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○文は人なりぶんはひとなり🔗🔉

○文は人なりぶんはひとなり 文章を見れば書き手の人柄が知れる。 ⇒ぶん【文】 ふん‐ばり踏ん張り】 ①ふんばること。「―が利かなくなる」「もうひと―」 ②江戸で、下等な遊女。また、女や遊女をののしっていう語。ふりばり。浄瑠璃、大経師昔暦「―め血迷うて何ぬかす」 ③刀身の物打ものうちから鎺本はばきもとにかけての形状が力強く安定感に富むさま。 ふん‐ばり糞尿】 大小便。ふんにょう。甲陽軍鑑14「牛馬の―を伽藍・仏前におかし」 ふん‐ば・る踏ん張る】 〔自他五〕 (フミハルの音便) ①足に力を入れてふみこたえる。保元物語「鐙―・りつつ立ち上がり」。「足を―・って立つ」 ②主張して屈しない。譲歩しない。自説をまげない。「議論で―・る」 ③気力を出して堪える。こらえる。「最後まで―・る」 ふん‐ばん粉盤】 蒔絵で粉を蒔く際の受けに用いる盤。 ふん‐ぱん噴飯】 おかしくてたまらず、口の中の飯をふき出すこと。ふきだして笑うこと。「―もの」 ぶん‐ばん分番(→)番上ばんじょうに同じ。 ぶん‐ぱん文範】 文章の模範。 ぶん‐び文備】 学問・芸術など文化面のそなえ。↔武備 ぶん‐ぴ分泌⇒ぶんぴつ ぶん‐ぴつ分泌】 腺せん細胞が特殊な代謝産物を生成・排出する機能。導管を通して体外へ排出する外分泌と血液・リンパ液中に排出する内分泌とに分ける。ぶんぴ。 ⇒ぶんぴつ‐えき【分泌液】 ⇒ぶんぴつ‐ぶつ【分泌物】 ぶん‐ぴつ分筆】 一筆いっぴつの土地を分割して数筆とすること。ふでわけ。↔合筆がっぴつ ぶん‐ぴつ文筆】 ①筆をとって詩歌・文章を書くこと。「―に親しむ」 ②中国の六朝期に行われた文章の二分類。「文」は、装飾的な文体で、詩・賦など韻を踏むものと駢儷文べんれいぶん。「筆」は、実用的で飾りのない文体、書簡・檄文げきぶん・詔勅・歴史記録など。 ⇒ぶんぴつ‐か【文筆家】 ⇒ぶんぴつ‐ぎょう【文筆業】 ぶんぴつ‐えき分泌液】 液体の分泌物。唾液・胃液などの消化液や乳汁・汗など。 ⇒ぶん‐ぴつ【分泌】 ぶんぴつ‐か文筆家】 文章を書くことで生計を立てている人。小説家・ルポ‐ライターなど。 ⇒ぶん‐ぴつ【文筆】 ぶんぴつがんしんしょう文筆眼心抄‥セウ 漢詩文評論書。1巻。空海編著。820年(弘仁11)成立。「文鏡秘府論」を抄録要約したもの。文筆肝心鈔。 ぶんぴつ‐ぎょう文筆業‥ゲフ 文章を書く職業。 ⇒ぶん‐ぴつ【文筆】 ぶんぴつ‐ぶつ分泌物】 腺から析出・排出される物質。消化液・ホルモンなど。 ⇒ぶん‐ぴつ【分泌】 ふん‐びょう分秒‥ベウ 1分と1秒。極めてわずかの時間。「―を争う」 ぶん‐びょう文廟‥ベウ 孔子廟の称。 ぶん‐ぶ文武】 (古くはブンプとも)文と武。文事と武事。文学と武道。また、文官と武官。文人と武人。平家物語7「あつぱれ―二道の達者かな」。日葡辞書「ブンプニタウ(二道)ノヒト」 ⇒ぶんぶ‐ひゃっかん【文武百官】 ⇒ぶんぶ‐りょうどう【文武両道】 ぶん‐ぷ分布】 ①分かれてあちこちにあること。分けてあちこちに置くこと。「全国に―する支店」 ②動植物や特定の事物が地理的・時間的なある範囲に存在すること。また、その状態。 ③数学で、確率分布のこと。 ぶん‐ぷ分賦】 わけて課すること。 ぶん‐ぷく分服】 薬を何回かに分けて服用すること。 ぶんぶく‐ちゃがま分福茶釜】 ①群馬県館林市南部にある茂林寺に伝わる什宝の茶釜。応永(1394〜1428)年間、老僧守鶴が愛用したもので、汲んでも汲んでも湯が尽きないので不思議がられたが、守鶴は住持に狸の化身であることを見破られて寺を去ったという。文福茶釜。 ②〔動〕ブンブク目ブンブクチャガマ科のウニ。