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○朱を奪う紫あけをうばうむらさき🔗🔉

○朱を奪う紫あけをうばうむらさき [論語陽貨]間色である紫が正色である朱より人目をひき、もてはやされる。悪が善にまさることのある世の不合理をいう。紫の朱を奪う。 ⇒あけ【朱・緋】 アゲンストagainst】 (「…に反対の」「…に逆らった」の意)向い風。逆風。ゴルフなどでいう。↔フォロー あ‐こ下火・下炬】 (唐音)たいまつで火をつけること。禅宗で葬式の時、導師が遺骸に点火する意を表す儀式。秉炬ひんこ。太平記30「葬礼を取り営みて―の仏事をし給ひけるに」 あ‐こ吾子】 (古くはアゴ) ①わが子。多くは直接呼びかけていう。万葉集13「如何なるや人の子ゆゑそ通はすも―」 ②目下めしたの近親者、あるいは童男・童女などを親しみをもって指し、また呼びかけていう語。万葉集19「この―を韓国からくにへ遣る」。源氏物語帚木「さりとも―はわが子にてあれよ」 ③中世以後、小児の自称。醒睡笑「―にさのみ科とがはないぞや、ただとろろを睨め」 あ‐こ彼処】 〔代〕 (指示)あそこ。かしこ。関西方面で多く用いる。 あご】 鶏や雉などの蹴爪けづめ。日葡辞書「アゴヲサス」 あご顎・頤】 (古くはアギ) ①人や動物の口の上下にあって、発声や咀嚼そしゃくを営む器官。あぎ。あぎと。 ②下あごの外面。したあご。おとがい。 ③(まくしたてたり、へらず口をたたいたりなど)口をきくこと。ものいい。東海道中膝栗毛5「『たはごとぬかすとひつぱたくぞ』『えらい―ぢやな』」 ④食事。まかない。誹風柳多留10「―のない寄合不参だらけなり」 ⑤(→)あぐに同じ。 ⇒顎が落ちる ⇒顎が食いちがう ⇒顎が干上がる ⇒顎で使う ⇒顎で蠅を追う ⇒顎振り三年 ⇒顎を出す ⇒顎を撫でる ⇒顎を外す あご飛魚】 トビウオの別称。 あ‐ご網子】 地引網を引く者。あみこ。万葉集3「―ととのふる海夫あまの呼び声」 あごあし‐つき顎足付き】 (もと、旅公演をする芸人が使った語)賃金とともに、食費・交通費も支払われること。 あこう赤秀アカホ クワ科の亜熱帯高木。高さ約20メートル、幹の周囲から気根を出す。葉は楕円形で厚く、平滑、長柄がある。春、枝や幹にごく短い柄の淡紅色でイチジク様の果実を生ずる。西南日本の暖地海辺に自生。愛媛県伊方町三崎と佐賀県唐津市肥前町のアコウ樹林は北限分布地として天然記念物に指定。用材・薪材とする。アコギ。アコノキ。漢名、雀榕。 あこう赤魚アカヲ (→)「あこうだい」のこと。 あこう赤穂アカホ 兵庫県南西部の市。旧称、仮屋または加里屋。赤穂城は1615年(元和1)池田政綱の築城。のち、浅野長直入城、孫長矩ながのりのとき除封。かつては瀬戸内海沿岸最大の製塩地。人口5万2千。 赤穂城跡 撮影:的場 啓 ⇒あこう‐ぎし【赤穂義士】 ⇒あこう‐ぎじんろく【赤穂義人録】 ⇒あこう‐じけん【赤穂事件】 ⇒あこう‐ろうし【赤穂浪士】 あ‐こう亜綱‥カウ 生物分類上の一階級。綱と目との間。→階級3 あ‐こう阿衡‥カウ [書経太甲](「阿」は頼る、「衡」ははかりの意。天下の民がそれによって公平を得る意)殷の大臣伊尹いいんの称。転じて、宰相の意。日本で摂政・関白の称。→伊尹⇒あこう‐の‐ふんぎ【阿衡の紛議】 あ‐ごう阿号‥ガウ 阿弥陀あみだ号の略。 あこう‐ぎし赤穂義士アカホ‥ 元禄15年12月14日(1703年1月30日)夜、江戸本所松坂町の吉良義央きらよしなか邸を襲って、主君浅野長矩の仇を報いた47人の武士。