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○拍子に掛かるひょうしにかかる🔗🔉

○拍子に掛かるひょうしにかかる ①拍子すなわち音楽のリズムに乗って物事をする。狂言、金津地蔵「拍子に掛かつて申さう」 ②調子に乗る。鳩翁道話「拍子に掛かつて身の上の難儀話」 ⇒ひょう‐し【拍子】 ひょうし‐ぬけ拍子抜けヒヤウ‥ はりあいの抜けること。「―の感がある」 ⇒ひょう‐し【拍子】 ひょうし‐ばん拍子盤ヒヤウ‥ 能や歌舞伎囃子の稽古や申合せで、大鼓・小鼓・太鼓の代りに、張扇はりおうぎで打って拍子をとる堅木製の長方形の台。張盤はりばん。打盤うちばん⇒ひょう‐し【拍子】 ひょうし‐まい拍子舞ヒヤウ‥マヒ 歌舞伎舞踊で、一曲のうちの一部を、演者みずから歌いながら舞うもの。 ⇒ひょう‐し【拍子】 ひょうし‐まく拍子幕ヒヤウ‥ 歌舞伎で、拍子木を打つにつれて閉じる幕。また、その時の拍子木の打ち方。大きく一つ打って、あとは細かく刻んで打つ。 ⇒ひょう‐し【拍子】 びょうじめ‐き鋲締め機ビヤウ‥ リベットを打つ機械。締めあわせるべき穴に、一方だけ頭のついたリベットを通し、反対の端を打ちつぶして頭をつくり、締めつけるもの。リベッター。鋲打ち機。 ひょうし‐もの拍子物ヒヤウ‥ ①祭礼の余興などに舞囃子・太鼓などで拍子を取るもの。 ②その時のはずみで、良くもなり悪くもなるもの。尾崎紅葉、紫「試験は―だともいふし」 ⇒ひょう‐し【拍子】 ひょう‐しゃ評者ヒヤウ‥ 批評をする人。 ひよう‐しゃ被傭者・被用者】 やとわれている人。労働契約に基づき、賃金を受け取って労働に服する者。被使用者。→雇用者⇒ひようしゃ‐ほけん【被用者保険】 びょう‐しゃ病舎ビヤウ‥ 病院の建物。 びょう‐しゃ病者ビヤウ‥ 病気にかかっている者。病人。びょうざ。古今著聞集2「一人の―臥したり」 ⇒びょうしゃ‐の‐とゆ【病者の塗油】 びょう‐しゃ描写ベウ‥ 描き写すこと。特に文芸・絵画・音楽などの芸術制作において、物の形体や事柄・感情などを客観的に表現すること。「心理―」 ⇒びょうしゃ‐おんがく【描写音楽】 びょう‐しゃ廟社ベウ‥ ①宗廟と社稷しゃしょく。 ②おたまや。やしろ。 びょうしゃ‐おんがく描写音楽ベウ‥ 外界の情景や現象を描写した音楽。 ⇒びょう‐しゃ【描写】 ひょう‐しゃく氷釈】 氷のようにとけてなくなること。転じて、疑問や障害が消えうせること。氷解。 ひょう‐しゃく評釈ヒヤウ‥ 文章・詩歌を批評し、かつ解釈すること。また、そのもの。「古今集を―する」 ひょう‐しゃく標尺ヘウ‥ 水準測量の時、視準線の高さを測る器具。箱尺のほか、ポール型・折りたたみ型がある。スタッフ。 びょう‐じゃく病弱ビヤウ‥ ①病気にかかって身体のよわっていること。 ②身体がよわく病気がちであること。「幼時は―だった」 びょうしゃ‐の‐とゆ病者の塗油ビヤウ‥ (unctio infirmorum ラテン)カトリック教会の秘跡の一つ。司祭が病人にその心身の癒しのため香油を塗るもの。一時、臨終の病人にのみ行われたので、終油の秘跡とも言われた。癒しの秘跡。 ⇒びょう‐しゃ【病者】 ひようしゃ‐ほけん被用者保険】 社会保険のうち、会社等に雇用される者を対象とする保険。 ⇒ひよう‐しゃ【被傭者・被用者】 ひょう‐しゅ氷酒】 果汁にシロップ・酒類を加え、軽く凍らせた氷菓子。シャーベットの一種。 ひょうしゅう‐せき氷州石‥シウ‥ 方解石の無色透明なもの。氷州(アイスランド)から多く産出するのでいう。 びょう‐しゅく廟祝ベウ‥ 神官。神主。 ひょう‐しゅつ表出ヘウ‥ ①精神活動の動きが外部に表れること。表情・呼吸運動・筋肉運動・腺分泌の変化など。 ②(→)表現に同じ。「感情の―」 びょう‐しゅつ描出ベウ‥ 言語や絵画などによって物事や考えを表し出すこと。えがきだすこと。 びよう‐じゅつ美容術】 容貌を美しくするために施す術。美顔・美髪・美爪(マニキュア)など。美容法。 ⇒び‐よう【美容】 ひょう‐じゅん標準ヘウ‥ ①判断のよりどころ。比較の基準。めあて。めじるし。 ②あるべきかたち。手本。規格。「―に合わない」 ③いちばん普通のありかた。「―的な家庭」「―型」 ⇒ひょうじゅん‐えき【標準液】 ⇒ひょうじゅん‐おん【標準音】 ⇒ひょうじゅん‐か【標準化】 ⇒ひょうじゅん‐かかく【標準価格】 ⇒ひょうじゅん‐かせき【標準化石】 ⇒ひょうじゅん‐ガルタ【標準ガルタ】 ⇒ひょうじゅん‐きあつ【標準気圧】 ⇒ひょうじゅん‐きかく【標準規格】 ⇒ひょうじゅん‐きかん【標準軌間】 ⇒ひょうじゅん‐きろく【標準記録】 ⇒ひょうじゅん‐きんり【標準金利】 ⇒ひょうじゅん‐ゲージ【標準ゲージ】 ⇒ひょうじゅん‐げんか‐けいさん【標準原価計算】 ⇒ひょうじゅん‐けんさ【標準検査】 ⇒ひょうじゅん‐ご【標準語】 ⇒ひょうじゅん‐じ【標準時】 ⇒ひょうじゅん‐しゃくど【標準尺度】 ⇒ひょうじゅん‐じゅうりょく【標準重力】 ⇒ひょうじゅん‐じゅうりょくかそくど【標準重力加速度】 ⇒ひょうじゅん‐じょうたい【標準状態】 ⇒ひょうじゅん‐せいききょくせん【標準正規曲線】 ⇒ひょうじゅん‐せいけいひ【標準生計費】 ⇒ひょうじゅん‐せっけい【標準設計】 ⇒ひょうじゅん‐ちんぎん【標準賃金】 ⇒ひょうじゅん‐でんち【標準電池】 ⇒ひょうじゅん‐でんぱ【標準電波】 ⇒ひょうじゅん‐ひしかんど【標準比視感度】 ⇒ひょうじゅん‐へんさ【標準偏差】 ⇒ひょうじゅん‐ほうしゅう【標準報酬】 ⇒ひょうじゅん‐まい【標準米】 ⇒ひょうじゅん‐レンズ【標準レンズ】 びょう‐しゅん杪春ベウ‥ (「杪」は末の意)春の末。暮春。万葉集17「―の余日媚景は麗しく」 ひょうじゅん‐えき標準液ヘウ‥ 濃度が精密に知られている溶液。比色法や滴定による濃度測定に用いる。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐おん標準音ヘウ‥ (standard pitch)絶対音高の基準となる音。時代や地域によって異なっていたが、現在、イ音(1点イ)=440ヘルツを国際標準音とする。日本音楽では壱越いちこつを基準とする。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐か標準化ヘウ‥クワ ①標準に合わせること。 ②工業製品などの品質・形状・寸法を標準に従って統一すること。これによって互換性を高める。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐かかく標準価格ヘウ‥ ①特別仕様の価格などに対して、普通の価格。 ②メーカーが表示する、製品の小売価格。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐かせき標準化石ヘウ‥クワ‥ (→)示準化石に同じ。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐ガルタ標準ガルタヘウ‥ 文字全部を同じ大きさの平仮名で書いた競技用歌ガルタ。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐きあつ標準気圧ヘウ‥ 標準とする気圧。普通は1気圧(1013.25ヘクトパスカル)のこと。