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○懐が深いふところがふかい🔗🔉

○懐が深いふところがふかい ①相撲で、四つに組んだ時、胸のあたりが広くて相手になかなかまわしを与えない。 ②包容力がある。度量が広く、寛容である。 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐がみ懐紙】 かいし。はながみ。たとうがみ。源氏物語紅梅「この君の―に取りまぜおしたたみて」 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐かんじょう懐勘定‥ヂヤウ 自分の懐工合を胸の中で計算すること。胸算用。 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐ぐあい懐工合‥アヒ 所持金の都合。金まわり。「―がいい」 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐ご懐子】 ①ふところに抱くほどの幼な子。 ②大切にいつくしむ子。秘蔵っ子。松の葉4「大ぢからと呼ばれたる河津おやぢが―」 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐すずり懐硯(→)懐中硯に同じ。(書名別項) ⇒ふところ【懐】 ふところすずり懐硯】 浮世草子。井原西鶴作。5巻5冊。1687年(貞享4)序刊。諸国の興味ある説話に取材した短編小説集。 ふところ‐ずみ懐住み】 親のそばで育つこと。宇津保物語藤原君「一人ばかりは―せさせてあらん」 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐そだち懐育ち】 親のそばで育って世なれぬこと。 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐つごう懐都合‥ガフ (→)「ふところぐあい」に同じ。 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐で懐手】 ①手をふところへ入れていること。〈[季]冬〉。源氏物語初音「―ひきなほしつつ」 ②人にまかせて自分は何もしないこと。浄瑠璃、栬狩剣本地「ぬつくりと―で見てゐようと思ふか」。「―でもうける」 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐てじょう懐手錠‥ヂヤウ 江戸時代の刑罰の一つ。両手を内懐に入れて縛り、縛り目に封印をする。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「これ見てたもと市松が肌を脱がせば―」 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐でっぽう懐鉄砲‥パウ 拳銃けんじゅう。ピストル。浄瑠璃、近江源氏先陣館「和田兵衛秀盛が南蛮流の―受けて見よ」 ⇒ふところ【懐】 ふところ‐どけい懐時計(→)懐中時計に同じ。 ⇒ふところ【懐】

広辞苑 ページ 17314 での○懐が深い単語。