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○有卦に入るうけにいる🔗⭐🔉
○有卦に入るうけにいる
①有卦の年まわりに入る。
②幸運にめぐりあう。調子にのる。
⇒う‐け【有卦】
うけ‐にん【請人】
ひきうけて保証に立つ人。保証人。口入人くちいれにん。日葡辞書「ウケニンニナル、また、タツ」
うけ‐の‐お【浮子の緒】‥ヲ
うきのひも。万葉集11「住吉すみのえの津守網引あびきの―の浮かれか行かむ」
うげ‐の・く【穿げ除く】
〔自四〕
穴があいて、えぐりとられる。平家物語1「左の脇の下、大きなるかはらけの口ばかり―・いてぞみえたりける」
うけ‐の‐みたま【稲魂】
⇒うかのみたま。〈倭名類聚鈔1〉
うけ‐ばな【請花・受花】
塔の九輪くりんや宝珠の下などにある上向きの花形の飾り(多く8弁)。→相輪(図)
うけ‐はらい【受け払い】‥ハラヒ
受け取ることと支払うこと。
うけ‐ばり【浮張・受張】
兜かぶとの鉢裏を革または布で張り、頭がじかにあたるのを防ぐもの。内張。浮裏。
うけ‐ばり【浮け貼り】
屏風びょうぶなどをはる時、骨の上だけに糊をつけて、その他を浮かせてはること。
うけ‐ば・る【受け張る】
〔他四〕
他に憚はばからず事を行う。わがもの顔にふるまう。源氏物語桐壺「人もえおとしめ聞えたまはねば、―・りて飽かぬことなし」
うけ‐はん【請判】
請人うけにんが保証の証拠としておす判。日本永代蔵1「預り手形に―たしかに」
うけ‐ひ【受樋】
水を受ける樋とい。新撰六帖3「水わくる田川の―」
うけ‐ひ・く【承け引く】
〔他四〕
承諾する。同意する。うけがう。源氏物語桐壺「世の―・くまじき事なれば」
うけ‐ふね【有卦船】
幸運にめぐり合った人が、筆を帆柱に見立てて宝の帆を揚げ、福助夫婦・ふくら雀・富士・福寿草など、「ふ」の字のつく7種の打菓子うちがしなどを飾って祝うもの。
うけ‐ぶね【宇気槽】
(→)「うけ(槽)」に同じ。貞観儀式「御巫みかんなぎ―をおほひてその上に立ち」
うけ‐ぶね【浮子船】
網の所在を知るために浮子として網綱につける船。夫木和歌抄25「むこの浦の沖の―近づけば」
うけ‐ぶみ【請文】
上位者の命令・要求に対し、答申した文書。請書うけしょ。散状。うけぶん。平家物語10「御―のおもむき僉議せらる」
うけ‐ぶるまい【有卦振舞】‥マヒ
幸運にめぐり合った時の祝宴。
うけ‐ぶん【請文】
(→)「うけぶみ」に同じ。〈易林本節用集〉
うけ‐み【受身】
①他から働きかけられる立場。受動。「―な態度」
②他から先に攻撃を受けて防ぐ立場になること。うけだち。「―に回る」
③文法で、動詞の表す動作を受けるという関係。日本語では動詞に助動詞「ゆ」(上代)、「る」「らる」(文語)、「れる」「られる」(口語)を添えて表し、他動詞だけでなく、「先に行かれる」のような自動詞の受身もある。所相。受動態。↔働き掛け。
④柔道や合気道で、相手に投げられた時、受ける被害ができるだけ少ないように倒れる法。
⇒うけみ‐ぶん【受身文】
うけみ‐ぶん【受身文】
(passive sentence)(→)受動文に同じ。
⇒うけ‐み【受身】
うけ‐もち【受持ち】
うけもつこと。担当。担任。「―の先生」
うけもち‐の‐かみ【保食神】
五穀をつかさどる神。食物の神。うかのみたま。〈神代紀上訓注〉→大宜津比売おおげつひめ
うけ‐も・つ【受け持つ】
〔他五〕
引き受けて事を行う。担当する。担任する。狂言、若菜「頼うだお方の―・たせられた程に」。「3年B組を―・つ」「都内を―・つ」
うけ‐もどし【受戻し・請戻し】
債務を弁済して質物や借用証などを返還してもらうこと。
⇒うけもどし‐しょうけん【受戻し証券】
うけもどし‐しょうけん【受戻し証券】