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐きかく標準規格ヘウ‥ 工業統制上、物品の形状・寸法・性能・検査方法などを表すのに必要な条件を示す技術的な規定を、ある標準によって統一したもの。→ジス⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐きかん標準軌間ヘウ‥ 鉄道線路で、軌間が1.435メートル(4フィート8.5インチ)のもの。標準ゲージ。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐きろく標準記録ヘウ‥ オリンピック大会などへの参加者を制限するために設定された、超えなければいけない記録レベル。1960年ローマ大会の陸上競技から採用。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐きんり標準金利ヘウ‥ 市中銀行の貸出金利のうち標準となる金利。信用度の高い貸付に適用され、事実上、市中銀行の最優遇貸出金利。アメリカのプライム‐レートにならったもので、公定歩合に連動している。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐ゲージ標準ゲージヘウ‥ ①測定器の一種。焼入れ仕上げした鋼片で、使用目的によって種々の形をなし、長さ・幅・厚さ・直径などが標準寸法で極力精密に仕上げられている。ブロック‐ゲージ・ねじゲージ・棒ゲージなど。 ②(→)標準軌間に同じ。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐げんか‐けいさん標準原価計算ヘウ‥ (standard costing)事前に決定した標準原価と、実際の原価とを比較し、差額の発生原因を分析する会計手続き。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐けんさ標準検査ヘウ‥ (standard test)検査の信頼性・妥当性を出来るだけ確保するため実施の条件や方法などを細かく定め、予備テストを重ねてあらかじめ標準(例えば平均値など)を設定した検査。知能検査・適性検査・性格検査・学力検査などがある。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐ご標準語ヘウ‥ 一国の規範となる言語として、公用文や学校・放送・新聞などで広く用いられるもの。日本語では、おおむね東京の中流階級の使う東京方言に基づくものとされている。→共通語→公用語⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐じ標準時ヘウ‥ 各国・各地方で常用する平均太陽時。一般にイギリスのグリニッジ時を基準とし、これと1時間(稀に30分)の整数倍だけ違う平均太陽時をもって、その地方の標準時とする。→日本標準時⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐しゃくど標準尺度ヘウ‥ (→)評定尺度に同じ。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐じゅうりょく標準重力ヘウ‥ヂユウ‥ ジオイド上の重力加速度の標準値。重力の値は地球上の緯度によって異なり、これらの値の分布を最もよく表現する式が得られている。この式から求めた重力の値を標準重力という。正規重力。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐じゅうりょくかそくど標準重力加速度ヘウ‥ヂユウ‥ 北緯45度の平均海面における重力加速度の標準値。