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○強張強くして家を倒すこうばりつよくしていえをたおす🔗🔉

○強張強くして家を倒すこうばりつよくしていえをたおす よくしようと思ってやったことが、かえって物事をだめにすること。 ⇒こう‐ばり【強張】 こう‐はん公判】 刑事裁判において、検察官が公訴した事件につき裁判所が審理・裁判を行い、また当事者が弁論を行う手続段階。狭義では公判期日における手続のみをいう。 ⇒こうはん‐きじつ【公判期日】 ⇒こうはん‐じゅんび【公判準備】 ⇒こうはん‐ちょうしょ【公判調書】 ⇒こうはん‐てい【公判廷】 ⇒こうはん‐とうそう【公判闘争】 ⇒こうはんまえ‐せいりてつづき【公判前整理手続】 こう‐はん孔版】 画線部に印刷インクを浸透させるようになっている印刷版。謄写版・スクリーン印刷などに用いる。「―印刷」 こう‐はん広播クワウ‥ コウハの慣用読み。 こう‐はん広範・広汎クワウ‥ 範囲がひろいこと。「―な知識」「―にわたる影響」 ⇒こうはんせい‐はったつしょうがい【広汎性発達障害】 こう‐はん甲板カフ‥ ⇒かんぱん⇒こうはん‐しつ【甲板室】 ⇒こうはん‐づみ【甲板積】 ⇒こうはん‐りょかく【甲板旅客】 ⇒こうはん‐わたし【甲板渡し】 こう‐はん江畔カウ‥ かわのほとり。河辺。 こう‐はん後半】 ひとつながりのものを二つに分けた、あとの半分。「19世紀―」「―戦」↔前半 こう‐はん洪範】 ①模範となる大法。 ②書経周書の編名。儒家の政治道徳の基本法則に基づいて述べた政治哲学の書。 ⇒こうはん‐きゅうちゅう【洪範九疇】 こう‐はん紅斑】 ①紅色の斑紋。あかまだら。 ②皮膚の末梢血管の充血によって生じた限局性の赤い斑紋。指で圧すと消褪しょうたいする。 ⇒こうはんせい‐ろうそう【紅斑性狼瘡】 こう‐はん溝畔】 田の畦畔と水路とを区別するために盛り上げられた箇所。水路へのごみや土砂の流入を防ぐ。 こう‐はん鋼板カウ‥ 圧延によって得られる板状の鋼。厚さ3ミリメートルを境に厚板と薄板とに大別。3〜6ミリメートルの厚さのものを中板ということもある。 こう‐はん攪拌カウ‥ かきまわすこと。かきまぜること。かくはん。 こう‐ばん交番カウ‥ ①かわりあって番に当たること。「世代―」 ②(交番所の略)警察署・警察分署所在地内の要所に外勤巡査が派出され、警察事務を取り扱う所。巡査派出所・警察官派出所ともいったが、1994年からは正称とする。夏目漱石、永日小品「四つ角迄出ると―の所に人が大勢立つてゐた」→派出所⇒こうばん‐おうりょく【交番応力】 ⇒こうばん‐でんりゅう【交番電流】 こう‐ばん香盤カウ‥(→)香炉に同じ。 ②興行関係の総俳優の出場と役割とを表示したもの。 ③歌舞伎劇場の観客席の配置図。今も切符売場にある観客座席表をいう。図板ずいたこう‐ばん降板カウ‥ 野球で、投手板から降りること。投手が試合の途中で交代して退くこと。↔登板 こう‐ばん皓礬カウ‥ 硫酸亜鉛の七水和物。催吐薬として内服し、また、塗擦剤・点眼料とする。 こう‐ばん絞盤カウ‥ 〔機〕(→)キャプスタン1に同じ。 ごう‐はん合判ガフ‥ 連署。連判。加判。 ごう‐はん合板ガフ‥ 薄く削った薄板(単板・ベニヤ板)奇数枚を、木目が互いに直交するように接着剤で張り合わせた板。プライウッド。 ごう‐はん強飯ガウ‥ 大椀に山盛りにした飯を無理に食べさせる行事。