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ら【等】🔗🔉

】 〔接尾〕 ①体言の下に付いて複数を表す。万葉集5「腐くたし棄つらむ絹綿―はも」。万葉集6「あま少女―が乗れる舟見ゆ」。「子供―」 ②人を表す名詞や代名詞に付いて、親愛・謙譲・蔑視の気持を表す。ろ。允恭紀「我が愛づる子―」。万葉集3「憶良―は今は罷らむ」 ③おおよその状態を指し示す。万葉集16「弥彦いやひこ神のふもとに今日―もか」 ④形容詞の語幹に付いて状態を表す名詞を作る。万葉集3「あなみにく賢さかし―をすと酒飲まぬ人をよく見ば」。「清―」 ⑤方向・場所を示す。万葉集3「磯の上に根延ふ室むろの木見し人をいづ―と問はば語り告げむか」。古今和歌集「里は荒れて人はふりにし宿なれや庭も籬も秋の野―なる」。「ここ―で休もう」

広辞苑 ページ 20399 での単語。