毎秒毎秒約9.807メートル。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐じょうたい標準状態ヘウ‥ジヤウ‥ 基準とする状態。とくに、セ氏0度1気圧の条件下におかれた物質の状態。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐せいききょくせん標準正規曲線ヘウ‥ 〔数〕m=0,σ=1の場合の正規曲線。→正規曲線⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐せいけいひ標準生計費ヘウ‥ 標準的生活を営むのに必要な生活費。算出方法には標準的な世帯の家計調査から算出する実態生計費方式と、理論的算定による理論生計費方式とがある。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐せっけい標準設計ヘウ‥ 建物や機械、およびその部品の標準的な類型・形態の設計。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐ちんぎん標準賃金ヘウ‥ 計算上の平均あるいはモデル的賃金。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐でんち標準電池ヘウ‥ 電池の起電力を比較する際、標準とする電池。一般には、カドミウム標準電池(セ氏20度で起電力1.01864ボルト)を用いる。精度を2桁程度あげるためジョセフソン効果を利用することもある。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐でんぱ標準電波ヘウ‥ きわめて正確な周波数標準と報時信号とを提供する電波。日本ではJJYのコールサインで、独立行政法人情報通信研究機構が発信。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐ひしかんど標準比視感度ヘウ‥ 色の判定や異なった波長の光の強さ(明るさ)を肉眼で比較する場合、個人差が大きいため、国際照明委員会が基準として制定した、標準観測者がもつとされる眼の感度。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐へんさ標準偏差ヘウ‥ 分散4の正の平方根のこと。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐ほうしゅう標準報酬ヘウ‥シウ 社会保険の保険料と保険給付の額を決定するために、便宜上被保険者の実際の報酬に代わるものとして用いられる金額で、臨時収入などを含めない。標準報酬月額と標準報酬日額とがあり、等級区分されている。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐まい標準米ヘウ‥ ①もと米穀取引所で売買の標準とした米。建米たてまい。 ②特定の銘柄米でなく、価格・品質が標準的な米。都道府県知事が政府米を中心として、地域の実情を勘案して小売価格を決める。指定標準米。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょうじゅん‐レンズ標準レンズヘウ‥ 写真レンズで、画角が45〜55度のもの。この角度はふつうの人間の眼がはっきり見ることのできる視角にほぼ近い。 ⇒ひょう‐じゅん【標準】 ひょう‐しょ表書ヘウ‥ おもてがき。表記。 びょう‐しょ病所ビヤウ‥ ①病人のいる場所。 ②身体の病気にかかっている局所。