近世、日光輪王寺の大本堂で山伏姿の山法師が社参の大名などに食を強いた修験道の儀式が有名で、今は4月2日に行われる。東京芝の愛宕神社など各地でも行う。日光責め。天狗の強飯。 こう‐はんい広範囲クワウ‥ヰ 範囲が広いこと。また、広い範囲。「―に及ぶ」「―にわたる」 こうばん‐おうりょく交番応力カウ‥ 応力の一種。材料や構造物に大きさの等しい荷重(外力)が交互に反対方向に働く場合の応力。 ⇒こう‐ばん【交番】 こう‐はんき後半期】 1期を二分した後の半期。1年度の後の半期。 こうはん‐きじつ公判期日】 公判の手続を行う期日。 ⇒こう‐はん【公判】 こうはん‐きゅうちゅう洪範九疇‥キウチウ 書経の洪範に記された、禹の定めた政治道徳の九原則。 ⇒こう‐はん【洪範】 こうはん‐しつ甲板室カフ‥ 上甲板に設けられた構造物で、両舷に達しないもの。→船楼2⇒こう‐はん【甲板】 こうはん‐じゅんび公判準備】 公判手続の準備として裁判所が行う公判期日外の手続。 ⇒こう‐はん【公判】 こう‐はんせい後半生】 一生涯の後の半分。 こうはんせい‐はったつしょうがい広汎性発達障害クワウ‥シヤウ‥ 広義の発達障害群。相互的な社会的関係能力、コミュニケーション能力などの発達の重篤で広汎な障害と、常同的反復行動、強迫的なこだわりなどで特徴づけられる。自閉症・レット症候群・小児期崩壊性障害・アスペルガー症候群などを含む。 ⇒こう‐はん【広範・広汎】 こうはんせい‐ろうそう紅斑性狼瘡‥ラウサウ 〔医〕(→)エリテマトーデスに同じ。 ⇒こう‐はん【紅斑】 こうはん‐ちょうしょ公判調書‥テウ‥ 公判期日における審判に関する主要な事項を記載した書面。 ⇒こう‐はん【公判】 こうはん‐づみ甲板積カフ‥ 船艙に積み入れることのできない貨物を甲板上に積みこむこと。 ⇒こう‐はん【甲板】 こうはん‐てい公判廷】 公判期日において裁判官および裁判所書記官が列席し、検察官並びに原則として被告人および弁護人が出席して行われる取調べ。また、その場所。公開の法廷。公廷。 ⇒こう‐はん【公判】 こうばん‐でんりゅう交番電流カウ‥リウ (→)交流に同じ。 ⇒こう‐ばん【交番】 こうはん‐とうそう公判闘争‥サウ 裁判所の公判廷を中心に、自己の主張や要求を明らかにし宣伝啓蒙を行う闘争戦術。法廷闘争。 ⇒こう‐はん【公判】 こうはんまえ‐せいりてつづき公判前整理手続‥マヘ‥ 刑事の公判を迅速かつ継続的に実施するため、その争点と証拠の整理を目的として、第1回の公判期日前に裁判所が主体となって行う準備手続。裁判員が関与する裁判では、必ず行わなければならない。 ⇒こう‐はん【公判】 こうはん‐りょかく甲板旅客カフ‥ 安い割引運賃で、甲板の上に寝起きして渡航する船客。 ⇒こう‐はん【甲板】 こうはん‐わたし甲板渡しカフ‥ 〔経〕(→)エフ‐オー‐ビー(FOB)に同じ。 ⇒こう‐はん【甲板】 こう‐ひ口碑】 (碑に刻みつけたように口から口へ永く世に言い伝わる意)昔からの言い伝え。伝説。→口承文学 こう‐ひ工費】 工事の費用。 こう‐ひ公比】 〔数〕等比数列で、各項とそのすぐ前の項との比。 こう‐ひ公妃】 「公」という称号をもつ人の妃。 こう‐ひ公費】 国家または公共団体の費用。「―でまかなう」↔私費 こう‐ひ叩扉】 とびらをたたくこと。訪問すること。 こう‐ひ甲皮カフ‥ (→)甲殻こうかくに同じ。 