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かぞ・える【数える】カゾヘル🔗⭐🔉
かぞ・える【数える】カゾヘル
〔他下一〕[文]かぞ・ふ(下二)
(カズ(数)と同源)五指を折って勘定する。従って、基本的には限定された数量を表現する。
①(指を折り)数を勘定する。万葉集5「出で行きし日を―・へつつ今日今日と吾あを待たすらむ父母らはも」。土佐日記「日の経ぬる数を今日いくか二十日三十日と―・ふれば指およびも損はれぬべし」。「参加者の数を―・える」
②列挙する。かぞえあげる。源氏物語夕顔「御随身どももありし。何がしこれがしと―・へしは」。「長所を―・える」
③数に入れる。考慮に入れる。源氏物語関屋「なほ、親しき家人のうちには―・へ給ひけり」。源氏物語胡蝶「そのきはより下は、…哀をもわき給へ。労をも―・へ給へ」。「代表作の一つに―・えられる」
④あまり節をつけないで歌う。白拍子のような無伴奏の歌謡を拍子をとって歌う歌い方にいう。平家物語10「白拍子を誠に面白く―・へすましたりければ」→かずう
⇒数える程
○数える程かぞえるほど
(指を折って)簡単に数えられるほど、わずか。「入場者は―だった」
⇒かぞ・える【数える】
広辞苑 ページ 3780 での【数える】単語。