘩師の―」
のらまつ【のら松】
のらくら者を人名化していう語。
のら‐まめ【野良豆】
エンドウ、また、ツルマメ・ソラマメの別称。(物類称呼)
のら‐むすこ【のら息子】
道楽息子。どらむすこ。
のら‐め・く
〔自四〕
のらくらする。のらつく。
のら‐もの【のら者】
のらくら者。なまけ者。道楽者。
のら‐やぶ【野良藪】
①野らにある藪。のやぶ。拾遺和歌集哀傷「亡き人を―などに置きて」
②庭などが荒れて、草木が野のように伸びほうだいなさま。源氏物語蓬生「かくいみじき―なれども」
のらり‐くらり
①あれこれと言い抜けて核心に触れないさま。「―と質問をかわす」
②何もしないで怠惰な生活を送っているさま。「―と遊び暮らす」
のら‐ろ【告らろ】
(上代東国方言)ノレルの訛。示し告げている。万葉集14「夕占ゆうけにも今宵と―」
広辞苑 ページ 15450 での【○飲む、打つ、買う】単語。