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○愛に愛持つあいにあいもつ🔗⭐🔉
○愛に愛持つあいにあいもつ
愛敬あいきょうたっぷりに振る舞う。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「あいあいと―女同士」
⇒あい【愛】
あいにえ‐の‐まつり【相嘗祭】アヒニヘ‥
⇒あいんべのまつり
あいにく【生憎】
〔名・副〕
(アヤニクの転)期待や目的にはずれて、都合のわるいさま。折あしく。「―の雨だ」「お―さま」「―その場にいなかった」
アイヌ【Ainu】
(アイヌ語で人間の意)かつては北海道・樺太(サハリン)・千島列島に居住したが、現在は主として北海道に居住する先住民族。人種の系統は明らかでない。かつては鮭・鱒などの川漁や鹿などの狩猟、野生植物の採集を主とし、一部は海獣猟も行なった。近世以降は松前藩の苛酷な支配や明治政府の開拓政策・同化政策などにより、固有の慣習や文化の多くが失われ、人口も激減したが、近年文化の継承運動が起こり、地位向上をめざす動きが進む。口承による叙事詩ユーカラなどを伝える。
⇒アイヌ‐ご【アイヌ語】
⇒アイヌ‐ぶんかしんこう‐ほう【アイヌ文化振興法】
⇒アイヌ‐モシリ
アイヌ‐ご【アイヌ語】
アイヌ民族の言語。系統は不明。現在では日常語としてはほとんど使われず、少数の人が伝える。近年復興運動が進む。ナイ(沢の意)・ベツ(川の意)で終わる北海道・東北地方の地名はアイヌ語起源。
⇒アイヌ【Ainu】
アイヌ‐ぶんかしんこう‐ほう【アイヌ文化振興法】‥クワ‥ハフ
アイヌ文化の継承・振興を図り、その伝統についての知識を普及・啓発することを目的として1997年に公布・施行された法律。1899年(明治32)公布の北海道旧土人保護法は廃止。
⇒アイヌ【Ainu】
アイヌ‐モシリ
(アイヌ語)人間の住む地。アイヌの大地。
⇒アイヌ【Ainu】
アイネイアス【Aineias ギリシア】
⇒アエネアス
あい‐ねずみ【藍鼠】アヰ‥
藍色がかった鼠色。あいけねずみ。
Munsell color system: 7.5B4.5/2.5
あい‐ねん【愛念】
①心からの深い愛情。
②物事に強く執着する気持。
あいのうしょう【壒嚢鈔】‥ナウセウ
仏教を主とした和漢の故事、国字・漢字の意義・起源などを解説した書。7巻または15巻。行誉著。1446年(文安3)成る。「塵袋ちりぶくろ」に倣ったもの。1532年(天文1)僧某が「塵袋」により増補して「塵添じんてん壒嚢鈔」20巻とした。
あい‐の‐おんな【間の女】アヒ‥ヲンナ
茶屋女でもなければ遊女でもない、どっちつかずの女。好色一代男4「其跡は―とて、茶屋にもあらず傾城にでもなし」
あい‐の‐かき【間の垣】アヒ‥
庭や路地などのしきりの垣。
あい‐の‐かぜ【東風】
(アユノカゼの転)東の風。あい。
あいのがっこう【愛の学校】‥ガクカウ
「クオレ」の邦訳名。
あい‐の‐きょうげん【間の狂言】アヒ‥キヤウ‥
①(→)「あいきょうげん」に同じ。
②京阪で、冬の顔見世と春の二の替りとの間に興行する歌舞伎狂言。
あい‐の‐くさび【間の楔】アヒ‥
①材木と材木とをつなぎとめるのに、その間に挟むくさび。
②仕事の合間に他の仕事をすること。また、その合間の仕事。間の繋つなぎ。
③進行を助けるためや間まをもたせるために挿入されるもの。
あい‐の‐こ【合の子・間の子】アヒ‥
①混血児。また、異種の生物の間に生まれた子。
②どちらともつかない中間のもの。
⇒あいのこ‐ぶね【間の子船】
⇒あいのこ‐べんとう【間の子弁当】
あいのこ‐ぶね【間の子船】アヒ‥
和洋折衷せっちゅうの船。
⇒あい‐の‐こ【合の子・間の子】
あいのこ‐べんとう【間の子弁当】アヒ‥タウ
米飯に西洋料理の副食物を添えた弁当。
