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○幕が開くまくがあく🔗⭐🔉
○幕が開くまくがあく
幕が開いて芝居が始まる。転じて、事の始まるのにいう。開幕。「博覧会の―」
⇒まく【幕】
マグ‐カップ
(和製語mug cup)円筒形で把手とっての付いた大型の洋茶碗。マグ。
まく‐ぎり【幕切り】
(→)「まくぎれ」に同じ。滑稽本、妙竹林話七偏人「芝居でするとあのコツキリが―の拍子木だらう」
まく‐ぎれ【幕切れ】
①芝居の一段落がついて幕となること。まくぎり。
②転じて、事のおわり。「あの一件もあっけなく―となった」
まく‐ぎわ【幕際】‥ギハ
①能舞台で橋掛りの揚幕に接するところ。また、鏡の間まのうち揚幕に接するところ。
②芝居などで終演のまぎわ。
まく‐ぐし【幕串】
幕を張るために立てる細い棒。串。
まく‐こうぞう【膜構造】‥ザウ
屋根や外壁を天幕のような膜で覆った建築構造。鉄骨やケーブルの骨組に膜を張ったものと、空気圧で膜を膨らませて形を保つものとがある。
まく‐こつ【膜骨】
脊椎せきつい動物において、結合組織が骨化してできた骨。頭骨の一部に見られる。付加骨。被蓋骨。覆骨。結合組織骨。
まく‐ことば【幕詞】
武士が軍陣で用いた忌詞。幕を張ることを縁起からいろいろに言いわけて、味方のは「打つ」、敵のは「引く」、船には「走らかす」、座敷などには「囲う」という類。
ま‐くさ【真草】
草の美称。特に屋根を葺ふくのに用いる草。万葉集1「―刈る荒野にはあれど」
ま‐ぐさ【秣・馬草】
(古くはマクサとも)馬・牛などの飼料とする草。かいば。枯草。万葉集7「この岡に草刈る小子わらわ然な刈りそね在りつつも君が来まさば御―にせむ」。〈倭名類聚鈔15〉
⇒まぐさ‐おけ【秣桶】
⇒まぐさ‐きり【秣切り】
⇒まぐさ‐ば【秣場】
ま‐ぐさ【楣・目草】
門または出入口の扉の上に渡した横木。〈倭名類聚鈔15〉↔蹴放し。
⇒まぐさ‐いし【楣石】
⇒まぐさしき‐こうぞう【楣式構造】
マグサイサイ【Ramón Magsaysay】
フィリピンの政治家。1953〜57年大統領。(1907〜1957)
まぐさ‐いし【楣石】
窓または出入口の上に水平に渡した石。
⇒ま‐ぐさ【楣・目草】
まぐさ‐おけ【秣桶】‥ヲケ
まぐさを入れて牛馬などに与える桶。かいばおけ。
⇒ま‐ぐさ【秣・馬草】
まぐさ‐きり【秣切り】
秣をこまかくきざむ器具。台上の刃物の上に押木を具え、秣を押木と刃物との間に入れて押し切るもの。おしきり。
⇒ま‐ぐさ【秣・馬草】
まぐさしき‐こうぞう【楣式構造】‥ザウ
窓・出入口などの開口部の上部に水平の横材を置く構造。これに対して同じ部分をアーチで受けるものを拱式きょうしき構造という。
⇒ま‐ぐさ【楣・目草】
まぐさ‐ば【秣場】
秣を集める場所。転じて、一定地域の住民が共同で使用する山林原野。萱場かやば。肥草山。立野たての。
⇒ま‐ぐさ【秣・馬草】
ま‐くし【真櫛】
「くし」の美称。万葉集16「か黒し髪を―持ちここにかき垂れ」
ま‐ぐし【馬櫛】
⇒うまぐし1。〈日葡辞書〉
まくし‐あ・げる【捲し上げる】
〔他下一〕
上の方へ引きあげる。まくりあげる。「袖を―・げる」
まくし‐かか・る【捲し掛る】
〔自四〕
勢いはげしく進みかかる。
まくし‐か・ける【捲し掛ける】
〔自下一〕
①勢いはげしくかかっていく。
②勢いはげしく言いかかる。歌舞伎、東海道四谷怪談「そんならお岩はうぬが殺した殺したと―・けて言ふ」
まく‐した【幕下】
相撲の番付で、幕内より下の力士。現在は、特に番付の二段目のうち十両を除いたものをいう。
まくし‐だ・す【捲し出す】
〔他四〕
追いだす。浄瑠璃、心中重井筒「又喰らひ酔うたか、春は早々―・しや」
まくし‐た・てる【捲し立てる】
〔他下一〕
たてつづけに勢いよく言い立てる。「一方的に―・てる」
まく‐しつ【膜質】
膜のような性質。
マクシマム【maximum】
⇒マキシマム
マクシミアヌス【Maximianus】
ローマ皇帝。286年ディオクレティアヌス帝により正帝に挙げられ、帝国の西半を支配、305年に退位。後に帝位争いにまきこまれ、敗れて自殺。(240頃〜310)
