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○ボタンの掛け違いボタンのかけちがい🔗⭐🔉
○ボタンの掛け違いボタンのかけちがい
後になって矛盾や不都合を生ずるような、最初の方で犯した間違い。
⇒ボタン【botão ポルトガル・鈕・釦】
ボタン‐の‐き【ボタンの木】
アメリカスズカケノキの別称。
⇒ボタン【botão ポルトガル・鈕・釦】
ぼたん‐の‐め【牡丹の芽】
まだ寒気の残る早春、ふくらんでくる、ボタンの朱色の太い芽。〈[季]春〉
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐ばけ【牡丹刷毛】
毛の張り開いた化粧用の刷毛。
牡丹刷毛
提供:ポーラ文化研究所
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐ぼうふう【牡丹防風】‥バウ‥
セリ科の大形多年草。海辺の陽地に自生。葉は緑白色の複葉で厚く、ボタンの葉に似る。秋、白色の小花を密生。若葉は食用。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ボタン‐ホール【buttonhole】
(→)ボタン孔あなに同じ。
⇒ボタン【botão ポルトガル・鈕・釦】
ぼたん‐やり【牡丹槍】
(→)「たんぽやり」に同じ。
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ぼたん‐ゆき【牡丹雪】
大きな雪片が牡丹の花びらのように降る雪。ぼたゆき。〈[季]冬〉
⇒ぼ‐たん【牡丹】
ほ‐ち【発意】
(ホッチの約)(→)発心ほっしんに同じ。
ぼ‐ち【墓地】
死者を葬って墓を建てる場所。はかどころ。はかしょ。はかば。ぼしょ。「―に埋葬する」「共同―」
ぽち
(多くポチと書く)犬の名前として広く使われた語。田沢稲舟、五大堂「腰元のお京と、御寵愛の―とをともにつれて」
ぽち【点】
[一]〔名〕
①小さい点。ちょぼ。ぽっち。
②(京阪方言)心づけ。祝儀。チップ。
[二]〔接尾〕
不足の気持をあらわす語。だけ。ぽっち。「これっ―」
ホチキス
⇒ホッチキス
ぽち‐ぶくろ【点袋】
祝儀やお年玉を入れる、小さい熨斗のし袋。
点袋
撮影:関戸 勇
ほち‐ほち
①細かな物のおちる音。物が砕かれる音。日葡辞書「ホチホチトマメ(豆)ヲツム」
②1字ずつたどってのろのろと読むさま。日葡辞書「ホチホチトヨム」
ぼち‐ぼち
①幾つもの小さな点。また、小さな点が散在しているさま。「切符に―と点字が打ってある」
②物事の進行がわずかで緩慢なさま。「―出かけよう」「商売の方は―だ」
ぽち‐ぽち
①しるしに打つ点。
②点の散らばるさま。ちょぼちょぼ。
③水などの垂れ落ちるさま。
④少しずつ行うさま。「―売れている」
ほちゃ‐ほちゃ
ふっくらと愛らしいさま。「―と雪にくるまる在所かな」(一茶)
ぼちゃ‐ぼちゃ
かなり大量の水が揺れ動いて出る連続音。
ぽちゃ‐ぽちゃ
①液体が揺れ動いたりはねたりして打ち当たる連続音。「子供に―水遊びさせる」
②(多くは幼児や若い女性の)体の肉づきがよく、丸みを帯びて柔らかいさま。「色白で―した娘」
ぼちゃん
重い物が水に落ちる時の音。
ぽちゃん
軽く小さい物が水に落ちる時の音。
ほ‐ちゅう【捕虫】
虫むしをとらえること。
⇒ほちゅう‐あみ【捕虫網】
⇒ほちゅう‐よう【捕虫葉】
ほ‐ちゅう【補注・補註】
注釈の不足をおぎなったもの。
ほちゅう‐あみ【捕虫網】
昆虫の採集に用いる網。輪の縁に寒冷紗かんれいしゃなどの袋をつけ、棒の先に取り付けたもの。捕虫網もう。
⇒ほ‐ちゅう【捕虫】
ほちゅうえっき‐とう【補中益気湯】‥エキ‥タウ
漢方方剤の一つ。朝鮮人参・黄耆おうぎなど10種の生薬で構成される。補気の効にすぐれ、気力の低下、感染症にかかりやすい体質、微熱などを改善する。
ほちゅう‐よう【捕虫葉】‥エフ
昆虫を捕らえる役をする食虫植物の葉。
⇒ほ‐ちゅう【捕虫】
ほ‐ちょう【ホ調】‥テウ
ホ音を主音として構成された調子。→調ちょう3㋒
ほ‐ちょう【歩調】‥テウ
①歩行の調子。行進の足どり。「―を速める」「―をとる」
②行動の調子。足なみ。「仕事の―を揃える」
ほちょう‐き【補聴器】‥チヤウ‥
耳の遠い人のために、外界からの音の強さを拡大して聴力を補う装置。電気補聴器は、マイクロフォン・増幅器・イヤホンを組み合わせる。
ぼ‐ちょうじ【母丁字】‥チヤウ‥
アカネ科の常緑低木。沖縄・小笠原などに自生。葉は長楕円形。夏、黄緑色の小花を開き、球形の果実が黒熟。リュウキュウアオキ。
ぼつ【没】
(呉音はモツ)
①(ボツとも書く)採用しないこと。「企画を―にする」