患部。また、比喩的に、欠点。 びょう‐しょ廟所ベウ‥ ①貴人の霊を祭ってある所。おたまや。 ②はかば。墓所。 ひょう‐しょう平声ヒヤウシヤウ ①漢字の四声しせいの一つ。上平じょうひょう・下平かひょうの総称で、これに属する字を平字という。近体詩の韻字には普通、平字を用いる。現代中国語では陰平声(第一声)と陽平声(第二声)とに分かれる。↔仄声そくせい。 ②日本語のアクセントで、低く平らに発音するもの。 ひょう‐しょう氷床‥シヤウ (→)大陸氷床に同じ。 ひょう‐しょう氷晶‥シヤウ 大気中に出来る氷の結晶。多く、雪の結晶に成長する以前の小さな結晶を指していう。 ⇒ひょうしょう‐かく【氷晶核】 ⇒ひょうしょう‐せき【氷晶石】 ひょう‐しょう表象ヘウシヤウ(→)象徴に同じ。 ②〔哲〕〔心〕(Vorstellung ドイツ)知覚に基づいて意識に現れる外的対象の像。対象が現前している場合(知覚表象)、記憶によって再生される場合(記憶表象)、想像による場合(想像表象)がある。感覚的・具体的な点で概念や理念と区別される。 ひょう‐しょう表彰ヘウシヤウ ①あらわしてあきらかにすること。表章。 ②善行・功労・成績などを、世に広く明らかにし、ほめること。「永年勤続者を―する」「―状」 ひょう‐しょう評唱ヒヤウシヤウ 禅宗で、古人の説を品評し、提唱2すること。 ひょう‐しょう標章ヘウシヤウ しるしとする徽章または記号。 ひょう‐じょう平調ヒヤウデウ 〔音〕 ①日本の音名の一つ。十二律の下から3番目の音。中国の十二律の太簇たいそうに相当し、音高は洋楽のホ音に近い。→十二律(表)。 ②雅楽の唐楽の六調子の一つ。平調の音を主音とする律旋の調子。 ひょう‐じょう氷上‥ジヤウ こおりの上。 ひょう‐じょう兵仗ヒヤウヂヤウ ①太刀・弓矢などの武器。↔儀仗。 ②(→)随身ずいじん1の称。 ⇒ひょうじょう‐せんげ【兵仗宣下】 ひょう‐じょう表情ヘウジヤウ ①心中の感情・情緒を、顔つきや身振りに出しあらわすこと。また、そのあらわれたもの。「怒りを―に表す」「―ゆたかに語る」 ②比喩的に、社会のある面が持つ様相。「歳末の町の―」 ⇒ひょうじょう‐きん【表情筋】 ⇒ひょうじょう‐じゅつ【表情術】 ⇒ひょうじょう‐にんぎょう【表情人形】 ひょう‐じょう評定ヒヤウヂヤウ 人々が集まり評議して決定すること。評決。ひょうてい。「小田原―」 ⇒ひょうじょう‐しゅう【評定衆】 ⇒ひょうじょう‐しょ【評定所】 ⇒ひょうじょう‐はじめ【評定始】 ⇒ひょうじょう‐ぶぎょう【評定奉行】 びょう‐しょう病床・病牀ビヤウシヤウ 病人のねどこ。病褥びょうじょく。菅家文草11「―已に久しく」。「―につく」 ⇒びょうしょう‐にっし【病床日誌】 びょう‐しょう病症ビヤウシヤウ やまいの性質。病質。 びょう‐しょう錨床ベウシヤウいかりを収置する甲板上の場所。 びょう‐じょう苗条ベウデウ 茎と葉との総称。苗。芽条。シュート。 びょう‐じょう病状ビヤウジヤウ 病気のありさま。病気の容態。病気の経過。「―が急変する」 ひょうしょう‐かく氷晶核‥シヤウ‥ 氷晶の芯になるエアロゾルの総称。鉱物微粒子・火山灰など。 ⇒ひょう‐しょう【氷晶】 ひょうじょう‐きん表情筋ヘウジヤウ‥ 顔面の横紋筋の総称。前頭筋・鼻筋・口輪筋・頬筋きょうきんなど。すべて顔面神経によって支配される。顔面筋。 ⇒ひょう‐じょう【表情】 ひょうじょう‐しゅう評定衆ヒヤウヂヤウ‥ 鎌倉・室町幕府の職名。鎌倉幕府では執権北条氏の指導下にあった政治と裁判の最高議決機関。室町幕府では次第に形骸化してその機能を失った。 ⇒ひょう‐じょう【評定】 ひょうじょう‐じゅつ表情術ヘウジヤウ‥ 演劇で、動作・姿態・面貌などの上に思想・感情を表現する技術。