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○百里を行く者は九十里を半ばとすひゃくりをゆくものはくじゅうりをなかばとす🔗🔉

○百里を行く者は九十里を半ばとすひゃくりをゆくものはくじゅうりをなかばとす [戦国策秦策]何事も仕上り近くが肝心であるから、九分通りの所で気を引き締めなおせ、というたとえ。百里の道は九十九里を半ばとす。 ⇒ひゃく‐り【百里】 ひゃく‐れい百黎】 (「黎」は衆庶の意)多くの民。衆民。庶民。 ひゃく‐れん百錬】 金属をいくたびもねって純度を高めること。太平記28「光―の鏡に血をそそぎたるが如く」。日葡辞書「ヒャクレンノワウゴン(黄金)」 びゃく‐れん白蓮】 ①白い蓮はすの花。〈[季]夏〉 ②心が潔白で汚れのないもの。 ⇒びゃくれん‐きょう【白蓮教】 ⇒びゃくれん‐しゃ【白蓮社】 びゃく‐れん白蘞】 ブドウ科の蔓性多年草。中国の原産。葉は掌状複葉。初夏、黄緑色で背面暗紫色を帯びた小五弁花を開き、豌豆えんどう大の液果を結ぶ。根は漢方生薬として解毒・腫物に用いる。カガミグサ。 びゃくれん‐きょう白蓮教‥ケウ 中国の仏教結社。南宋の初め蘇州の僧茅子元ぼうしげんの創始。弥勒みろく菩薩を尊崇し、祈祷と符呪による治病で民衆に浸透、大いに教勢を拡張。元末の紅巾の乱の中心。明・清代にも反政府的な秘密結社としてしばしば反乱を起こす。分派が多かった。白蓮宗。 ⇒びゃく‐れん【白蓮】 びゃくれん‐しゃ白蓮社】 中国の念仏修行の結社。東晋の僧慧遠えおんが402年廬山の東林寺で創めた。この寺の傍の池に白蓮が多く、ここに会する僧俗が名利に染まないことを蓮華にたとえたからいう。日本にも伝来。蓮社。 ⇒びゃく‐れん【白蓮】 ひゃくれんしょう百練抄‥セウ 平安中期の冷泉天皇から鎌倉中期の亀山天皇の即位に至る編年体の記録。編者未詳。17巻。初めの3巻は散逸。武家方の「吾妻鏡」と対比される公家方の重要史料。初めの部分は「小右記」「中右記」などの日記の抄録、後半は編者自身の日記も材料に用いたと見られる。百錬抄。 びゃく‐ろう白鑞‥ラフ ⇒はくろう ひゃくろく‐いん百六韻‥ヰン 近世中国の韻書において韻目を106に分かったもの。「壬子新刊礼部韻略」の107韻を改変。現行の漢詩の詩韻はこれによる。→平水韻 ひゃくろん百論】 仏書。提婆だいばの著、鳩摩羅什くまらじゅうの訳。2巻。三論の一つ。三論宗所依の論書の一つ。中道の立場から、それ以外の諸思想を批判した書。 ひゃくわ‐こう百和香‥カウ ⇒はくわこう ひ‐やけ日焼け】 ①日光の直射を受けて皮膚が黒みを帯びること。また、畳・布などが日に当たって変色すること。〈[季]夏〉。「―した顔」 ②旱ひでりのために池・田などの水が涸れること。 ⇒ひやけ‐だ【日焼け田】 ⇒ひやけ‐どめ【日焼け止め】 ひやけ‐だ日焼け田】 旱のため水が涸れ、いたんだ田。〈[季]夏〉。〈日葡辞書〉 ⇒ひ‐やけ【日焼け】 ひやけ‐どめ日焼け止め】 日焼けを防ぐために肌につける薬用化粧品。 ⇒ひ‐やけ【日焼け】 ひや‐ざけ冷酒】 燗かんをしない酒。冷たいままの酒。れいしゅ。〈[季]夏〉 ひやし冷し】 ①ひやすこと。