②(「歿」の通用字)死ぬこと。「1900年―」
③(接頭語的に)無いこと。「―交渉」
ぼつ【歿】
死ぬこと。→ぼつ(没)2
ぼつ【勃】
勃牙利ブルガリアの略。
ぽつ【点】
小さい点。ぽち。
ほつ‐い【発意】
①思いつくこと。考え出すこと。はつい。
②(→)発心ほっしんに同じ。
ぼつ‐いぎ【没意義】
意味のないこと。無意義。
ほ‐つ‐え【上枝】
(「秀ほつ枝え」の意)上の枝。はつえ。古事記下「槻つきが枝は―は天あめを覆おへり」↔下枝しずえ
ぼつ‐えん【勃焉】
急に起こるさま。にわかに盛んになるさま。
ほつ‐が【発駕】
乗物に乗って出発すること。また、貴人の出発。はつが。
ぼっ‐か【木瓜】ボククワ
〔植〕
⇒ぼけ
ぼっ‐か【歩荷】
山を越えて荷を運んだり、山小屋へ物資を運んだりするのを仕事とする人。
ぼっ‐か【牧歌】ボク‥
①牧童のうたう歌。
②(pastoral)田園詩。牧人や農夫の生活を主題とする詩歌で、抒情的で素朴なもの。
⇒ぼっか‐てき【牧歌的】
ぼっ‐か【墨家】ボク‥
春秋時代の学者、墨翟ぼくてきの学説を奉ずる一派。兼愛説を説いた。→墨子
ぼつ‐が【没我】
自我を没却すること。「―の境地」
ほっ‐かい【北海】ホク‥
北方のうみ。
ほっ‐かい【北海】ホク‥
(North Sea)イギリス・オランダ・ドイツ・デンマーク・ノルウェーなどの間にある大西洋中の縁海。浅い大陸棚になっていて平均深度94メートル、最大深度700メートル、面積約58万平方キロメートル。鰊にしん・鱈たらなどの漁獲が多く、近年、海底油田が開発されている。
⇒ほっかい‐ゆでん【北海油田】
ほっかい【北海】ホク‥
(Beihai)中国広西チワン族自治区南端、北部湾(トンキン湾)に臨む港湾都市。秦漢代から貿易港として栄える。漁業基地として名高い。人口55万9千(2000)。
ほっ‐かい【法界】
〔仏〕(ホウカイとも。「法」は諸法、「界」は分界の意)
①思考の対象となる万物。
②真理のあらわれとしての全世界。万葉集5「釈慈の示教先に三帰五戒を開きて―を化し」
→ほうかい。
⇒ほっかい‐えんぎ【法界縁起】
⇒ほっかい‐しん【法界身】
ぼっ‐かい【牧会】ボククワイ
プロテスタント教会で、牧師が信者の魂の配慮をし、信仰と生活を導くこと。→司牧。
⇒ぼっかい‐しょかん【牧会書簡】
ぼっかい【渤海】
8〜10世紀、中国東北地方の東部に起こった国。高句麗こうくりの遺民ともいわれる大祚栄だいそえいが靺鞨まっかつ族を支配して建国。唐から渤海郡王に封ぜられ、その文化を模倣し、高句麗の旧領地を併せて栄え、727年以来しばしば日本と通交。15代で契丹に滅ぼされた。都は上京竜泉府(黒竜江省寧安市)以下の5京があった。(698〜926)
⇒ぼっかい‐がく【渤海楽】
⇒ぼっかい‐わん【渤海湾】
ぼっ‐かい【墨界】ボク‥
料紙に墨で引いたり墨色に刷ったりした罫線けいせん。墨罫。
ほっかい‐えんぎ【法界縁起】
華厳宗で説く世界観。一切存在は相互に関連しつつ全世界を構成しており、従って一に一切を具え、一切に一が現れているとするもの。法界無尽縁起。
⇒ほっ‐かい【法界】
ぼっかい‐がく【渤海楽】
奈良時代に渤海から日本に伝来した楽舞。平安初期以降は三韓楽さんかんがくと併合されて、高麗楽こまがく2の一部とされる。
⇒ぼっかい【渤海】
ぼっかい‐しょかん【牧会書簡】ボククワイ‥
(Pastoral Epistles)新約聖書中の「テモテへの手紙」と「テトスへの手紙」。聖職者の信徒指導について説く。司牧書簡。
⇒ぼっ‐かい【牧会】
ほっかい‐しん【法界身】
「ほっかい」2を身体とする仏。法界を人格化したもの。法身。
⇒ほっ‐かい【法界】
ほっかい‐どう【北海道】ホク‥ダウ
日本の最北端、宗谷海峡を隔ててサハリン(樺太からふと)に対する一大島、北海道本島とその属島の総称。渡島おしま・後志しりべし・胆振いぶり・石狩・天塩てしお・日高・十勝とかち・釧路くしろ・根室・北見の旧10国を含む。近海は世界的漁場の一つ。古く蝦夷えぞと称し、または北州・十州島ともいった地で、先住民はアイヌ。本州からの移住はほぼ室町時代以降で、江戸時代には松前藩の領有地であった。18世紀末からロシア・イギリス人などが来航、1869年(明治2)開拓使をおき、北海道と改称。このとき設置された千島国ちしまのくにを含めると11国になる。86年内閣直属の北海道庁を置き、1947年地方自治法で府県と同格の地方自治体となる。道庁所在地は札幌。面積8万3455平方キロメートル。人口562万8千。全35市。
北海道の主な山
北海道の主な川・湖
→江差追分
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
⇒ほっかいどう‐かいはつ‐ちょう【北海道開発庁】