⇒あい‐の‐こ【合の子・間の子】
あい‐の‐しゅく【間宿】アヒ‥
江戸時代、正規の宿駅の間に設けられた旅人休憩のための宿。宿泊は禁止された。間村あいのむら。
あい‐の‐す【愛の巣】
愛し合う二人だけの住まい。
あい‐の‐すさび【間の遊び】アヒ‥
きまった仕事の合間にする慰みごと。
あい‐の‐た【相の田】アヒ‥
河川の跡を水田としたもの。他の田畑より地勢が一段と低い。
あい‐の‐たけ【間ノ岳】アヒ‥
山梨県西端、白峰しらね三山の一峰。日本で第4位の高峰。標高3189メートル。
間ノ岳
提供:オフィス史朗
間ノ岳
提供:オフィス史朗
あい‐の‐つち【相の鎚】アヒ‥
(→)「あいづち」に同じ。
あい‐の‐つちやま【間の土山】アヒ‥
旧東海道の宿場町、土山のこと。鈴鹿山の西の山間やまあいにあるのでこう呼んだ。馬子唄「坂は照る照る、鈴鹿は曇る、間の土山雨が降る」で知られる。
あい‐の‐て【間の手・合の手・相の手】アヒ‥
①邦楽歌曲で、唄と唄との間に、楽器だけで奏される短い部分。
②歌や踊りの調子に合わせて間に入れる掛け声や手拍子。
③会話・物事の進行の間に別の人が挟む言葉や物事。「―を入れる」
あい‐の‐ま【合の間・相の間】アヒ‥
主な二つの部屋または建物の間にある部屋。開山堂・八幡造・権現造などにあるもの。
あい‐の‐ま【間の間】アヒ‥
柱間はしらま寸法の一種。京間きょうまと田舎間いなかまとの中間の間ま。
あい‐の‐もの【間の物】アヒ‥
①容積が、三度入り(普通の酒盃の大きさをいう)と五度入りとの中間、すなわち四度入りの土器かわらけ。狂言、地蔵舞「此御座敷へ参りて、―で十盃」
②操あやつりで、段と段との間に演じられる小曲や人形の寸劇。
③間食。あいだもの。黄表紙、十四傾城腹之内「―には薩摩芋が二本」
あい‐の‐やま【間の山・相の山】アヒ‥
三重県伊勢市の地名。内宮と外宮との間にある。尾部坂おべざか。
⇒あいのやま‐ぶし【間の山節】
あいのやま‐ぶし【間の山節】アヒ‥
間の山で簓ささらをすり、胡弓・三味線をひいて、伊勢参りの人々に袖乞そでごいした歌。歌い手は代々、お杉・お玉といった。人生の無常をうたったものが多い。伊勢節。
⇒あい‐の‐やま【間の山・相の山】
あい‐のり【相乗り】アヒ‥
①車などに一緒に乗ること。「タクシーに―する」
②転じて、他人の事業に参加すること。「―広告」
あい‐は【合端】アヒ‥
人と人との間柄。仲。日葡辞書「フタリノアイハガワルイ」
あい‐ば【合端・合歯】アヒ‥
〔建〕石積みで、石と石との接合部の表側に近い部分。あいくち。
あい‐ば【愛馬】
かわいがって大切にしている馬。
アイバク【Aibak】
⇒クトゥブッディーン=アイバク
あい‐ばさみ【相挟み】アヒ‥
二人で一つの物を箸はしで挟み合うこと。また、箸から箸に直接受けわたすこと。火葬の骨上げにそうするので、平常は忌む。
あい‐ばな【藍花】アヰ‥
ツユクサの古名。
あい‐ばらみ【相孕み】アヒ‥
一家のうちに二人以上の妊婦がいること。また、人と家畜とが同時に孕むこと。勝ち負けを生ずるといって忌む。
あい‐はん【合判・相判】アヒ‥
①(→)合印あいいんに同じ。
②連帯でおす判。
あい‐はん【相版】アヒ‥
江戸時代、版元が2軒共同で出版すること。相合版。
あい‐ばん【合判・間判】アヒ‥
①浮世絵版画の大きさの一種。小奉書の竪たて二つ切。縦1尺1寸(約33センチメートル)、横7寸5分(約23センチメートル)。
②仕上り寸法が縦7寸(約21センチメートル)、横5寸(約15センチメートル)の紙。ノートに多く用いた。
③写真感光材料の判型の一種。縦5インチ(12.7センチメートル)、横4インチ(10.2センチメートル)の大きさ。キャビネ判と手札判との中間。
あい‐ばん【相番】アヒ‥
一緒に当番すること。また、その人。当番のなかま。