とげが短く、心臓形で、暗紫色。長径約5センチメートル。本州中部以南の沿岸の泥底に埋もれて生活する。また、広くはヒラタブンブク・オオブンブク・オカメブンブクなどの各科のウニの総称。 ぶんぶくちゃがま ブンブクチャガマの仲間 提供:東京動物園協会 ぶん‐ぶつ文物】 文化の所産。法律・学問・芸術・宗教など、文化に関するもの。「外国の―を取り入れる」 ぶんぶにどうまんごくどおし文武二道万石通‥ダウ‥ドホシ 黄表紙。3巻。朋誠堂喜三二ほうせいどうきさんじ作、喜多川行麿画。1788年(天明8)刊。寛政の改革の文武奨励に取材して大いに喜ばれたが、幕府の忌諱に触れ、以後作者は戯作を絶った。 ぶんぶ‐ひゃっかん文武百官‥ヒヤククワン 文武にわたるすべての役人。官吏の総称。続日本紀5「天皇、十閣門に御おわしまして、宴を文武の百官並びに隼人・蝦夷に賜い」 ⇒ぶん‐ぶ【文武】 ぶんぶ‐りょうどう文武両道‥リヤウダウ 学術・文化面と武術・軍事面との両面。文武二道。「―に秀でる」 ⇒ぶん‐ぶ【文武】 ふん‐ぷん芬芬】 香のかおるさま。強いにおいが広がるさま。「香気―」「俗臭―」 ふん‐ぷん紛紛】 入りまじってみだれるさま。「―たる議論」「諸説―」 ぶん‐ぶん ①蜂などの羽の音、また凧たこ・独楽こま・飛行機・棒などの風を切ってうなる音。「蚊が―いう」「バットを―振り回す」 ②(→)「かなぶん」に同じ。〈[季]夏〉 ぶん‐ぶん分分】 分相応であること。今昔物語集3「各々勢長じて、―に威勢を施し」 ぷん‐ぷん ①盛んに強いにおいがするさま。比喩的にも使う。「香水を―させる」「エリート意識が―におう」 ②ひどく腹を立てているさま。「―怒る」 ぶん‐べい分袂】 (たもとをわかつ意)人とわかれること。決別。福田英子、妾の半生涯「大井小林と―し、新井と共に渡航の途に就き」 ふん‐ぺき粉壁】 しらかべ。〈伊呂波字類抄〉 ふん‐べち分別(→)「ふんべつ」に同じ。〈伊呂波字類抄〉 ふん‐べつ分別】 ①(もと仏語から)心が外界を思いはかること。理性で物事の善悪・道理を区別してわきまえること。徒然草「―みだりに起りて、得失やむ時なし」 ②考えること。思案をめぐらすこと。狂言、萩大名「今日はどれへぞ珍しい所へお供致したいものでござる。汝、―をしてみよ」 ③世間的な経験・識見などから出る考え・判断。好色五人女4「久七―して、いやいや、根深・にんにく食ひし口中もしれずと、やめけることのうれし」。「―がつく」「―のある人」「思慮―」 ④(僧の隠語)鰹節かつおぶし⇒ふんべつ‐がお【分別顔】 ⇒ふんべつ‐くさ・い【分別くさい】 ⇒ふんべつ‐ざかり【分別盛り】 ⇒ふんべつ‐どころ【分別所】 ⇒ふんべつ‐ぶくろ【分別袋】 ⇒ふんべつ‐もの【分別者】 ⇒ふんべつ‐らし・い【分別らしい】 ⇒分別過ぎれば愚に返る ぶん‐べつ分別】 種類によってわけること。区別をつけること。「ゴミの―収集」 ⇒ぶんべつ‐かきかた【分別書方】 ⇒ぶんべつ‐じょうりゅう【分別蒸留】 ふんべつ‐がお分別顔‥ガホ 分別があるような顔つき。思慮があるような顔つき。 ⇒ふん‐べつ【分別】 ぶんべつ‐かきかた分別書方】 所々、文字の間隔をあけ、語と語とを区別して書く方法。仮名文・ローマ字文・漢字仮名交り文に用いる。わかちがき。 ⇒ぶん‐べつ【分別】 ふんべつ‐くさ・い分別くさい】 〔形〕 いかにも思慮がありそうにみえる。「―・い顔つき」 ⇒ふん‐べつ【分別】 ふんべつ‐ざかり分別盛り】 成人して豊かな人生経験を持ち、物事の道理が最もよくわかる年頃。「―の中年男性」 ⇒ふん‐べつ【分別】 ぶんべつ‐じょうりゅう分別蒸留‥リウ (→)分留に同じ。 ⇒ぶん‐べつ【分別】

広辞苑 ページ 17598 での○文は人なり単語。