⇒ほっかいどう‐きょういく‐だいがく【北海道教育大学】
⇒ほっかいどう‐じんぐう【北海道神宮】
⇒ほっかいどう‐しんぶん【北海道新聞】
⇒ほっかいどう‐だいがく【北海道大学】
ほっかいどう‐かいはつ‐ちょう【北海道開発庁】ホク‥ダウ‥チヤウ
北海道の総合開発事務をつかさどる、総理府の外局。国務大臣を長官とする。1950年設置、2001年運輸省・建設省等と統合し国土交通省に改組。
⇒ほっかい‐どう【北海道】
ほっかいどう‐きょういく‐だいがく【北海道教育大学】ホク‥ダウケウ‥
国立大学法人の一つ。北海道第一・第二・第三師範と青年師範を統合し、1949年に北海道学芸大学として発足。66年現校名に改称。2004年法人化。本部は札幌市。
⇒ほっかい‐どう【北海道】
ほっかいどう‐じんぐう【北海道神宮】ホク‥ダウ‥
札幌市中央区宮ヶ丘にある元官幣大社。祭神は大国魂命・大己貴命おおなむちのみこと・少彦名命。もと札幌神社と称し、1964年、祭神に明治天皇を合祀して改称。
北海道神宮
撮影:新海良夫
⇒ほっかい‐どう【北海道】
ほっかいどう‐しんぶん【北海道新聞】ホク‥ダウ‥
北海道の日刊新聞。1942年道内の日刊紙11社を統合して発足。道新。
⇒ほっかい‐どう【北海道】
ほっかいどう‐だいがく【北海道大学】ホク‥ダウ‥
国立大学法人の一つ。前身は札幌農学校。東北帝国大学農科大学を経て、1918年(大正7)北海道帝国大学創設。47年現校名、49年新制大学となる。2004年法人化。本部は札幌市。
⇒ほっかい‐どう【北海道】
ほっかいぼんうた【北海盆唄】ホク‥
北海道積丹しゃこたん半島地方の民謡。盆踊り唄。
ほっかい‐ゆでん【北海油田】ホク‥
北西ヨーロッパ、北海にある海底油田。1960年代以降、イギリス・ノルウェーなどが開発。
⇒ほっ‐かい【北海】
ぼっかい‐わん【渤海湾】
遼東半島と山東半島とに囲まれる海域。
⇒ぼっかい【渤海】
ぼっ‐かえ・す【ぼっ返す】‥カヘス
〔他四〕
追い返す。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「王子を早く―・せ」
ほっ‐かく【北郭・北廓】ホククワク
(江戸城の北方にあったのでいう)新吉原遊郭の異称。北里。北州。
ぼっ‐かく【墨客】ボク‥
書や絵をかく人。また、書画の巧みな人。ぼっきゃく。「文人―」
ぼっかけ‐じる【ぼっ掛け汁】
野菜中心の具の多い汁物を飯にかけたもの。福井県や愛知県の郷土料理。
ぼっ‐か・ける【ぼっ掛ける】
〔他下一〕
追いかける。浄瑠璃、生玉心中「すねる男を―・けてそこらそこらをずんずと飲ましやる」
ボッカッチョ【Giovanni Boccaccio】
イタリアの作家・人文主義者。ペトラルカに兄事。前半生には俗語の、後半生にはラテン語の作品が多い。主著「デカメロン」のほか、恋愛物語「フィローコロ」「マドンナ‐フィアンメッタ悲歌」、「ダンテ神曲評釈」など。(1313〜1375)
ぼっか‐てき【牧歌的】ボク‥
牧歌のように素朴で抒情的なさま。
⇒ぼっ‐か【牧歌】
ほっか‐と
〔副〕
(ホカトの転)急に。また、すっかり。全く。毛詩抄「―かはつたぞ」
ほっ‐かむり【頬っ被り】
ホオカブリの転。
ほっかり
①うっかり。また、だしぬけに。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「御遊興の最中なれば―とも行かれず」
②すっかり。まったく。浄瑠璃、百日曾我「―とたらされ」
③大きく口を開くさま。ぱっくり。浄瑠璃、孕常盤「いとしらしいお顔や、―と食ひつきたい」
④暖かみのあるさま。「―と暖かい」
⑤ほんのり明るいさま。
⇒ほっかり‐ほっかり
ぼっかり
①突然なさま。だしぬけに。浄瑠璃、鎌倉三代記「わたしが女房に下さりませと―いへば」
②大きく口を開くさま。ぱっくり。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「小舌たるうしかけたら―と喰ひついて」
ぽっかり
①水面・心などに急に現れたり、空中に軽やかに存在したりするさま。「母の顔が―脳裏に浮かぶ」「―と雲が浮かんでいる」
②口を開けたように、大きく深い穴や空洞ができているさま。比喩的にもいう。「―と新火口が出現した」「時間が―あいた」
ほっかり‐ほっかり
割れて口が開くさま。ほかりほかり。狂言、丼礑どぶかっちり「おとがひに皹あかがりが―と切れたりけり」
⇒ほっかり
ほづ‐がわ【保津川】‥ガハ
大堰おおい川の一部。通常、亀岡盆地と京都盆地との間の山地を流れる部分をいう。嵐山付近から下流は桂川となる。保津川下りで有名。ほうづがわ。
保津川
撮影:的場 啓
ほっ‐かん【北漢】ホク‥