アイ‐バンク【eye bank】
(→)角膜かくまく銀行に同じ。
あい‐はん・する【相反する】アヒ‥
〔自サ変〕[文]相反す(サ変)
互いに矛盾する。対立する。「―・する意見」
あい‐び【合火】アヒ‥
喪やけがれのある家の火を使うこと。一般にはこれを忌みいましめた。→別火べっか
アイビー【ivy】
①木蔦きづたのこと。
②アイビー‐スタイルの略。
⇒アイビー‐カレッジ
⇒アイビー‐スタイル
⇒アイビー‐リーグ【Ivy League】
アイ‐ピー【IP】
①(information provider)ネットワークを介して情報を提供する企業や団体。
②(internet protocol)プロトコル3の一種。パケット交換方式でデータを転送するためのもの。米国国防総省の実験ネットワークのために開発された。
⇒アイピー‐アドレス【IPアドレス】
⇒アイピー‐でんわ【IP電話】
アイ‐ピー‐アール【IPR】
(Institute of Pacific Relations)(→)太平洋問題調査会。
アイ‐ビー‐アール‐ディー【IBRD】
(International Bank for Reconstruction and Development)(→)国際復興開発銀行。
アイピー‐アドレス【IPアドレス】
IP2で接続するためにコンピューターに付与される識別番号。
⇒アイ‐ピー【IP】
アイ‐ビー‐エム【IBM】
(International Business Machines)世界最大級の米国コンピューター会社。1911年設立、24年現社名。
アイビー‐カレッジ
(Ivy college)アイビー‐リーグに所属する大学。
⇒アイビー【ivy】
アイ‐ピー‐シー‐シー【IPCC】
(Intergovernmental Panel on Climate Change)気候変動に関する政府間パネル。地球温暖化の科学的検証と対策を調査・報告する国際的機構。国連環境計画と世界気象機関の共催で1988年設立。
アイビー‐スタイル
(和製語ivy style)アイビー‐カレッジの在学生の間に生まれた流行を取り入れた服装。肩パッドを入れないブレザーなどが特徴。1965年頃流行。アイビー‐ルック。
⇒アイビー【ivy】
アイピー‐でんわ【IP電話】
音声をパケット化し、IP2によって伝送する電話。距離にほとんど依存しない料金設定が可能となる。
⇒アイ‐ピー【IP】
アイ‐ビーム【I beam】
(→)I形鋼アイがたこう。
アイビー‐リーグ【Ivy League】
(木蔦のからんだ古い校舎に因んで)アメリカ合衆国東部の名門私立大学8校で結成するスポーツの連盟。アメリカン‐フットボールなどの定期戦が行われる。
アイビー‐リーグ(表)
⇒アイビー【ivy】
アイヒェンドルフ【Joseph von Eichendorff】
ドイツの詩人・作家。素朴な言葉で自然や旅を歌い、作曲された詩も多い。小説「のらくら者の生活から」など。(1788〜1857)
あい‐びき【合挽き】アヒ‥
牛肉と豚肉とを半々にまぜてひいた挽き肉。
あい‐びき【相引・合引】アヒ‥
①敵味方が互いに弓を引くこと。平家物語4「敵射るとも―すな」
②敵味方がともにひき退くこと。謡曲、八島「船は沖へ、陸は陣へ、―に引く潮の」
③(「逢引」「媾曳」と書く)互いに語りあってひそかに事をたくらむこと。特に男女の密会をいう。木下尚江、良人の自白「千鳥ツて待合で密会あいびきだとね」
④「相引の緒」の略。
⑤(歌舞伎で)
㋐鬘かつらの左右につける紐。後頭部で結ぶ。
㋑衣裳・小道具などに仕掛けた糸・細紐の称。
㋒俳優が演技中に腰掛ける方形の箱。
⑥袴の両脇の下部の前後を縫い合わせた所。ここをつまみあげ、股立ちを取る。
⇒あいびき‐の‐お【相引の緒】
あいびき【あひゞき】アヒ‥