ミミック。 ⇒ひょう‐じょう【表情】 ひょうじょう‐しょ評定所ヒヤウヂヤウ‥ ①鎌倉幕府で評定衆が集まって審議をした役所。 ②江戸幕府最高の裁判所。老中・三奉行などが大目付・目付の立合いのもとで、重要な裁判・評議を行なった所。 ⇒ひょう‐じょう【評定】 ひょうしょう‐せき氷晶石‥シヤウ‥ ナトリウム・アルミニウムのフッ化鉱物。単斜晶系、塊状。無色または白色でガラス光沢を持ち、透明または半透明。アルミニウム冶金の重要な鉱石。乳色ガラスの製造にも用いる。 ⇒ひょう‐しょう【氷晶】 ひょうじょう‐せんげ兵仗宣下ヒヤウヂヤウ‥ 随身を召し連れることを許されること。 ⇒ひょう‐じょう【兵仗】 びょうしょう‐にっし病床日誌ビヤウシヤウ‥ ①病床にある人がつける日誌。 ②病気の経過を記す日々の記録。 ⇒びょう‐しょう【病床・病牀】 ひょうじょう‐にんぎょう表情人形ヘウジヤウ‥ギヤウ 諸種の表情をかたどって作った人形。 ⇒ひょう‐じょう【表情】 ひょうじょう‐はじめ評定始ヒヤウヂヤウ‥ 鎌倉・室町幕府で、毎年正月に初めて政務を評定する儀式。 ⇒ひょう‐じょう【評定】 ひょうじょう‐ぶぎょう評定奉行ヒヤウヂヤウ‥ギヤウ 鎌倉・室町幕府の職名。評定衆の長老から選ばれ、評定寄合を統率。引付頭人を兼任。 ⇒ひょう‐じょう【評定】 ひょう‐しょく氷食・氷蝕】 氷河の浸食作用。 ⇒ひょうしょく‐こく【氷食谷・氷蝕谷】 びょう‐しょく廟食ベウ‥ 廟にまつられること。椿説弓張月前編「八郎―す東海の嶼」 びょう‐じょく病蓐・病褥ビヤウ‥ やまいのとこ。病床。 ひょうしょく‐こく氷食谷・氷蝕谷】 氷河に侵蝕された谷。→U字谷 ⇒ひょう‐しょく【氷食・氷蝕】 ひょう‐しん氷針】 高山・極北地方で降る針状の氷晶。→細氷 ひょう‐じん氷人】 [晋書芸術伝、索紞](晋の索紞さくたんが、氷の上に立って氷の下の人と話したという令狐策れいこさくの夢を占って、氷が解ける頃の媒酌を予言した故事から)男女の仲をとりもつ人。→月下氷人 ひょう‐じん氷刃】 氷のようにとぎすました刃。よく切れる刃。 びょう‐しん秒針ベウ‥ 時計の秒を示す針。 びょう‐しん病身ビヤウ‥ 病気にかかっている体。また、弱くて、病気がちな体。「子供の時から―だった」 ひょう・す僄すヘウ‥ 〔他サ変〕 軽んずる。ばかにする。平家物語2「れいの内府だいふが世を―・する様に振舞ふ」 びょう‐すい病衰ビヤウ‥ 病んでおとろえること。 びょう‐すい瓶水ビヤウ‥ 瓶に入っている水。また、それを仏教の奥義にたとえ、師から伝え受けることを表すのに用いる。宇治拾遺物語12「―を写すごとく、法文をならひ伝へ給ひて」 ひょうすい‐いん平水韻ヒヤウ‥ヰン ⇒へいすいいん ひょう‐ずばヒヤウヅバ 矢を放ち、命中する音の形容。平家物語11「―と射て筈の隠るる程ぞ射込うだる」 ひょう・する表するヘウ‥ 〔他サ変〕[文]表す(サ変) あらわす。示す。平家物語5「空に弘誓ぐぜいの深広なることを―・す」。「敬意を―・する」 ひょう・する評するヒヤウ‥ 〔他サ変〕[文]評す(サ変) 善悪・美醜・優劣などの価値を論じ定める。批評する。しなさだめする。史記抄「孔子の春秋を修せらるる時の―・する辞なり」。「人物を―・する」 ひょう‐せい表旌ヘウ‥ (「旌」も、あらわす意)善美な行為を、ひろく世にあらわし示すこと。旌表。 びょう‐せい病勢ビヤウ‥ 病気の勢い。また、病気の経過。「―が衰える」 びよう‐せいけい美容整形】 容貌・容姿を美しくするためにほどこす形成外科の一分野。美容外科。 ⇒び‐よう【美容】 ひょう‐せき漂石ヘウ‥ (→)迷子石に同じ。 ひょう‐せき標石ヘウ‥ ①目印の石。 ②道しるべにたてた石。 