⇒ほくかん
ほつ‐がん【発願】‥グワン
①仏・菩薩が衆生を救おうとの誓願をおこすこと。
②神仏に願を立てること。
⇒ほつがん‐もん【発願文】
ぼっ‐かん【没官】‥クワン
①官を取りあげること。
②⇒もっかん
ほつがん‐もん【発願文】‥グワン‥
(→)願文がんもん3に同じ。
⇒ほつ‐がん【発願】
ほっ‐き【発起・発企】
①思い立って事を始めること。新たにくわだて起こすこと。平家物語11「重衡が逆罪をおかす事、まつたく愚意の―にあらず」
②〔仏〕(ホチキとも)菩提ぼだい心を起こすこと。仏門に入ること。発心ほっしん。謡曲、卒都婆小町「一念―菩提心」。日葡辞書「ココロガホッキシテゴシャウ(後生)ヲネガウ」
③非をさとること。改心すること。浄瑠璃、今宮の心中「かみ様のお御意で―いたした」
⇒ほっき‐せつりつ【発起設立】
⇒ほっき‐にん【発起人】
⇒ほっき‐りとく【発起利得】
ほつ‐ぎ【発議】
会議で、ある意見・議論をとなえて提案すること。はつぎ。
ぼっ‐き【勃起】
にわかにむくむくとおこりたつこと。ふるいおこること。
ほつき‐あ・ぐ
〔他下二〕
金銭などを残らずつぎ込む。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「何もかも―・げ、今は布子と襦袢と」
ほっき‐がい【北寄貝】ホク‥ガヒ
ウバガイの別称。
ほっき‐じ【法起寺】
(ホウキジとも)奈良県生駒郡斑鳩いかるが町岡本にある聖徳宗(もと法相宗)の寺。聖徳太子の岡本宮を寺に改めたもので、太子創建とも山背大兄王やましろのおおえのおうの創建とも伝える。飛鳥様式最大の三重塔や銅造菩薩立像がある。岡本寺。池後いけじり寺。
ほっき‐せつりつ【発起設立】
発起人が全株式を引き受けて株式会社を設立すること。即時設立。↔募集設立。
⇒ほっ‐き【発起・発企】
ほっき‐にん【発起人】
①思い立って事を始める人。発起者。
②株式会社の設立を企画し、定款に署名する人。
⇒ほっ‐き【発起・発企】
ぼっ‐きゃく【没却】
なくすること。無視すること。「自己を―して奉仕する」「法の精神が―されている」
ぼっ‐きゃく【墨客】ボク‥
⇒ぼっかく
ぼっ‐きょ【卜居】ボク‥
土地をうらなって住居を定めること。転じて、居所を決めること。
ほっ‐きょう【北京】ホクキヤウ
奈良を南京なんきょうというのに対して、京都の称。平家物語1「―には興福寺にむかへて延暦寺の額を打つ」
ほっ‐きょう【北疆】ホクキヤウ
北方の国境。
ほっ‐きょう【法橋】‥ケウ
〔仏〕
①(正しくはホウキョウ)仏法を人を渡す橋にたとえていう語。法のりの橋。
②(法橋上人位の略)法眼ほうげんの次に位し、律師に相当する僧位。五位に准ずる。中世・近世には医師・画家などにも与えられた。1873年(明治6)廃止。
ぼっ‐きょう【木強】ボクキヤウ
心が木石のように一徹なこと。かざりけなく剛直なこと。ぶこつ。きすぐ。本朝文粋「鉄子は、―にして能く剛つよく」
⇒ぼっきょう‐かん【木強漢】
ぼっきょう‐かん【木強漢】ボクキヤウ‥
一本気で飾り気がない男。ぶこつもの。
⇒ぼっ‐きょう【木強】
ほっ‐きょく【北曲】ホク‥
中国古典演劇の一つ。金・元代の北方系の演劇、特に元の雑劇をいう。金の院本の発達したもので、元の都大都(今の北京)を中心として盛行。明代、南曲の起こると共に衰微。元曲。
ほっ‐きょく【北極】ホク‥
①北のはて。北のはての地方。
②地軸の北端。北極点。
③北極圏の内部。
④天球の北極。地軸の北端の延長線が天球と交わる点。
⑤磁石の北方を指す極。指北極。N極。
⑥地磁気の北の極。北磁極。
⑦(北極星の略)天子の位をたとえていう語。太平記3「昨日は紫宸―の高きに坐して」
⇒ほっきょく‐かい【北極海】
⇒ほっきょく‐きだん【北極気団】
⇒ほっきょく‐ぎつね【北極狐】
⇒ほっきょく‐きょり【北極距離】
⇒ほっきょく‐ぐま【北極熊】
⇒ほっきょく‐けん【北極圏】
⇒ほっきょく‐しんどう【北極振動】
⇒ほっきょく‐せい【北極星】
⇒ほっきょく‐たんけん【北極探検】
⇒ほっきょく‐てん【北極点】
ほっきょく‐かい【北極海】ホク‥
北極圏にある海洋。アジア・ヨーロッパ・北アメリカの三大陸に囲まれた海。北氷洋。
⇒ほっ‐きょく【北極】
ほっきょく‐きだん【北極気団】ホク‥
北極圏に形成される寒冷な気団。
⇒ほっ‐きょく【北極】
ほっきょく‐ぎつね【北極狐】ホク‥
イヌ科の哺乳類。体長約50センチメートルほど。夏毛は黒茶色、冬毛は純白にかわる。主に北極圏内にすみ、小動物や水鳥の卵などを食う。しろぎつね。
ホッキョクギツネ
提供:東京動物園協会
⇒ほっ‐きょく【北極】
ほっきょく‐きょり【北極距離】ホク‥
天球上の1点と北極との角距離。→極距離。
⇒ほっ‐きょく【北極】
