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け【毛】🔗🔉

】 ①哺乳類の皮膚に生える糸状角質形成物。皮膚の毛嚢もうのうにおさまる部分を毛根、外にあらわれた部分を毛幹、先端を毛先という。 ㋐髪。毛髪。ごくわずかな物事のたとえにもいう。「―ほどのすきもない」 ㋑羊毛。毛糸。「―のシャツ」 ②鳥のはね。羽毛。「鳥の―をむしる」 ③物の表面に生ずる細い糸状の物。 ④表皮細胞が細い糸状をなしたもの。高等植物に普遍的に見られ、形態・機能ともにさまざま。「タンポポの―」 ⑤稲の穂のみのり。また、ひろく畑作物の称。「作毛さくげ」 ⑥(札さねを綴じた糸・革・綾などが隙間なく、毛の並んだようであるからいう)鎧よろいのおどしげ。 ⑦鯉の鱗うろこ。狂言、惣八「此の鯉に限つてうろこをふくとは申さぬ。―をふくと申す」 ⇒毛のはえた物 ⇒毛を吹いて疵を求む ⇒毛を以て馬を相す

広辞苑 ページ 6005 での単語。