二葉亭四迷がツルゲーネフの短編集「猟人日記」の一編を訳した小説。1888年(明治21)「国民之友」に発表。ロシア文学紹介の先駆。言文一致体の自然描写で若い世代を啓発。
あいびき‐の‐お【相引の緒】アヒ‥ヲ
鎧よろいの右脇の引合ひきあわせの緒。近世は高紐たかひもの異称。相引。→大鎧(図)
⇒あい‐びき【相引・合引】
あい‐ひとし・い【相等しい】アヒ‥
〔形〕[文]あひひと・し(シク)
二者が互いに同じである。
アイヒマン【Karl Adolf Eichmann】
第二次大戦中に行われたナチス‐ドイツによるユダヤ人大量虐殺の責任者。ナチス親衛隊中佐。大戦後アルゼンチンに逃亡、イスラエルで裁判の後、処刑された。(1906〜1962)
あい‐びょう【愛猫】‥ベウ
①かわいがっている猫。
②猫をかわいがること。「―家」
あい‐びん【哀憫・哀愍】
悲しみあわれむこと。あいみん。
あい‐ふ【合符】アヒ‥
荷物の預り証のこと。かつての鉄道で、手荷物(チッキ)を託送する旅客に渡したもの。合鑑あいかん。
あい‐ぶ【愛撫】
なでさすってかわいがること。
あい・ぶ【歩ぶ】
〔自四〕
あるく。出歩く。あゆぶ。通言総籬つうげんそうまがき「喜のぼう、―・ばつせへ。今夜は一町目のつもりだ」
アイ‐フォーメーション【I formation】
(ローマ字のIに見えることから)アメリカン‐フットボールの攻撃隊形の一つ。二人のランニング‐バックが、クオーター‐バックの後ろに縦に並ぶもの。
あい‐ぶぎょう【合奉行】アヒ‥ギヤウ
鎌倉・室町時代、一つの訴訟を担当する奉行のうち、主たる担当の本奉行に対し副の奉行。
あい‐ふく【間服・合服】アヒ‥
冬と夏と、夏と冬との間、すなわち春や秋に着る衣服。あいぎ。「―に着替える」
あい‐ふだ【合札】アヒ‥
①品物を預かった証拠として引きかえに渡す札。
②割符わりふとして用いる札。
アイブロー【eyebrow】
眉。眉毛。
あい‐べつ【哀別】
別れを悲しむこと。悲しい別れ。
あい‐べつ【愛別】
(愛別離の略)愛する者と別れること。沙石集(一本)「また―の哀しみもありぬ」
アイベックス【ibex】
野生ヤギの一群(ふつう5種)の総称。特にその一種アルプス‐アイベックスを指す。雄の角は大きくて先端は後方を向く。モンゴル地方からスペインの山岳地帯に分布。
アイベックス
提供:東京動物園協会
あいべつり‐く【愛別離苦】
〔仏〕親・兄弟・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ。八苦の一つ。
あい‐べや【相部屋】アヒ‥
宿屋などで、同じ部屋に泊まること。部屋を同じくすること。
あい‐べら【合箆】アヒ‥
裁縫で、布を縫い合わせる部分に目印として箆へらの跡をつけること。
あい‐へんどう【相返答】アヒ‥ダフ
相手の話に調子を合わせること。相づち。返事。あへんど。あへんどう。日葡辞書「アイヘンダウヲウツ」
あい‐ぼ【哀慕】
悲しみ慕うこと。
あい‐ぼ【愛慕】
(人を)愛して慕うこと。「―の情」
あい‐ぼう【相棒】アヒバウ
①一つの駕籠かごや畚もっこなどを一緒にかつぐ相手の者。相肩。
②ともに事をする人。なかま。「仕事の―」
あい‐ぼう【藍棒】アヰバウ
(→)藍蝋あいろうに同じ。
あい‐ぼし【相星】アヒ‥
相撲などで、勝敗の星が同数のこと。
アイポッド【IPOD】
(International Phase of Ocean Drilling)1968年アメリカが始めた深海掘削計画(DSDP)のうち、日本・フランス・西ドイツ・イギリスおよびソ連の参加で続けられた75年から83年にいたる国際深海掘削計画。海洋底拡大を証明し、プレート‐テクトニクスを確立。ODPに引き継がれる。
アイボリー【ivory】
①象牙ぞうげ。
②象牙色。薄クリーム色。
Munsell color system: 2.5Y8.5/1.5