証券と引換えでなければ証券上の債務の弁済をする必要のない証券。
⇒うけ‐もどし【受戻し・請戻し】
うけ‐もど・す【受け戻す・請け戻す】
〔他五〕
価を払って質物などを取り返す。うけだす。うけかえす。
うけ‐やど【請宿】
奉公人の身元を引き受ける家。口入れ屋。
うけ‐やま【請山】
①江戸時代、用益料を納めて草木の採取を許された山。
②江戸時代、領主が鉱山の経営を山師や町人に一定の運上うんじょう納入を条件として請け負わせたもの。運上山。↔直山じきやま
うけら【朮】
オケラの古名。万葉集14「武蔵野の―が花の」
うけらがはな【うけらが花】
歌文家集。加藤千蔭作。7巻5冊。朮園うけらぞのの号による名。1802年(享和2)刊。和歌は四季・恋・雑歌・雑体・長歌の部を立て、文章は26編を収録。1808年(文化5)「うけらが花二編」刊。
うけ‐りょう【請料】‥レウ
中世、請所をした地頭らが本家・領家に納入を請け負った毎年の年貢額。請口。→請所
う・ける【受ける・享ける・承ける・請ける】
〔他下一〕[文]う・く(下二)
自分に向かってくるものを、まともに迎え入れる。
①(下降してくるものや向かってくるものを)ささえとめる。うけとめる。万葉集10「風に散る花橘を袖に―・けて」。「ボールを―・ける」
②渡されるものを迎えとる。うけとる。宇津保物語俊蔭「花の露を供養と―・け紅葉の露を乳房と嘗めつつ」。「盃を―・ける」「援助を―・ける」
③(天から)授かる。宇津保物語俊蔭「今も又人の身を―・けむ事は難しといへども」。「生を人の世に―・ける」「学位を―・ける」
④ふりかかったことを身にこうむる。万葉集16「東の中の門みかどゆまゐり来て命みこと―・くれば」。「恩恵を―・ける」「影響を―・ける」
⑤しかけられたことに応ずる。源氏物語少女「史記の難かたき巻々寮試―・けむに」。「いつでも―・けて立つ」「教育を―・ける」
⑥受け入れる。承諾する。うべなう。竹取物語「よきことなりと―・けつ」。古今和歌集恋「みたらし河にせしみそぎ神は―・けずぞなりにけらしも」。「それを真まに―・けてはいけない」
⑦(多く受身の形で)好意を持つ。信頼する。源氏物語御法「あやしきまですずろなる人にも―・けられ」。今昔物語集25「身に敵かたきもなく、よろづの人に―・けられてなむありける」
⑧僧や修験者を祈祷のために迎える。義経記7「行者たちもさこそおはすらん。―・け奉りて、験者一座せさせ奉りて見ばや」
⑨後を継ぐ。継承する。風姿花伝「その風を―・けて、道のため、家のため、これを作するところ」。「家業を―・ける」「学統を―・けて大成する」
⑩(作用をまともに迎え入れる意から転じて)前にする。面する。「南を―・けて建てられた家」
⑪代金を出して引き取る。日葡辞書「ミヲウクル」。「質を―・け出す」
⑫(自動詞的に)芝居などで、見物の気に入って喝采かっさいをはくする。転じて、気に入られる。評判が好い。「大衆に―・ける」
◇広く一般には「受」。3には「享」、9には「承」も使う。保証して引き受ける意や11にはふつう「請」を使う。
うけわし‐げ【詛しげ】ウケハシ‥
(形容詞ウケハシに接尾語ゲの付いた語)のろわしいようなさま。源氏物語紅葉賀「弘徽殿などの、―にの給ふ」
うけ‐わたし【受け渡し】
①受け取ることと引き渡すこと。「窓口で―する」
②売買の目的物を代金と引替えに引き渡すこと。売買取引を決済すること。取引所の取引などでいう。
③せりふの引継ぎ。
う‐げん【右舷】
船尾から船首に向かって、右側のふなべり。↔左舷
う‐げん【有験】
祈祷の効験のあること。平家物語3「其のころ―の僧と聞えし三井寺の頼豪阿闍梨を召して」
う‐げん【迂言】
①まわりくどい言い方。