びょうせき‐がく病跡学ビヤウ‥ 個人の生涯を疾病、特に精神病理学的な観点から研究分析し、その活動における疾病の意義を明らかにしようとする学問。芸術家・文学者・学者・政治家など傑出した人物を対象とすることが多い。パトグラフィー。 ひょう‐せつ氷雪】 ①こおりとゆき。 ②心情の潔白廉直なさま。 ⇒ひょうせつ‐そう【氷雪藻】 ⇒ひょうせつ‐たい【氷雪帯】 ⇒ひょうせつ‐も【氷雪藻】 ひょう‐せつ評説ヒヤウ‥ ①うわさ。ひょうばん。 ②批評を加えて説き明かすこと。また、そのもの。 ひょう‐せつ剽窃ヘウ‥ (「剽」は、かすめとる意)他人の詩歌・文章などの文句または説をぬすみ取って、自分のものとして発表すること。「他人の論文を―する」 ひょうせつ‐そう氷雪藻‥サウ (cryoplankton)雪や氷がとけた表面に発育する藻類の総称。山岳や極地などで早春に見られる。クラミドモナスなど。氷雪プランクトン。→赤雪せきせつ⇒ひょう‐せつ【氷雪】 ひょうせつ‐たい氷雪帯】 植物の垂直分布の一つ。高山帯の上部に位置する。年間を通して雪や氷に覆われ、ふつう植物は生育しない。 ⇒ひょう‐せつ【氷雪】 ひょうせつ‐も氷雪藻⇒ひょうせつそう ⇒ひょう‐せつ【氷雪】 ひょう‐せん兵船ヒヤウ‥ いくさぶね。へいせん。 ひょう‐せん漂船ヘウ‥ 針路を失って、ただよう船。 ひょう‐ぜん飄然ヘウ‥ ①ただよって居所の定まらないさま。 ②世事を気にしないで、のんきでいるさま。 ③ふらりと来るさま。また、ふらりと立ち去るさま。飄乎。「―と現れ、―と消える」 びょう‐せん描線ベウ‥ 物のかたちを描いた線。 びょう‐ぜん眇然ベウ‥ ①こまかいさま。 ②遠いさま。 びょう‐ぜん渺然ベウ‥ ①水がひろびろとして果てしのないさま。 ②はるかに遠いさま。 ひょう‐そ瘭疽ヘウ‥ 手指・足指の化膿性炎症。疼痛が甚だしく、深部に進行して骨に波及する傾向がつよく、しばしば壊疽えそを来す。〈倭名類聚鈔3ひょう‐そう氷霜‥サウ ①こおりとしも。 ②樹枝に氷のついたように見える霜。 ひょう‐そう表装ヘウサウ (→)表具に同じ。 ひょう‐そう表層ヘウ‥ 表面の層。うわかわ。↔深層。 ⇒ひょうそう‐ぎょ【表層魚】 ⇒ひょうそう‐こうぞう【表層構造】 ⇒ひょうそう‐なだれ【表層雪崩】 ひょう‐そう票荘ヘウサウ 清の道光年間、山西商人によって作られた金融機関。為替業務が中心。太平天国の頃から急速に普及、全国の主要都市に設けられた。票号。 ひょう‐ぞう氷像‥ザウ 氷でできた像。 びょう‐そう病巣・病竈ビヤウサウ 病に侵されている箇所。病原のある箇所。「―を摘出する」 ひょうそう‐ぎょ表層魚ヘウ‥ 浮魚うきうおのこと。 ⇒ひょう‐そう【表層】 ひょうそう‐こうぞう表層構造ヘウ‥ザウ (surface structure)生成文法の用語。深層構造に移動・削除などの変形操作が加えられ、整合されている文の構造。↔深層構造。 ⇒ひょう‐そう【表層】 ひょうそう‐なだれ表層雪崩ヘウ‥ 固まった古い積雪の上を軟らかい新雪が滑り落ちる雪崩。↔底雪崩 ⇒ひょう‐そう【表層】 ひょう‐そく平仄ヒヤウ‥ ①平と仄。平字と仄字。また、漢詩作法における平字・仄字の韻律に基づく排列のきまり。 ②つじつま。条理。 ⇒平仄が合わない ひょう‐そく秉燭ヒヤウ‥ 椀や壺の形をした小形の灯火具。中央にあるへそのようなものに灯心を立てて火をつける。 ひょう‐ぞく兵俗ヒヤウ‥ 兵士と俗人。 ひょう‐ぞく剽賊ヘウ‥(→)剽窃ひょうせつに同じ。 ②おいはぎ。剽盗。 びょう‐そく秒速ベウ‥ 速さを1秒間の進行距離で表したもの。 びょう‐ぞく苗族ベウ‥ ⇒ミャオぞく

広辞苑 ページ 16767 での○拍子に掛かる単語。