③薄クリーム色の光沢ある厚手の用紙。メニュー・私製葉書・表紙・紙器などに使用。
⇒アイボリー‐ホワイト【ivory white】
アイボリー‐ホワイト【ivory white】
(→)アイボリー2に同じ。
⇒アイボリー【ivory】
アイ‐ボルト【eye-bolt】
〔機〕頭部にワイヤロープなどを通す太い孔を有するボルト。機械の特定部分に取りつけ、機械を吊り上げて移動する際などに用いる。リングボルト。
あい‐ぼれ【相惚れ】アヒ‥
男女が互いに思い合うこと。相思相愛。誹風柳多留5「―の仲人実はまはしもの」
あい‐ま【合間】アヒ‥
①物事のとぎれたあいだ。史記抄「―すきまに傭作して賃を取てすくるそ」。「仕事の―」
②(助詞「に」を伴って)たまに。時折。たまたま。浮世風呂3「江戸の女までが、此頃はちらほら真似やす。さういへば―に見かけるね」
⇒あいま‐こま【合間小間】
⇒合間を縫う
あい‐まい【相舞・合舞】アヒマヒ
能・狂言その他で、二人連れ立って舞うこと。
あい‐まい【曖昧】
はっきりしないこと。まぎらわしく、確かでないこと。「―な返事」「―に笑う」
⇒あいまい‐アクセント【曖昧アクセント】
⇒あいまい‐もこ【曖昧模糊】
⇒あいまい‐やど【曖昧宿】
あいまい‐アクセント【曖昧アクセント】
型の区別が不明瞭なアクセント。
⇒あい‐まい【曖昧】
あいまい‐もこ【曖昧模糊】
物事がぼんやりしていて、はっきりしないさま。「―とした説明」
⇒あい‐まい【曖昧】
あいまい‐やど【曖昧宿】
表向きは料理屋などに見せかけた、売春婦を置いている店。あいまいや。あいまいぢゃや。
⇒あい‐まい【曖昧】
あい‐まご【相孫】アヒ‥
同じ祖父母を持つ者どうし。
あいま‐こま【合間小間】アヒ‥
「あいま」を強めていう語。ひまひま。浮世風呂2「親子喧嘩の―には夫婦喧嘩さ」
⇒あい‐ま【合間】
アイ‐マスク【eye mask】
明るい所でも安眠できるように用いる目隠し。
あい‐まっ‐て【相俟って】アヒ‥
互いに作用しあって。両方の力があわさって。「両々―」
あい‐まみ・える【相見える】アヒ‥
〔自下一〕[文]あいまみ・ゆ(下二)
互いに顔を合わせる。対面する。
間ノ岳
提供:オフィス史朗
あい‐の‐つち【相の鎚】アヒ‥
(→)「あいづち」に同じ。
あい‐の‐つちやま【間の土山】アヒ‥
旧東海道の宿場町、土山のこと。鈴鹿山の西の山間やまあいにあるのでこう呼んだ。馬子唄「坂は照る照る、鈴鹿は曇る、間の土山雨が降る」で知られる。
あい‐の‐て【間の手・合の手・相の手】アヒ‥
①邦楽歌曲で、唄と唄との間に、楽器だけで奏される短い部分。
②歌や踊りの調子に合わせて間に入れる掛け声や手拍子。
③会話・物事の進行の間に別の人が挟む言葉や物事。「―を入れる」
あい‐の‐ま【合の間・相の間】アヒ‥
主な二つの部屋または建物の間にある部屋。開山堂・八幡造・権現造などにあるもの。
あい‐の‐ま【間の間】アヒ‥
柱間はしらま寸法の一種。京間きょうまと田舎間いなかまとの中間の間ま。
あい‐の‐もの【間の物】アヒ‥
①容積が、三度入り(普通の酒盃の大きさをいう)と五度入りとの中間、すなわち四度入りの土器かわらけ。狂言、地蔵舞「此御座敷へ参りて、―で十盃」
②操あやつりで、段と段との間に演じられる小曲や人形の寸劇。
③間食。あいだもの。黄表紙、十四傾城腹之内「―には薩摩芋が二本」
あい‐の‐やま【間の山・相の山】アヒ‥
三重県伊勢市の地名。内宮と外宮との間にある。尾部坂おべざか。
⇒あいのやま‐ぶし【間の山節】
あいのやま‐ぶし【間の山節】アヒ‥
間の山で簓ささらをすり、胡弓・三味線をひいて、伊勢参りの人々に袖乞そでごいした歌。歌い手は代々、お杉・お玉といった。人生の無常をうたったものが多い。伊勢節。
⇒あい‐の‐やま【間の山・相の山】
あい‐のり【相乗り】アヒ‥
