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みだ・る【乱る・紊る】🔗⭐🔉
みだ・る【乱る・紊る】
[一]〔他四〕
(中世以降、次第にミダスに取って代わられる)
①秩序を失わせる。入りまじらせる。源氏物語野分「ほとほとしくこそ吹き―・り侍りにしか」
②ばらばらにする。散乱させる。後撰和歌集雑「滝津瀬にたれ白玉を―・りけむ拾ふとせしに袖はひぢにき」
③平静さを失わせる。混乱させる。源氏物語御法「御物怪などの…人の御心を―・らむとて」
④騒動を起こす。兵を起こす。平家物語5「平城の先帝、内侍のかみのすすめによつて世を―・り給ひし時」
⑤(自動詞として古くミダレルと同じに使われた)保たるべき秩序が失われる。収拾がつかなくなる。平静でなくなる。源氏物語柏木「さまざまに、近う遠う心―・るやうなりし世の中に」
[二]〔自下二〕
⇒みだれる(下一)
広辞苑 ページ 18865 での【乱る】単語。