おつ【
乙】
①十干
じっかんの第2。きのと。
②甲で始まる順位の第2位。第2類。「―種」
③音楽で、甲
かんより1段低い音。義経記
3「弁慶が甲の声、御曹司の―の声」
④太鼓をかるく打ち、ばちを革からすぐに離さない打ち方の音。小鼓では打つと同時にしらべのにぎりをゆるめて発する音。
⑤(乙3の低音の渋みから出た語)しゃれて気がきいていること。味なこと。「―な味」「―な真似」
⑥奇なこと。異なこと。風変りなこと。東海道中膝栗毛
8「馬かためが―をやつた」。「―にすましている」
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