①車などに一緒に乗ること。「タクシーに―する」
②転じて、他人の事業に参加すること。「―広告」
あい‐は【合端】アヒ‥
人と人との間柄。仲。日葡辞書「フタリノアイハガワルイ」
あい‐ば【合端・合歯】アヒ‥
〔建〕石積みで、石と石との接合部の表側に近い部分。あいくち。
あい‐ば【愛馬】
かわいがって大切にしている馬。
アイバク【Aibak】
⇒クトゥブッディーン=アイバク
あい‐ばさみ【相挟み】アヒ‥
二人で一つの物を箸はしで挟み合うこと。また、箸から箸に直接受けわたすこと。火葬の骨上げにそうするので、平常は忌む。
あい‐ばな【藍花】アヰ‥
ツユクサの古名。
あい‐ばらみ【相孕み】アヒ‥
一家のうちに二人以上の妊婦がいること。また、人と家畜とが同時に孕むこと。勝ち負けを生ずるといって忌む。
あい‐はん【合判・相判】アヒ‥
①(→)合印あいいんに同じ。
②連帯でおす判。
あい‐はん【相版】アヒ‥
江戸時代、版元が2軒共同で出版すること。相合版。
あい‐ばん【合判・間判】アヒ‥
①浮世絵版画の大きさの一種。小奉書の竪たて二つ切。縦1尺1寸(約33センチメートル)、横7寸5分(約23センチメートル)。
②仕上り寸法が縦7寸(約21センチメートル)、横5寸(約15センチメートル)の紙。ノートに多く用いた。
③写真感光材料の判型の一種。縦5インチ(12.7センチメートル)、横4インチ(10.2センチメートル)の大きさ。キャビネ判と手札判との中間。
あい‐ばん【相番】アヒ‥
一緒に当番すること。また、その人。当番のなかま。
アイ‐バンク【eye bank】
(→)角膜かくまく銀行に同じ。
あい‐はん・する【相反する】アヒ‥
〔自サ変〕[文]相反す(サ変)
互いに矛盾する。対立する。「―・する意見」
あい‐び【合火】アヒ‥
喪やけがれのある家の火を使うこと。一般にはこれを忌みいましめた。→別火べっか
アイビー【ivy】
①木蔦きづたのこと。
②アイビー‐スタイルの略。
⇒アイビー‐カレッジ
⇒アイビー‐スタイル
⇒アイビー‐リーグ【Ivy League】
アイ‐ピー【IP】
①(information provider)ネットワークを介して情報を提供する企業や団体。
②(internet protocol)プロトコル3の一種。パケット交換方式でデータを転送するためのもの。米国国防総省の実験ネットワークのために開発された。
⇒アイピー‐アドレス【IPアドレス】
⇒アイピー‐でんわ【IP電話】
アイ‐ピー‐アール【IPR】
(Institute of Pacific Relations)(→)太平洋問題調査会。
アイ‐ビー‐アール‐ディー【IBRD】
(International Bank for Reconstruction and Development)(→)国際復興開発銀行。
アイピー‐アドレス【IPアドレス】
IP2で接続するためにコンピューターに付与される識別番号。
⇒アイ‐ピー【IP】
アイ‐ビー‐エム【IBM】
(International Business Machines)世界最大級の米国コンピューター会社。1911年設立、24年現社名。
アイビー‐カレッジ
(Ivy college)アイビー‐リーグに所属する大学。
⇒アイビー【ivy】
アイ‐ピー‐シー‐シー【IPCC】
(Intergovernmental Panel on Climate Change)気候変動に関する政府間パネル。地球温暖化の科学的検証と対策を調査・報告する国際的機構。国連環境計画と世界気象機関の共催で1988年設立。
アイビー‐スタイル
(和製語ivy style)アイビー‐カレッジの在学生の間に生まれた流行を取り入れた服装。肩パッドを入れないブレザーなどが特徴。1965年頃流行。アイビー‐ルック。
⇒アイビー【ivy】