こう‐ひ光比クワウ‥ 星の明るさが1等級異なる場合の光量の比。→視等級 こう‐ひ光被クワウ‥ 光が広くゆきわたること。特に、君徳がゆきわたること。 こう‐ひ后妃】 きさき。 こう‐ひ考妣カウ‥ 先考と先妣。亡父と亡母。 こう‐ひ皇妃クワウ‥ 天皇の配偶で、妃の位にある人。 こう‐ひ皇妣クワウ‥ 崩御した皇太后。 こう‐ひ高庇カウ‥ 他人の庇護の尊敬語。おかげ。 こう‐ひ高批カウ‥ 他人の批評の尊敬語。御批評。高評。 こう‐ひ高卑カウ‥ 身分などが高いことと卑しいこと。 こう‐ひ糠粃カウ‥ あらぬかと、しいな。転じて、粗末な食事。 こう‐び交尾カウ‥ 生殖のためにする動物の雌雄の交接。 ⇒こうび‐き【交尾期】 こう‐び後尾】 隊列・行列などの一番あと。「最―」 こう‐び後備】 ①後詰ごづめの兵。あとぞなえ。 ②後備役の略。 ⇒こうび‐えき【後備役】 ごう‐ひ合否ガフ‥ 合格と不合格。 ごうひ合肥ガフ‥ (Hefei)中国安徽省中央部に位置する省都。製鋼・機械・化学・紡績などの工業が発展。水陸交通の中心。人口165万9千(2000)。 こうび‐えき後備役】 もと、予備役を終えた者の服した兵役。 ⇒こう‐び【後備】 こうび‐えんるい広鼻猿類クワウ‥ヱン‥ サル目(霊長類)の一群の総称。左右の鼻孔が広く離れていて、尻だこ・頬嚢がない。マーモセット科4属約15種、ゲルジモンキー科1属1種、オマキザル科約10属30種を含む。中南米に分布。クモザル・ウーリー‐モンキー・ホエザル・キヌザルなど。新世界ザル。 こうび‐き交尾期カウ‥ それぞれの動物が盛んに交尾する時期。さかりどき。生殖期。 ⇒こう‐び【交尾】 こうひ‐しょう紅皮症‥シヤウ 全身の皮膚に慢性の発赤と多量の鱗屑りんせつとを呈する症候。接触皮膚炎・アトピー性皮膚炎・薬疹・尋常性乾癬かんせんなどに続いて発症。脱毛、爪の変形、リンパ節腫脹、発熱を伴う。 こう‐ヒスタミン‐ざい抗ヒスタミン剤カウ‥ アレルギー疾患や炎症の際に肥満細胞から遊離するヒスタミンの作用に拮抗する薬物。感冒の初期にも効果がある。 こう‐ひつ行筆カウ‥ 筆をつかって文字を書くこと。 こう‐ひつ硬筆カウ‥ 毛筆に対して、ペン・鉛筆などの称。「―習字」 こう‐ひつ鋼筆カウ‥(→)烏口からすぐちに同じ。 ②(毛筆に対して)ペン・万年筆。 ごう‐ひつ合筆ガフ‥ ⇒がっぴつ こう‐ひねり紙捻カウ‥ (カミヒネリの音便) ①(→)「こより」に同じ。 ②元結もとゆいの別称。 ごうひ‐の‐り合比の理ガフ‥ 〔数〕a:bc:dであるとき、(ab):b=(cd):dとなること。↔除比の理 ごう‐ひゃく合百ガフ‥ 株あるいは米などの相場を標準として行う一種の賭博行為。米相場の変動に関し、銭百文の単位で賭けたことからの称。 ⇒ごうひゃく‐し【合百師】 ごうひゃく‐し合百師ガフ‥ 合百の賭博を職業的にする人。 ⇒ごう‐ひゃく【合百】 こう‐ひょう公表‥ヘウ おもてむきにすること。世間に発表すること。「実態を―する」「―をはばかる」 こう‐ひょう公評‥ヒヤウ ①公平な批評。 ②世上一般の評判。 こう‐ひょう好評カウヒヤウ よい評判。「―を博する」「―な映画」↔悪評↔不評 こう‐ひょう降雹カウ‥ひょうが降ること。 こう‐ひょう高評カウヒヤウ ①評判の高いこと。 ②(すぐれた批評の意)他人の批評の尊敬語。「ご―を仰ぐ」「ご―を賜る」 こう‐ひょう講評カウヒヤウ 説明を加えながら批評すること。