また、そのもの。「―汁」 ②(女房詞)水。狂言、お冷「主が暑い程に―を入れよというたを」。〈日葡辞書〉 ⇒ひやし‐ちゅうか【冷し中華】 ⇒ひやし‐もの【冷し物】 ひやし‐ちゅうか冷し中華‥クワ ゆでてから冷やした中華そばの上に、錦糸卵や、生野菜・焼豚などの千切りをのせ、酢・醤油・砂糖・ゴマ油などを合わせたたれをかけたもの。涼拌麺リャンバンメン⇒ひやし【冷し】 ひやし‐の‐こ庇間の子】 (ヒヤシはヒアハヒの訛。そこが私通の場所に選ばれるからいう)私生児。 ひやし‐もの冷し物】 冷やした食物の総称。狂言、お冷「お肴の―などといふものぢや」 ⇒ひやし【冷し】 ひや‐じる冷汁】 基本に小魚・胡麻ごまを使い夏野菜を具にした、つめたい味噌汁。宮崎の郷土料理が有名。 ヒヤシンスhyacinth・風信子】 ①ユリ科の秋植球根植物。地中海沿岸の原産。地下の鱗茎から肉質広線形の葉を叢生。春、青・紫・紅・黄・白色、また一重咲・八重咲の花を総状に付ける。花に芳香があり、園芸品種が多い。江戸末期に渡来し、ヒヤシントと呼ばれた。 ヒヤシンス 提供:OPO ②宝石の一つ。透明で橙・赤・褐色を帯びた、ジルコンの美しい結晶。 ひや・す冷やす】 〔他五〕 ①ひえるようにする。つめたくする。宇津保物語祭使「御馬ども池に引き立てて―・し」。「ビールを―・す」 ②心胆を寒からしめる。ぞっとさせる。浄瑠璃、心中宵庚申「二人は死入るばかり―・す心の奥に」。「肝を―・す」 ③冷静な状態にする。「頭を―・して考える」 ④刀で人を斬る。毛吹草5「暑き日のさはらば―・せ神祭」 ビヤ‐スタンドbeer stand】 ビールを立ち飲みさせる店。ビール‐スタンド。 ひ‐やすめ火休め】 火種ひだねを消えないように保存すること。→とね ひや‐そうめん冷索麺‥サウ‥ 索麺を茹でた後、冷水や氷で冷やしたもの。紫蘇しそ・生姜しょうが・葱ねぎなどの薬味を添え、冷たい付け汁で食べる。冷素麺。〈[季]夏〉 ひや‐ぞろ冷ぞろ】 (女房詞)冷やした索麺そうめん。また、冷麦。「つめたいぞろ」ともいう。 ビヤ‐だるビヤ樽】 ビールを詰める、真ん中のふくらんだ樽。転じて、太って腹のつき出た人の形容。 ひゃっ‐か百花ヒヤククワ 種々の多くの花。いろいろの花。 ⇒ひゃっか‐せいほう【百花斉放】 ⇒ひゃっか‐りょうらん【百花繚乱】 ひゃっ‐か百科ヒヤククワ もろもろの科目。あらゆる学科。 ⇒ひゃっか‐じい【百科事彙】 ⇒ひゃっか‐じしょ【百科辞書】 ⇒ひゃっか‐じてん【百科辞典・百科事典】 ⇒ひゃっか‐ぜんしょ【百科全書】 ひゃっ‐か百家ヒヤク‥ 多数の作者または学者。「諸子―」 ⇒ひゃっか‐そうめい【百家争鳴】 ひゃっか‐じい百科事彙ヒヤククワ‥ヰ (→)百科辞典に同じ。 ⇒ひゃっ‐か【百科】 ひゃっか‐じしょ百科辞書ヒヤククワ‥ (→)百科辞典に同じ。 ⇒ひゃっ‐か【百科】 ひゃっか‐じてん百科辞典・百科事典ヒヤククワ‥ (encyclopaedia)学術・技芸・社会・家庭その他あらゆる科目にわたる知識を集め記し、これを部門別あるいは五十音順などに配列し、解説を加えた書物。 ⇒ひゃっ‐か【百科】 ひゃっか‐せいほう百花斉放ヒヤククワ‥ハウ (種々の花が一斉に咲きそろう意)中国共産党のスローガン。