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みず‐ひき【水引】ミヅ‥🔗🔉

みず‐ひき水引ミヅ‥ ①麻などを水に浸して皮を剥ぐこと。転じて、麻糸。後撰和歌集「―の白糸はへて織る機はたは」 ②仏前・神輿みこしなどに張り渡す金襴きんらんなどの幕。 ③進物用の包紙などを結ぶのに用いる紙糸。細い紙縒こよりに水糊を引いて乾し固めたもの。多くは数条を合わせて、中央から染分けにしたもので、普通、祝事・進物用には紅白・金銀・金赤などを用い、凶事には白・藍白・黒白などを用いる。 水引 撮影:関戸 勇 ④鎧よろいの化粧板けしょうのいたの下の白・赤2色の革または綾による飾り線。→大鎧おおよろい(図)。 ⑤タデ科の多年草。山野の陰地に自生し、茎は高さ約60センチメートル。通常、葉の表面に暗紅色の斑がある。夏秋の頃、赤色の小花をまばらに穂状につけ、それを水引3に見たてた。白い花のものを「銀水引」、紅白まじりのものを「御所水引」ともいう。ミズヒキグサ。漢名、毛蓼。「水引の花」は〈[季]秋〉。 みずひき ⇒みずひき‐ざいく【水引細工】 ⇒みずひき‐のれん【水引暖簾】 ⇒みずひき‐まく【水引幕】 ⇒みずひき‐も【水引藻】

広辞苑 ページ 18834 での水引単語。