マクシミリアン【Maximilian】
(1世)神聖ローマ皇帝(在位1493〜1519)。太子時代、婚姻を通じてブルゴーニュ公国とその属領ネーデルラントを獲得し、広大なハプスブルク家領を形成。皇帝としては永久国内平和令などの帝国国制改革を行う。(1459〜1519)
まく‐じょう【膜状】‥ジヤウ
膜のような形状。
まく‐じり【幕尻】
相撲の番付で、幕内の最下位をいう。
まくし‐るい【膜翅類】
昆虫綱のハチ目のこと。翅はねは膜質。
ま‐くず【真葛】
葛くずの美称。〈[季]秋〉。万葉集10「―延はふ夏野の繁く」
⇒まくず‐はら【真葛原】
マクスウェル【James Clerk Maxwell】
イギリスの物理学者。電磁気の理論を大成しマクスウェルの方程式を導き、光が電磁波であることを唱えた。また、気体分子運動論や熱学に業績を残した。(1831〜1879)
⇒マクスウェル‐の‐でんじりろん【マクスウェルの電磁理論】
⇒マクスウェル‐の‐ほうていしき【マクスウェルの方程式】
⇒マクスウェル‐の‐まもの【マクスウェルの魔物】
マクスウェル‐の‐でんじりろん【マクスウェルの電磁理論】
ファラデーの電磁場の概念を数学的に定式化した理論。マクスウェルの方程式に要約される。変位電流を導入して電磁波の存在を予言し、光の本質が電磁波であることを結論した。
⇒マクスウェル【James Clerk Maxwell】
マクスウェル‐の‐ほうていしき【マクスウェルの方程式】‥ハウ‥
電磁場の運動法則を規定する方程式。電場の強さと磁場の強さに対する4個の偏微分方程式として表現。電荷密度と電流密度および境界条件を与えれば、この方程式から電磁場が決定される。
⇒マクスウェル【James Clerk Maxwell】
マクスウェル‐の‐まもの【マクスウェルの魔物】
(Maxwell's demon)マクスウェルが1871年の「熱の理論」に登場させた魔物。気体を入れた容器内の隔壁に設けた小さい扉を開閉して速度の大きい分子を一方向へだけ通過させ、熱力学の第2法則に反して隔壁の両側に温度差を生じさせることのできる仮想の生物。
⇒マクスウェル【James Clerk Maxwell】
まくず‐が‐はら【真葛原】
京都市東山区東山の麓、円山公園の一部の称。昔は墓地。一説に、もと比叡山麓の坂本の地名。
まくず‐はら【真葛原】
葛が生えている原。天智紀「赤駒のい行きはばかる―」
⇒ま‐くず【真葛】
まくず‐やき【真葛焼】
明治の初め、京都清水真葛原まくずがはらの陶工宮川香山(長造の子)が、横浜の商人鈴木保兵衛らに招かれ太田村(現、横浜市南区)で始めた陶磁器。精巧優美な作品で知られる。1945年、戦災で廃窯。太田焼。
ま‐くそ【目屎】
めやに。めくそ。〈新撰字鏡2〉
ま‐ぐそ【馬糞】
馬のくそ。ばふん。
⇒まぐそ‐たか【馬糞鷹】
まぐそ‐たか【馬糞鷹】
〔動〕
①ノスリの異称。
②チョウゲンボウの異称。
⇒ま‐ぐそ【馬糞】
まく‐そと【幕外】
歌舞伎演出用語。幕が引かれた後、その外でさらに演技が続けられる場合の称。
まく‐だまり【幕溜り】
劇場で、引幕を引きためて置く場所。上手かみてと下手しもてとにある。
マグダラ‐の‐マリア
(Mary Magdalene)
⇒マリア2
ま‐くだり【真下り】
(マックダリとも)
①高い所からまっすぐに下ること。義経記3「長刀打振り、―に喚おめいて懸かる」
②京で御所と反対の南の方にまっすぐに行くこと。保元物語「敵の追かけんもあしかりなんと思ひて、―に逃げたりけるが」
まく‐たんぱくしつ【膜蛋白質】
細胞膜に結合して存在する蛋白質。細胞膜を貫通しているもの、それと非共有結合しているもの、細胞膜の脂質分子と共有結合しているものなどがある。細胞膜を介した細胞の機能発現に関わる。
ま‐ぐち【間口】
①土地・家屋などの前面の幅。表口。「―の狭い店」↔奥行おくゆき。
②事業・研究などでの領域の広さ。「―の広い学者」
⇒間口を広げる
広辞苑 ページ 18432 での【○幕が開く】単語。