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ふし【節】🔗🔉

ふし】 ①竹・葦などの茎の、間をおいて隔てをなしている所。竹取物語「―を隔ててよごとに金こがねある竹を見つくることかさなりぬ」→よ(節)。 ②樹幹の枝のつけ根の所。また、そのあと。 ③動物の骨のつがいめ。関節。 ④瘤状のもの。特に、糸・縄などで瘤状のところ。〈倭名類聚鈔14〉 ⑤物事のくぎれ目。段落。節目。「人生の―」 ⑥(心がとまるような)点。箇所。「あやしい―がある」 ⑦(何かのきっかけとなる)とき。おり。際。源氏物語帚木「をこがましくも、またよき―なりとも思ひ給ふるに」。「折―」 ⑧歌の音の高低・長短・強弱の変化する境目。転じて、曲節。旋律。メロディー。また、歌の一くだり。「一―うたう」「歌詞に―をつける」 ⑨(フシと書く)浄瑠璃の節章の一つ。 ⑩言いがかり。なんくせ。人情本、春色辰巳園「よくいろいろな―をつけるの。面倒な酒ならばよそうよ」 ⑪魚の身を縦に4分したものの一つ。狂言、察化「鰹十―取つたは」 ⑫かつおぶし。 ⑬(女房詞)ほした芋がら。 ⑭矢柄やがらの節。 ⑮〔理〕(node)定在波において振幅が常に零または極小となる箇所。節点せってん。↔腹はら ⇒節を正ず

広辞苑 ページ 17131 での単語。