ほっきょく‐ぐま【北極熊】ホク‥
クマ科の一種。体長2.4メートルほど、雌はやや小形。毛色は黄色っぽい白色。北極圏に分布し、泳ぎが巧みで、魚やアザラシなどを捕る。足の裏に毛が密生し、氷上でも滑らない。シロクマ。
ホッキョクグマ
提供:東京動物園協会
⇒ほっ‐きょく【北極】
ほっきょく‐けん【北極圏】ホク‥
地球上で、北緯66度33分の地点を連ねた線、およびそれより北の地域。北極海、アジア・北アメリカ大陸北縁のツンドラ地方、グリーンランド、その他北極海中の諸島嶼を含む。↔南極圏。
⇒ほっ‐きょく【北極】
ほっきょく‐しんどう【北極振動】ホク‥
北極と北半球中緯度の気圧が数週間から数年の周期で交互に上下変動する現象。成層圏にまで及ぶ広範囲に影響がある。
⇒ほっ‐きょく【北極】
ほっきょく‐せい【北極星】ホク‥
(Polaris ラテン)天球の北極に近く輝く星で、小熊座の首星。日周運動によってほとんど位置を変えないので、方位および緯度の指針となる。黄色で、光度2.0等の星。子ねの星。
⇒ほっ‐きょく【北極】
ほっきょく‐たんけん【北極探検】ホク‥
北極海とその沿岸の探検。前325年頃ギリシア人ピュテアス(Pytheas)のツーレ到達を最初とし、1909年アメリカ人ピアリー(R. E. Peary1856〜1920)が初めて北極点に到達。そのほかにもナンセン・アムンゼン・バード・ノビレらによって、しばしば試みられた。
⇒ほっ‐きょく【北極】
ほっきょく‐てん【北極点】ホク‥
地軸の北端。北緯90度の地点。
⇒ほっ‐きょく【北極】
ぽっきり
①もろく折れるさま。「枝が―と折れる」
②(数量を表す名詞に付いて)ちょうどそれだけであること。かっきり。「千円―」
ほっき‐りとく【発起利得】
株式会社創立の報酬として、発起人に与えられる特別の利得。
⇒ほっ‐き【発起・発企】
ほっ‐く【法鼓】
(ホウクとも)〔仏〕
①仏陀の説法。
②禅寺の法堂はっとうの北東隅にある太鼓。
ほっ‐く【発句】
①和歌の初句。時に第1・2句をもいう。はじめのく。頭句。はっく。万葉集14「或る本の歌の―に云はく」
②連歌・俳諧で、第1句の称。5・7・5の17音から成る。また、それが独立して一つの詩として作られたもの。俳句。ほく。↔挙句あげく。
⇒ほっく‐あわせ【発句合】
ホック【hoek オランダ・hook イギリス】
洋服の鉤かぎ状の留金。「―をかける」
ほつ・く
[一]〔他五〕
金銀をつぎこむ。浪費する。つかいはたす。浄瑠璃、女殺油地獄「肩に棒稼ぐ程遣ひ―・く」
[二]〔自五〕
うろつく。うろうろする。歩きまわる。ほっつく。浄瑠璃、神霊矢口渡「鮫が橋大根畑まで―・いたれど」
ほっく‐あわせ【発句合】‥アハセ
歌合にならって、発句を合わせて判者がその優劣を定めるもの。元禄前後に流行。句合。
⇒ほっ‐く【発句】
ほっ‐くう【法空】
(ホウクウとも)〔仏〕すべてのものは因縁によって生じ、実体がないということ。↔我空
ほっく‐きょう【法句経】‥キヤウ
(Dhammapada パーリ)(真理の言葉の意)原始仏典の一つ。パーリ語で書かれた全編423の詩。仏教の要義を約説したものとして、広く読まれる。中国では、呉の支謙ら訳2巻があり、また、初唐の偽経「仏説法句経」がある。ダンマパダ。
ボックス【box】
①箱。
②箱形の小さな建造物。交番や公衆電話の建物、守衛の詰所など。
③箱のように仕切った区画の中に設けた席。劇場の観覧席など。「オーケストラ‐―」
④野球で、打者・コーチなどの立つ区画。「バッター‐―」
⑤(box-calfの略)仔牛の皮をなめした革。靴・鞄・袋物などに使用。
⑥ボックス‐コートの略。
⇒ボックス‐カメラ【box camera】
⇒ボックス‐コート【box coat】
⇒ボックス‐シート【box seat】
⇒ボックス‐スパナ【box spanner】
⇒ボックス‐そうば【ボックス相場】
⇒ボックス‐プリーツ【box pleat】
ボックス‐カメラ【box camera】
箱形のカメラ。
⇒ボックス【box】
ボックス‐コート【box coat】
箱形のコート。もと御者の着る両前の無地の長コートをいう。
⇒ボックス【box】
ボックス‐シート【box seat】
①(→)ボックス3に同じ。ボックス席。
②列車の二人ずつ向い合せに座る席。
⇒ボックス【box】
ボックス‐スパナ【box spanner】
(→)箱スパナに同じ。
⇒ボックス【box】
ボックス‐そうば【ボックス相場】‥サウ‥
(→)往来相場に同じ。箱の中で値動きしているようであるからいう。
⇒ボックス【box】
ボックス‐プリーツ【box pleat】
折目が裏で突き合せになった箱形のプリーツ。箱襞はこひだ。