また、その批評。「作品を―する」 こう‐びょう孔廟‥ベウ 孔子を祭った霊廟。孔子廟。 ごう‐ひょう剛兵ガウヒヤウ 剛勇な兵士。 ごう‐びょう業病ゴフビヤウ 悪業あくごうの報いでかかると考えられていた難病。保元物語(金刀比羅本)「―この時をかぎりとぞ」 こう‐ひょうき後氷期】 〔地〕約1万年前から現在にいたる時代。ほぼ完新世に同じ。最後の氷期のあとの間氷期を指す。→完新世 こう‐びょうぶ香屏風カウビヤウ‥ 香道で香を聞く時、風防ぎに用いる屏風。 こう‐ひん公賓】 国賓に次ぐ海外からの賓客。王族・閣僚・特使などの来日する場合で、首相主催の歓送迎会、19発の礼砲、宮中午餐会の行事がある。1964年に制度として決定。 こう‐びん幸便カウ‥ ①よいついで。都合のよいたより。「―に託して」 ②人に持参させる手紙に書き添える語。 こう‐びん後便】 この次のたより。後信。次便。島崎藤村、夜明け前「委細は―にて申し上ぐべく候」 こう‐ふ口賦】 中国で行われた人頭税。特に、成年男女に課した算賦(口算)に対して、未成年男女に課したもの。口銭。 こう‐ふ工夫】 道路・土木・鉄道・電信・電話・ガス・水道などの工事に従事する労働者。 こう‐ふ公布】 ①広く告げ知らせること。福沢諭吉、文明論之概略「訳者は原書を訳して世に―し」 ②〔法〕成立した法律・命令・条約を発表し、国民に周知させること。官報によって行われ、成文法はその後に施行するのが原則。 こう‐ふ功布「功銭こうせん1」参照。 こう‐ふ功封】 律令制で、一品以下五位以上の国家に功労のあった者に賜る封戸ふごこう‐ふ広敷クワウ‥ ひろくしくこと。ひろめること。 こう‐ふ弘布】 広く告げ知らせること。 こうふ甲府カフ‥ 山梨県中部、甲府盆地北部の市。県庁所在地。戦国時代、武田氏の城下町。のち江戸幕府の幕領。水晶細工・葡萄酒ぶどうしゅなどを産する。人口20万。 ⇒こうふ‐きんばん【甲府勤番】 ⇒こうふきんばん‐しはい【甲府勤番支配】 ⇒こうふ‐ぼんち【甲府盆地】 こう‐ふ交付カウ‥ (「付」は与える意)国や役所などが金銭や書類を渡すこと。「免許証を―する」 ⇒こうふ‐きん【交付金】 ⇒こうふ‐こうさい【交付公債】 こう‐ふ坑夫カウ‥ 鉱山・炭山の採掘作業に従う労働者。 こう‐ふ荒不クワウ‥ 荒田と不堪佃田ふかんでんでんこう‐ふ耕夫カウ‥ 耕作を業とする男。農夫。 こう‐ふ貢賦】 みつぎものと賦税。かかりもの。 こう‐ふ降付カウ‥ 降参してつき従うこと。 こう‐ふ鉱夫クワウ‥ 鉱山で鉱石採掘に従事する労働者。 こう‐ぶ工部】 ①中国で、六部の一つ。営繕・工事に関することをつかさどった官庁。 ②宮内省の唐名。 ③工部省の略。 ⇒こうぶ‐きょう【工部卿】 ⇒こうぶ‐きょく【工部局】 ⇒こうぶ‐しょう【工部省】 ⇒こうぶ‐だいがっこう【工部大学校】 ⇒こうぶ‐びじゅつ‐がっこう【工部美術学校】 こう‐ぶ公武】 公家くげと武家。朝廷と幕府。朝幕。 ⇒こうぶ‐がったい【公武合体】 こう‐ぶ後部】 うしろの部分。「―座席」↔前部 こうぶ洪武】 明の太祖朝の年号。これより一世一元制が確立した。(1368〜1398) ⇒こうぶ‐せん【洪武銭】 ⇒こうぶ‐てい【洪武帝】 こう‐ぶ荒蕪クワウ‥ 土地があれはてて雑草が生い茂っていること。「―地」 こう‐ぶ項部カウ‥ 〔医〕頸部の背側の部分。うなじ。 こう‐ぶ講武カウ‥ 武道を学習すること。 ⇒こうぶ‐しょ【講武所】 ごう‐ふ豪富ガウ‥ おおがねもち。富豪。 こう‐ふう光風クワウ‥ ①雨あがりに光を帯びた草木を吹き渡る風。 ②春光うららかな時に吹く風。 ⇒こうふう‐かい【光風会】 ⇒こうふう‐せいげつ【光風霽月】 こう‐ふう好風カウ‥ よい風景。奥の細道「松島は扶桑第一の―にして」 こう‐ふう恒風】 つねに一定の方向に吹く風。熱帯地方の貿易風、温帯地方の偏西風など。 こう‐ふう皇風クワウ‥ 天子の徳化。 こう‐ふう校風カウ‥ その学校が特色とする気風。スクール‐カラー。 こう‐ふう高風カウ‥ ①すぐれた人柄。 ②けだかい風采。 ③他人の人柄や風采の尊敬語。 ごう‐ふう業風ゴフ‥ 〔仏〕 ①業の力を風にたとえたもの。善業は人を善い所へ、悪業は人を地獄へ吹きやるという。 ②劫末・地獄などに吹く暴風。 こうふう‐かい光風会クワウ‥クワイ 洋画・工芸の美術団体。中沢弘光らが1912年(明治45)に、前年の白馬会解散を承けて設立。 ⇒こう‐ふう【光風】 こうふう‐せいげつ光風霽月クワウ‥ [宋史道学伝一、周敦頤](黄庭堅が周敦頤の人品を評した語)心が高明で執着なく、快活・洒落しゃらくなこと。 ⇒こう‐ふう【光風】 こうぶ‐がったい公武合体】 幕末、従来の幕府独裁政治を修正し、天皇と幕府とを一体化させることで幕藩体制を再編強化しようとした政治路線。尊皇攘夷運動と対立。桜田門外の変後、幕府内では安藤信正ら、雄藩では薩摩藩など様々な勢力が主張した。→公議政体論 ⇒こう‐ぶ【公武】 こう‐ふきょう好不況カウ‥キヤウ 好況と不況。 こうぶ‐きょう工部卿‥キヤウ 工部省の長官。 ⇒こう‐ぶ【工部】 ごう‐ぶぎょう郷奉行ガウ‥ギヤウ 室町時代の職名。料所の租税をつかさどった。 こうぶ‐きょく工部局】 清末以降、上海・天津などの外国租界にあった行政機関。居留各国人および中国人の代表によって組織する市参事会の事務機構。その成立当時は特に租界設定の土木事業に重点を置いた。 ⇒こう‐ぶ【工部】 こうふ‐きん交付金カウ‥ 国または地方公共団体が、事業者などに対し、法令に基づき交付する財政援助金。 ⇒こう‐ふ【交付】 こうふ‐きんばん甲府勤番カフ‥ 江戸幕府の職名。1724年(享保9)設置。老中の支配に属し、甲府城の守備にあたった。これに編入されるのは左遷の意味が強かった。 ⇒こうふ【甲府】 こうふきんばん‐しはい甲府勤番支配カフ‥ 江戸幕府の職名。甲府勤番の長で、土地の訴訟をも裁断。 ⇒こうふ【甲府】 こう‐ふく口腹】 くちとはら。転じて、のみくい。飲食。「―の欲」 こう‐ふく公服】 朝廷に出仕する時に着る礼服。公事くじの時に用いる服。 こう‐ふく光復クワウ‥ ①復興すること。栄光に復すること。 ②日本の植民地であった地域で、日本の支配から解放されたことをさす。 ⇒こうふく‐かい【光復会】 ⇒こうふく‐せつ【光復節】 こう‐ふく幸福カウ‥ 心が満ち足りていること。また、そのさま。しあわせ。「―を祈る」「―に暮らす」「―な人生」 ⇒こうふく‐しゅぎ【幸福主義】 ⇒こうふく‐ついきゅう‐けん【幸福追求権】 こう‐ふく降伏・降服カウ‥くだり伏すること。敗戦を認め敵に服従すること。降参すること。「全面―」→ごうぶく⇒こうふく‐てん【降伏点】 こう‐ふく興復】 衰頽を回復して再興すること。復興。 ごう‐ふく剛愎ガウ‥ (「愎」は、ずぶとい意)強情で人に従わないこと。