アイピー‐でんわ【IP電話】
音声をパケット化し、IP2によって伝送する電話。距離にほとんど依存しない料金設定が可能となる。
⇒アイ‐ピー【IP】
アイ‐ビーム【I beam】
(→)I形鋼アイがたこう。
アイビー‐リーグ【Ivy League】
(木蔦のからんだ古い校舎に因んで)アメリカ合衆国東部の名門私立大学8校で結成するスポーツの連盟。アメリカン‐フットボールなどの定期戦が行われる。
アイビー‐リーグ(表)
⇒アイビー【ivy】
アイヒェンドルフ【Joseph von Eichendorff】
ドイツの詩人・作家。素朴な言葉で自然や旅を歌い、作曲された詩も多い。小説「のらくら者の生活から」など。(1788〜1857)
あい‐びき【合挽き】アヒ‥
牛肉と豚肉とを半々にまぜてひいた挽き肉。
あい‐びき【相引・合引】アヒ‥
①敵味方が互いに弓を引くこと。平家物語4「敵射るとも―すな」
②敵味方がともにひき退くこと。謡曲、八島「船は沖へ、陸は陣へ、―に引く潮の」
③(「逢引」「媾曳」と書く)互いに語りあってひそかに事をたくらむこと。特に男女の密会をいう。木下尚江、良人の自白「千鳥ツて待合で密会あいびきだとね」
④「相引の緒」の略。
⑤(歌舞伎で)
㋐鬘かつらの左右につける紐。後頭部で結ぶ。
㋑衣裳・小道具などに仕掛けた糸・細紐の称。
㋒俳優が演技中に腰掛ける方形の箱。
⑥袴の両脇の下部の前後を縫い合わせた所。ここをつまみあげ、股立ちを取る。
⇒あいびき‐の‐お【相引の緒】
あいびき【あひゞき】アヒ‥
二葉亭四迷がツルゲーネフの短編集「猟人日記」の一編を訳した小説。1888年(明治21)「国民之友」に発表。ロシア文学紹介の先駆。言文一致体の自然描写で若い世代を啓発。
あいびき‐の‐お【相引の緒】アヒ‥ヲ
鎧よろいの右脇の引合ひきあわせの緒。近世は高紐たかひもの異称。相引。→大鎧(図)
⇒あい‐びき【相引・合引】
あい‐ひとし・い【相等しい】アヒ‥
〔形〕[文]あひひと・し(シク)
二者が互いに同じである。
アイヒマン【Karl Adolf Eichmann】
第二次大戦中に行われたナチス‐ドイツによるユダヤ人大量虐殺の責任者。ナチス親衛隊中佐。大戦後アルゼンチンに逃亡、イスラエルで裁判の後、処刑された。(1906〜1962)
あい‐びょう【愛猫】‥ベウ
①かわいがっている猫。
②猫をかわいがること。「―家」
あい‐びん【哀憫・哀愍】
悲しみあわれむこと。あいみん。
あい‐ふ【合符】アヒ‥
荷物の預り証のこと。かつての鉄道で、手荷物(チッキ)を託送する旅客に渡したもの。合鑑あいかん。
あい‐ぶ【愛撫】
なでさすってかわいがること。
あい・ぶ【歩ぶ】
〔自四〕
あるく。出歩く。あゆぶ。通言総籬つうげんそうまがき「喜のぼう、―・ばつせへ。今夜は一町目のつもりだ」
アイ‐フォーメーション【I formation】
(ローマ字のIに見えることから)アメリカン‐フットボールの攻撃隊形の一つ。二人のランニング‐バックが、クオーター‐バックの後ろに縦に並ぶもの。
あい‐ぶぎょう【合奉行】アヒ‥ギヤウ
鎌倉・室町時代、一つの訴訟を担当する奉行のうち、主たる担当の本奉行に対し副の奉行。
あい‐ふく【間服・合服】アヒ‥
冬と夏と、夏と冬との間、すなわち春や秋に着る衣服。あいぎ。「―に着替える」
あい‐ふだ【合札】アヒ‥
①品物を預かった証拠として引きかえに渡す札。
②割符わりふとして用いる札。
アイブロー【eyebrow】
眉。眉毛。
あい‐べつ【哀別】
別れを悲しむこと。悲しい別れ。
あい‐べつ【愛別】
(愛別離の略)愛する者と別れること。沙石集(一本)「また―の哀しみもありぬ」
アイベックス【ibex】
野生ヤギの一群(ふつう5種)の総称。特にその一種アルプス‐アイベックスを指す。雄の角は大きくて先端は後方を向く。モンゴル地方からスペインの山岳地帯に分布。