⇒ボックス【box】
ぼっく‐り【木履】
(ボクリの促音化)女児用の下駄。台は前部を薄く、中後方を厚く前のめりに作る。台の底をえぐり、後ろ側を円くする。多く黒または朱の漆を塗る。ぽっくり。
ぽっくり
①物がもろく折れたり、こわれたりするさま。
②長患いすることなく突然に死ぬさま。「―逝く」
③馬がゆっくり歩くときのひづめの音。
⇒ぽっくり‐びょう【ぽっくり病】
ぽっく‐り【木履】
⇒ぼっくり
ぽっくり‐びょう【ぽっくり病】‥ビヤウ
一見、健康で栄養状態良好な若い男性に、主として睡眠中に起こる急性死。過労・飲酒・心臓障害・体質などが挙げられているが、真の原因は不明。
⇒ぽっくり
ほっけ【
】
アイナメ科の海産の硬骨魚。東北地方・北海道に産。体は細長く、全長約40センチメートル、尾びれの後縁は二叉。灰色で、やや不明瞭な淡褐色の横走斑文がある。
ほっ‐け【北家】ホク‥
藤原氏四家の一つ。不比等ふひとの次子、房前ふささきの子孫。→藤原(系図)
ほっ‐け【法家】
⇒ほうけ
ほっ‐け【法華】
〔仏〕
①法華経の略。
②法華宗の略。
⇒ほっけ‐いちじょう【法華一乗】
⇒ほっけ‐いっき【法華一揆】
⇒ほっけ‐え【法華会】
⇒ほっけ‐きょう【法華経】
⇒ほっけ‐さんだいぶ【法華三大部】
⇒ほっけ‐ざんまい【法華三昧】
⇒ほっけ‐しちゆ【法華七喩】
⇒ほっけ‐じっこう【法華十講】
⇒ほっけ‐しゅう【法華宗】
⇒ほっけ‐しんとう【法華神道】
⇒ほっけ‐せんぼう【法華懺法】
⇒ほっけ‐だいじょう【法華大乗】
⇒ほっけ‐どう【法華堂】
⇒ほっけ‐はっこう【法華八講】
⇒ほっけ‐ほう【法華法】
⇒ほっけ‐まんだら【法華曼荼羅】
⇒ほっけ‐めつざい‐の‐てら【法華滅罪之寺】
ホッケ【Hocke ドイツ】
スキーで、屈身姿勢。
ポッケ
(幼児語)ポケット。
ぼっ‐けい【墨刑】ボク‥
⇒ぼくけい
ほっけ‐いちじょう【法華一乗】
法華経に説かれる一乗の教え。すべての衆生しゅじょうが等しく成仏することのできる教え。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐いっき【法華一揆】
戦国時代に起こった日蓮宗(法華宗)信徒の一揆。京都の町衆を中心に台頭し、自治権拡大を求めた。1532年(天文1)には一向一揆と衝突して山科本願寺を焼き払い、京中に勢力を張ったが、36年天文法華の乱で壊滅。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐え【法華会】‥ヱ
法華経を講讃する法会ほうえ。日本では746年(天平18)に始まる。延暦寺の霜月会などが有名。また、法華八講・法華十講などの称。
⇒ほっ‐け【法華】
ホッケー【hockey】
11人ずつ二組に分かれ、各自スティックを持ち1個のボールを一定の競技時間内に相手のゴールへ打ち込み合って勝敗を決める競技。世界最古の球技と言われ、日本へは1906年(明治39)初めてイギリスから紹介された。フィールド‐ホッケー。
ほっけ‐きょう【法華経】‥キヤウ
⇒ほけきょう。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけげんき【法華験記】
天台宗の鎮源ちんげんの撰。3巻。長久(1040〜1044)年間成る。中国宋代の義寂の著した同名書を範として編纂した、日本の法華経霊験譚を集めた説話集。大日本国法華経験記。本朝法華験記。
ほっけげんぎ【法華玄義】
仏書。隋の智顗ちぎの講述を灌頂かんじょうが筆録。10巻。天台三大部の一つ。妙法蓮華経の経典題目の奥深い趣旨を、名・体・宗・用・教の五つの視点から説いたもの。玄義。妙法蓮華経玄義。
ほっけ‐さんだいぶ【法華三大部】
(→)三大部1に同じ。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐ざんまい【法華三昧】
天台宗で、法華経・観普賢経により中道実相の理を観ずること。これを修する法会を法華三昧会という。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐じ【法華寺】
奈良市にある真言律宗の尼門跡。741年(天平13)頃、光明皇后が大和国分尼寺として父藤原不比等の家を喜捨創建したと伝える。総国分尼寺でもあった。現在の本堂は1601年(慶長6)豊臣秀頼の再建。本尊十一面観世音立像は平安初期の優作。法華滅罪之寺。氷室ひむろ御所。
ほっけ‐しちゆ【法華七喩】
法華経に説かれる七つの譬喩ひゆ。火宅喩(譬喩品)、窮子ぐうじ喩(信解品)、薬草喩(薬草喩品)、化城けじょう喩(化城喩品)、衣珠喩(受記品)、髻珠けいしゅ喩(安楽行品)、医子喩(寿量品)。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐じっこう【法華十講】‥カウ