かたいじ。 ごう‐ふく剛腹ガウ‥ 胆力のすわっていること。度量の大きいこと。「―な人物」 ごう‐ぶく降伏ガウ‥ (呉音)〔仏〕法力を以て仏敵・怨敵・魔障などを降し伏せること。→調伏1㋑ こうふく‐かい光復会クワウ‥クワイ 清末の反満革命の政治団体。指導者は浙江出身の蔡元培さいげんばい・章炳麟しょうへいりん。興中会・華興会と並ぶ革命団体。→中国同盟会⇒こう‐ふく【光復】 こうふく‐じ興福寺】 奈良市にある法相宗の大本山。南都七大寺の一つ。藤原鎌足の遺志により夫人の鏡王女が山城国山科やましなに創建した山階寺やましなでらが起源で、藤原京に移って厩坂寺うまやさかでらと称し、さらに平城京に移されたとされているが、実際には藤原不比等が8世紀初頭に現在の地に開創。以来藤原氏の氏寺、大和国領主として僧兵を擁し、久しく盛大をきわめた。東金堂・南円堂・北円堂・三重塔・五重塔などがあり、貴重な文化財多数を存する。こうぶくじ。→一乗院→大乗院 こうふく‐しゅぎ幸福主義カウ‥ (eudemonism)幸福の実現が人生の究極目的であり善であるとする倫理説。個人の幸福を目指す立場と公共の福祉を目指す立場とがある。快楽主義が感覚的な快楽を求めるのに対し、持続的な精神的な喜びを求める。幸福説。→功利主義⇒こう‐ふく【幸福】 こうふく‐せつ光復節クワウ‥ (朝鮮語kwangbokchŏl)大韓民国の祝日の一つ。8月15日。日本の植民地支配から解放されたことを祝う日。朝鮮民主主義人民共和国では解放記念日。 ⇒こう‐ふく【光復】 こうふく‐ついきゅう‐けん幸福追求権カウ‥キウ‥ 人間の幸福を追求する権利。日本国憲法第13条はこれを確認。自由権の一つであるが、社会保障の権利の根拠として主張されることもある。 →参照条文:日本国憲法第13条 ⇒こう‐ふく【幸福】 こうふく‐てん降伏点カウ‥ 〔理〕物体に加える外力を次第に大きくしていくと、ある点から物体の変形が急速に増加し、応力の変化をほとんど伴わずに永久歪ひずみを生じるようになる。その点での応力の値のこと。 ⇒こう‐ふく【降伏・降服】 こう‐ふくまく後腹膜】 腹腔後壁内の筋肉層と腹膜の間の部位。結合組織で満たされている。腹膜後隙。この部位にある副腎・腎臓などを後腹膜臓器(腹膜後臓器)という。 こう‐ぶくろ香袋カウ‥ 香を入れるふくろ。火打袋に香を入れて持つ習慣にはじまる。底の径3寸、金襴を用い、男は紫、女は赤の組紐をつけるのを例とする。 こうふ‐こうさい交付公債カウ‥ 間接の強制国債で、国家がその負担した債務の現金による履行に代えて交付するもの。国の収入とならない。軍人・軍属の遺族に対する遺族国債など。 ⇒こう‐ふ【交付】 ごうぶ‐さんとうりゅう合武三島流ガフ‥タウリウ 兵学の一派。周防の森重靱負都由ゆきえくによし(1759〜1816)を祖とし、船戦術と砲術とを中心とする。森重流。 こう‐ぶし香附子カウ‥ ハマスゲの塊根を乾燥した生薬。漢方で気鬱症・胃痛・腹痛・月経痛などに用いる。 こうぶ‐しょ講武所カウ‥ 幕末、旗本・御家人に砲術・槍術・剣術・弓術を習得させるために設けた講習所。1854年(安政1)講武場として発足。56年築地鉄砲洲に正式開設。その後神田小川町に移す。66年(慶応2)陸軍所に合併吸収。→軍艦操練所 ⇒こう‐ぶ【講武】 こうぶ‐しょう工部省‥シヤウ 1870年(明治3)鉄道・鉱山・工作・灯台・電信・造船など、殖産興業のための官営事業をつかさどるために創設された中央官庁。