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○雉の隠れきじのかくれ🔗🔉

○雉の隠れきじのかくれ 雉が頭だけを草中に隠して尾を隠さないこと。一部分だけ隠して、他の部分の現れているのに気づかない意。頭隠して尻隠さず。雉の草隠れ。 ⇒きじ【雉・雉子】 きし‐の‐つかさ岸の司】 (ツカサは土の盛り上がった所)川岸の小高い所。万葉集4「佐保河の―の柴な刈りそね」 きし‐の‐ひたい岸の額‥ヒタヒ 岸の突き出た所。枕草子66「あやふ草は―に生ふらんも」 きし‐のぶすけ岸信介】 政治家。山口県生れ。東大卒。満州国高官をへて、1941年東条内閣の商工相。A級戦犯容疑で逮捕。56〜60年首相。60年新日米安保条約批准を強行して総辞職。鷹派として影響力をもった。(1896〜1987) 岸信介 撮影:田村 茂 ⇒きし【岸】 きしのやなぎ岸の柳】 長唄。柳屋梅彦(四方梅彦)作詞。3世杵屋正次郎作曲。1873年(明治6)初演。初夏の大川端筋を描写した曲。 きし‐は岸派】 江戸後期から明治時代にわたる京都画壇の一派。岸駒がんくを祖とする。南蘋なんぴん派を基として独自の写生画風を形成。岸岱がんたい・岸良・岸連山・岸竹堂きしちくどうなど。 きじ‐ばと雉鳩】 ハトの一種。翼の色は大体雌雉めすきじに似る。「ででっぽうぽう」と鳴く。主に田園地域に多く、市街地にも現れる。日本・アジアに分布。山鳩。つちくればと。 きじばと キジバト 提供:OPO →鳴声 提供:NHKサービスセンター ぎじ‐ばり擬餌鉤】 餌の代りに魚皮・ビニール片などをつけた釣りばり。化かし鉤。化け。 きじ‐びき木地挽き‥ヂ‥ 挽物ひきものなどの細工に使う材料の木地を挽くこと。また、その職人。 き‐しぶ生渋】 しぼりとったままで、まぜ物のない柿渋。 きじ‐ぶえ雉笛】 狩猟で、雉を誘い寄せるために吹く笛。雉の鳴き声に似た音を出し、雄笛と雌笛とがある。〈[季]春〉 きじ‐ぶん記事文】 事実の記述を主とする文章。記実文。記事。 きし‐べ岸辺】 岸に沿った所。岸のほとり。「―の柳」 きしべ‐の‐がく吉師部楽(→)吉志舞きしまいに同じ。 ぎじ‐ぼうがい議事妨害‥バウ‥ (filibuster)議会で、少数派が多数派に対抗するため、動議の連発により議事を引き延ばすなど、議事の進行を妨げること。 きしぼ‐じん鬼子母神⇒きしもじん。浮世草子、新色五巻書「不思議や―十羅刹女かたちを現はし給ひ」 きじほんまつ‐たい紀事本末体】 歴史叙述の一体裁。事件の歴史的意義の大きさによって記述の分量を按分しながら、おおむね事件の始終を年代順に記述したもの。紀伝体と編年体との折衷。 きし‐まい吉志舞‥マヒ 大嘗会だいじょうえに奏した舞。神功皇后が新羅を征して凱旋し、大嘗会を行なった時安倍氏の祖先が奏したという。舞人は闕腋けってきの打懸うちかけを着、甲冑をつけ鉾ほこをもって舞う。のち廃絶。きしべまい。きしべのがく。 きじ‐まきえ木地蒔絵‥ヂ‥ヱ 漆塗りをしてない木地に直ちに蒔絵をすること。 きしま・す軋ます】 〔他五〕 ①気をもませる。いらだたせる。浄瑠璃、傾城阿波鳴門「夕霧様もきつい―・しやう」 ②(→)「きしませる」1に同じ。 きしま・せる軋ませる】 〔他下一〕[文]きしま・す(下二) ①きしむようにする。「車体を―・せる」 ②気をもませる。いらだたせる。浄瑠璃、栬狩剣本地「―・せずと話しや」 きしみ軋み】 ①きしむこと。また、その音。 ②二者の間の不調和。「友人との間に―が生じる」 きし・む軋む】 〔自五〕 物と物とがこすれ合って音をたてる。枕草子28「墨の中に石のきしきしと―・み鳴りたる」。「床が―・んで鳴る」 ぎし・む軋む】 〔自四〕 りきむ。浄瑠璃、冥途飛脚「腕まくりして―・みあふ」 きじ‐むしろ雉蓆】 バラ科の多年草。山野に自生。高さ約30センチメートル。葉は3〜5枚の羽状複葉。小葉は大きさ不同で長楕円形。春、分枝する花茎を出し、イチゴに似た黄色の五弁花をつける。 きし‐め・く軋めく】 〔自五〕 物と物とがこすれ合って音を立てる。枕草子28「―・く車に乗りてありく者」 ぎし‐め・く軋めく】 〔自四〕 ①ぎしぎし音を立てる。歌舞伎、阿闍世太子倭姿「よいがてんよいがてんと、刀のつかを―・けば」 ②りきむ。いきばる。仮名草子、是楽物語「迷惑させんなと―・くを、人々やうやうに止め給ふを」 きじ‐めし雉飯】 雉の肉を味付けし、米飯に炊き込んだもの。 きし‐めん棊子麺】 ①小麦粉をこねて薄く延ばし竹筒で碁石の形に押し切り、ゆでて豆の粉をふりかけたもの。 ②平打ちのうどん。ひもかわ。名古屋の名産。 きしも鬼子母】 (キシボとも)鬼子母神きしもじん⇒きしも‐じん【鬼子母神】 きしも‐じん鬼子母神】 (キシボジンとも)(梵語Hārītī 訶梨帝)王舎城の夜叉やしゃ神の娘。千人(万人とも)の子を生んだが、他人の子を奪って食したので、仏は彼女の最愛の末子を隠して戒めた。以後、仏法の護法神となり、子宝・安産・育児などの祈願を叶えるという。また、法華経を受持する者を守護するともいう。像容に、1児を懐にし吉祥果(ざくろ)を持つ天女形と、忿怒相の鬼形とがある。歓喜母。訶梨帝母かりていも。誹風柳多留24「―などを売るのはやすいやつ」 鬼子母神 ⇒きしも【鬼子母】 きしもと岸本】 姓氏の一つ。 ⇒きしもと‐ゆずる【岸本由豆流】 きしもと‐ゆずる岸本由豆流‥ユヅル 江戸後期の国学者。やまぶきそのと号す。伊勢の人。村田春海の門人。古典の考証・注釈に努力。著「万葉集考証」「土佐日記考証」など。(1788〜1846) ⇒きしもと【岸本】

広辞苑 ページ 4758 での○雉の隠れ単語。