法華経8巻を8座とし、その開経「無量義経」と結経「観普賢経」とを各1座とし、合わせて10座に講ずること。1日に朝夕の2座講じ、5日にわたって講ずる。十座。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐しゅう【法華宗】
(法華経を所依とするからいう)
①天台宗の別称。
②日蓮宗の別称。
③日蓮系教団の一派。1941年、法華宗(日陣門流)・本門法華宗(日隆門流)・本妙法華宗(日真門流)が合同して法華宗と称したが、52年に再分裂し、それぞれ法華宗陣門流・同本門流・同真門流と称する。陣門流は総本山本成寺(新潟県三条市)、本門流は本山本能寺(京都市)など、真門流は総本山本隆寺(京都市)。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけしゅほういっぴゃくざききがきしょう【法華修法一百座聞書抄】‥ホフ‥セウ
1110年(天仁3)大安寺で開かれた法華経百座講経の聞書。現存するものには19座の法話が収められ、教理よりも説話に強い関心が示される。百座法談聞書抄・大安寺百座法談とも。
ほっけ‐しんとう【法華神道】‥タウ
法華宗(日蓮宗)で唱えた神道説。室町時代に吉田兼倶かねともの教えを採り入れて一派の説を成した。三十番神を守護神に奉ずる。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐せんぼう【法華懺法】‥ボフ
法華経を読誦して罪障を懺悔滅罪する法要。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐だいじょう【法華大乗】
(→)法華経に同じ。日本霊異記下「僧常に―を誦持ずじして」
⇒ほっ‐け【法華】
ほっ‐けつ【北闕】ホク‥
①宮城の北門。
②宮城。皇居。禁中。平家物語5「弟子―の雲を辞して八日」
ポッケット
「ポケット」の古い言い方。
ほっけ‐どう【法華堂】‥ダウ
(ホケドウとも)
①法華三昧を修する道場。812年(弘仁3)最澄が比叡山東塔に建てたのが最初。法華三昧堂。
②貴人の納骨堂で、法華懺法を修する所。
③奈良市東大寺の一院。正しくは羂索けんじゃく堂。法華会を修するからいい、また旧3月に修するから三月堂ともいう。733年(天平5)良弁ろうべんの創建と伝える。奈良時代の建築(礼堂は鎌倉時代)で、内部には本尊不空羂索観音像をはじめ梵天・帝釈天・日光菩薩・月光菩薩・執金剛神像など、奈良時代のすぐれた仏像を多数安置。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐はっこう【法華八講】‥カウ
法華経8巻を朝座・夕座に1巻ずつ4日間に8人の講師により読誦・供養する法会。八講。御八講。八講会。法華会。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐ほう【法華法】‥ホフ
密教で、法華経を本尊として息災などを祈願する修法しゅほう。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐まんだら【法華曼荼羅】
法華経の説法の図、またその内容を描いた図。法華経曼荼羅または法華経変相ともいう。ほかに密教では、法華法の本尊として描いた釈迦・多宝の二仏を主尊とする曼荼羅もある。
⇒ほっ‐け【法華】
ほっけ‐めつざい‐の‐てら【法華滅罪之寺】
①国分尼寺こくぶんにじの正称。
②法華寺の別称。
⇒ほっ‐け【法華】
ぼっけ‐もん【ぼっけ者】
(鹿児島県で)大胆な人。
ほっけもんぐ【法華文句】
仏書。隋の智顗ちぎの講述を灌頂かんじょうが筆録。10巻。天台三大部の一つ。妙法蓮華経の本文を解釈したもの。文句。妙法蓮華経文句。
ボッケリーニ【Luigi Boccherini】
イタリアの作曲家・チェロ奏者。スペインの宮廷楽師となる。チェロ協奏曲のほか多数の室内楽曲を残す。(1743〜1805)
ボッケリーニ
提供:Lebrecht Music & Arts/APL
→メヌエット Op.13-5
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
ほっ‐けん【法眷】
⇒はっけん
ほっけん【法顕】
東晋の僧。平陽の人。399年同学の僧4人と律の不完全を嘆いて長安を発し、苦難の旅を続けインドに入る。3年滞在して梵語・梵文を学び、前後14年の旅をして一人無事に帰り、「大般涅槃経だいはつねはんぎょう」「摩訶僧祇律」などを漢訳。(339?〜420?)
