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○空しくなるむなしくなる🔗🔉

○空しくなるむなしくなる 死ぬ。みまかる。宇津保物語梅花笠「はやく空しくなり給ひにき」。日葡辞書「ムナシュウナル」 ⇒むなし・い【空しい・虚しい】 むなし‐だのみ空し頼み】 あてにならない頼み。そらだのみ。古今和歌集六帖3「―によせつくしつつ」 ⇒むなし【空し・虚し】 むなし‐で空し手】 からて。すで。むなで。神代紀(一本)「―にして来り帰る」 ⇒むなし【空し・虚し】 むなし‐ぶね空船】 からふね。古事記(一本)「―を攻めむとす」 ⇒むなし【空し・虚し】 むな‐じゃくり胸噦り】 泣く時などに、胸のあたりをしゃくるように動かすこと。 むな‐ずわら・し胸づはらし‥ヅハラシ 〔形シク〕 (ヅハラシは詰マラシの転か)心配ごとで胸がつまりそうである。むなつまらし。浄瑠璃、冥途飛脚「梅川いとど―・しく」 むな‐そこ胸底⇒きょうてい むな‐そろばん胸算盤(→)胸算用に同じ。 むな‐だか胸高】 帯を高く胸のあたりに締めること。好色一代男7「帯は―にして」 ⇒むなだか‐おび【胸高帯】 むなだか‐おび胸高帯】 高く胸のあたりに締めた帯。 ⇒むな‐だか【胸高】 むな‐だのみ空頼み(→)「そらだのみ」に同じ。 むな‐ち胸乳】 (ムナヂとも)ちぶさ。神代紀「其の―を露あらわにかきいでて」 むな‐つき胸突き】 山道や坂などの険しく急なところ。「―坂」 ⇒むなつき‐はっちょう【胸突き八丁】 むなつき‐はっちょう胸突き八丁‥チヤウ 山道で、登りのきつい難所。転じて、物事をなしとげるのに一番苦しい時期。「―にさしかかる」 ⇒むな‐つき【胸突き】 むな‐づくし胸尽し】 むなぐら。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「返答が聞きたいと―をひつつかむ」 むな‐づもり胸積り】 心中に見積もること。胸算用。 むな‐で空手・徒手(→)「むなしで」に同じ。古事記「この山の神は―に直ただに取りてむ」 むな‐ばしら棟柱】 家の棟木をのせて据える柱。〈日葡辞書〉 むな‐ばせ空馳せ】 競べ馬で負けること。 むな‐ひげ胸鬚】 胸に生えた毛。むなげ。 むな‐ひぼ胸紐】 (ムナヒモの訛) ①着物・羽織などの胸部につけてある紐。 ②紐のつけてある着物を着る頃。幼少の頃。浄瑠璃、栬狩剣本地「イヤ舌長し、―からかか様にさへつめられぬ大事の身」 むな‐びれ胸鰭】 魚類の体の両側にある一対のひれ。ふつう腹びれの前方にある。→魚類(図) むな‐ふだ棟札】 棟上げや再建・修理の時、工事の由緒、建築の年月、建築者または工匠の名などを記して棟木に打ち付ける札。頭部は多く山形をなす。また、直接棟木に書いたものを棟木銘という。むねふだ。とうさつ。 むな‐ふね空船】 からの船。古事記「喪船もふねに赴きて―を攻めむとしき」 むな‐べつ棟別(→)軒別けんべつに同じ。むねべつ。 むな‐ぼね胸骨】 胸の骨。 むなもち‐ばしら棟持柱】 妻側の壁の外にあって、突出した棟木を直接支える柱。小狭柱おさばしら→神明造しんめいづくり むな‐もと胸元】 鳩尾みぞおちの辺り。むなさき。「銃を―に突きつける」「―の開いた服」 むな‐もん棟門】 本柱2本で控柱がなく、切妻造り・平入りの門。寺院の塔頭たっちゅう、住宅などの門に多く用いられる。むねかど。むねもん。 棟門 むな‐やけ胸焼け⇒むねやけ むな‐わ・く胸分く】 〔自下二〕 (鹿などが)草木の茂っている中などを胸で押し分けて行く。万葉集20「大夫ますらおの呼び立てしかばさを鹿の―・けゆかむ秋野萩原」 むな‐わけ胸分け】 ①胸で草などを押し分けること。むねわけ。万葉集8「さを鹿の―にかも秋萩の散り過ぎにける盛りかもいぬる」 ②胸。胸のはば。万葉集9「―の広ゆたけき吾妹わぎも腰細のすがる娘子おとめの」 むに牟尼・文尼】 〔仏〕(梵語muni 寂黙・聖者・聖仙の意) ①インドで、山林に在って心を修め道を修する者の称。仙人。聖人。 ②釈尊の称。「釈迦―」 む‐に無二】 二つとないこと。かけがえのないこと。無類。唯一。無双。「―の親友」「当代―の声楽家」 ムニエルmeunière フランス】 魚に小麦粉をまぶし、バターで焼いた料理。ムニエール。

広辞苑 ページ 19201 での○空しくなる単語。