②事理にうといことば。自分のことばを謙遜していう。
う‐げん【繧繝】
⇒うんげん。堤中納言物語「錦はし・高麗はし、―、紫はしの畳」
うけん‐むけん【有見無見】
〔仏〕「すべてのものは存在する」という考え方と「すべてのものは存在しない」という考え方。このいずれからも離れた自由な立場が中道。
うこ【愚】
(→)「おこ(痴)」に同じ。応神紀「吾あが心しいや―にして」
うご【海髪】
〔植〕オゴノリの別称。〈[季]春〉
うご【羽後】
旧国名。1869年(明治元年12月)出羽でわ国を分割して設置。大部分は今の秋田県、一部は山形県に属する。
う‐ご【雨後】
雨の降った後。あめあがり。
⇒雨後の筍
うこう【禹貢】
①「書経」夏書の一篇。禹が洪水を治めて天下を九州に分かち、貢賦を定めたとされることを記したもので、古代中国の一種の地理書。
②1934年、中国で創刊された地理の雑誌。顧頡剛こけつごう・譚其驤たんきじょうらが編集。
うこう【烏江】‥カウ
①中国安徽省和県の北東の地名。長江に通ずる小運河に沿う。劉邦と天下を争って敗れた項羽が自刎じふんした所。
②中国貴州省の川。四川省涪陵ふうりょう付近で長江に合流。全長1050キロメートル。黔きん江。
う‐ごう【烏合】‥ガフ
烏の集まるように規律もなく統一もなく集まること。
⇒うごう‐の‐しゅう【烏合の衆】
うご‐うご【蠢蠢】
①うごめくさま。浮世物語「鼻の先うぞやき―として」
②(病気や貧乏などで)活気がなくうじうじしたさま。西鶴置土産「若盛りにあてがひ世帯、―生きて」
うこう‐こつ【烏口骨】
脊椎動物の上肢帯を形成する骨の一つ。上腕骨の上端前方にあり肩甲骨けんこうこつに接する。哺乳類では退化して肩甲骨の一部となり烏口突起と呼ぶ。烏喙骨うかいこつ。烏啄骨うたくこつ。
うこう‐しゅんすう【禹行舜趨】‥カウ‥
[荀子非十二子]うわべだけ、禹や舜のような聖人のまねをすること。禹歩舜趨。
うこう‐とっき【烏口突起】
「烏口骨うこうこつ」参照。
うごう‐の‐しゅう【烏合の衆】‥ガフ‥
[後漢書耿弇伝]規律も統制もない群衆、または軍勢。
⇒う‐ごう【烏合】
うこう‐れんらくせん【宇高連絡船】‥カウ‥
岡山県の宇野と香川県の高松とを結ぶ鉄道連絡船。1910年(明治43)開設、88年(昭和63)瀬戸大橋完成により廃止。
うごか・す【動かす】
〔他五〕
①動くようにする。位置をかえる。「机を―・す」
②状態をかえる。ゆるがす。感動させる。増鏡「目に見えぬ鬼神をも―・しなまし」。「聴衆の心を―・す」
③(否定や不可能などを表す語句を伴って用いる)(地盤を)ゆるがす。否定する。「―・しがたい事実」
④運転する。作動させる。「機械を―・す」
⑤(自分の目的にかなうように)行動させる。「警察を―・す」
うこぎ【五加】
ウコギ科の落葉低木。山野に自生。高さ約2メートル。幹は鋭いとげを持つ。葉は5〜7片の掌状複葉。雌雄異株。夏、黄緑色の細花を球状に集めて咲く。花後、黒色の核果を結ぶ。若葉は食用。乾した根皮は漢方生薬の五加皮ごかひで、強壮・利水・止痛薬。人家に栽培するヒメウコギは近似の別種。やまうこぎ。むこぎ。〈[季]春〉
うこぎ
⇒うこぎ‐か【五加科】
うごき【動き】
①動くこと。源氏物語玉鬘「いとどなかなか―すべくも見えざりしかば」。「―を封ずる」
②変動。変化。「物価の―」
③動静。もよう。「相手方の―を見る」
⇒動きが取れない
うこぎ‐か【五加科】‥クワ
双子葉植物の一科。おもにアジア・アメリカの熱帯に約60属800種ある。花は五数性、果実は液果で、多くは散形花序。ウコギ・タラノキ・ヤツデなどの樹木のほか、ウド・チョウセンニンジンなど草本もある。有用植物が多い。
⇒うこぎ【五加】

広辞苑 ページ 1726 での【○有卦に入る】単語。