85年廃止。 ⇒こう‐ぶ【工部】 こうぶ‐せん洪武銭】 明の太祖が洪武年間に発行した銅銭。日本にも多数輸入され、永楽通宝とともに通用した。洪武通宝。 ⇒こうぶ【洪武】 こうぶ‐だいがっこう工部大学校‥ガクカウ 1871年(明治4)創設の工部省の工学寮を77年改称したもの。86年帝国大学(のち東京帝大)に合併し、帝国大学工科大学となる。 ⇒こう‐ぶ【工部】 ごう‐ぶち格縁ガウ‥ 格天井ごうてんじょうの、各区画を仕切る材。 こう‐ふちょう好不調カウ‥テウ 好調と不調。 こう‐ぶつ公物】 国・公共団体等により、直接に公の用に供せられる個々の有体物。公共用物と公用物とを含む。 こう‐ぶつ功物】 中世、幕府の家人けにんなどが任官するために朝廷に献じた物品。 こう‐ぶつ好物カウ‥ すきな飲食物。また、すきな物事。福沢諭吉、文明論之概略「兼て当人の―なる政治上の事務にも参あずからしめず」。「―の寿司」 こう‐ぶつ肴物カウ‥ 穏座おんざに供する折敷おしきに盛った肴・果物。 こう‐ぶつ貢物】 みつぎもの。こうもつ。 こう‐ぶつ鉱物クワウ‥ 地殻・隕石などを構成する天然の均質な無機物。多くは、固体で一定の原子配列を有し、一定の化学組成をもつ。石英・長石・黄鉄鉱の類。 ⇒こうぶつ‐がく【鉱物学】 ⇒こうぶつせい‐しきそ【鉱物性色素】 こうぶつ‐がく鉱物学クワウ‥ 鉱物の形態・性質・成因・産出状態などを研究する学問。 ⇒こう‐ぶつ【鉱物】 こうぶつせい‐しきそ鉱物性色素クワウ‥ 鉱物を成分とした色素。緑青ろくしょう・代赭たいしゃの類。 ⇒こう‐ぶつ【鉱物】 こうぶ‐てい洪武帝】 明の太祖、朱元璋しゅげんしょうの称。 ⇒こうぶ【洪武】 こうぶ‐てい光武帝クワウ‥ 後漢の始祖、劉秀りゅうしゅうの諡号しごうこうぶ‐びじゅつ‐がっこう工部美術学校‥ガクカウ 日本最初の官立美術学校。工部省工学寮付属として、1876年(明治9)東京虎ノ門に開設。イタリアより画家フォンタネージ・彫刻家ラグーザ・建築家カペレッティを招き、ヨーロッパ美術の技法などを教授。浅井忠ちゅう・小山正太郎らが学ぶ。83年廃校。 ⇒こう‐ぶ【工部】 こうふ‐ぼんち甲府盆地カフ‥ 山梨県中部にある盆地。釜無川・笛吹川などによる複合扇状地。葡萄・桃の果樹栽培が盛ん。 ⇒こうふ【甲府】 こう‐ふよう高芙蓉カウ‥ 江戸中期の文人・篆刻てんこく家。本姓、大島。名は孟彪もうひょう。字は孺皮じゅひ。甲斐生れ。京都に出て池大雅らと親交。篆刻で知られ「印聖」と称された。妻の来禽も花鳥画家として名高い。(1722〜1784) ⇒こう【高】 こうぶりカウブリ (カガフリの音便) ①かんむり。源氏物語紅葉賀「―などうちゆがめて」 ②位階。敏達紀「高き爵こうぶりを賜はらむ」 ③特に、五位に叙せられること。叙爵。源氏物語若紫「蔵人より今年―得たるなりけり」 ④元服してはじめて冠をつけること。ういこうぶり。仲哀紀「朕未だ―に逮いたらずして」 ⑤年爵ねんしゃく。栄華物語玉の村菊「上の御前の…よろづのつかさ―を得させ給ひなどして」 ⇒こうぶり‐のうし【冠直衣】 ⇒こうぶり‐の‐お【冠の緒】 ⇒冠を掛く こうぶり‐のうし冠直衣カウブリナホシ ⇒かんむりのうし⇒こうぶり【冠】 こうぶり‐の‐お冠の緒カウブリ‥ヲ (→)おいかけのこと。 ⇒こうぶり【冠】

広辞苑 ページ 6773 での○強張強くして家を倒す単語。