ひ‐ぶた【
火蓋】
火縄銃の火皿の火口をおおうふた。火門蓋。雨覆い。
⇒火蓋を切る
○蚍蜉大樹を撼かすひふたいじゅをうごかす
[韓愈、張籍に調する詩「蚍蜉大樹を撼かす、笑う可し自ら量
はからざるを」]自分の力量や身分をわきまえず、むやみに大きい事をしようとするたとえ。
⇒ひ‐ふ【蚍蜉】
○火蓋を切るひぶたをきる
火蓋を開けて、発火の用意をする。発砲する。転じて、戦闘行動を開始する。戦端を開く。西鶴織留
2「火蓋を切れば、あはれや二匹ともに落ちけるを」。「選挙戦の火蓋が切られた」
▷「幕を切って落とす」と混同して、「火蓋を切って落とす」ともいう。
⇒ひ‐ぶた【火蓋】