アイベックス
提供:東京動物園協会
あいべつり‐く【愛別離苦】
〔仏〕親・兄弟・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ。八苦の一つ。
あい‐べや【相部屋】アヒ‥
宿屋などで、同じ部屋に泊まること。部屋を同じくすること。
あい‐べら【合箆】アヒ‥
裁縫で、布を縫い合わせる部分に目印として箆へらの跡をつけること。
あい‐へんどう【相返答】アヒ‥ダフ
相手の話に調子を合わせること。相づち。返事。あへんど。あへんどう。日葡辞書「アイヘンダウヲウツ」
あい‐ぼ【哀慕】
悲しみ慕うこと。
あい‐ぼ【愛慕】
(人を)愛して慕うこと。「―の情」
あい‐ぼう【相棒】アヒバウ
①一つの駕籠かごや畚もっこなどを一緒にかつぐ相手の者。相肩。
②ともに事をする人。なかま。「仕事の―」
あい‐ぼう【藍棒】アヰバウ
(→)藍蝋あいろうに同じ。
あい‐ぼし【相星】アヒ‥
相撲などで、勝敗の星が同数のこと。
アイポッド【IPOD】
(International Phase of Ocean Drilling)1968年アメリカが始めた深海掘削計画(DSDP)のうち、日本・フランス・西ドイツ・イギリスおよびソ連の参加で続けられた75年から83年にいたる国際深海掘削計画。海洋底拡大を証明し、プレート‐テクトニクスを確立。ODPに引き継がれる。
アイボリー【ivory】
①象牙ぞうげ。
②象牙色。薄クリーム色。
Munsell color system: 2.5Y8.5/1.5
③薄クリーム色の光沢ある厚手の用紙。メニュー・私製葉書・表紙・紙器などに使用。
⇒アイボリー‐ホワイト【ivory white】
アイボリー‐ホワイト【ivory white】
(→)アイボリー2に同じ。
⇒アイボリー【ivory】
アイ‐ボルト【eye-bolt】
〔機〕頭部にワイヤロープなどを通す太い孔を有するボルト。機械の特定部分に取りつけ、機械を吊り上げて移動する際などに用いる。リングボルト。
あい‐ぼれ【相惚れ】アヒ‥
男女が互いに思い合うこと。相思相愛。誹風柳多留5「―の仲人実はまはしもの」
あい‐ま【合間】アヒ‥
①物事のとぎれたあいだ。史記抄「―すきまに傭作して賃を取てすくるそ」。「仕事の―」
②(助詞「に」を伴って)たまに。時折。たまたま。浮世風呂3「江戸の女までが、此頃はちらほら真似やす。さういへば―に見かけるね」
⇒あいま‐こま【合間小間】
⇒合間を縫う
あい‐まい【相舞・合舞】アヒマヒ
能・狂言その他で、二人連れ立って舞うこと。
あい‐まい【曖昧】
はっきりしないこと。まぎらわしく、確かでないこと。「―な返事」「―に笑う」
⇒あいまい‐アクセント【曖昧アクセント】
⇒あいまい‐もこ【曖昧模糊】
⇒あいまい‐やど【曖昧宿】
あいまい‐アクセント【曖昧アクセント】
型の区別が不明瞭なアクセント。
⇒あい‐まい【曖昧】
あいまい‐もこ【曖昧模糊】
物事がぼんやりしていて、はっきりしないさま。「―とした説明」
⇒あい‐まい【曖昧】
あいまい‐やど【曖昧宿】
表向きは料理屋などに見せかけた、売春婦を置いている店。あいまいや。あいまいぢゃや。
⇒あい‐まい【曖昧】
あい‐まご【相孫】アヒ‥
同じ祖父母を持つ者どうし。
あいま‐こま【合間小間】アヒ‥
「あいま」を強めていう語。ひまひま。浮世風呂2「親子喧嘩の―には夫婦喧嘩さ」
⇒あい‐ま【合間】
アイ‐マスク【eye mask】
明るい所でも安眠できるように用いる目隠し。
あい‐まっ‐て【相俟って】アヒ‥
互いに作用しあって。両方の力があわさって。「両々―」
あい‐まみ・える【相見える】アヒ‥
〔自下一〕[文]あいまみ・ゆ(下二)
互いに顔を合わせる。対面する。
広辞苑 ページ 60 での【○愛に愛持つ】単語。