すなわち、大石良雄・吉田忠左衛門・原惣右衛門・間瀬久太夫・小野寺十内・間喜兵衛・磯貝十郎左衛門・堀部弥兵衛・富森助右衛門・潮田又之丞・早水藤左衛門・赤埴源蔵・奥田孫太夫・矢田五郎右衛門・大石瀬左衛門・片岡源五右衛門・近松勘六・大石主税・堀部安兵衛・中村勘助・菅谷半之丞・木村岡右衛門・千馬三郎兵衛・岡野金右衛門・貝賀弥左衛門・大高源吾・不破数右衛門・岡島八十右衛門・吉田沢右衛門・武林唯七・倉橋伝助・村松喜兵衛・杉野十平次・勝田新左衛門・前原伊助・小野寺幸右衛門・間新六・間重次郎・奥田貞右衛門・矢頭右衛門七・村松三太夫・間瀬孫九郎・茅野和助・横川勘平・神崎与五郎・三村次郎左衛門・寺坂吉右衛門。彼らの行動を義にかなうとする立場からの呼称。赤穂浪士。四十七士。→忠臣蔵⇒あこう【赤穂】 あこう‐ぎじんろく赤穂義人録アカホ‥ 赤穂義士を称揚する立場から事件の経過と小伝を漢文で記した書。室鳩巣むろきゅうそう著。2巻。元禄16年(1703)序。1709年(宝永6)定稿成る。 →文献資料[赤穂義人録] ⇒あこう【赤穂】 あ‐こうざんたい亜高山帯‥カウ‥ 植物の垂直分布帯の一つ。山地帯と高山帯の間に位置する。標高は場所により異なるが、本州中部ではほぼ1600〜2400メートルの範囲。シラビソ・コメツガなどの常緑針葉樹が発達する。→植生帯(表) あこう‐じけん赤穂事件アカホ‥ 元禄14年(1701)3月14日、勅使馳走役の赤穂藩主浅野長矩が、江戸城松之廊下で指南役の吉良義央きらよしなかを斬りつけ、即日切腹・改易を命じられた事件と、翌年12月14日、47人の赤穂義士が吉良義央邸を襲撃して義央の首級をあげた事件との併称。演劇や文学作品に脚色。→赤穂義士→忠臣蔵⇒あこう【赤穂】 あこう‐だい阿候鯛・赤魚鯛‥ダヒ フサカサゴ科の海産の硬骨魚。全長約70センチメートル。鮮紅色で背側方に一大黒斑があることが多い。胎生。三陸沖から四国沖の、200〜300メートル層に分布。冬季漁獲される。味噌漬などに加工。うまぬすびと。あこう。 あこう‐の‐ふんぎ阿衡の紛議‥カウ‥ 887年(仁和3)宇多天皇即位の初め、藤原基経を関白としたときの勅書に「宜しく阿衡の任を以て卿の任と為すべし」とあったので、基経は、阿衡は地位だけで職務はないと言いがかりをつけて政務をみず、廷臣の間に阿衡の語義をめぐって議論があった後、天皇が遂に勅書を改作させられた事件。 ⇒あ‐こう【阿衡】 あこう‐ろうし赤穂浪士アカホラウ‥ (→)赤穂義士に同じ。 ⇒あこう【赤穂】 あ‐ごえ】 鶏などの蹴爪けづめ。雄略紀「大雄鶏…金の―を着けて」 アコースティック‐ギターacoustic guitar】 (エレキギターに対して)音を電気的に増幅しない普通のギター。 アコーディオンaccordion】 蛇腹を両手で伸縮させてリードに風を送り、右手で鍵盤またはボタンを押してメロディーと和音を、左手でもっぱら和音を奏する楽器。手風琴てふうきん⇒アコーディオン‐ドア【accordion door】 ⇒アコーディオン‐プリーツ【accordion pleat】 アコーディオン‐ドアaccordion door】 アコーディオンの胴のように折り畳んで開閉する吊下げ式の間仕切り。アコーディオン‐カーテン。 ⇒アコーディオン【accordion】 アコーディオン‐プリーツaccordion pleat】 アコーディオンの蛇腹のように細かく浮き上がらせたひだ。主にスカートに使われる。 ⇒アコーディオン【accordion】

広辞苑 ページ 255 での○朱を奪う紫単語。