科学・文化・芸術活動が自由・活発に行われること。→百家争鳴⇒ひゃっ‐か【百花】 ひゃっかせつりん百家説林ヒヤク‥ 江戸時代諸家の随筆・雑考・雑著を集めた叢書。10巻本として1890〜92年(明治23〜25)刊。増補して正編2巻、続編3巻、索引1巻を1905〜06年刊。 ひゃっか‐ぜんしょ百科全書ヒヤククワ‥(→)百科辞典に同じ。 ②一定の体系の下にすべての学術・技芸を部門別に解説した叢書。 (書名別項) ⇒ひゃっ‐か【百科】 ひゃっかぜんしょ百科全書ヒヤククワ‥ (Encyclopédie, ou Dictionnaire raisonné des sciences, des arts et des métiers フランス)1751〜72年フランスで、ディドロおよびダランベール監修のもとに刊行された大百科全書。17巻、図版11巻、補遺5巻(77年刊)。啓蒙思想ないし自然科学・産業技術の普及、特にフランス革命の思想的準備に大きな役割を果たし、その後の百科全書の手本ともなった。 ⇒ひゃっかぜんしょ‐か【百科全書家】 ひゃっかぜんしょ‐か百科全書家ヒヤククワ‥ (Encyclopédistes フランス)百科全書の編纂に従事し或いはこれに協力した18世紀の思想家・学者。ディドロ・ダランベールを始めエルヴェシウス・グリム・チュルゴー・ドルバック・マルモンテル・モンテスキュー・ヴォルテール・ルソー・ケネーらを指す。その立場は主として合理主義的・懐疑論的・感覚論的・唯物論的。 ⇒ひゃっかぜんしょ【百科全書】 ひゃっか‐そうめい百家争鳴ヒヤク‥サウ‥ 多くの学者が自由に自説を発表し論争すること。1956年に中国政府が「百花斉放ひゃっかせいほう」と併せ提唱したが、その結果、共産党批判が起こったため、反右派闘争に転じた。 ⇒ひゃっ‐か【百家】 ひゃっか‐てん百貨店ヒヤククワ‥ (デパートメント‐ストアの訳語)デパート。 ひゃっか‐にち百箇日ヒヤク‥ ①100日。 ②人が死んで100日目。また、その日に行う法要。百日忌。 ひゃっか‐の‐そう百果宗ヒヤククワ‥ (あらゆる果物中の主たるものの意)梨なしの美称。 ひゃっか‐りょうらん百花繚乱ヒヤククワレウ‥ 種々の花が咲きみだれること。転じて、すぐれた人・業績などが一時にたくさん現れることにいう。 ⇒ひゃっ‐か【百花】 ひゃっ‐かん百官ヒヤククワン もろもろの役人。内外の諸官。「文武―」 ⇒ひゃっかん‐な【百官名】 ひゃっ‐かん百貫ヒヤククワン ①1貫の100倍。 ②目方・金銭の多いこと。また、価値あるものにたとえていう語。 ③(副詞的に)はるかに。ずっと。浄瑠璃、鎌倉三代記「畠なぶりが―まし」 ひゃっかん‐な百官名ヒヤククワン‥ 家・親・本人などの官職名をその人の通称とする命名法。式部・内記・主水もんどなど。 ⇒ひゃっ‐かん【百官】 ひゃっき‐やぎょう百鬼夜行ヒヤク‥ギヤウ (ヒャッキヤコウとも) ①さまざまの妖怪が列をなして夜行すること。大鏡師輔「この九条殿は―にもあはせ給へるは」 ②多くの人が、怪しく醜い行いをすること。 ひや‐つ・く冷つく】 〔自五〕 ①ひやひやする。