⇒ほっけん‐でん【法顕伝】
ほっ‐けん【黄絹】
(唐音)室町時代に中国から輸入された絹布。中国福建産という。ほっけんつむぎ。北絹。
ぼっ‐けん【木剣】ボク‥
木製の太刀。きだち。木刀。
ほっけん‐ぎょう
(北九州地方で)左義長さぎちょうのこと。
ほっけん‐でん【法顕伝】
「仏国記」の別称。
⇒ほっけん【法顕】
ほつ‐ご【発語】
(ハツゴとも)
①言い出しの言葉。言い始める言葉。
②文句のはじまりにおく語。「さて」「そもそも」「それ」の類。
③語調をととのえるための接頭語。「さ霧」「か弱し」「た易し」などの「さ」「か」「た」など。
ぼつ‐ご【没後・歿後】
死んだのち。死後。もつご。↔生前
ぼっこ・い
〔形〕
(岡山県で)激しい。はなはだしい。
ほっ‐こう【北郊】ホクカウ
北の郊外。
ぼっ‐こう【勃興】
急に勢いが強くなること。勃然としておこること。「新しい勢力が―する」
ぼっ‐こう【墨香】ボクカウ
すみのにおい。
ほっこう‐がた【北高型】ホクカウ‥
北高南低型の略。
ぼっ‐こうしょう【没交渉】‥カウセフ
かかわりあいのないこと。無関係。ぼつこうしょう。「世の中と―な生き方」
ほっこう‐なんてい‐がた【北高南低型】ホクカウ‥
日本付近の地上気圧配置の一つ。春・梅雨・秋に多く出現し、北の気圧が高く、南の気圧が低い。南の低圧部に近い地域は曇天・雨天が多い。北高型。
ほっ‐こく【北国】ホク‥
①北方の国。
②北陸道の諸国。平家物語6「東国―のそむくだにあるに、こはいかに」
③(江戸城の北にあたるのでいう)新吉原の異称。金々先生栄花夢「あしたは―へいき山とおでかけなさりませ」
⇒ほっこく‐あかえび【北国赤海老】
⇒ほっこく‐かいせん【北国廻船】
⇒ほっこく‐かいどう【北国街道】
⇒ほっこく‐じ【北国路】
ほっこく‐あかえび【北国赤海老】ホク‥
タラバエビ科のエビ。市場での名は「あまえび」。体はやや細長く、全体が淡紅色で、体長約10センチメートル。富山湾以北の日本海、オホーツク海から北太平洋に分布し、陸棚斜面の海底に生息。底引網・網籠で漁獲し、食用。大西洋北部産の個体群は分類学的には別種とされるが、「あまえび」の名で輸入・販売されている。
⇒ほっ‐こく【北国】
ほっこく‐かいせん【北国廻船】ホク‥クワイ‥
中世末から明治初年まで、東北地方や蝦夷地(北海道)の物産を運ぶため、東北・北陸などの諸港から日本海を通り、敦賀・小浜、後にはさらに西廻り海路で大坂・兵庫などの諸港に来た廻船。北廻船。北国船。北前船きたまえぶねきたまえせん。
⇒ほっ‐こく【北国】
ほっこく‐かいどう【北国街道】ホク‥ダウ
北陸道と中山道を連結する街道。信濃国追分で中山道と分かれ、小諸・長野を過ぎて直江津で北陸道に合する。
⇒ほっ‐こく【北国】
ほっこく‐じ【北国路】ホク‥ヂ
中山道関ヶ原・鳥居本とりいもと宿から琵琶湖東岸・日本海岸を経て陸奥に至る街道。
⇒ほっ‐こく【北国】
ほっこしゅう‐も‐ないホツコシウ‥
(→)「ほこしゅもない」に同じ。浄瑠璃、碁盤太平記「―と持つて来る」
ぼっ‐こつ【卜骨】ボク‥
獣骨を焼いて、その裂け目によって吉凶を占うのが骨卜で、その獣骨が卜骨。アジア・アフリカ・ヨーロッパで古くから行われた。日本では弥生時代の出土品があり、奈良時代以降にも行われた。魏志倭人伝にも記載。灼骨しゃっこつ。亀卜。→甲骨文字
ぼっ‐こつ【没骨】
⇒もっこつ
ぼっ‐こ・む【ぼっ込む】
〔他四〕
①投げこむ。うちこむ。ぶっこむ。狂言、武悪「溝川へ―・うでたばかつて打ちましてござる」
②刀などをむぞうさに差す。好色一代男4「長い刀に長脇差を―・んで」
ほっこり
①あたたかなさま。ほかほか。狂言、木六駄「燗を―として一杯飲まう」
②(上方方言)ふかし芋。東海道中膝栗毛8「女中がたの器量ふきりやう、―買うて喰うてござるも」
③もてあまして疲れたさま。
ほつ‐ごん【発言】
言い出すこと。また、その言葉。はつげん。〈運歩色葉集〉
ぼっ‐こん【墨痕】ボク‥
すみのあと。筆のあと。筆跡。
⇒ぼっこん‐りんり【墨痕淋漓】
ぼっこん‐りんり【墨痕淋漓】ボク‥
墨で書いた書画に勢いがあふれているさま。
⇒ぼっ‐こん【墨痕】
ほっ‐さ【発作】
病気の症状が急激に発し、比較的短い時間に去ること。
⇒ほっさ‐てき【発作的】
ほっさ‐てき【発作的】
まるで発作のように思いがけない行動をするさま。「―に泣き出す」
⇒ほっ‐さ【発作】
ほっ‐し【法師】
⇒ほうし
ほっ‐し【法嗣】
⇒ほうし
ぼつじ‐かん【没字漢】
文字を知らない人。
ほっ‐しき【払拭】
⇒ふっしょく。日葡辞書「マウネン(妄念)ヲホッシキスル」
ほっ‐しき【法式】
法会と儀式。はっしき。
ほつし‐もめん【解し木綿】
綿布の糸をほぐしたもの。薬液に浸して傷口に用いた。綿撒糸めんざんし。
ほっ‐しゅ【法主】
⇒ほうしゅ
ぼっ‐しゅ【没取】
〔法〕一定の物の所有権を剥奪し、これを国庫に帰属させる行政処分。保釈を取り消す場合の保釈保証金没取の類。ぼっとり。→没収2
ボッシュ【Carl Bosch】
ドイツの化学者。アンモニアの工業的合成法(ハーバー‐ボッシュ法)を開発。ノーベル賞。(1874〜1940)
ボッシュ【H. Bosch】
⇒ボス
ぼっ‐しゅう【没収】‥シウ
①とりあげること。
②〔法〕
㋐刑法上の付加刑。犯罪に関連する物の所有権を剥奪して国庫に移す刑罰。
㋑行政法上、ある物件の所持が行政の目的を害する場合に、その物件を無償で取り上げる処置。特に没取と称し、刑法上の没収と区別することもある。
[reference]→もっしゅ










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