つめたい感じがする。 ②おじおそれる。おそれる。 ひゃっくり ⇒しゃっくり ひゃっ‐けい百計ヒヤク‥ さまざまのはかりごと。「―尽きる」 ひゃっ‐けつ百穴ヒヤク‥ 1カ所に多数群在する横穴(墓)の俗称。ひゃくあな。「吉見の―」 びゃっ‐けん僻見ビヤク‥ ひがんだ考え。道理に当たらない見識。へきけん。 ひゃっけん‐ながや百間長屋ヒヤク‥ 何軒も長く棟のつづいた長屋。 びゃっ‐こ白狐ビヤク‥ ①年を経て毛色が白くなった狐。霊力を持つとされる。 ②北極狐の別称。 びゃっ‐こ白虎ビヤク‥ 四神しじんの一つ。白は五行説で西方に配する。→四神相応⇒びゃっこかにんじん‐とう【白虎加人参湯】 ⇒びゃっこ‐き【白虎旗】 ⇒びゃっこ‐たい【白虎隊】 ⇒びゃっこ‐つう【白虎通】 ⇒びゃっこ‐ろう【白虎楼】 ひやっ‐こ・い冷っこい】 〔形〕 つめたい。浮世風呂「おお―・い」 ひゃっ‐こう百工ヒヤク‥ さまざまの工人。また、さまざまの工業。 ひゃっ‐こう百考ヒヤクカウ さまざまに考えること。 ひゃっ‐こう百行ヒヤクカウ あらゆるおこない。 びゃっこかにんじん‐とう白虎加人参湯ビヤク‥タウ 知母ちも・粳米こうべい・石膏・甘草かんぞう・人参から成る漢方方剤。発熱に伴う激しい口渇に効がある。 ⇒びゃっ‐こ【白虎】 びゃっこ‐き白虎旗ビヤク‥ 四神旗しじんきの一つ。→四神旗(図)⇒びゃっ‐こ【白虎】 ひゃっ‐こく百穀ヒヤク‥ いろいろの穀物。 びゃっこ‐たい白虎隊ビヤク‥ 1868年(慶応4)戊辰戦争に会津藩が組織した藩士の子弟の隊の一つ。新政府軍との戦いに敗れ、市街の火災を会津城の落城と誤認して、飯盛いいもり山で自刃。 ⇒びゃっ‐こ【白虎】 びゃっこ‐つう白虎通ビヤク‥ 「白虎通義」の略称。 ⇒びゃっ‐こ【白虎】 びゃっこつうぎ白虎通義ビヤク‥ 後漢の章帝が諸学者を宮中の白虎観に集め、五経の異同を判定・討議させたものを編集した書。4巻。班固撰。白虎通。 びゃっこ‐ろう白虎楼ビヤク‥ 平安京大内裏の朝堂院四楼の一つ。大極殿の南西に位置し、蒼竜しょうりゅう楼に相対する。 ⇒びゃっ‐こ【白虎】 ひやっ‐と 〔副〕 ①冷気を感ずるさま。「―冷たいゼリー」 ②背筋が寒くなるような恐怖を感ずるさま。「蛇を見て―する」 ひゃっぱつ‐ひゃくちゅう百発百中ヒヤク‥ ①矢や弾丸が放つごとにすべて命中すること。 ②転じて、計画・考案・予想などの、すべて適当で時宜にあたること。 ひゃっ‐ぱん百般ヒヤク‥ いろいろの種類。あらゆる方面。「武芸―」 ひゃっ‐ぽ百歩ヒヤク‥ 100回足を踏み出して歩くこと。多くの歩み。「五十歩―」 ⇒ひゃっぽ‐だ【百歩蛇】 ⇒百歩譲る ひゃっ‐ぽう百方ヒヤクパウ ①さまざまの方角。 ②さまざまの方法。あれこれ。「―手をつくす」 ひゃっぽ‐だ百歩蛇ヒヤク‥ クサリヘビ科のヘビの一種。全長1〜1.5メートル、淡暗褐色、外縁に黒色三角形の斑紋がある。吻端は上を向き、とがる。台湾・中国・ベトナム北部にすむ。猛毒をもち、咬まれたら百歩行くうちに死ぬというのでこの名があるという。百歩蛇は台湾名、中国では五歩蛇という。 ⇒ひゃっ‐ぽ【百歩】

広辞苑 ページ 16732 での○百里を行く者は九十里を半ばとす単語。